コードギアス Hope and blue sunrise   作:赤耳亀

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episode30 Red arrow

「オラァッッ!くらえっ!!」

 

リョウの専用機、牙鉄が左前腕に装備された鉤爪状の三本のMVSを振るう。ヴィンセント・グリンダの一機を撃墜し、さらに突っ込んできた別のヴィンセントを右腕のルミナスコーンで貫いた。

 

「ハッ!ラクシャータの奴分かってやがるな!やっぱり俺には近接戦闘が性に合ってるぜ!」

 

暴れまわるリョウと牙鉄であったが、同時にそれなりの実力を持つパイロットと認識された事で、周囲にはヴィンセント・グリンダが集まりつつあった。

 

「今だ!やれ!」

 

そのさらに外側から、アシュレイを中心としたアシュラ隊の面々がジャッジメントでヴィンセントを撃墜してゆく。なんとか体勢を立て直そうとしたグリンダ騎士団は、ランスロット・グレイルを前面に押し立てて再度進撃を開始した。

 

「私に続け!包囲を突破するわよ!」

 

シュロッター鋼ソードを抜いてアシュラ隊へと向かうグレイル。だがその斬撃を、アレクサンダ・リベルテが受け止めた。

 

「ここは、通さない。」

 

グレイルを押し返そうとするアキトであったが、その直後にグランベリーから砲撃が行われた。ギリギリでそれを避けたリベルテであったが、グランベリーには狙撃用と思われるナイトメアの姿が見えた。グレイルと闘いながら狙撃を避け続けるのは、アキトの腕をもってしても至難の技である。

 

「当たらないか…だが、これならどうかな!?」

 

狙撃用ナイトメアであるゼットランド。そのパイロットであるティンク・ロックハートがリベルテを眺めながら口にした。ゼットランドはその機体において最大火力を誇るメガハイドロランチャーを構え、再びリベルテに向けて砲撃を行った。

 

「チィッ…!」

 

それも何とか躱したアキトであったが、退避先にはグレイルが待ち構えていた。シュロッター鋼ソードとハーケンを駆使した攻撃により、リベルテは徐々に追い詰められてゆく。

 

「アキトッ!」

 

アヤノがアキトの救援に入ろうとするが、彼女が搭乗するアレクサンダの目の前に、ブラッドフォードが割り込んでいた。

 

「邪魔するな!」

 

専用武器、オーガス・ロングレイをブラッドフォードに叩き込む。ブラッドフォードはそれをそれをデュアルアームズで受け止めると、すぐに斬撃を返した。

 

「こっちの台詞ですよ!鬱陶しいなぁ!」

 

レオンハルトが操縦するブラッドフォードの猛攻に押され、アキトのリベルテから遠ざかるアヤノが騎乗するアレクサンダ。そこへ、ビルとビルの隙間から狙撃用のリニアライフルを構えた、ユキヤが騎乗するアレクサンダから通信が入った。

 

「アヤノ、もう少し下がって。」

 

ユキヤの言葉に従ってアレクサンダを下げるアヤノ。追おうとするブラッドフォードを、リニアライフルの照準が捉えていた。

 

「ごめんね、仕事だから。」

 

しかしその直後、ユキヤが騎乗するアレクサンダの周囲を複数のヴィンセントが囲んだ。

 

「な…なんで…!?」

 

慌ててアレクサンダをインセクトモードへと変形させ、その場からの逃走を図るユキヤ。しかしヴィンセントは全機がフロートを装備しており、アレクサンダの三次元的な動きにも難なくついてくる。

 

「数が多すぎる…クソッ!よっぽど索敵に優れた奴がいるみたいだね…。」

 

ユキヤの予想通りグランベリーの真下にあるビルの屋上から、シェフィールドが索敵を行いつつ全体の援護を行っていた。

 

「隠れたってムッダだよ~!このシェフィールドから逃げれるなんてムリムリ!」

 

ソキアが騎乗するシェフィールドが敵の位置を炙り出し、グリンダ騎士団各機がそれを囲んで殲滅に当たる。兵数の違いに加え、情報面でも劣っている特務隊の面々は明らかに追い込まれつつあった。だがそのグリンダ騎士団の中央を突破し、グランベリーに突撃をかける機体をシェフィールドが捉える。

 

「ヤバッ!オズ、あの機体を止めて!」

 

その機体、ヴィンセント・アソールトはゼットランドからの砲撃をまるで幽霊であるかのように躱してゆく。慌てて後を追ったグレイルやヴィンセント・グリンダの姿を確認すると、ルーンはグランベリーの前を素通りした。

 

「何をっ…!」

 

行動の意図を図りかねて戸惑うオルドリンの前で、アソールトは振り返って両肩の砲口を開くと、一かたまりになっていたグレイルやヴィンセント・グリンダに向けてハドロン砲を放った。

 

「これで、少しは数が減ったかしら?」

 

先頭にいたオルドリンは咄嗟に反応出来たものの、その後ろに続いていたヴィンセント部隊は大半がハドロン砲の直撃を受けて爆散するか、地上へと墜落していった。その光景を見て、オルドリンは歯を食いしばってアソールトを睨み付ける。それとほぼ同時に何かに気付いたレオンハルトが、ブラッドフォードを蜃気楼の方角へと駆けさせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手足が自由になったことで後退する蜃気楼。その蜃気楼を守るように、赤い翼を煌めかせながら紅蓮聖天八極式がパーシヴァルの前に現れる。その後ろを、ブラッドフォードが高速で通り過ぎていった。

 

「先日はどうも。ブリタニアの吸血鬼さん。」

 

「カレンか!?」

 

変わり果てた紅蓮の姿に、ルルーシュは驚きをかくせないでいた。ただ同時に、不意打ちとはいえヴィンセント四機を秒殺したその紅蓮が、明らかに以前のスペックを大幅に上回っていることも理解できていた。

 

「ゼロ!親衛隊隊長紅月カレン、只今をもって戦線に復帰しました!」

 

その光景を斑鳩から眺めていたラクシャータは、紅蓮の姿を見て怒りの言葉を口にする。

 

「プリン伯爵と、あれはセシルのエナジーウイングかい!?あいつら勝手にあたしの紅蓮を…!!」

 

その紅蓮に向かって、パーシヴァルがシールドからミサイルを放つ。しかし紅蓮はそれを軽々と避け、ハーケン式になった右腕をパーシヴァルに向けて射出した。

 

「おぉっとぉ。」

 

しかしルキアーノは、付近にいたヴィンセント・ウォードを盾にすることでそれを防ぐ。紅蓮はそのまま輻射波動砲弾を放ち、周囲を囲もうとしていた多数のナイトメアを撃墜した。

 

「イレブンよ。戦場の真実を知っているか?日常で人を殺せば罪になるが、戦場ならば殺した数だけ英雄となる。」

 

「ふぅん…ブリタニアの吸血鬼さんは英雄になりたい訳?」

 

盾を構え、ルミナスコーンを紅蓮に向けながら言葉を放つルキアーノに、カレンは質問を返した。

 

「いいや、公に人の大事なモノを、命を奪えるとは最高じゃないかって話さ。」

 

「あんたさぁ…ちょっと下品だよ!」

 

右腕にエネルギーをチャージし、輻射波動を手裏剣のように放つ紅蓮。パーシヴァルは盾を犠牲にすることでなんとか防ぎ、ルミナスコーンを突き込んだ。

 

「これでぇ!!」

 

しかし、その一撃は紅蓮が左手に持つMVSで防がれ、あまつさえルミナスコーンも根本から破壊されてしまった。

 

「通じないよ!」

 

「いいや、これで間合いは詰まった。」

 

ルキアーノの言葉と同時に、パーシヴァルの頭部の角が突如として紅蓮の方へ向き、スラッシュハーケンとして射出された。しかしそれに対してもカレンは落ち着いて対応し、MVSの柄頭で絡めとった。

 

「何っ!?」

 

止められることを予測していなかったルキアーノは驚きのあまり一瞬硬直する。そのスキに、紅蓮の右手がパーシヴァルの頭部を掴んでいた。

 

「質問。あなたの大事なモノは何?自分の命だけなの?」

 

「脅しのつもりかイレブンがぁ!!」

 

最後まで態度と考えを変えないルキアーノ。何をしても彼は止まらない、それを理解したカレンは輻射波動を照射した。

 

「…さようなら。」

 

「…奪われる!私の命が…このサルがああぁぁぁっ!!」

 

ルキアーノが言い切る前に、パーシヴァルは爆散した。

 

「よくやったカレン!あとは政庁に戻りナナリーを…」

 

「そうはさせない!」

 

紅蓮と蜃気楼に向け、飛来してきたのはランスロットだ。スザクはルキアーノが敗北したのを見ると、すぐに彼らの元へ向かっていたのだ。

 

「カレン、退くんだ!」

 

スザクはハドロンブラスターを起動し、紅蓮に向けて放つ。

 

「退けないよスザク!」

 

しかし紅蓮は右手の輻射波動で、難なくハドロンブラスターを止めてみせた。ランスロットには、ハドロンブラスターを超える威力の武器はない。その為にスザクは、紅蓮が出力で大幅にランスロットを上回っているということを理解させられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロイドさん!!バーディクトの出撃準備を!!」

 

ボロボロのランスロット・クラブでアヴァロンに飛び込んだアドニスは、格納庫に迎えに来ていたロイドに向けて声を放った。

 

「だけどアドニス君、バーディクトはまだ動作確認も終わってないんだよ。建造が終わっただけで…」

 

「動作確認は出撃しながらやります!!とにかく動けばいい!早くしないとノネットが!!」

 

言いながらランスロット・クラブから降り、ロイドに詰め寄るアドニス。彼の必死の形相に後退り、根負けしたようにため息を吐くと、ロイドはアドニスにキーを差し出した。

 

「……分かったよ。だけど、無理はさせないでね。」

 

「…ありがとうございます!」

 

アドニスはキーを受け取ると、すぐにコックピットに乗り込み、バーディクトを起動した。

 

「ロイドさん、離れていて下さい。ランスロット・クラブ・バーディクト、発艦します!!」

 

アドニスの言葉と同時に、バーディクトは翼を広げてアヴァロンから飛び立っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カレン、やっぱりシュタットフェルトの名前より、紅月を選んだ訳か。」

 

ギルフォードと闘いながら、ジノが語りかける。彼は本心ではカレンに寝返ってほしいと願っていたのだが、それが不可能になったことは今の状況を見れば一目瞭然である。

 

「そうね。だからジノ、戦場で会えたことを喜ぶべきかしら?悲しむべきかしら?」

 

「フッ…楽しむべきってのはどうだい!?」

 

一個人として以上にカレンを気に入っているジノは、スザクの後は自分が闘うことを前提とした言葉を返した。

 

「スザク!カレンとの決着は残しておいてくれよ!」

 

「だってさ、スザク!」

 

二人の言葉に、スザクは余裕のない表情で返答する。カレンの身体能力は身をもって体感しており、紅蓮聖天八極式のスペックは、自身の騎乗するランスロット・コンクエスターを遥かに上回っているからだ。

 

「すまない、ジノ。そんな余裕が許される相手ではなさそうだ。」

 

ランスロットがMVSを抜く。それに合わせて、紅蓮も右腕を構えた。

ハドロンブラスターを放ちながら、距離を詰めるスザク。だが紅蓮がそれをいとも簡単に防ぎ、反応できない程のスピードで周囲を飛び回って撹乱する。

 

「近接戦闘に持ち込もうにも…!」

 

『スザク!あなたの相手はカレンじゃない!ゼロでしょ!』

 

アヴァロンにいるニーナからスザクへ通信が入るが、彼女に返答する余裕さえ今は無かった。一方、ルルーシュの元へも政庁にいる咲世子から通信が入っていた。

 

『ゼロ様、総督を発見しました!ロロ様はナイトメアを鹵獲した後、こちらの護衛につくとのことですが…』

 

「分かった、これで勝利条件は揃った。カレン!一気にスザクを討て!そうすれば邪魔者はいなくなる!」

 

「はい!」

 

ゼロの命令を受け、一瞬でランスロットとの距離を詰める紅蓮。手裏剣状の輻射波動で、ハドロンブラスターを真っ二つにする。

 

「ち、違いすぎる…マシンポテンシャルが…」

 

絶望しかかるスザクだが、紅蓮はそれに構うことなく右腕を射出してきた。ブレイズルミナスを展開して受け止めたものの、そのブレイズルミナスごと右腕を破壊され、その勢いで後退しつつ左腕で飛ばされたMVSを掴む。

 

『撃ってよスザク!フレイヤなら!』

 

ニーナが開発した新型核兵器、フレイヤ。確かにそれを使えば逆転は可能だ。但しそれは、多大な犠牲を強いることになる。それを理解しているスザクは、ニーナの言葉を否定した。

 

「ダメだ、これはあくまで脅し…使ってしまったら…」

 

MVSを振り下ろし、その勢いで蹴りを放つスザク。だがその左脚も、紅蓮に斬り落とされてしまった。

 

「さようなら、スザク。」

 

紅蓮が右手を掲げ、輻射波動を起動させる。それを見たルルーシュが、改めてカレンに命令を下した。

 

「殺せ!!スザクを!!」

 

『撃ってよフレイヤを!あなたも助かるのに!!』

 

ニーナが必死にすがるが、スザクがそれに答えることは無かった。

 

(でも、それだけは…例えここで死ぬとしても…!)

 

スザクの前には、右腕を突き出して向かってくる紅蓮の姿があった。それを見た彼は、一つの答えを導きだした。

 

(そうだ、これが償いなんだ。受け入れるしかない…ここで、俺は…)

 

死を覚悟したスザク。しかし皮肉にもその覚悟によって、以前式根島でゼロにかけられた 生きろ というギアスが発動した。そのギアスによって、スザクの覚悟が塗り替えられる。

 

「お、俺は、生きる!」

 

紅蓮の一撃を右脚を犠牲にすることで回避する。そして腰部から銃を取り出し、紅蓮に向けて撃った。

その弾丸、フレイヤを紅蓮が避けたことで、フレイヤは政庁に向かって飛び、その途中で爆発を開始した。

 

 

 

「ここまで差があると、勝負にすらならんな!!」

 

振り下ろされるMVSをなんとか受け流したノネットとラモラック。しかしすでに両足はなく、頭部も一部破損していた。

 

「ノネット・エニアグラム、悪いがこちらもあまり時間をかけていられない。次で決めさせて貰うぞ!」

 

ラモラックの前から一瞬で移動し、背後に回る蒼焔。ノネットがそれに気付いたときには、すでに右腕のMVSが突き込まれようとしていた。

 

「くっ…ここまでか…」

 

しかし蒼焔とラモラックの間に割り込んで、その一撃を止めた機体があった。その機体は背部にエナジーウイングを備え、蒼焔の一撃を受けても押し込まれない。それは、間一髪でアドニスがノネットの救出に成功したということであった。

 

「…待たせたな、ライディース・リオ・ブリタニア。ここからが、本当の勝負だ!!」

 

蒼焔のMVSを弾き返したランスロット・クラブ・バーディクト。両機が体勢を立て直した直後、戦場を目映い光が襲った。

 

 

 

 

 

 

「これは、フレイヤか?…退け!全軍後退!!」

 

グラストンナイツのクラウディオの命令で、ブリタニア側の全軍が慌てたように撤退を開始し、グリンダ騎士団も同時に全軍が後退を開始している。

その様子を見た千葉は、不審に思いながらも自軍へ撤退の命令を下した。

 

「…我が軍も下がるぞ!朝比奈、聞こえているか!?政庁から離れろ、朝比奈!」

 

「まさか、あれがスザクの言っていた?

──はっ…!!ナナリイイィィィ!!」

 

ルルーシュの叫び声と同時に、フレイヤが爆発する。その光は、ナナリーがいるはずの政庁を容易く消し去ってゆく。

 

「藤堂さん!僕は…!!」

 

逃げ遅れ、爆発に巻き込まれることを確信した朝比奈。しかしその暁の腕に、スラッシュハーケンが巻き付いた。

 

「早く空へ!!急いで!!」

 

スラッシュハーケンを巻き取りながら朝比奈に告げるルーン。彼女のヴィンセント・アソールトを、蒼焔が右手で掴んで後退していた。左手にはユキヤが騎乗するアレクサンダを掴み、さらには左前腕から伸びるハーケンで牙鉄を引き寄せている。

 

「姫様、お逃げ下さい!姫様あぁぁ!」

 

茫然自失となりながら、フラフラと政庁に向かう蜃気楼を、ギルフォードが押し留める。その勢いのままに蜃気楼を押し返すと、ヴィンセントは徐々に光にのまれていった。

 

「姫様、生きて下さい!生きて…」

 

そこでヴィンセントからの通信は途絶えた。直後にその光は収束し、真空となった中心部に向けて突風が吹き荒れる。斑鳩やナイトメア部隊もその突風により、必死に体勢を維持するのがやっとであった。

 

その突風が収まった直後、ロロの元へゼロから通信が入る。

 

「ロロ、ナナリーと話をさせてくれないか?咲世子に繋がらなくってさ…」

 

「あの、兄さん…間に合わなかったんだ。ナナリーは、あの光の中に…」

 

「そんな事を聞いているんじゃないんだ。ナナリーと話したいだけなんだよ。」

 

ルルーシュの様子に、ロロは戸惑いながら言葉を返した。

 

「でも、ナナリーは死んだんだ!死んだんだよ兄さん!」

 

「嘘をつくな!!!」

 

ルルーシュの叫びに、ロロは言葉を失う。だがルルーシュはそんなロロの様子に気付いた様子もなく、虚ろな声で再びナナリーを求めた。

 

「なぁ、ロロ…ほんの少しでいいんだ。ナナリーと、話をさせてくれ…」

 




ランスロット・クラブ・バーディクト
全高5.31メートル
重量8.15トン
エナジーウイングは紅蓮聖天八極式と同じく片方の翼に4枚のブレイズルミナスが装備され、ランスロット・クラブから全体のデザインが見直されている。ランスロット・アルビオンと比較してやや細身で、機動力を重視するアドニスの為に軽量化が図られている。なお、ブレイズルミナスのカラーリングはブルー。
MVSは超高出力化し、全体の出力も格段に上昇させられた。可変型ヴァリスはスーパーヴァリスとなり、通常モード、狙撃モード、ハドロンモードの使い分けが可能

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