鬼の息子、あるいは箱庭の住人。
炭治郎が美しい友人を見舞う機会を得たのは、彼の目が覚めたあくる朝のことだった。蝶屋敷からほど近い町で単独任務についていた炭治郎のもとに炎柱・煉獄杏寿郎の鎹鴉がやってきて、翌朝の伊之助の見舞いに同行するよう要請があったのだ。杏寿郎の力強い文字には何も詳細はなかったが、それが何のための同行であるかわからないほど、炭治郎は子供ではなかった。
蝶屋敷の前で同じように呼び出されていた善逸と合流し、杏寿郎の後について病室へと向かう。廊下で琴葉に見つかり、愛らしい笑顔で「お見舞いに来てくれてありがとう」と言われたのが心地が悪かった。
「伊之助、具合はどうだ!」
「お見舞いに来たよ」
「大怪我したって聞いて凄く心配したんだからな!」
獅子のような男が溌剌な大声と共に入室し、妹が入った木箱を背負った炭治郎とすでに大泣きしはじめている善逸が続く。部屋に三つある寝台のうち、奥の二つは無人だった。手前の寝台の住人はまくらを背に体を起こしており、昨晩やっと目を覚ましたにしては血色が良い。完璧に配置された目鼻立ちは相変わらずで、大粒の翡翠の瞳が三人を見つめていた。絵になる瞬間は、しかし彼が発した荒く低い声に打ち壊された。
「師範、三太郎、紋逸! ねず公も来たのか」
「炭治郎だ」
「善逸だよ! いい加減覚えろよな!」
「師範はそこの丸っこい椅子使えよ。お前らはそっちの寝台でいいだろ」
「うむ」
足を踏み入れた瞬間こそ伊之助の美少女めいた容貌もあって儚い風情の病室だったが、四人の声が入り交じると一気に活気づいてにぎやかになる。入院着姿の伊之助の両腕は包帯に包まれており、手術で一度切開された胸から腹はさらに手厚く覆われていることが想像に易かった。
「で、何か俺に聞きたいことでもあんのか?」
伊之助が杏寿郎、善逸そして炭治郎の順で目を合わせ、思わず変な顔をしてしまった炭治郎を小さく鼻で笑った。
「そのとおりだ! 今日は見舞いも兼ねて聞き取り調査に来たのだ。早速だが伊之助、君は上弦の伍討伐の顛末を誰かから聞いているか?」
どかりと背が低い椅子に腰掛けた杏寿郎の目線はちょうど伊之助と同じ高さだ。隻眼とはいえ強すぎる眼力は、燃える石をはめ込んだように爛々としている。
「おう、さっきカナエから聞いた。俺がやられた後に虹鬼が来て、あの気持ち悪ぃ壺野郎を倒したんだろ」
「うむ。虹鬼の正体については聞いているか?」
「……聞いてねえ」
杏寿郎とは逆側のからの寝台に腰掛けた炭治郎と善逸は、そう答える友人の様子を注意深く見守っていた。炭治郎の鼻に偽りの臭いは届いていない。善逸も耳をすませているが、嘘があったとき用の合図は見せていなかった。
「虹鬼の名前は童磨だ。外見は白橡の長い髪に虹色の瞳の見目麗しい若い男。長身で逞しく、穏やかな声で話す。君がよく知る者に共通するのではないか?」
つらつらと話す炎柱はあくまで事実確認の体を取っていて、責める口調ではない。伊之助もそれはわかっているのか、柳眉を下げて腹の上で両手をゆるく組み合わせた。
「俺の父ちゃんだ」
「間違いないか」
「間違いねえ。そんな綺麗な色した男、他にいねぇだろ」
「……彼が鬼だと知っていたのか」
杏寿郎がそう発した瞬間、伊之助からぶわりと冬山の香りが広がった。思わず背筋を伸ばした炭治郎同様、善逸もはっと目を見開いてズボンの布を握り込んでいる。それは偽りの臭いではなく、恐ろしいまでに冴えた強い心の匂いだった。
「八年前、六つ目の化け物に追われた時、父ちゃんは母ちゃんと俺を抱えて庇って、かわりに腕も足も何度も切られたのにすぐに治った。いつも優しいのに、すげぇ怖い顔して……途中から目を閉じて息をするなって言われてそのとおりにしたけど、森の外に出た途端、父ちゃんの体から焼ける肉の臭いがしたんだ。俺を抱きかかえた腕も、胸元も、何もかも焦げ臭くて、それでも走ってる間中、死にそうな呻き声が聞こえてた」
母ちゃんは気絶してたから知らねぇだろうけどと呟いて睫毛を伏せる。伊之助の目は白いシーツではなくどこか遠くを見ており、臭いも冷たい懐かしさを滲ませていた。
「鬼は太陽で死ぬってあの時は知らなかったけど、父ちゃんが死んじまうかもって怖かった。だから、助けを呼んでこいって言われてすぐ走った。鬼殺隊の兄ちゃんらを連れて戻った時には、もう父ちゃんは消えちまってたけどな」
昔を彷徨っていた緑の視線が杏寿郎へと戻り、勝ち気な顔が挑むように男を見据える。そこに怯えも偽りもなく、ただ恥じ入ることない鋼の強さが宿っていた。
「そうだ、父ちゃんが鬼だって今は知ってるぜ」
そう言い放つ伊之助の横顔は、これまで炭治郎が目にしたどの瞬間よりも凛々しく美しかった。真正面からの炎柱の視界に己が入っていることに気づいて、炭治郎は彼から見える右手の人差指を一度だけ立てる。横目で確かめれば善逸も同様に指を動かしていた。ホッと胸をなでおろしたのは己だけでなく、隣に座る耳が良すぎる友人も、この場に弟子を斬る覚悟で赴いた男もそうなのだろう。二人から安堵の臭いがすることが、無性に嬉しかった。
「そうか! それを聞ければ十分だ!」
「いいのかよ、師範。俺、鬼に育てられたんだぞ」
「問題ない! 子は親を選べないからな! それに、童磨は君にとって良い父親だったのだろう。彼が人喰い鬼である事実はどうにもならん。しかし、君たち親子の思い出が嘘になるわけではない!」
杏寿郎のはっきりした声は下手をすれば廊下にまで聞こえている。しかし誰も止めるものはおらず、立ち上がった彼はその宝石のような瞳で暖かく継子を映して続けた。
「伊之助、人喰い鬼は斬らねばならない。それはわかるな」
「おう、ちゃんとわかってらあ」
「ならばよし! 俺はもう失礼する、任務があるからな! また来るぞ、伊之助! 竈門少年、我妻少年、君たちもご苦労!」
「おう、ありがとな」
「「お疲れさまです、煉獄さん」」
ワハハと明るい笑い声を響かせて去っていく男を見送り、あれは途中でカナエあたりに捕まるなと三人揃って顔を見合わせる。ややあって、伊之助はきまりが悪い様子で炭治郎と善逸を見やり、艶やかな黒髪をがしがし掻いた。
「悪かったな、黙ってて」
「気にしてないよ! お前の様子が変だったのって、あれだろ、吉原の後に虹鬼の外見を俺が話したからだろ」
珍しく下手に出た伊之助に善逸がぶんぶんとかぶりを振る。炭治郎はあれ、とずっと気になっていたことを聞くことにした。
「無限列車の時のあれは何だったんだ?」
「神頼みみてぇなもんだ。父ちゃんに助けてほしいときに、ああやって声に出しちまうんだよ。いつでも母ちゃんと俺を見守ってるって指切りしたから、呼べば来てくれるって信じてた。はっ、お前らからすりゃイカレてるよな」
だから誰にも言うんじゃねぇぞ、と頬を赤らめる伊之助に、やっと胸のつかえが取れた炭治郎は満面の笑みを浮かべて頷いた。
この美しく強い友人を待ち受けるのは悲しい別れかもしれない。それでも家族の思い出は誰にも咎められない尊いものだ。今はいない自分の家族を思い浮かべ、赫灼の少年はそっと目を伏せた。
* * *
伊之助は全治三ヶ月を申し渡され、勝手に鍛錬をはじめないようにと一時間おきにお目付け役の琴葉が部屋を覗きにくる毎日を過ごしていた。寝ている以外することがないのが耐えられず、手指の柔軟や関節の慣らしに時間を費やしているうち、二週間もすると両手の甲が腕につくまで反らせることができるようになってしまった。次は足だと裸足の指先をわきわきと動かしていると、急に蝶屋敷の玄関あたりが騒がしくなった。
(なんだ、誰か担ぎ込まれてきたのか?)
蝶屋敷では何ら珍しいことではないが、いつもとは雰囲気が異なる気がして、獣の呼吸の気配察知の範囲を広げてみる。見知った相手であれば、気配だけで誰かわかるのだ。じっと数秒集中していると、確かによく知る気配が二つと見知ったという程度のものが二つ感じられた。
(炭治郎とねず公、それに恋柱と蛇柱か。気配がめちゃくちゃ強ぇ気がするんだが、なんだこりゃあ)
後で琴葉に聞くことにして、また足の指に専念する。そうして午前を過ごした伊之助だったが、午後になり、昼食後に三人部屋に二人の新しい患者がやってきたことで、少なくとも暇ではなくなった。
「紋次郎、怪我したのか?」
「炭治郎だ。伊之助、凄いぞ、上弦の肆を討伐したんだ! 伊黒さんと甘露寺さんがやったんだ! 俺と禰豆子も手伝った!」
「……うるさい。少しは黙っていられないのか。それにとどめを刺したのは貴様だろう。何を事実を曲解させている。第一、妹が太陽を克服したことのほうが重要ではないのか」
興奮気味の炭治郎がまくし立て、それに口元だけでなく体中包帯を巻かれた蛇柱・伊黒小芭内が奥の寝台からねちねちと文句なのか補足なのか判断し難い口をはさむ。彼の相棒の蛇は、疲れたのかその枕元でとぐろを巻いて眠っていた。
「そうだ! 伊之助、禰豆子が太陽の下を歩けるようになったんだよ! まだ鬼のままだけど、話せるようにもなったんだ! 今はカナエさんの診察を受けてる。後でここに来るから、たくさん話してやってくれ!」
「竈門炭治郎、うるさい」
「すみません!」
小芭内の冷たい一言にも炭治郎はにこにこと返し、体中から嬉々とした空気を発している。彼がこよなく愛する唯一残った家族が人間に一歩近づいたのだ。嬉しくないわけがない。
「炭治郎」
伊之助は思いのほか優しくまろびでた己の声に驚きつつ、赤みがかった眼差しに真っ直ぐと伝えた。
「良かったな。ねず公は凄ぇ奴だ。さすがテメーの妹だ」
炭治郎は一瞬ぽかんと見つめ返し、眩しいほどに破顔した。
「ありがとう!」
そレから暫く炭治郎が黙ることはなく、いかに恋柱・甘露寺蜜璃が器用で力強く美しい戦い方をしたか、どれほど小芭内が上弦の肆を追い詰め分裂化のからくりを暴いたか、ほぼ擬音だけの戦闘の再現が語られた。小芭内は最初の方は「うるさい」「黙れ」「甘露寺はもっと華麗に戦っていた」と文句を言っていたが、途中から疲れたのか少年たちに背を向けて黙り込んだ。
炭治郎の要領を得ない説明をまとめると、こうだ。
しのぶが任務に復帰するまでの間、彼女の担当地域は他の柱が分担して受け持つこととなり、今回の任務では蜜璃と小芭内が呼び出された。柱二人体制の理由は、任務地で童磨の目撃情報があったからだ。近くで別任務を終えたばかりの炭治郎も合流し、三人で痕跡を追っていたところ老人の鬼を発見。それが上弦の肆だったのだ。
敵は何体にも分裂し、分身がそれぞれ異なる血鬼術を使う厄介な鬼だった。一体また一体と攻略していくうち、四体いた分身が一体の強い童子の鬼となり、総力戦を繰り広げるうちに炭治郎の額の傷が黒い痣へと変じた。続いて蜜璃の鎖骨に花が浮かび、小芭内の左腕には蛇が宿り、彼らは上弦の肆を十二分に相手取ることができるようになった。
朝日の気配が近づいた頃、禰豆子が逃げる小さな影に気づき、奇跡的にそれを捕まえた。暴れる小人こそが悪鬼の本体であり、悪あがきで大鬼の皮をかぶった敵は彼女を振りきってさらに逃げた。陽光が地平線の凹凸を照らし、追いかける禰豆子を焼いたが、怯まず鬼にしがみついた彼女は兄がその巨躯を切り裂くまでけして離さなかった。
炭治郎は鬼の体を透視して小鬼の頸を落としたが、陽を浴びた妹は死んだものと思っていた。しかし、泣きながら振り返れば禰豆子はぴんぴんしており、完全に太陽を克服していたのだ。
「てぇことは、なんだ、ねず公は根性で耐えたのか?」
「そんなわけがあるか、阿呆め。そも禰豆子は人を喰わない鬼だ。更に進化したというのが妥当だろう」
背を向けたままの小芭内の言葉に伊之助が「誰が阿呆だ」と声をあげたが、炭治郎は妹の名前を呼んでくれたと素直に喜んでいる。共に上弦を打倒したことで、蛇柱とも少しは歩み寄れたようだ。
「詳しくはわからないんだ。でも凄く嬉しい。禰豆子がお兄ちゃんって呼んでくれる。太陽を浴びても平気で笑ってるんだ」
赫灼の目を細めて語る友人の横顔を、伊之助は柔らかい眼差しで見つめていた。
* * *
禰豆子が太陽を克服してから鬼の出没がぱたりと止んだ。それは唐突で不気味な一方的な停戦であったが、鬼殺隊はそれを好機として一斉訓練を断行した。人呼んで『柱稽古』である。
「おお、やってる、やってる」
元気だねえ、と鉄扇で口元を隠して笑う鬼が一人。葉が深く茂った木々の中、高い枝の上に立った童磨は、はるか遠くの音柱邸の庭先を見物していた。流石にあれだけ剣士が密集しているところに結晶ノ御子を近づけることはできないため、こうして本人が出向いてきたのだ。
(伊之助は……もうじき次のところに進みそうだ。偉いぞ、がんばり屋さんだ)
虹の目を細めて限界まで視力を絞り、どうにか伊之助の顔を判別できるようにする。すぐに毛細血管が破裂して見えなくなってしまったが、きゅるきゅると眼球を回復させた童磨は再びじっと目を凝らす。繰り返すこと数十回。息子が次の稽古場に向かうまで、ずっと見守っていた。
一足先に稽古を始めた炭治郎と善逸のことを流す程度に見ていたため、稽古の順番は把握済だ。しばらく道場内での訓練が続くため、次に伊之助の姿を見られるのは風柱のところだろう。
(そろそろこっちも大詰めだ。鬼舞辻をおびき出す餌は三つ。どれを使うかによって出方が変わる)
ぱちりと扇を閉じて片付け、次の一手の候補を頭の中で転がしてみる。鬼が活動しなくなったのは童磨にはあまり関係がないことだ。それよりも気になるのは、ここ最近、半数ほどの鬼狩りにつけられた血鬼術による監視。童磨の結晶ノ御子に比べればおそまつとはいえ中級隊士程度では気づけないそれは、童磨が見たことのないものだった。
鬼殺隊は鬼舞辻無惨に監視されている。隊士らを追えば、おのずと藤の家、蝶屋敷、各柱の屋敷ぐらいは所在が割れる。いずれは産屋敷一族が住まう本部にさえたどり着くだろう。
(だからもっと巧妙に隠れろって忠告したのに)
童磨が言葉をかわした先代当主はもういない。定期報告に戻ってきた御子の記録にあった男の最期はひどくあっけないものだった。童磨からすれば、あの一族は最初から無惨に対する生き餌でしかなく、その所在が明かされれば鬼の祖自ら始末しに訪れるだろうと踏んでいた。
(禰豆子ちゃんは、ないな)
もう一つの生き餌は太陽を克服した鬼―竈門禰豆子だ。彼女は蝶屋敷で匿われており、今のところ近づく監視の目は結晶ノ御子に処分させている。琴葉が出入りする限り、あの屋敷の秘匿は童磨にとって最優先。つまり禰豆子が蝶屋敷にいる限り、彼女を餌とすることはありえなかった。
最後の餌について考え始めたところで足元でにゃあと鳴き声がして、視線を落とせばとっくに見慣れた獣が一匹、すました顔で座っていた。
「やあ、茶々丸。何か持ってきてくれたのかな」
猫相手ににこにこと笑顔でしゃがみ、右手を差し出す。珠世の使い猫は、その手のひらに一掴みほどの大きさの茶色いガラス瓶を持たせ、しっぽを揺らめかしながら鬼を見上げた。
「……完成したのか」
装わない平坦な声でそう言って、童磨は薄暗がりに瓶をかざした。うっすらと波打つ液体は珠世からの前払いの報酬だ。決戦の足音は、もうすぐそこまで迫っていた。
【登場人物紹介】
童磨
元十二鬼月・上弦の弐にして万世極楽教の教祖。愛を知って世界が広がった人間性初心者。家族連れの逃れ者ライフは8年目。鬼殺隊の嘴平親子への監視が強まり、結晶ノ御子が近づけなくなったため、ますます寂しい日々を過ごしている。時折、物凄く遠くから蝶屋敷の庭先で洗濯物を干す琴葉を見つめたり、同じく遠くから伊之助を見守ったりしている。ついに人間に戻る薬を手に入れた!が、鬼舞辻と愉快な鬼達を滅殺しないと服用できない。
嘴平琴葉
ちょっぴり知能に難ありな超絶美人ママ。今回出番なし。柱稽古でほとんどの隊士が出払っているので、蝶屋敷も長期入院者ぐらいしかおらず、禰豆子の世話や施設周りのちょっとした雑用に時間を費やしている。伊之助が退院して嬉しいが、少しさびしい。最近やってきた美人な女性と少年とは挨拶だけかわした。
嘴平伊之助
お母さん似な獰猛系美少年。15歳。弱肉強食を世の真理としているスーパードライなうり坊。しかし両親にはウェット。煉獄さんの継子。あの夜、童磨と約束したのは「八年前の逃避行以降について語らない」「尋問を受けたら、【今は】童麿が鬼だと知っていると答えること」の二点。覚悟はあれど話術も腹芸もまったく才能がないため、相手の誤解を助長する方法を授かった。嘘はひとつもついておらず、師や同期が相手でも優先順位はけして揺るがない。そして人喰い鬼=童磨とは言ってない。長い入院を終え、柱稽古で大変ハッスルしている。
煉獄杏寿郎
黎明に散らなかった炎柱。伊之助の師範。継子の見舞いにやってきてあからさまな事情聴取を行った。結果、可愛がっている子を斬らずにすんで安心して帰っていった。炭治郎と善逸の能力に信頼を置いており、また伊之助のことも信じている。面倒見が良く、自然と周りを勇気づける人柄から、柱稽古では行き詰まった隊士のためのスパルタ式カウンセラーを担っている。
竈門炭治郎(+禰豆子)
原作主人公。背中の箱に鬼になった妹・禰豆子を入れている。煉獄さんによる伊之助の聴取に嘘発見器として立ち会った。友達を信じていたが、正式に疑いが晴れて嬉しい。その後の任務で、おばみつペアとともに上弦の肆を討伐した。ついに本格的に痣者となり、他の者たちのさきがけとなった。禰豆子が太陽を克服したことに心がはち切れるほど大感激しており、さらに伊之助が心底喜んでくれたことにも泣きそうになった。現在、蛇柱邸でしごかれ中。
我妻善逸
雷の呼吸を使う剣士。原作通りの人物。煉獄さんによる伊之助の聴取に嘘発見器として立ち会った。虹鬼=童磨については炭治郎から予め聞いており、煉獄さんからも説明を受けていた。友達を信じていたが、正式に疑いが晴れて嬉しい。禰豆子ちゃんが太陽を克服しておしゃべりできるようになったことは更に嬉しい。柱稽古から逃げ出したいが、恋柱邸では可能な限り長く居座った。
半天狗
上弦の肆。被害妄想甚だしいお爺さん。童磨を探していたら柱二人と原作主人公兄妹に見つかり、とても頑張ったけど痣発現に貢献するかたちで退場した。なむなむ。
蛇柱&恋柱
通称おばみつ。公式。大変お似合いだが付き合ってはいない。炭治郎と三人で虹鬼の出没情報を追っていたら上弦の肆に遭遇、戦闘となった。蜜璃はもともと竈門兄妹に好意的で、小芭内はマイナスに振り切れていたが、炭治郎が天然を発揮して「お似合いです!」と応援しまくったため、戦闘に入るころにはプラマイゼロまで上昇、戦闘後はツンツンデレへと進化した。二人とも上弦の肆戦で痣者となった。