タイトル=そはさながらあみだのくじ
遊郭編終了、あるいは第三勢力。
花魁の部屋の襖を開くなり、冷たい空気が善逸の頬を打った。冬でもないのに息が白くなるほどの冷気だ。しかし、彼の全身に鳥肌を立たせた元凶はそれではなく、氷と霜が張りついた四方と瓦礫の間、陽が届かない場所に立つ美しい男だった。
白橡のところどころ跳ねた長い髪は頭頂部だけ血を被ったように赤い。徳利襟に裾が広い袴姿の長身は、優美な印象に反して大柄であった。筋肉が浮き上がった上半身から続く逞しい首には優しげな白皙がのっている。宗教画のような穏やかで現実味がない容姿の男からは、心が凍えそうな鬼の音がした。
鬼は善逸と目が合うと、嘘のような虹の眼差しを緩めて笑った。
「やあ、はじめまして。素敵な快晴だねえ」
「……あんたみたいなのと会話したくないんですけどぉ!」
思わず大声で返せば、鬼は大袈裟に驚いた顔をする。しかし内面から聞こえる音はまるで変化がなかった。この鬼は善逸に何も感じていないのだ。
「ここは蕨姫花魁の部屋だ。あんた何してるのさ。その大穴はあんたがやったのか」
「あっはっは、こんな大穴を俺があけたって思うのかい? 鬼でもなきゃ無理さ。ところで後ろ、気付いてるかい?」
不思議な色の瞳が善逸の後ろを見やる。開け放ったままの襖の先には、楼主をはじめとする店の面々が集まっていた。日輪刀も手元にないこの状態で、これだけの人数は守れない。青くなった善逸に、鬼は笑顔のままで壁際の暗がりが深い方へと寄った。
「そんなに怖がらなくても何もしないぜ。もう用は済んだからお暇するよ」
「逃しはしないぞ、虹鬼!」
壁の大穴から飛び込んできた炎柱にも、鬼は動じずに同じ笑みを浮かべていた。
「こんにちは、君は柱かな。俺のことを知ってるんだねえ。穏便にお別れさせてくれないかな」
「煉獄さん、こいつやばいよ! じょっ、上弦の鬼じゃないの!?」
「いや、彼は鬼舞辻の支配から逃れた鬼で、十二鬼月ではない。しかし人喰い鬼には変わりないぞ」
すらりと刀を抜いた杏寿郎は闘気を漲らせ、目の前の鬼を切るつもりなのが明白だ。善逸は少しでも店の面々を遠ざけようと後じさり、ざわめく彼らの口々より大声で下がるよう伝えた。青ざめた楼主を促して廊下に出たところで、静かな鬼の音がすぐ近くで聞こえて足を止める。恐る恐る見下ろせば、善逸の足元には氷でできた人形が立っていた。
「ヒイッ!?」
「あまり刺激しないでおくれよ。その子は氷の粉を出すのが得意なんだ。びっくりしたら辺りに撒いてしまうかもしれないぜ」
「……我妻少年、動くな。虹鬼の血鬼術は目に見えない氷を相手に吸わせて体内を凍結させるものだ」
「ありえないでしょ! わかりましたよ、刺激しませんよ、何これちっこいのに恐ろしすぎる!!」
杏寿郎が斬りかからないのは当然だ。廊下にいる十名以上が人質であり、日輪刀をもたない善逸では氷の童子を止めることはできない。上弦の参の臓腑と手足を凍らせた術に一般人が耐えられるはずはなく、この場での戦闘は京極屋の人間が皆殺しとなる可能性を孕んでいた。
「ごめんねえ、もっとお喋りしたいところだけど今は昼間だし、また今度にしよう」
虹鬼と呼ばれた鬼はいつのまにか片手に金属の扇を持っており、ひらりとそれを一扇ぎした。途端に空気が白く変色して広がっていき、険しい顔の杏寿郎が善逸たちの前に立ち刃を振るう。剣圧で押し返された空気が触れた壁や床が凍てついていくのを目の当たりにした遊女らから悲鳴が上がった。
「善子、一体どうなっているんだい!?」
「旦那さん、危ないから下がって! みんなも離れて、このちっこいの危険だから! って、あれ、消えてる」
「逃げられたか」
凍れる空気が外気に混ざって消えた後には、もう鬼の姿も氷の童子の姿もなかった。外は快晴で、どうやって消えたかはわからない。表通りで焼けた鬼以外に被害がなかったことは、鬼殺隊としては幸いだ。しかし人喰い鬼にしてやられ逃げられた事実は揺るがない。善逸は楼主が何事かと杏寿郎に詰め寄るのを横目に、天元と同期の少年たちが駆けつける足音を聞いていた。
* * *
吉原で姿を消した天元の嫁三名は、彼が見つけ出して助けた雛鶴だけでなく、血鬼術の帯の中に捕らえられていたまきをと須磨も無事であった。鬼が死んだことで自由になった彼女らは、地下に作られていた鬼の食糧庫から何名もの美しい男女を先導して脱出し、天元を見つけるなりその巨躯に寄り添った。天元も美しい妻たちの頭を撫で、心から無事を喜んでいた。
通りで焼けた鬼の正体が蕨姫花魁ー吉原に潜んでいた上弦の陸だと判明したため潜入捜査は終了し、今は吉原の外れで隠の到着を待つばかりだ。しかし隊士らもくのいち達も、どこか納得行かない様子であった。
「じゃあ、俺たちが探してた鬼は他の奴に殺られちまったのか」
「そうだよ、俺と煉獄さんが鉢合わせたけど、あいつヤバイよ。にこにこしてるのに音が全然しないの! 感情がないの!」
「猗窩座と戦った氷の人形の本体だよ。善逸は気を失ってたから知らなかったんだな」
憮然とした顔で腕を組む伊之助に、身振り手振りでいかに鬼が恐ろしかったか語る善逸。難しい顔をした炭治郎が四体の氷の童子と猗窩座が闘っていたと語れば、善逸はヒイと悲鳴をあげて頭を抱えた。
「あれ何体も出せるの!? ひとつでもヤバい音してたんですけど! あれが上弦の壱とか弐だって言われても納得だったんですけどおおお!!」
「うるせえ、弱味噌! 鬼舞辻んとこの鬼じゃねえから十二鬼月じゃねえんだよ」
「痛いっ、理不尽!!」
「こら、伊之助、殴ったら駄目だ」
わいわいと言葉を交わす少年たちから少し離れた場所で、杏寿郎は上弦の陸の死亡と虹鬼との遭遇について記した紙を鎹烏に預け、飛び去るのを見送った。隣では妻たちの傷の手当てを終えた天元が腕を組んで考え込んでいる。
「少年たち」
「煉獄さん。あとは待つだけですか?」
「そうだな。少し時間がかかりそうなので、話をしようか。虹鬼について、我々が把握している情報を共有しておこう!」
杏寿郎が溌剌と彼らしい大声で言う。そして、その一声で彼の周りに寄った少年たちをきょろりとした隻眼で見下ろし、まずは前提情報だなと口を開いた。
「虹鬼と初めて接触したのは、当時の花柱・胡蝶カナエだ。二年前のことだったか、蝶屋敷からそう遠くない彼女の担当地域の町で若い女性の連続失踪事件が起きた。結論から言えば、血鬼術も使えない鬼が起こしていた事件なのだが、それに便乗して虹鬼も人を喰っていたんだ。カナエ殿は犯人である鬼を討伐した後、奴の食事の現場に遭遇し、そのまま戦闘となった」
「カナエさんが……」
「もしかして、カナエさんの足は」
蝶屋敷でよく世話になった美しい女性を思い浮かべた炭治郎と善逸が眉を寄せる。胡蝶カナエは蟲柱・胡蝶しのぶの姉であり、蝶屋敷の専属医師だ。彼女の知識と優しい人柄に多くの隊士が救われている。元柱に相応しく剣技と呼吸に関する助言や指導も行なっており、彼女のおかげで鬼との死闘を制することができたという隊士も多いのだ。
「そのとおりだ。数回切り結んだ後、虹鬼はカナエ殿の膝下を凍らせて砕いた。そして、彼女を殺さず立ち去った」
「なんで殺さなかったんだ」
伊之助の問いかけに、杏寿郎は「それがわからんのだ」と焦点が定まらない視線をきょろりとさせる。
「当時のカナエ殿の報告では、先に仕掛けたのは彼女の方で、虹鬼は戦闘に消極的。脚を砕かれたのは、奴を怒らせるようなことを言ってしまったからだと聞いた。人喰い鬼らしく人を食料としか見ていないのは確かだが、好んで殺戮を行う類ではないというのが我らの見解だな」
「今回の遭遇も上弦の陸以外は怪我人一人いねぇ。アレを討伐できなかったのは残念だが、結果は願ったりだ」
「うむ、民間人に怪我がなかったのは何よりだ!」
柱二人が言葉をかわす傍で善逸がおずおずと口を開く。
「あいつメチャクチャ強い鬼の音がしたんだけど、実際どうなの?」
「奴は上弦の上位に相当するだろう!」
からりと答えた杏寿郎が腰に佩いた日輪刀をひと撫でする。これまで虹鬼に遭遇した隊士はカナエだけだったが、今日対峙してその強さを肌で感じることができた。あの鬼は、杏寿郎に死を覚悟させた上弦の参よりも格上だ。応用性も殺傷力も高い氷の血鬼術だけでなく、ごく短い時間で上弦の陸を下し、駆けつけた杏寿郎らと切り結ぶことなく鮮やかに撤退した手際が恐ろしいのだ。あれは、相手に本領を発揮させずに倒す戦略家の戦い方だ。
「お前ら、もし虹鬼に遭遇しても、人を襲ってなきゃ場所の報告だけして手は出すなよ。アレの討伐には柱があたる。一般隊士じゃ足止めにもならねぇからな」
天元の物言いに少年らは少し躊躇い、ややあって「はい」と答えた。別に逃げろと命じられたわけではないのだ。実力が及ばなくともできることはあるはずだ、と炭治郎は拳を握りしめる。それに、先ほどから酷く大人しくしている綺麗な同期から複雑な感情の臭いがすることの方が気になっていた。それは善逸も同じなのか、太い眉をさげて伊之助の横顔を伺っている。
「おっ、隠どもが来たな。お前らは解散だ、行っていいぞ」
「虹鬼の話は、柱以外には奴と遭遇したものにしか伝えていない。他言無用だ!」
「「はい」」
「俺は師範と帰る。またな、お前ら」
伊之助の表情はいつになく凪いでいた。彼がまとう厳しい山のような臭いに冷たい霧雨のそれが混じり、少しだけ辛さの気配がする。炭治郎が声をかけようとしたところで、美しい友人は杏寿郎の方に向き直ってしまい、薄緑の羽織りの後ろ姿に話しかけることはできなかった。
* * *
人を喰わない体というのは、便利なようで不便だ。鬼の基礎能力は喰った人間の数に依存する。人間だった頃の戦闘能力が多少反映されるとはいえ、人外の膂力と再生能力はほぼ人食いによって育まれるものだ。器用な者や才能に恵まれた者であれば、少しの血肉を取り込むだけで血鬼術に目覚めることがあるが、それは本当に一握り。人を喰わない鬼は、すなわち弱い鬼なのだ。
童磨は要領が良く、才能に恵まれ、そのうえ万世極楽教という餌場を最初から持っていた。信者の中には稀血が数名おり、彼らを優先的に救ったことで、鬼になって数年で下弦に名を連ねることができた。そこからはとんとん拍子に入れ替わりの血戦で上弦の陸を奪い、一足飛びで猗窩座に挑んでこれを下し、数十年で上弦の弐となったのだ。数千の命を糧として得た力は、少量の血液のみで生きながらえている鬼とは比べ物にならない。
(珠世殿と愈史郎君がもっと強かったら、俺も同じように体を弄ってもらったんだけど)
吉原で堕姫と妓夫太郎を片付け、その足で帝都郊外に潜んでいた珠世のもとに寄った日から、早二ヶ月。今宵も珠世の診療所を訪れた童磨は、彼女がいくつかのガラス容器を並べて中身の説明をするのに真面目に耳を傾けていた。
珠世の後ろから睨んでくる愈史郎はさておき、三人の鬼の関係は当初から随分と様変わりしていた。はじめの夜は散々なもので、童磨が診療所の玄関に現れた途端、珠世らは血鬼術を発動させて逃げたのだ。あらかじめ粉凍り・改を撒いていなければ見失っていただろう。
(冷静に話ができるまで一週間もかかるとは思ってなかった。琴葉を随分心配させてしまったよ)
短い鬼ごっこの末、二人の首根っこを捕まえたのだが、毛を逆立てた猫のような彼女らは警戒心の塊で、童磨が連日訪ねてもまるで聞く耳を持たなかった。鬼舞辻無惨を倒したいことと人間に戻りたいことを根気よく話し、七日目についつい飽きて可愛い母子のことを口にしたところ、能面のようだった珠世がようやく反応したのだ。
『その人間の親子を愛しているのですか?』
そう尋ねた美しい女鬼は一転して童磨のことを知りたがった。念のため名前や身分を伏せて嘴平親子との出会いから現在までを話せば、敵愾心も懐疑心もなりを潜め、次の日から邪険にされることはなくなった。
『貴方は多くの命を犠牲にしてきた悪鬼でしょう。けれど、それは私も同じこと。鬼舞辻を倒すためなら、貴方と手を組んでもいいと思っています』
『わあ、嬉しいな! 具体的に、どんな協力になるだろうか』
童磨が大仰に喜んで見せると、彼女はその大人しい美貌に殺意を浮かべて言った。
『人間に戻る薬を、鬼舞辻に投与します。そして弱ったところを殺す。薬が効くまでには時間がかかります。その間、貴方に奴の足止めをお願いしたいのです』
見返りは人間に戻る薬の事前提供。最終目標に大手をかけた童磨はにこりと笑みを深め、その申し入れに快諾したのだった。
「このままいけば、来月には薬が完成するでしょう」
珠世の説明がそう締めくくられ、いよいよ全ての大詰めが近づいてきたことを実感する。童磨は薬が完成する頃にまた来ると告げ、その場を後にした。
(もうじき薬が完成する。あとは、鬼舞辻を誘い出して薬を投与する方法だけど……琵琶の君が邪魔だな。上弦もまだ四人も残っているし、相当準備しないと)
くるくると思考を巡らせながら夜道を歩く。来る無惨との戦いの前にたらふく喰って力を溜めておかなければと考え、ふと近づいてくる結晶ノ御子の気配に足を止めた。御子たちは緊急事態でなければ勝手に戻ってくることはない。童磨は人形めいた無表情で己の端末を受け入れた。
氷の童子が持ち帰った記録から直近のものを選り出す。それは、ほど近い山中で繰り広げられる戦いの光景であり、童磨の大切な者が他の隊士らとともに上弦の鬼に立ち向かう光景でもあった。
「伊之助」
鮮明に広がる記録の中で、琴葉そっくりな白い面(おもて)が血に汚れている。二振りの小太刀をしっかりと握った少年の後ろには、右上半身を真っ赤に染めた胡蝶しのぶが苦い顔で立っている。木々の間で鬼を追っているのは竈門炭治郎だ。妹の禰豆子も手分けして攻撃を担っており、けれど二人がかりでも転々と移転する壺の中の鬼を捉えられていない。炭治郎の横薙ぎの一刀から逃れた鬼が大量の毒魚でしのぶを狙い、それを迎撃した伊之助の手足に無数の咬み傷が刻まれた。
記録はそこで途切れていた。この結晶ノ御子が勝目なしと判断して報告に駆けたからだ。残りの四体は今頃壺の鬼ー上弦の伍・玉壺を相手取っているのだろう。物量攻撃と空間転移を得意とする鬼相手に御子たちでは分が悪いが、伊之助一人が撤退する時間稼ぎぐらいはできるはずだ。
(……あの子は逃げない)
先の記録の中で、伊之助はほとんど捨て身で蟲柱の少女を守っていた。大きな翡翠の双眸は揺らがない戦意に輝き、毒魚に噛みつかれても怯まずに切り払っていたのだ。しのぶと炭治郎が撤退しなければ、伊之助も退く事はないだろう。
「ああ、もう、どうしようもない子だ!」
小さく吐き捨てて走り出す。悪手だと理解していても、そこに躊躇いはなかった。美しい男の姿は瞬く間に通りから消え、後には微かな土煙と冷気だけが残っていた。
【登場人物紹介】
童磨
元十二鬼月・上弦の弐にして万世極楽教の教祖。愛を知って世界が広がった人間性初心者。家族連れの逃れ者ライフは8年目。上弦の陸兄妹を倒した後、立ち去ろうとしたところで足が早すぎる善逸に見つかり、お喋りしていたら煉獄さんまでやってきて内心「OH」となったが、あくまでスマートに撤退した。珠世様を味方につけ人間に戻る目処がついてご機嫌。しかし、セコム御子が緊急事態を報告してきてそれどころではなくなった。数キロ先の山目掛けてメロスより必死に走っている。
嘴平琴葉
ちょっぴり知能に難ありな超絶美人ママ。直接の出番はなし。童磨の昔語りではヒロインとして大変可愛らしく語られ、珠世様に微笑ましい印象を与えた。童磨が食事に出かけた夜は、一人静かに夕食をとって寝支度をする。
嘴平伊之助
お母さん似な獰猛系美少年。15歳。弱肉強食を世の真理としているスーパードライなうり坊。しかし両親にはウェット。養父の暗躍が明確な形を取ったため、ついに鬼殺隊の一員として向き合うこととなった。討伐対象だと知って「やっぱりか」と思いつつ、気持ちが沈むのは止められなかった。山で人が消える事件をしのぶさんと炭治郎(と禰豆子)と調査していたら、気色悪い壺の鬼に遭遇、戦闘となった。大怪我をしたしのぶさんを置いて逃げるなんて頭の片隅にも思い浮かばない。
竈門炭治郎(+禰豆子)
原作主人公。背中の箱に鬼になった妹・禰豆子を入れている。遊郭の潜入任務の時も伊之助となかなか話せずぎくしゃくしていたが、その後の何度かの合同任務の時はちゃんと連携していた。今回、しのぶさんと伊之助と三人で任務にあたったが、上弦の鬼の登場で厳しい戦いに突入した。禰豆子がいるため毒攻撃はあまり怖くない。しかし原作と異なり痣者になっていないため、実力が対上弦レベルに届いていない。戦っているうちに体温と心拍数が異常値まで上がり、額が痛くなってきた。
我妻善逸
雷の呼吸を使う剣士。原作通りの人物。遊郭が轟音とともに揺れたため様子を見に行ったら、世にも恐ろしい音がする虹鬼に遭遇した。原作で堕姫に感じた数倍の恐怖に襲われる。すぐに煉獄さんがやってきて心強かったが、自分の背後に楼主らが集まってしまったため守らないとと必死だった。虹鬼の話が出てから伊之助の音がおかしいのがとても気になるが、任務が別々なので確かめる機会が訪れない。
煉獄杏寿郎
黎明に散らなかった炎柱。まさかの虹鬼と遭遇した。民間人を人質にとられたため、そちらの守りを優先し、鬼を取り逃してしまった。カナエさんの報告情報のみ把握しており、虹鬼に対する認識は人喰い鬼の第三勢力、つまりは討伐対象。なお、伊之助の山での任務には同行していない。
宇髄天元
お嫁さんと再会できた音柱。煉獄さんが虹鬼に遭遇したと知って俺も派手な鬼を見てみたかったと悔しがる。柱として後輩が生き延びて成長できるよう心がけているので、かまぼこ隊に虹鬼は要注意と伝えた。虹鬼の認識は煉獄さんと一緒。いくら忍びでも、調べていないことはわからない。
胡蝶しのぶ
おこりんぼな蟲柱。肉体的ポテンシャルの問題で痣者になれない彼女には、物量攻撃と瞬間移動が得意な玉壺は分が悪かった。オオカマスに右肩を盛大に噛まれ、呼吸で止血に専念している状態。普通の人間なら失血死レベルの怪我でも根性で立ち、最高の一撃を繰り出すタイミングを見計らっていたら、煉獄さんの報告にあった氷の童子が乱入してきた。
玉壺
自らの縄張りの裾の方にある山で鬼狩りたちと遭遇した。そろそろ勝利を確信したところで、結晶ノミニ御子が飛び出てきてギョッとした(魚だけに)