バンside
大統領暗殺を阻止した次の日、俺は父さんを助けたいと言う思いが昨日よりも強くなっていた
いつも通り教室に入ってアミやカズと話をしていた
「はいはい、みんな!席に付いて」
そう言って先生が手を叩きながら入って来る
みんなが自分の席に戻る
あれ?そう言えばミカとセイカが居ない、二人揃って遅刻なんて、珍しいな
「先生、あの三影さんとセイカは?」
アミが手を上げて先生に俺も思っていた事を聞く
「実はね、セイカ君が倒れちゃったらしいの。たったさっき、病院にいる三影さんから連絡が来たわ」
「え?」
倒れた、セイカが?
それを聞いてクラスのみんなから驚きの声が上がる
それになんでミカからその連絡が?
「三影ミカさんはセイカ君の病院付き添いで二人とも今日はお休みなの。心配だと思うけど、今日も頑張って勉強するわよ。まず、今日の連絡は──────」
セイカside
夢を見た
俺が深海セイカではなく、○○○○○とだったときの夢を
見えているのは、自分の部屋で3DSを操作しダンボール戦機爆ブーストで最後にレックスと戦っている自分
幼い頃、叔父に見せられたガンダムのゲームをプレイしてから、俺は幼いながらもガンダムが大好きになった
見たアニメの作品は少なくても、プレイしたゲームは沢山ある
ガンダム無双やVSシリーズ、ブレイカーシリーズ、スーパーロボット対戦のように沢山のロボットが集まって戦う『Another century』
そんな俺は小学生に馴染めなくて、それでようやく出来た友達と遊んでいる時だった
友達に『お前これ絶対に好きなゲームだからやってみ?もう遊ばないからあげるよ』そう進められて
俺は『ダンボール戦機 爆ブースト』と言うゲームに、ダンボール戦機と言うアニメに出会った
ガンダムとは違うものの、その物語とLBXと言うロボット達に俺は魅了された
そんなゲームのストーリーをクリアした俺は思った
レックスを助けたいと
そしてダンボール戦機Wに出てきたレックスの妹を知り
更にその欲求は強まった
そんな時だった、俺は頭の中で一つの結論に至った
ガンダムなら、ガンダムなら皆を助けられるんじゃないかと
ウイングガンダムプロトゼロなら、サターンの自爆前にバスターライフルで破壊できて、レックスも救えるんじゃないか
イフリートにバルバドスルプスレクスやクアンタをぶつければ、無事に壊せるんじゃないか
そんな色々なことを考えた
でも、それは大人に成るに連れてゆっくりと消えていった
俺がこの世界でやりたいこと
今までは転生した俺は救わないと行けないと思っていた
でも違う、俺は救いたいんだ
レックスを最後の死闘後に回収して死なせない
そして、俺のもう一つのやりたいこと
なんで忘れてたんだろ
こんな簡単なことだったのに
俺のもう一つの望み、そう
俺はLBXの世界に見せ付けたいんだ
ガンダムと言う存在を
LBXの様にかっこ良くて、強い存在を
なんで俺が普段に使う機体でバルバドスを選んだのか
今、わかった気がする
その時だ、目の前に見えていた前世の俺と部屋の景色が真っ暗になり
ゆっくりと上から光が降りてくる
その光が照らし出したのは大きな角のようなアンテナ
白いアーマーに今は光ってはいないツインアイ
見えた胸部に付いた鉄の華
ガンダム バルバドスルプスレクス
コイツは沢山の人に圧倒的な強さを見せた
俺は思わずバルバトスのコックピット近くに立ち、その顔に触れる
俺はコイツと戦いたいんだ
原作でかっこ良くて、最後まで諦めずオルガの命令を守って戦い抜いた
そんな三日月・オーガスの機体をバルバドスをLBXの世界大会で戦わせて、沢山の人にカッコいい姿を見せたいんだ
だから、俺は戦う
いろんな人の死を回避させ、バルバトスや他のガンダムで救うんだ
ガンダムと共に
その時だ、ゆっくりとだけど俺の意識が薄れていく
目蓋が落ちていくなか、バルバトスのツインアイが微かにどけど光ったような気がした
目が覚めると俺の前には知らない天井が映った
そっか、確か俺は家で倒れて………
俺はゆっくりと体を起こして辺りを見回す
どうやらここは病院らしい、きっとミカが助けてくれたんだろう
倒れてからどれぐらい立ったのかは時計がないから分からない
窓のカーテンが閉まっていると言うことは既に夜
だとすると俺は、介入出来なかったのだろう
エンジェルスターの事件に
恐らくは原作通りに進んでいると仮定するなら、次にバン達が目指すのはLBXの世界大会アルテミス
そして出場するために必要な出場権を得るため、レックスの喫茶店の地下にて行われる
LBXの大会、アングラビシダスに出るはずだ
まずい、俺はまだアルテミスの出場権を手にしていない
どうにかして出場権を得ないと………
そう考えていたその時だ、病室の扉が開く音がして目を向けると
そこにはミカがビニール袋を手に持った状態で俺を見つめていた
「おはよう?は変かな、ミカ」
そう言うとミカは直ぐにベットの脇まで歩いてくるとゆっくりと俺を抱き締めた
「ミ、ミカ?」
「良かった、目を覚ましてくれて」
その声はいつものミカと違い少しだけ震えていた
心配、させちゃったよね
「ごめん………」
そう言ってミカの頭を撫でる
その後、落ち着いたミカは残っていた病院の医者を呼んできて詳しい話を聞いた
担当してくれたお医者さんによると、極度の疲労と憑依する前に飲んだ薬品が後々になって効いたらしい
明日の昼には退院できるらしい、ミカは親と一緒に様子を見に来てくれていたらしく
ずっと俺を見ていてくれたらしい
もう頭が上がらない
ミカとその両親に挨拶をしておいた
ミカのお父さんとお母さんはどちらも俺の身を案じてくれた
そう言えば、倒れたこと親へ連絡されていたとしたら、一応連絡しとかないとな
取りあえず学校は明日のお昼から参加する事にして病院で休む事にした
一応、ここはトキオシティの隣町の病院らしくミカやミカのお父さんとお母さんは家に戻った後にまた迎えに来てくれて学校へ送ってくれるらしい
ありがたいなと思いつつ俺は、どうやってアルテミスの出場権を手にするか考えることにした
明日から頑張らないとな
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