転生してから結構な時が流れ、俺は小学校を無事卒業した
あのいじめっ子に関してのニュースはミソラ周辺の町に新聞で大きな記事となった
その事が親にも伝わり、パソコンに心配のメールが来たが大丈夫なことを伝えた
元々、転生したのが小学校6年生後半だった為に卒業まで長かった
原作は中学1年生の時だ、それに向けて
注文した材料と工具と機械を使い、ガンダム型スケルトン、試行錯誤を繰り返しアーマーフレームならぬガンダムフレーム『ガンダムバルバトス第4形態』とその武装であるメイス、滑空砲を製作した
メイスは持ち、滑空砲はバックパックに携帯
コアスケルトンからアーマーフレームまで総て手作りだ
大会とかだとずるいかもしれないが、そこは仕方ない
レア物のLBXだと思って貰えばいい
コアスケルトンに入ったCPUやモーターは最新の物を用意した
総てを一から作り出すのは凄く大変だった
でもバックパックがあるから原作キャラやデクー相手に有利に立ち回れるはずだ
そして、今はいわゆる春休み
毎日俺はLBX製作に時間を当てることが出来る
家事はどうしてるかって?
これでも自炊はできるんだけどさ
開発に熱中して1日一食とか、なにも食べない時あったんだけど
何故か毎日ミカが来て作ってくれる、何でそこまでしてくれるんだろう?
記憶通りなら友達だったよね?
彼女とかでも無いのに、何で?
取り敢えず、今日はミカも用事とやらで来ない
なので今からミソラ二中の見学。
と言う建前で本来の目的は二つある
1つ目はミソラ二中学校の校舎の構造、配置の把握
2つ目はLBXでのスラムへの潜入経路の探索だ
僕の作ったガンダム型LBXはシンクロすれば、劇中の用な特殊なシステムを使用しなくても遠距離でも動かせるし、空を飛ぶのも可能だ
探索には製作した『バルバトス第4形態』を連れていくからバルバトスを使って探索する予定だ
スラムに入ることでバトルする可能性があるが、何度かテストプレイ時にバルバトスの戦い方を出来るだけ再現して見たので大丈夫だろう
アタックファンクションはまだ発現していないが
俺はリュックにバルバトス第4形態とCCMを入れて家を出た
ミソラ二中についた、ゲーム等でスラムへの行き方は覚えている
先程、職員室に見学に来たと言うとミソラ二中の地図を渡された。
あと体育館裏のスラムには行かないよう
職員室の先生が話していたのを聞いた限り、郷田ハンゾウ、郷田三人衆は既にスラムにいるらしい
劇中通り、余程の問題児らしいな
まず校舎内を見回る、先生の話だと俺の他に3人が見学に来てるらしい
見学者の欄に原作キャラである『山野バン』『川村アミ』『青島カズヤ』の名前があった
仕方ない、予定を変更して最初にスラムを探索するか
外に出て、体育館裏に入る
出来るだけ自分の気配を消して奥の方へ進む
LBXの通れそうな隙間や潜伏出来そうな場所
そして原作でバン達が三人衆に襲われた場所の見える場所にたどり着いた
まず、ここでリュウのLBXブルドの破壊を阻止するための潜伏、狙撃ポイントを探すか
「見てきて、バルバトス」
そう言ってCCMを操作するとバルバトスのツインアイが光りゴミ箱の裏へと移動を始める
続いてバックパックで上空へと飛び上がり屋上に立つ
「うん、ここなら大丈夫だな」
狙撃ポイントはあのゴミ箱の裏か建物の屋上だ
CCMを操作してバルバトスを手元に戻す、バルバトスをリュックに戻そうと
「誰だ!」
「ッ!?」
とっさに距離を取って、声のした方を見ると
長い学ランに木刀を持った、原作と変わらない格好の郷田ハンゾウと郷田三人衆の矢沢リコ、亀山テツオ、鹿野ギンジが先程通ってきた道に立っていた
すっかり郷田達がこの中にいると思っていたが違ったみたいだな
くそ、そうそうバルバトスを使うわけには行かないってのに
「なんだお前?見ない顔だな」
「ここはあんたのような子供が来る所じゃないんだけどねぇ………それにしてもあの顔はどっかで」
「お前、さっきからいろんな場所を見てたよなぁ?」
ギンジにはもうバレていたのか
原作キャラにあってでも校舎内の探索を優先するべきだったか
「こんなところで一体何をしているんでごわす」
「………………」
黙りつつ、バレないようゆっくりとバルバトスをリュックに入れる
このまま、どうにが逃げれば……
「お前、今リュックの中に何か入れただろ」
そう言って郷田ハンゾウは俺に木刀を向ける
くそ、本来ならバンたち原作キャラへのフェイクとして使うはずだったのに
俺は諦めて、バルバトスを持った手をリュックから出した
「何だそのLBX、新型か?」
「見たことがないアーマーフレームね」
「新刊の情報にはこんなこと書いてなかったでごわすが」
「つまりレア物って事かよ」
「お前、バトルしろよ。俺が勝てばそのLBXはコアスケルトンごと頂く」
「………仕方ない、分かった。バトルする」
「呑み込みの早い奴は好きだぜ、付いてきな」
彼らの後ろに続き、郷田ハンゾウ達の部屋に入る
そこは原作通り、フィールドと天下無双と書かれた布にソファーがあった
「レギュレーションは?」
「なんでもありだ」
「分かった、アンリミテッドだね」
「…………慣れてんな」
「ん?そう?」
「ありゃ見た目より強そうだね………」
ゲームとかでアンリミテッドは良くあることだから慣れてる、かな?
実質、バトルは初めてなんだけど
「行け、ハカイオー!!」
「行くよ、バルバトス」
そう言ってフィールドの中にバルバトスを投げ入れ、CCMを操作する
ツインアイに再び光り、バルバトスは手に持ったメイスの先をハカイオーに向けて構える
「………バルバトスか、ソロモン72柱の悪魔の名の1つ」
ギンジさん、以外と物知りだったりするのか?
「へぇ、悪魔と破壊神か」
「いくぜ?」
「うん」
「「バトルスタート!」」
そう言った瞬間、CCMを操作してバルバトスのバックパック、両脚のブースターを操作
高速でハカイオーの懐に入る
「なッ!?」
「速い!?」
メイスを構えハカイオーに突貫してメイスを振り上げる
すると、重厚なアーマーをものともせず吹き飛ばしす
「なっ、ハカイオーを」
「吹き飛ばした!?」
初撃は入った
次は連続で叩く
ハカイオーの着地点に先回りして、メイスを横に凪ぎ払う
が、ハカイオーのヘビーソードで弾かれてしまう
ブースターを使い、バルバトスを後退させて背中の滑空砲を取り出して構え、引き金を引く
ハカイオー滑空砲はそれをヘビーソードを盾にして接近してくる
「面白れぇ、もっと見せてみろよその力を!」
そう言って振り下ろすヘビーソードをメイスを横凪ぎに叩きつけて弾く
「ハカイオーの剣を受け止めるどころか、弾き返した!?」
「そこ」
弾いた勢いでそのまま機体を回転させハカイオーにメイスを叩きつける
「ぐっ、なら!」
機体を横にずらしその攻撃を避けたハカイオーはバックステップで下がる
「喰らえ!
『アタックファンクション!
するとハカイオーは、胸から強大なビーム砲を発射する必殺ファンクション、我王砲が放たれる
俺は機体を横にずらし、そのままはブースターで横に飛ぶが
我王砲によってステージの大地の土が舞い上がりバルバトスの視界を潰した
「…………見えない」
それに、土煙のせいで両脚のバーニアが使えない
「始まるよ、リーダーの破壊のショーがね」
リコがそう言った瞬間にアニメでカズのウォーリアーが破壊されたシーンが頭に浮かぶ
あの様に奴が背後に居ると仮定する
ならば話しは簡単だ
「行けぇ!!」
そう言ってヘビーソードを横凪ぎに振るうハカイオーの音を聞いて俺はCCMを操作しバルバトスはバックパックのブースターで飛び上がる
「なに!?」
「あのLBX、翔んだ!?」
そしてそのままの落下速度を利用しメイスをハカイオーに投げつける
ハカイオーはそれをサイドステップで避けるが、それが隙を作った
「撃ち抜け、バルバトス」
滑空砲を構え落下しながらハカイオーに向かって連射する
「チィ!!」
そう言ってハカイオーはまたヘビーソードをなさ盾にして接近し、滑空砲の銃口を切断されてしまう
「滑空砲が、」
「これで遠距離攻撃が出来なくなったな?」
滑空砲を投げ捨ててフィールドに刺さったメイスを抜く
「中々やるな、これで終わりにしてやる!」
そう言ってハカイオーは我王砲の構えを取る
やはり原作通り大量のエネルギーを消費する為、一瞬だが隙が出来る
「隙あり」
そう言ってバルバトスをハカイオーに接近、エネルギーが収束している部分にメイスの先端を叩きつける
だが、我王砲のチャージは止まらない
「そんなことじゃ俺のハカイオーは止まらねぇ!」
「止まるよ。貫け、バルバトス」
メイスの柄の部分に付いたボタンを押す
すると先端のパイルアンカーが射出されハカイオーを貫いた
ハカイオーに光が収束し、一気に弾ける
メイスを引き抜き、バルバトスの肩にかける
相手を破壊しての勝利ではなく、普通のブレイクオーバーだ
「なん、だと!?」
「リーダーのハカイオーが、負けた……」
「………ぶい」
そう言って郷田ハンゾウ達に向かって右手を前に出してピースする
思ったよりバルバトスを操作するのが上手く出来たな
これなら原作も大丈夫だと思うけど、改良点が多いな
郷田のハカイオーのヘビーソードを弾く際に腕の間接部のアーマーフレームが悲鳴をあげてた
それに両脚のブースターに土煙が入ってほぼ使えない状態
思ったより早く『ルプス』か『第6形態』の製作に手をつけた方がいいかもな
郷田が此方に近付きいてきて、手を出した
「お前とのバトル、楽しかった。お前強ぇな、今度またバトルしようぜ!それまでにまた強くなってるからよ」
笑いながら出された手を握り返す
バトルすれば、強くなる
僕も原作までにもっと強くならなきゃ
「ん、またバトルしよ。あと」
「あん?」
「これで、友達………だよね」
そう言って笑い返した
「ハハッ!そうだな」
「先輩と友達だから、貴方達とも友達」
「えぇ!?あたし達も!?」
「さすがに驚くでごわす………」
「今までなら、こんなこと無かったのになぁ」
「ちょっと待てよ、お前今何て?」
「先輩ですけど」
「何で名前じゃねぇんだ?ダチだろ?」
「まだ、先輩達と俺は自己紹介してない」
俺は自己紹介しなくても分かるが、それだと変に思われる
だから、改めて自己紹介しないとね
「改めて、俺は郷田ハンゾウ」
「私は矢沢リコ、こっちは亀山テツオでこっちが鹿野ギンジ」
「よろしくでごわす」
「よろしくなぁ、後輩君」
「よろしくお願いします、先輩方。俺は深海セイカ、今年入学してくる新入生。あと、これでも男です」
「「「「ハァアアアアアア!?」」」」
このあと僕は彼らとCCMの番号を登録し、家に帰ってバルバトスのメンテナンスをした
原作主人公キャラとは話さなかった
郷田ハンゾウ先輩達と友達になったが、原作への影響はあまり無さそうだな
そう思いつつ、俺は原作介入用の機体の1つを作り上げる
翼の名を持つ機体を
sideout
郷田ハンゾウside
セイカか、待ってろよ
すぐにお前のバルバトスを越えてやる、俺とハカイオーでな
「アァァァァァァ!?」
突然リコが大声を挙げ、俺とギンジとテツオは思わず耳を塞ぐ
「どおしたんだよ、急に大声だして?」
「思い出した!」
そう言ってリコが学ランの中にしまってあった新聞を取り出し、机の上に置く
俺らは気になってその記事を見ると
『小学生3名、クラスメイトに苛め。殺傷、暴力により逮捕』
の文字と共に、さっきまでにそこにいた少年の殴られる姿が映っていた
「おい、どういう事だよこれ!」
「前にこの記事が気になってポケットに入れたまま忘れてたけど、明らかにやられたのはアイツで間違いない」
「確かに、セイカの頬と目には傷があったでごわす」
「他に言えば、奴が白髪なのもおかしいよなぁ?」
そう言って各々が疑問を隠せずにいるなか
郷田ハンゾウには一番の疑問があった
「アイツ、なんであんな平気な顔してやがる」
あんなことが会ったのに、アイツは笑ってた
アイツは俺の思ってるより強いやつ
なのかもしれねぇな
「ったく、入学式が楽しみだぜ。なぁ、ハカイオー」
その問いかけにハカイオーは答えない、だが俺にはハカイオーが肯定しているように見えた
ご愛読ありがとうございました
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