俺のヒーローアカデミア〜転生したらスパイディだった件〜   作:青青

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これにて合宿編終了です。


三日目・完終

「Gaaaaaaaaaaa!!!」

 

真っ黒のまるで目の前に居る敵(・)のような姿になった叢雲と腕を巨大な刀に変えたカーネイジが死闘を繰り広げている。

 

黒に染っている腕をカーネイジに切られるが、切られた傷から同じ色の粘液が腕を包み込み怪我を無かったことにしている。

 

「テメェ、そりゃあもう虫の個性じゃあねぇぞ!聞こえちゃあいねぇだろうがな!」

 

ついさっきまで蹂躙されていた叢雲が今度はこちらの番と言わんばかりの勢いで攻めていく。

攻めの勢いが増せば増すほど真っ黒の粘液が溢れ出て、体に纏われていく。

 

「お前、そりゃあ俺のパクリか?だとしたら、下手くそにも程があるなぁ!?」

 

敵が、カーネイジが自らそういう程見た目が変わった叢雲。

その見た目はまるでカーネイジを真っ黒に染め上げたかのようになっている。

 

「GRAAAAAAAAAAAA!!!!!」

 

その姿は正しく理性を失った獣。

しかし、その力はカーネイジを圧倒していた。

 

「クソがァ!!!!」

 

カーネイジは身体全体を針山のようにして叢雲へと突っ込んでいく。

しかし、まるで針なんてそこに無いかのように拳を突き入れる叢雲。

針に貫かれた拳は傷が出来た傍から治っていく。

 

「クソ、が...」

 

カーネイジは叢雲の拳により意識を失う。

それと同時にカーネイジの体に纏われていた赤黒い粘液は溶けて無くなっていく。

そのせいでカーネイジの中身である人間の姿が現れていく。

しかし、理性を失っている叢雲はそれを殴ろうと飛びかかってしまう。

 

「Gaaaaaaaaaaax!!!!」

 

と拳を振りかぶった瞬間、ガァァン!!!

 

と鉄と鉄が打ち合う音が響き渡る。

その音がきっかけなのか、叢雲を覆っていた黒の粘液は全て叢雲の身体の中へと入っていった。

 

「ふぅ、良かったぜ。コイツが人を殺す前にそれを止められて。しかし、まぁ俺の拳を打ち合う音で八手の意思が無くなるとは思わなかったがな。」

 

またも鉄哲に助けられている叢雲であった。

 

 

ーーーーーー

 

『いい力だったであろう?』

 

お前!!聞いてないぞ!!俺の体が乗っ取られるなんて!!

 

『言ったであろう。それは悪の力、いわばお前にとっての猛毒なのだ。お前が個性伸ばしにより出せるようになった猛毒なのさ。』

 

俺の個性...?

 

『そうだ、まぁ、俺がその猛毒の人格...と言っても過言ではないが。』

 

なんだと?!

 

『精神世界ではお前の性格に引き摺られてお前よりの人格だがな。お前がいきなり俺を認識出来るようになったのもそういう事だ。』

 

成程。そういう事か。取り敢えずお前は当分出てくるな。

 

『フン、別に構わんが。お前は直ぐに俺を頼ることになるだろう。』

 

そんな事にはならねぇ!

 

ーーーーーー

 

 

そして俺は、目覚めた。

 

起きたらそこは、病室だった。

 

ヴェノムどうする?

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