三千大千世界を駆ける   作:アマエ

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タイトル=むみょうにしずみ、とらわれた

接触、あるいは人食い鬼の論理。




#9 無明に沈み、囚われた

 

 

「招いていないお客が来たようだね」

 

胡蝶カナエの鎹鴉が文を届けて飛び去った後、妻あまねと二人で内容を確かめようとしていた産屋敷耀哉は、ふと視線を天井へと向けてそう言った。すると、まるで応えるように天板のひとつが動き、鼠ほどの大きさの影が降ってくる。あまねの無表情が僅かに揺らぐも、彼女は動じない夫に倣い、座したままでいた。

 

四寸ほどの侵入者は落下の最中でみるみる大きくなり、ばさりと宙で広がった衣服を満たすように長躯の人型へと変化を遂げる。袴と白い足袋に包まれた足で畳に着地したのは、白橡の長い髪と虹色の瞳をもつ美しい青年だった。優しげな風貌の中で、血を被ったように変色した頭頂が酷く目立っている。

 

「やあやあ、はじめまして、産屋敷の御当主と御内儀。そちらから声を掛けてくれるなんて嬉しいなあ」

 

にこにこと挨拶する口元には鋭い牙。視力を失いつつある夫のため、あまねは「胡蝶しのぶ様から報告があったとおりの姿をした鬼です」と述べる。

 

「はじめまして。柱を殺さなかった元十二鬼月、君はいずれ接触してくると思っていたよ」

 

穏やかな耀哉の言葉に、鬼はおやと太い眉をあげた。しかしそれも一瞬のこと。すぐに無邪気な笑みを深めて夫婦から数歩離れた正面に腰を下ろし、ゆったりとあぐらを掻いた。行儀は悪いが、市井の育ちの者にはない優雅な身のこなしだ。

 

「流石は千年続く名家の御当主、肝が据わってるぜ。それに、とっても頭がいいみたいだ」

 

「いいや、それほどでも。ところで、自己紹介はしてくれるのかい?」

 

ゆっくりした美声でかわされる言葉は、その実、様子見がてらの剣跋だ。この鬼は瞬く間に屋敷内の産屋敷の血統を絶やすことができる。そう確信しながらも、耀哉の中に危機感はなかった。手にした胡蝶カナエからの手紙をゆるりと撫で、鬼の返答を待つ。

 

「これは失礼。俺のことは虹鬼と呼んでおくれ。前はここに上弦の弐と刻まれていたけど、今は鬼舞辻無惨から逃れて暮らすただの鬼さ」

 

おどけた風に自らの目元に触れる相手が口にした憎むべき名に、耀哉は考えを巡らせる。カナエの手紙には目を通せてはいないが、鬼が柱に完勝しておきながら殺さず去ったのは異例の事態だ。鬼からすれば生かしておく利点は一つもない。であれば、今ここで見定めることは必須であった。

 

「そう。私は産屋敷耀哉、こちらは妻のあまねだよ。虹鬼殿は蝶屋敷から烏を追ってきたんだね」

 

「丁度、カナエちゃんと話した後に烏が飛び去るのが見えたんだ。真昼間だからって迂闊すぎて、もしや罠かと思ったぐらいだぜ。なあ、産屋敷殿、もっと念入りに隠れないと悪い鬼に見つかってしまうぞ?」

 

まだ外は明るく、鬼にとって死地ともいえる時間帯だ。物陰から物陰へと移動してきたのだろうが、そうまでして鬼殺隊本部の場所を突きとめ単身乗り込んできた相手は、何をしようとしているのか。生き汚い鬼らしからぬ行動を空恐ろしく思うも、耀哉もあまねも微塵も表には出さずに先を促した。

 

「忠告痛み入るよ。それで、何をしに来たのかな?」

 

「うんうん、本題に入ろう」

 

鬼の美しい瞳がうっそりと眇められ、耀哉の病に侵されたそれと合わさる。

 

「俺は人間に戻りたくてね、その方法を鬼舞辻無惨から聞き出すため、奴を一刻も早く見つけて追い詰めたい。だから利害が一致する君たちと手を組もうと思って、こうしてお邪魔したんだ」

 

「どうして人間に戻りたいんだい?」

 

「えーっ、それも話さないと駄目?」

 

「人喰い鬼の話など本来聞く必要もないけれど、君の事情によっては考えなくもない、ということだよ」

 

明確な弱者である産屋敷耀哉の毅然とした物言いに、虹鬼はあざ笑うことなく、緩く腕を組んで考えるふりをした。やたらと大ぶりで気さくな仕草をする鬼だが、実際のところ僅かな機微も伺うことができない。上弦の弐が無惨を裏切るなんて、よほどのことだと予想する耀哉だったが、その考えは大きく裏切られることとなった。

 

「それじゃあ言うけど、人間の娘を好きになってしまったんだ。色々あって逃れ者になっちゃって、もう鬼でいる理由もないし、人に戻って彼女と楽しく暮らしたいのさ」

 

にこーっと輝くような笑顔で言い放たれた内容に絶句する。何百人も喰ってきた化け物の分際で、と隊士らなら激怒しただろう。耀哉とあまねとて内心は同じだ。きっとそれを見透かしている虹鬼は、わざとらしく首をかしげ、「あれ、カナエちゃんと違う反応だなあ」と口にした。

 

「カナエは思いやりが強い子だから、何を言ったのか想像がつくよ。私も彼女と同じ気持ちだ。君は態度も言い分もとてつもなく自分本意じゃないか。どうして、それで手を組めると思ったのか理解に苦しむ」

 

「うーん、御当主殿は賢い御仁だと思ったけど、違うのかい? 俺と手を組めば、鬼舞辻無惨と上弦の鬼たちの情報を教えてあげるし、上弦の参以下に確実に勝てるよ。君たちはただ、あの方を釣りだすか探し出すかしてくれればいい」

 

鬼は何が不満なのかわからないという顔だ。それさえ貼り付けられたものなのは、徹底した感情制御なのか、そも何も感じていないのか、いずれにせよ厄介な相手だと思うが、結論は決まっている。耀哉は美しく座した格好のまま、それを口にした。

 

「考え方の基準が全く違うのだね。君は人を喰うことに微塵も疑問をもっていない悪鬼。我々が君と手を組むことも、取引をすることもない」

 

「ふーん、随分刺々しいなあ。カナエちゃんといい、君らこそ自分本位だ。鬼だって生きてるんだぜ? 餓死しない分、絶食の苦しみは人の比じゃないってのに、食事するのが許容できないって……無理言わないでおくれよ」

 

唇を尖らせる鬼の右手に、手品のように閉じた扇子が現れる。藍色のそれは小間物に売っていそうな普通の品だが、ゆっくりと扇子を開いて口元を隠す動作に、耀哉はひやりと寒気を覚えた。彼の異能ともいえる勘が、ここで受け答えを間違えればよくないことが起きると告げているのだ。

 

「せっかく来たのに交渉決裂かあ。残念だよ、産屋敷殿」

 

「これ以上話すことはないので、穏便にお引き取り願えるかな、虹鬼殿」

 

含みを持たせることや、意味がない挑発はしない。この鬼は、この場で最も苛立った瞬間でさえ、耀哉とあまねを石ころをみるような目で見ていたのだ。元より二人に関心さえ持っておらず、自分の話だけしにきたに違いない。

 

虹の瞳の鬼はゆっくりと立ち上がり、口元に微笑をたたえた完成された表情で人間二人を見下ろす。そして、手にした扇子をひらりと一振りしてから、ぱちりと閉じた。

 

「ひとつ言っておくけど、俺の可愛い子を探したり、こちらの邪魔をしたりはしないでおくれよ? 君たちはもう俺から隠れられないんだから。それじゃあ、さようなら、産屋敷の御当主と御内儀」

 

そうして、鬼はやってきた時を巻き戻すように天井から去っていった。藤の香が焚かれた室内が一気に肌寒くなったことに、耀哉は僅かに柳眉を寄せる。あの鬼にしてやられたことに気づいたからだ。

 

「あまね、しばらく子供たちをこの部屋に近づけないでほしい。それから、気休めだけれど、対血鬼術の解毒薬を二人分用意しておくれ」

 

「はい」

 

しずしずと従うあまねの顔色は優れない。数百年、敵に知られることがなかった産屋敷一族の住処を暴かれたうえ、あの去り際の不穏な言葉だ。あのような悪鬼が見染めた人間とは、どのような娘なのか。ふと興味が湧いたが、産屋敷耀哉は懸命にもそれを胸の内で握りつぶした。

 

 

 

* * *

 

 

 

童磨が鬼殺隊本部に忍び込む一刻ほど前。蝶屋敷の集中治療室では、殺気立つ寝台の住人とにこやかな見舞い客が対峙していた。

 

「貴方みたいな鬼が人を愛するなんて……認めません、ありえません!!」

 

「酷いことを言うなあ。カナエちゃんが鬼と仲良くしたがってるって聞いたから、実例を教えてあげたんだぜ?」

 

入院着をまとい髪を下ろした無防備な姿でなお、胡蝶カナエは相手が間合いに入ってこようものなら縊り殺してやると言わんばかりの剣幕だった。寝台で枕を背に上半身を起こした彼女の足元には、ふくらみがないシーツがぺたりと広がっている。美しかった脚の膝下を奪った元凶は、彼女の恐ろしい視線に笑顔で返した。

 

「人と鬼だって、歩み寄れば仲良くなれるんだよ。俺と俺の可愛い子も、いくつか約束をしてお互いを尊重しあってる。彼女のために、俺は食事以外で人間を害さない大人しい鬼になったんだ」

 

「人の命をなんだと思ってるの……貴方に喰われた人たちだって、貴方が好きだという子と同じ命なのよ。それに、人を害さないなんて嘘! 私が生き証人です!」

 

「あははっ、カナエちゃんはこんなにも元気じゃないか。もう鬼と戦うこともないし、きっと何十年も長生きするよ。そもそも、君の方が俺を殺そうとしたんだから、被害者は俺でしょう」

 

けらけら笑う童磨にカナエの形相が麗しの乙女らしからぬものとなり、フウウと花の呼吸の深い音が乾いた唇から発せられる。日輪刀もなく、足先を失って瞬発力を出すこともできない状態で、それでも彼女は悪鬼へと手を伸ばした。

 

「おっと」

 

寝台から転げ落ちる勢いで胸元にしがみついたカナエを、まるで支えるように童磨の腕が抱きとめる。彼女はその拘束に抗い、あらん限りの力で鬼の長躯を窓の方へ押しやろうとした。五体満足であれば大岩さえたやすく動かせるのだ。窓から差し込む陽光に晒してやろうと必死だった。

 

挑みかかられた童磨はというと、その場に佇んだまま、踏んでしまった虫でも見るように胸元で力む女を見下ろしていた。カナエの努力は数分続いたが、最後には力尽き、肩で息をしながら鬼の手でもとの場所に戻されることとなった。

 

「……なんで貴方なの? 鬼舞辻無惨を裏切るほど人を愛した鬼が、どうして人喰いの悪鬼なの!?」

 

カナエは泣きはしなかった。ただ、薄紫の瞳を慟哭と怒りに染め、視線だけで鬼を殺せたならと己の無力を呪っていた。

 

招かれざる見舞い客はこのすぐ後に堂々と部屋を出ていき、カナエは昼食を運んできた妹に何もなかったふりで文の用意を依頼することとなる。青空に飛びたつ鴉を見送った元・花柱に落ち度はなかった。

 

庭の木陰からその鳥を見つけた小さな影が、時折炙られながらも影から影へと追いかけるなど、彼女でなくとも夢にも思うはずがなかったのだから。

 

 

 

* * *

 

 

 

最終選別のため藤襲山に集まった少年少女たちは、厳しい顔をして試験の開始を待っていた。十代半ばほどの彼らが鬼殺の道を選んだ理由はそれぞれあれど、鬼によって家族を奪われた者が大半だ。燃え立つ怒り、恨み、復讐の念。少しの恐怖と気が狂いそうな緊張。強い感情を臭いとして知覚化できる少年―竈門炭治郎には、この場は居心地の悪いものだった。

 

顔色が悪かったり武者震いしてたりの若者の群れの中、涼しい顔で佇む者は目立つ。一人は黒髪を側頭部で結い蝶の髪飾りをつけた可愛らしい少女。もう一人は、薄緑の生地に睡蓮の刺繍がはいった羽織を纏った美しい子だ。美形ぞろいの家族で育った炭治郎から見ても一際整った横顔のその子は、観察する眼差しで山を見つめていた。

 

(物凄く綺麗な子だ。あ、二振りも刀を下げてる)

 

じろじろ見るつもりはなかったのに、あまりに目を惹く容姿であるため、つい艶やかな黒髪から黒いズボンに包まれた脚先まで眺めてしまう。視線を綺麗な顔まで戻すと、やや勝気そうな翡翠の瞳とかち合った。こちらを向いたことで、正面から全貌が見え、炭治郎はぽかんと口を半開きにしてしまった。

 

(え、ええーっ!? 男じゃないか、それも凄く鍛えてる!)

 

優美な羽織の下は裸の上半身、しかも鱗滝のもとで二年間修業した炭治郎以上に発達した筋肉をもつ強靭な肉体だ。炭治郎の驚きをどう思ったのか、美少年はふんと鼻で笑って、また山へと視線を戻した。

 

(笑われてしまった。怒った臭いはしないけど、謝らないとな)

 

本当は今すぐにでもと思ったが、山への入口に二人の童女が立ったことで気持ちを切り替える。かくして最終選別が始まり、鬼がはびこる山での七日間が幕を開けた。

 

 

 

* * *

 

 

 

咲き狂う藤の小道を抜ければ、山全体が空腹と殺気の気配に溢れていた。山遊びばかりして育ち、家計の足しにするため獣を狩っていた伊之助からすれば、この山自体は脅威になりえない。少し探しただけで山菜や果実が見つかり、水源となる泉も一つ以上確認できた。そのうえ過ごしやすい季節で向こう数日の天気もよさそうだ。

 

(鬼がどんだけいるか知らねぇが、早いうちに小手調べしとくか)

 

選別は夕刻から開始したため、いつ鬼が襲ってきてもおかしくはない。出立直前まで稽古をつけてくれた胡蝶しのぶから借りた日輪刀二振りを抜きはなち、伊之助は触覚以外の五感を閉ざす。翡翠の瞳を閉じて棒立ちになった姿は自殺行為のようだが、彼は人間離れした気配察知能力を持っている。半径数十メートルに潜む生物の気配を文字通り肌で感じ取ることができるのだ。

 

(あっちに二匹、左に三匹、少し離れた水場のほうに四匹。こいつらは待ち伏せか。人間の気配は、死にかけが二人、逃げてんのが四人。一人こっちに向かってきてんな)

 

ぱち、と長い睫毛に縁どられた瞳が開き、整いすぎた顔立ちが獰猛な笑みに歪む。二匹の鬼を引き連れて駆けてくる人間が最も距離が近い。鬼が目の前の獲物に気を取られているなら、なお好機だ。

 

桃色に色変わり済の日輪刀は愛用の小太刀より長く重量がある。それを摺り上げるなり根元を折って短くするなりしなかったのは、この刀が花の呼吸の一門の形見だからだ。胡蝶カナエとしのぶが修行中に世話になった兄姉弟子たちの遺品。それを貸してくれたしのぶの気持ちを裏切ることはできなかった。出立間際まで別の刀を用立てると言っていた養父には悪いが、伊之助はこの借り物で選別を生き残るのだ。

 

(伊之助様の踏み台となれっ、雑魚鬼どもぉ!!)

 

心の中で雄々しい声をあげ、必死に逃げてくる少年の頭上へと木の幹づたいに駆け上がる。金髪に黄色い羽織の非常に目立つ少年は、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしているわりに見事な速度で眼下を通って行った。後を追う鬼二匹も頭上の伊之助に気づかず通り過ぎ、次の瞬間、背後に着地した彼に頚を落とされた。

 

「ふん、温いぜ!」

 

死んだ鬼の血が刀身からもさらさらと消えていく。伊之助は屍が完全に消えるまで周囲を警戒していたが、こちらに近づく気配はなかった。立ち止まってぽかんと大口をあけている金髪少年に目も向けず、次は水場で待ち伏せしている四体を倒すべく踵を返す。

 

「ちょ、ちょ、ちょっと待って! 助けてくれてありがとう! 頼むよ、俺も連れてって、七日間守ってちょうだいよォオおおお!!」

 

「てめぇ、放せ! 引っ張るんじゃねぇ、羽織が破れるだろうが!!」

 

いきなり腰に抱きついてきた金髪少年の髪を掴んで揺さぶるが、相手はぎゃんぎゃん泣きながら鼻水を羽織にこすりつけている。母親が刺繍してくれた睡蓮が汚れたことに、伊之助の白い額に血管が浮かびあがった。

 

ドガッ!!

 

柔らかい関節から繰り出された変則的な蹴りが金髪少年の腹に決まる。それなりに加減したため、相手が血反吐を吐くことはなかったが、かわりに薄茶色の丸っこい瞳が恨めし気に睨んでくるのを、容赦なく睨み返した。

 

「ぎゃんっ!! 酷いっ、痛いじゃないか!! 俺は物凄く弱いんだからな、お前に置いてかれたら即死ぬからな!!! そしたらお前人殺しだぞっ!!」

 

「うるせぇよ、この弱味噌が!! 弱ぇ奴がこんな場所にいりゃ死んで当たり前だ。この世は弱肉強食! てめぇが死んでも、てめぇが弱い以外の何のせいでもねぇ!!」

 

「なんてこと言うんでしょうね、この女顔!! 頼むよおおおお、守ってくれよォおおお!!」

 

「がああああッ、縋りつくんじゃねぇッ!!」

 

藤襲山で大声の応酬をしていれば、当然恰好の餌だ。伊之助と金髪少年ー我妻善逸の記念すべき最初のやり取りは、四方八方から襲い掛かってきた十数匹の鬼によって途切れ、この時の二人はまさか同じようなことがこの先何度も繰り返されるとは思ってもいなかったのだった。

 

 






【登場人物紹介】


童磨
元十二鬼月・上弦の弐にして万世極楽教の教祖。愛を知って世界が広がった人間性初心者。家族連れの逃れ者ライフは8年目。多少情緒が育っても根は変わっておらず、この度、鬼殺隊に対し先手を打ったが、会話中に嘘はひとつもついていない。藍色の扇子は琴葉からの贈物で、他の諸々と同じく体内に収納している。産屋敷夫妻に吸わせた粉凍り・改は無惨の呪いからヒントを得ており、吸った相手の居場所がわかる優れもの。細かい氷が肺全体にこびりつき、健康に影響ないものの解毒困難で太陽を浴びても消せない。

嘴平琴葉
ちょっぴり知能に難ありな超絶美人ママ。童磨が昼から出かけてしまったので胸元が寂しかった。三十路を過ぎても「あの子」「娘」と呼ばれているとは露知らない。笑顔で息子を最終選別に送り出したが、本当はとっても心配している。

嘴平伊之助
お母さん似な獰猛系美少年。最終選別時15歳。弱肉強食を世の真理としているスーパードライなうり坊。しかし両親にはウェット。歴代の最終選別挑戦者中でも最強レベルまで育成されているが、いまだ養父に傷ひとつつけられない。善逸に汚された羽織は、童磨が選んだ薄緑の布地を琴葉が縫い、睡蓮の刺繍を入れたもの。

胡蝶しのぶ
今回出番なし。伊之助の最終選別の少し前に蟲柱に就任した。おこりんぼな18歳。伊之助を鍛えまくって最終選別に送り出した。貸し出した二振りの日輪刀は花の呼吸一門の兄姉弟子の遺品。

胡蝶カナエ
優しく美しい元・花柱。絶対に仲良くしたくない人喰い悪鬼が人間と恋愛していると知り、どうしてこんな奴が自分の夢を歪とはいえ叶えているのかと、頭がおかしくなりそうなほど憤った。お館様への報告が大変な事態を起こしたが、それを知ることはない。

産屋敷耀哉&あまね
鬼は日中外で活動できないという常識の裏をかかれ、あっさり居場所がばれた。今後、鎹鴉の運用を見直すことになる。人喰い鬼とはじめて直接話をしたが、想像以上に相手がロクでもなく、しかも血鬼術を受けてしまった。無傷で鬼との邂逅を乗り切ったが気分は惨敗。なお、童磨の来訪はしかるべき時まで夫婦だけの秘密とした。

我妻善逸
雷の呼吸を使う金髪少年。原作通りの人物。その耳の良さで七日間伊之助を追い回し、結果ほとんどずっと一緒に過ごすこととなる。伊之助の美貌が腹立たしいが、母親そっくりだと聞くなり「お母さんを紹介して!!」と自ら死亡フラグ(仮)を立てた。

竈門炭治郎
原作主人公。伊之助との再会は七日後になる。ちゃんと長男パワーで手鬼を倒す。

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