ダンボール戦記~Gの力を持った転生者~   作:クレナイハルハ

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疑いの目

深海セイカside

 

深夜、俺は家の機材でエクシアリペア版のGNソード改を製作していた。

そろそろ、原作のストーリーでいう海道邸への潜入がある。

現在所有のエクシアは、ガンダム00初期の物で刹那・F・セイエイがダブルオーガンダムに搭乗する前の状態だ。神谷重厚への潜入を考えて製作したのだが、俺が倒れた結果使われることはなかった。

石森ルナの保護(誘拐とも言うが)に使われることになった……そして海道邸への潜入にもエクシアを使う予定だ。

海道邸には海道 義光の所有するLBX『月光丸』がいる。奴のLBXプレイヤーとしてのLBX操作技術も必殺ファンクション『月華乱舞』には厳重に備えなければならない。ゲームでも負けイベントとして登場する程の強さだ。

故にエクシアを強化する案を考えた。

まず第一案、エクシアを改造しタブルオーガンダムにする。これは時間が足りないから不可能であり次の案として考えたのはアヴァランチ装備を製作しアヴァランチエクシアへの改造、又はデヴァイズバックパックとプロトGNラスターソードを製作しデヴァイズエクシアへと改造する案だが、これも時間が足りない。

トレミーの中の機材ならば作れた可能性はあるが家だと難しい。

いっそのこと、アストレアやダブルオーダイバーに改造しようか考えたが保留だ。もし作るとしてもダブルオーを作った後だろう。

そこで僅かでも強化する案をと考えたのが、このGNソード改の製作だ。わからない人に簡単に説明すると、ガンダム00二期の最終回で刹那が搭乗していたガンダムエクシア。ガンダムエクシアリペアIIの装備していたGNソードだ。

GNソード改は、エクシアの持つGNソードとは違いエクシアリペアⅢと同様に刃の部分が新素材となっており溶断能力が大幅に上昇している。

故にこれを製作するだけでも、戦力は大きく上昇するはずだ。これと既存のGNロング&ショートソード、そしてGNビームサーベルを合わせた七つの剣があればきっと切り抜ける事が出来るだろう………いや、切り開いて見せる。

ふと、CCMが震え通知の確認をするとトレミーのハロからの報告が入っていた。どうやら石森ルナの体を直す手術が完了したらしい。

手術の時間は今世の物より長い事を想像していたが無事三時間で終わったようだな、成功したようで良かった。

そう思いながら同時進行で製作していた彼女に使って貰う予定である一機のLBXを見つめる。

LBX、いやこのガンダムに施された武装を使うための補助AIは既に製作を終えCCMにインプット済みだ。

このLBXを入れる為に購入したケースを開き、そこに見慣れたツインアイでどこか女性的なフォルムのLBXをケースの溝に埋め込み動いて傷付かない事を確認、最初に装備させるライフルを凹んだ溝に入れ込む。そしてその横に白を基調としたボディに水色で斜めに『GUND-ARM』と掘られているダンボール戦機Wの大空ヒロと同じようなCCMをセットし、ケースの蓋を閉じる。そういえば遠距離でLBXの操作を可能にするコントロールポット擬きの製作をハロに頼んだままだった。

明日あたりに、いや今日の内にこれを渡しにプトレマイオスに行きたい。

原作キャラである山野バン達がいつ行動するか分からないし、山野バン達が参加するアングラビシダスは恐らく1日で終わる筈だ。なら時間を惜しんでいる暇はない、今からでもトレミーにいかないと。

だが、石森ルナは手術を終えたばかりでリハビリが必要だ。念のためハロを通して連絡して彼女に連絡して今からLBXの操作の練習を行うことは可能かどうか聞いた方が良いな。

CCMを操作してメールを送信する、その間にLBXの製作とGNソード改の製作に使った器具を片付ける。

すると、CCMにメールが届いた事を知らせる通知音が鳴った。即座にメールを確認すると、ハロを通して石森ルナがうちこんだのであろうメッセージが書かれていた。

 

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From:プトレマイオスII,ハロ03

──────────────────────

石森ルナです。

本当にありがとうございます、こんな風にベッドから降りて、手すりや杖無しで歩いたり走ったり出来るなんて夢みたいです。

LBX操作の練習は大丈夫です、出来ます。

やらせてください、私の体を治して貰った恩もありますが、何より私もお姉ちゃんを止める作戦に参加したいんです。

 

──────────────────────

 

「スパルタになるな」

 

海道邸にへの潜入は勿論だけど、海道義光とのバトルは付け焼き刃でどうにか成るようなものじゃない。

早く彼女にはこのLBXとCCMを届けないと、もしもの時は徹夜になる。明日の学校の準備の終えた鞄を持ちLBXの入ったケースを持った俺は家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、テロリスト対策組織シーカ本部には山野バンをはじめとした原作キャラ達が勢揃いし海道邸への潜入作戦の準備を進めていた。

 

そんな中で山野バンは郷田やミカ、リュウに郷田三人集である矢沢リコ、鹿野ギンジ、亀山テツオが宇崎拓也にLBXの操作に優れた子どもとしてシーカーにスカウトされたと言う話を聞き、ひとつの疑問が浮かんでいた。

 

「あの、拓也さん」

 

「なんだ?」

 

「LBXに優れた人をスカウトしてるなら、なんでセイカをスカウトしないんですか?」

 

「それは……」

 

バンの言葉に拓也は思わず言葉を濁した。

 

「確かに、セイカがいないのは可笑しいわね」

 

「セイカの奴、カマエルに一人で参加して優勝しめんだろ?何でシーカーに選ばれてないんだ?」

 

バンの言葉にアミやカズが首をかしげる中、郷田ハンゾウやミカも同じく彼がこの場にいない事に疑問を感じていた。宇崎拓也からのスカウトの際に二人とも深海セイカの事をシーカーに推薦していたからだ。

そんなみんなの様子を見ていた宇崎拓也は檜山 蓮方を見るとゆっくりと頷いたのを確認し口を開いた。

 

「みんな、少し話がある。聞いてくれ」

 

宇崎拓也の言葉にバン達は静かに彼の言葉を待つ、宇崎拓也の顔は真剣そのものであったからこそ、バン達は新たにイノベーター達の情報が入ったのかと考えていた。

 

「君たちに今後、シーカーとして活動するなかで警戒して欲しい人物がいる」

 

「警戒して欲しい人物?」

 

「ひょっとして、前に言ってたイノベーターからの刺客って奴の事か?」

 

警戒した方が良い人物と聞き、先程までの話に何が関係するのか首をかしげるバン。一方でイノベーターからの刺客について聞かされていたことを思い出したカズがそう聞くと宇崎拓也は頷いた。

 

「その通りだ、その人物だが恐らくみんなも知っていると思う。君たちは今後、深海セイカと接触する際は可能な限りシーカーとして活動する内容を話さないようにして貰いたい」

 

その言葉に全員が何故だと感じるなか、宇崎拓也の話を引き継ぐように檜山蓮が口を開いた。

 

「オレ達は深海セイカがイノベーターからの刺客である可能性が高いと考えている」

 

その言葉にその場にいた全員が驚きの表情を浮かべた。そしてそんな全員よりも狼狽した様子を見せたのは三影ミカであった。

 

「な、何でセイカが!」

 

「君たちが疑問に思うのも分かる、だが深海セイカのこれまでの行動やLBXに関してが怪しすぎるんだ」

 

「バン、カズ、アミ。君たちは大統領の暗殺を阻止した時の事を覚えているか?」

 

「忘れるわけないじゃない」

 

「確かにな、ハンターの初陣だし」

 

「予定されてたパレードの時間が早まって大変だったな」

 

思い出すように話すバンやミカ、カズの様子を見たみんなはそんなことがあったのかと驚愕の表情を見せる。

 

「でも、それとセイカに何の関係が?」

 

「パレードの前日、君たちがブルーキャッツ出た後に深海セイカが来店し俺たちに()()()()()()()()()()()()()()()と話して店を出た。」

 

「え……?」

 

「確かパレードが早まったのが分かったのって当日の筈よ!?」

 

「何故俺たちにそんな情報を漏らしたのかわからない、そして彼の持つLBXだが調べたところ販売されていない事が分かった。恐らくだがアキレスやハンターのようにオリジナルの可能性がある。この点もイノベーターからの技術提供があるのなら納得できる。」

 

「違う、セイカは一人で作ってた!技術提供なんてされてない、図面も全部自分で作ってた!」

 

「ミカ、君の考えることも分かるし、我々もあくまでも可能性があると考えているだけだ。」

 

セイカがイノベーターの刺客なのではないかと言う疑いに、まるで自分のことのように必死に否定するミカの様子に、バンやアミ達は静かに驚いていた。

常にクールな彼女がここまで狼狽した姿なんて、見せたことなど無かったからである。

 

「あくまでも、深海セイカの前でシーカーの事を話さなければ良い。さて、そろそろ海道邸への潜入作戦について話そうか」

 

檜山蓮の言葉に全員が切り替え、海道邸への作戦について考えている中でミカだけがセイカがイノベーターだと疑われている件を引きずっていた。

 

 

 





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お待ちしています

……ビルド系の機体ってありですかね?

三影ミカにLBXをプレゼントするか?

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