選ばれし真の王と仲間達で世界最高   作:ゴアゴマ

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どうも、ゴアゴマです。

思いつきかつ完全自己満足の小説を書いてしまいました。後悔はしていません。

タグにもある通り、ありふれた職業で世界最強と、
FF15のクロスオーバーです。

原作崩壊や多少の性格変更が含まれておりますが、
苦手な方はブラウザバックを推奨致します。

大丈夫な方は、このままお進み下さい。

因みに更新スピードについては、
FE風花雪月の小説を最優先で書いておりますので、
速度は遅めを予想しておりますが、
ネタが思いつき次第投稿して参りますので、よろしくお願いします。


CHAPTER1 召喚
王達は


「俺達が出来る事は、ここまでになるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘗て、王の頭脳となり、彼が歩むべく道を照らし合わせた軍師が言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「後は全て、お前に任せた。…頼むぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

嘗て、衝突しつつも、王の盾として彼を守り、

彼の道を阻む物を薙ぎ払った者が言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っ、頑張って…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘗て、身分が違えど彼の側に寄り添い、

彼の迷いを共に分かちあった者が言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼らの見つめる先にある王は、ゆっくりと階段を登る

足を、やがて止めて、振り返り彼らを見た。

 

その眼には、いつかの不安は消え去り、覚悟が灯っていた。

 

 

「プロンプト」

 

王は、自分に寄り添った仲間を見る。

 

「グラディオ」

 

王は、自分を守り抜いた仲間を見る。

 

「イグニス」

 

王は、自分を支えた仲間を見る。

 

 

 

 

 

 

全てを見終えると、王は、最期の言葉を放つ。

それは、王としての最後の言葉、そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

「常に、胸を張って生きろ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親友としての、最後の言葉であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして、世界に覆われた闇は、選ばれし王、

ノクティス・ルシス・チェラムによって祓われ、

世界に光が戻った。

 

 

 

 

 

 

世界は平和を取り戻したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の犠牲により。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノクティスは、定められし運命の通り、

自分の命と引き換えに闇を祓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして世界は平和を取り戻したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、それを真の平和と呼べる者が居るのであれば、

その者は悪魔に魂を売ったのであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の犠牲により、世界は救われた。

そう、世界は。

 

 

 

 

 

 

 

 

では人々は? 確かに多くの者はこの光の再来を

喜び合うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、ノクティスを知る者たちは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の犠牲により成り立った平和に、真の喜びを味わうことなど出来るはずがなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノクティスの戦友達は、彼の犠牲に涙を流す事しか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

思い浮かぶのは、彼との日々の思い出ばかりで、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考える事は、今になっての後悔。

 

 

 

 

 

 

 

あの時、自分が何かを考えていれば、この結末は変えられたのではないか。

 

あの時、自分は知らず知らずのうちに、彼に使命を果たして死ねと言い、そんな事を言える暇があるのなら

自分が代わりになれたのではないか。

 

あの時、彼の苦しみを全て吐き出させて、一緒に逃げさせる事も、出来たのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

無理だと、無謀だと、傲慢だと言われてしまうかもしれない。だけども、彼らにとってそれ程にまで、

ノクティスと言う男はかけがえのない親友であった。

 

 

 

 

 

 

しかし、今更失った者は取り戻す事は出来ない。

 

 

 

 

 

 

だから、彼らはこう願うしか無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次があるのであれば、もう一度彼と親友に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なんか朝から意味わかんねぇ夢を見たんだが」

 

「えぇー、なにそのテンプレ的な犠牲ファンタジー?自分が王様ってさー、ククッ。ちょっとキモイよー? ノクト」

 

「うっせぇ! 良いだろ夢くらい!? 文句は俺じゃなくて、夢に言ってくれよプロンプト!」

 

眩しい朝っぱらの教室から、今日もノクティスとプロンプトのコント染みた声が聞こえてくる。そんな2人に周りは あぁ、またあの二人がじゃれ合ってる。位の視線しか送らない。それ程までにこんなやり取りを二人がしている証拠でもある。

 

この高校に通う普通の高校生、ノクティスとプロンプトは、此処で出会って意気投合した親友であり、こうしてただのお話をしているだけで周りを少し和ませてくれる、ある意味良心的存在である。

 

「てかそんなことよりさプロンプト、また2年のとこ行かね? まだ授業まで少し時間あるしな? 暇だし…」

 

「うん、良いけどさ、ちょっと待ってよ。もしかして俺と二人で会話してんのが暇とか言わないよね?」

 

「あながち間違いじゃない」

 

「辛辣ぅ!」

 

このやり取りに吹き出してしまう人達が何名かいる中、二人はそそくさと教室を出てしまった。

 

2年の教室を目指して歩いている際にも、二人のお話は止まらない様子で、ちょっと耳を傾けた人達の腹筋を崩壊させるには丁度いい材料だった。

 

やがて、お目当ての教室へ辿り着くなり、プロンプトの顔が少し険しくなる。

 

「うわぁ〜、また絡んでるよアイツら。飽きないのかな?」

 

その反応にノクティスもまたチラッと覗き見し、顔の表情が同じになる。

 

「飽きねぇからやってんだろ? てか止めに行くぞ。俺達の邪魔する奴は消してやるってな」

 

「うわ怖ー。どこで覚えたのそんな言葉?」

 

教室へ侵入した二人は、ドカドカと歩いていき、目標の人物が居る所へ直進して行く。そしてそのまま、邪魔なヤツらに向かって肩を叩く。

 

「お前ら良く飽きもせずに同じ事繰り返すよなぁ。1回〆られたの忘れたっけ?」

 

「ぁぁ? 何が…てヒィぃぃぃぃ!? ノクティス先輩!?!?」

 

その叫び声で、一気にクラスの視線がノクティス達に集まる。一部が恐怖に顔を染め、一部が舌打ち、そして殆どが歓喜の声を上げた。

 

「いやぁー、相変わらず人気者だねノクト!俺妬けちゃうなぁ」

 

「なぁに言ってんだよ。その中にはお前も入ってんの、分かってねぇのか?」

 

どうやら二人は舌打ちした奴らの事を無視して話を進めている様で、その態度のせいで睨まれてしまうが、それも無視する。別に自分を嫌っているからとかではなく、ただ単にそいつ等には何を言っても分からない事が判明しているからだ。

 

「よ、ハジメ。暇だから遊びに来たわ」

 

「おはよーハジメ! 朝から眠そうだねぇ! ノクトと同じくらい!」

 

「お、おはようございます。ノクティス先輩、プロンプト先輩」

 

二人が挨拶した青年、南雲ハジメは戸惑いながらもどこか嬉しい様で、快く挨拶を返してくれた。だが、ハジメをからかっていた途中のDQN…檜山グループの連中は納得がいかない様で、ゴリ押しでハジメに文句を浴びせようとしていたが、プロンプトが良い笑顔で、

 

「ねぇねぇ、この前君達がノクトにやられてべソかいてた写真、此処で見せてもいい?」

 

と言った所、大騒ぎしてその場を立ち去って行った。

 

「あんまやり過ぎんなよ?訴えられたらめんどくせぇんだから」

 

「うわ、ノクト大人ぶってるねぇ。いつもだったら友人に手を出す奴は醜態晒しちまえば良いとか言ってる癖にさ?」

 

「バ!? 言うんじゃねぇよ!」

 

ここでもお得意のコントを披露する二人に、周りは勿論、先程まで憂鬱だったハジメも、クスクスと笑い始めた。こうして少しクラスの雰囲気が良くなったところで、また1つ、厄介事が登場する。

 

「おはよう! 南雲くん! 今日も眠そうだね!」

 

げっと顔を顰めるハジメの前に現れたのは、白崎香織と言う美少女だった。彼女は、この高校で二大女神と呼ばれる程の人気があって、それ故にハジメは話しかけてくれるのは嬉しいが、少し遠ざけたくなってしまう理由がある。

 

(なぜ、アイツだけ!!)

 

嫉妬である。そんな白崎に話しかけられる存在であるハジメは、物凄くクラスの人達から妬まれており、睨まれてしまう事から、そっとして欲しいと思う様になってしまったのである。

 

それでも、まだ良くなった方である。ノクティスやプロンプトが、ハジメ以外を巻き込んで話す事もある為、ハジメの良さ等を理解し、また苦労してるな、と同情の眼差しを向けてくれる人も増えた。

 

そのため、ハジメは居心地を良くしてくれた二人に感謝を覚え、今ではそこそこ、このクラスでもやっていけている。

 

「お、おはよう白崎さん」

 

「あー、俺達は見えてない感じか。やっぱ恋する乙女って怖ぇな」

 

「良いなーハジメ。俺もそんな事してくれる人ほしーなー?」

 

「え!? あ、すみません気づかなくて!おはようございます。ノクティス先輩、プロンプト先輩」

 

軽く無視された二人にやっと気付き、大慌てで挨拶され、軽く挨拶を返した。

 

因みに、さっきのプロンプトの呟きに過剰に反応した人が一人いた事を、プロンプトは知らなかった様子。

 

だが、白崎に余り話しかけて欲しくないと思う理由は、もう1つある。それは、今から近付いてくる人物の一人に原因がある。

 

「おはよう。南雲君、ノクティス先輩、プロンプト先輩」

 

「全く、香織はまた彼の面倒を見ているのか? 本当に優しいな」

 

「どうもっす! 3人共、相変わらず朝から元気っすね!」

 

近づいてきた人物は八重樫雫と呼ばれる美少女と、天之河光輝と呼ばれる青年と、坂上龍太郎と呼ばれる青年であった。

 

雫は、もう1人の二大女神であり、龍太郎は脳筋、と呼ばれる男ではあるが、この男は二人が巻き込んだ人物の一人であり、ハジメの良さを理解して友人となった人物である。

 

雫が来ている事もハジメには痛い視線を喰らう原因にはなっているが、この二人はまだ良いのだ。

 

最大の原因は、天之河である。この男は、顔良し、運動良し、勉強良しの完璧超人であり、とてつもなくモテる人物だが、非常に思い込みが激しく、自分の思った事を正しいとして疑わない正確なのである。

 

その為、ハジメには相性が悪く、苦手意識を持っていた。

 

「お、おはよう。八重樫さん、天之河君、坂上君。まぁ、自業自得だから仕方ないさ」

 

ハジメは、あぁ、また始まったと思うが、何とか自分の意見を押し殺して、穏便に済ませようと言葉を選んで発言する。

 

「それが分かっているなら直すべきじゃないか?何時までも香織の優しさに甘えてばかりでは行けないだろ。それに、香織だっていつも君に構ってられないだろ?」

 

だが、そんなハジメの努力も虚しく、結局はご都合主義で返されてしまう。どうでもいいから早くしてくれ、と考えていた。

 

一方その頃、ノクティスとプロンプトはと言うと。

 

「あーもー、また来たよアイツ。アイツが来ると話したい事話せないから嫌なんだよなぁ」

 

「だな。俺も。虫と同じ位嫌だわ」

 

「それはちょっと酷くないですか!?」

 

物凄く嫌悪感を解放していた。もうお分かりだろうが、二人は天之河が大っ嫌いである。ハジメを兎に角目の敵にしている所もそうだが、実はこの二人も相性が悪いのである。

 

「それに、ノクティス先輩、プロンプト先輩。貴方達も態々2年の教室へ来て時間を潰していないで、もっと努力をするべきでしょう。クラスの皆に迷惑をかけては行けませんよ?」

 

ご都合主義の狙いに自分達も入っているから更にタチが悪いのだ。

 

「あのさぁ、俺達が何をしようと勝手じゃないの?なんでそれを君に決められなきゃならないんだよ?」

 

「お前は俺達の母親か何かか? てか、それが通用するならお前もいちいち注意しに来ないで自分の為になる事やればいいんじゃね?」

 

「うっ…それは…」

 

その癖、反論されると非常に弱いからこれまたウザイ。なのに納得せずにうだうだと絡んでくる為、とことん馬が合わない。

 

因みに、ハジメ達は自分と接する時とは全く違う二人の態度を見て、物凄く驚いていた。何回も見ているはずだが、やはりここまで対応が変わるとどうしても驚いてしまうらしい。

 

居づらくなったのか、天之河は逃げる様にその場を去ってしまった。

 

「ごめんなさい。3人共。彼には悪気は無いのですけど…」

 

「逆にそれが1番タチ悪いんだよなぁ…」

 

「しかもほぼ毎回って…。しんどいわ」

 

「あはは、大丈夫だよ。慣れてるから」

 

ハジメは口では誤魔化しているが、3人共心の中は一致しており、もう俺達には関わらないでほしい、と思うばかりだ。

 

「はーい、授業を始めますよーって、ノクティス君、プロンプト君! なんでこの教室にいるんですかー!?」

 

「やっべぇ! もうこんな時間だった! じゃあなハジメ! また来るわ!」

 

「ちょっとノクトー!? 置いてかないでよー!」

 

「え!? あ、はい!」

 

急いで二人は戻ったが、間に合わずに先生に怒られてたのは自業自得だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、朝は酷い目にあったね〜ノクト」

 

「だな。先生も見逃してくれれば良い物を…。ちょっと厳しすぎないか? グラディオ先 生?」

 

「そもそもお前らが遊びに行ってんのが悪いんだろうが! てかなんで俺までここに来なきゃなんねぇんだ!」

 

昼休憩中、二人に続き教師のグラディオラスも、また2年の教室に来ていた。

 

グラディオラスはノクティスの親戚の兄さんの様な立ち位置だったが、高校に入ると自分達の教師になり、そこで三人は常に一緒にいるようになった。ちなみにこのグループにはもう1人仲間がいるが、ここにはまだ来ていない。

 

「良いじゃねぇか。だってお前とプロンプト此処に連れてくると、面白ぇもんが見られるから俺は大歓迎だぜ?」

 

「俺が迷惑してんだよ!!」

 

「待って!? 何で俺も巻き込まれてんの!?」

 

その言葉に憤慨するグラディオラスとプロンプトだが、時すでに遅し、既にノクティスの娯楽は始まろうとしていた。

 

「あの、先輩、お昼ご一緒しても良いですか?」

 

「先生、私も良いですか?」

 

そこに現れたのは、園部優花と呼ばれる少女と、雫だった。

 

そう、この二人がノクティスがこの二人を連れてきた理由である。

 

「え? 良いけど、グラディオは?」

 

「あぁ、俺も構わねぇってノクト…。お前まさかこれ狙って俺らを連れてきたろ…」

 

「あ?だって面白ぇじゃん。この二人とお前ら絡ませると暇しなくて良いんだよ俺は」

 

ニヤニヤしながら自分達のこの状況を見て楽しんでいるノクティスに、少しだけ殺意がわいた二人だったが、残念だが優花達が見ている状況では何も出来ないため、睨むだけに留まった。

 

察しの通り、優花はプロンプト、雫はグラディオラスにそう言った感情を持ち合わせている。

 

朝のプロンプトの発言に過剰に反応していたのも優花で

ある。ただプロンプトは自分に向けられる好意には鈍感である為、彼女はいつも苦労している。

 

一方グラディオラスはある程度は気付きやすい性格ではあるが、何故かまだ進展がない。

 

そんな様子を見せられているノクティスはいい加減痺れを切らし、進まないなら行動起こしてやろう、という事でこの様に彼女達のプラスになるように行動しているのだ。

 

「先輩、良かったら私のお弁当、少し分けましょうか?…先輩に食べてもらいたくて余分に作りすぎちゃったんですけど」

 

「え? 本当? じゃあちょっと貰おうかな〜!」

 

「先生、はい、どうぞ。流石にカップヌードルだけじゃ体を壊しますよ?」

 

「悪いか。朝急いでてこれしか持って来れなかったんだわ」

 

ノクティスの策通り、無自覚だがイチャつき始めた彼らを見て、より一層意地悪い笑顔を浮かべた。とりあえず、後にプロンプト達と話し合いになる未来は確定した様だ。

 

とここで、先程のもう1人の人物が合流した様だ。

 

「やはりここに居たか。すまないな。少し生徒の相談に乗っていたら遅れてしまった」

 

「やっと来たか。おせぇぞイグニス…って あ」

 

もう1人であるイグニスもここの教師で、ノクティスの幼い頃からの友人でもあった。

 

ただ、そんな彼もノクティスの格好の的であり、その横には、

 

「ちょっとノクティス君、なんで私達を見てそんな顔をしてるんですか〜!?」

 

社会科担当の畑山先生を引き連れてやってきた。

 

「愛子先生も一緒で構わないか?どうせなら彼女も一緒にと思ってな」

 

「わ、私は二人が良かったんですけど、イグニス先生に言われたらその、嬉しくてつい…」

 

しかもこの2人、他の二人とは違い、もう既に出来ていた。その為、授業以外何かと二人で居る事が多く、不審に思った生徒が聞いた所、交際が発覚して落胆する人達が居た事をノクティスは明確に記録している。

 

「俺は構わねぇけど、いやぁ、周りがアツアツすぎて困っちまうなぁ」

 

「その割には随分と楽しそうだが。…人の恋沙汰で遊ぶのも程々にしておけよ」

 

「あーハイハイ。お前は俺の母親かって事で、俺はハジメの所に行ってくるから、お前らは好きにやってな」

 

「反省してねぇよアイツ」

 

「そーだよ全く。無闇矢鱈こんな事したら園部さん達にも迷惑かかってるじゃんかー」

 

ノクティスは既に満足した様で、逃げる様にハジメの所に避難していった。もとい、現在香織に迫られてタジタジになっている彼の援護射撃に向かったって言うのも正解かもしれない。

 

因みに、鈍感発言に優花がジト目で見られたのをプロンプトが不審に思って聞いた所、機嫌を損ねて顔を背けられてしまうと言ったプチ事件が発生していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「香織、こっちに来て一緒に食べよう。南雲はまだ寝足りないみたいだし。それに、そんな寝惚けた状態で香織の美味しい料理を口にするなんて俺が許さないよ?」

 

ノクティスがハジメを手助けしようと向かおうとすると、運悪くそこには天之河が乱入していた。またコイツか。と思いながらも、このままだとハジメの立場が余計に悪くなると危惧したので、そのまま乱入しようとしたが、

 

「え? なんで光輝君の許しがいるの?」

 

「ブフッ」

 

香織の天然発言により、その必要はなくなったのと同時に、彼自身の腹筋がやられてしまったので、どちらにせよ近づく事が出来なかった。

 

「っ、ノクティス先輩、また来てたんですか」

 

「ハジメ、とりあえずヘイトは俺が凌いでおくからお前は白崎と一緒に食べとけ。出来ればそのままくっ付け」

 

「あ、ありがとうございますノクティス先輩、いやいや流石にそれは無理ですって!」

 

今度はノクティスに敵意を向けられたが軽く無視し、ハジメに軽く助言してなるべく香織との二人の時間を邪魔しない程度の位置に移動して、彼らに向けられるヘイトをカバーしていた。

 

「おーおー、やってるねぇノクト。またお友達の恋愛援助? 面倒くさがり屋な君にしては珍しいんじゃない?」

 

「ゲッ。アーデン…」

 

彼がハジメの為に奮闘していると、苦手意識を何故か持ってしまう人物が此方に近づいてきた。

 

その名はアーデン。彼もまた此処の教師をしている者だが、非常に馴れ馴れしく、苦手意識を持つ者も多いが、それでも人気もそこそこにあると言った謎の人物だった。

 

ただ、ノクティスはそれだけの理由にしては酷すぎるくらいに苦手意識を持っていた。一部の人は前世で何かあったんじゃないか、と冗談交じりにノクティスに返答していたが、当たっている様な感覚がしたのは何故だろうか。

 

「なんだよ、つれないなぁ。俺とも仲良くしてくれたっていいじゃん?」

 

「いや仲良くする理由ねぇし、それにアンタにはお連れ様がいるんじゃなかったっけ?」

 

「連れ?」

 

アーデンが首を傾げたので後ろを指さすと、そこには眼鏡少女がアーデンのちょうど真後ろにいた。

 

「やぁ、先生。暇だから来ちゃった」

 

眼鏡少女こと、中村恵里は、何かとアーデンに引っ付いており、正確にはイグニスと愛子と同じ位の確率で一緒に居ることが多い。ただしかなり一方的なのが難点である。

 

「…相変わらず物好きだねぇ。君も。俺じゃなくてあの正義君の所にでも行ったらどうなんだ?」

 

「ヤダ。僕はあんな奴よりも先生の方が落ち着くの」

 

「ほら、やっぱりお連れ様じゃねぇか」

 

ノクティスの返答に苦虫を潰した様な表情を浮かべるアーデンだが、それ程嫌らしく思っていないのも付きまとわれる原因ではある。

 

なんでも、昔恵里が一悶着あって、橋から飛び降りようとした所を、アーデンが声を掛けて自分の家に連れてった事があったらしい。

 

それ以来、恵里はアーデンを好意的に思っており、あの様に着いてくるらしい。少々やり過ぎ感は否めないが。

 

「ねー先生、お昼ご飯、食べてなかったでしょ? 僕の少し分けてあげようか?」

 

「いや遠慮しておくよ。ちょっとノクト。見てないで助けるとかしないの?」

 

「いや?やっぱ人のそーゆーのって面白ぇなって」

 

「君ホントそーゆーとこゲスいよね」

 

アーデンをとりあえず凌いで、そろそろイグニス達の所へ戻ろうとしたのも束の間、教室一帯が光り輝く魔法陣に包まれた。

 

「!? なんだこれ!?」

 

「あーっと、これちょっと不味い事になったかもねぇ。しかも原因はあの正義君、か」

 

教室が混乱になる中、愛子、イグニス、グラディオラスが生徒を外に出そうとするも間に合わず、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、その教室の人達は行方をくらました。




如何でしたでしょうか。

人物紹介を詰め込んでしまったのと1話目の為、
だいぶ詰め込みすぎた話になってしまいました。(汗)

色々ツッコミどころもあるとは思いますが、
暖かい目で見て下さるとありがたいです。

では、また次回。

あのさあのさ、活躍を多く見せて欲しいキャラクターだれ?(分かる人はわかるプロンプト風の聞き方です。)

  • グラディオラス
  • プロンプト
  • イグニス
  • アーデン
  • 皆平等、それがいい。
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