それでも糸は紡がれ続ける—女傑達の英雄遺文— 作:護人ベリアス
励みになってます!
前話の時点からご意見箱を活動報告を活用して設けてみたんですが、何故か前話の前書きに書いたはずが反映されていなかったという…
もし宜しければご活用を。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=243681&uid=269477
あと前の話でPVが云々とか言いましたが、今作の連載をやめるつもりはありません。
ダンまち二次小説唯一(自称)のアルゴノゥトの死後を描く作品として最後まできっちりとアルゴノゥトの遺志の行く末を描ききるつもりです。
…構想を膨らませるうちに週一投稿じゃいつ終わるのか検討がつかなくなりましたがね。
何せ業績をきちんと定着させていくには時間が必要です。(その意味で直後に命を落としたアルゴノゥトは見えるべきものが見えていなかったと考えます)
よって描ききる期間を10年単位で増やす必要があり…終わりが来るのかな…と。一応過程で発生するイベントはラストまで大方まとまってるんですけどね。(尚定期的にそのイベントと関わるオリキャラは増加している模様)
それはともかくお気に召してくださった方には今後もお読み頂ければ幸いです。アルゴノゥトの遺志とそれを継承する女傑達の生き様を美しく今後も描いていくつもりです。
そして前話に引き続き今話は今作のテーマにようやく切り込み始める回です…
「マルス殿。フィーナ殿。それに魔導士の方々。最後の総仕上げをお頼みします」
「仕上げが終われば、すぐにでも追いつきます。ゴヴァン殿達はお早く出立を」
「ええ!ではお先に参ります。皆の者!出立だ!」
ゴヴァンさんは私達にそう挨拶を言うと、声を張り上げる。
今から出立するのは、ゴヴァンさんと二アールさんが率いる部隊の皆さん。
その部隊はここナクソスの主力の兵士の方達も当然いるが、兵士の方だけではなかった。
女性や子供にご老人…ナクソスに住む方々全てがその部隊の兵士の方々に守られるようにナクソスを出ていく。最低限の家財道具や食料などを積み込んだ荷馬車などを引いて。
その皆さんが出ていけば、このナクソスに残されるものは少ない。
ある『総仕上げ』に任務を引き受けた私も行動を共にしているマルスさん率いる魔導士隊の皆さん。
その任務後の道中の護衛を引き受けているガイウスさん率いるあまり多くない数の兵士の皆さん。
そして未練がないはずもないこのナクソスに数多残される家々や品々。
それらを残しナクソスを去っていく皆さんの列を私達はその列が絶えるまで見届けていた。
その光景が私の心に宿る蟠りを段々と大きくしながら。
☆
「それにしても此度の策は見事と言う他がありませんでしたなぁ!このような見事な策に基づいて反撃の狼煙を上げられるとは、我らは余程恵まれているようです」
「それもその通りですな。ガイウス殿」
ゴヴァンさん達の部隊の皆さんがナクソスを出て一刻。
私達は託された任務を果たすべく黙々とそのための準備を進めていた。
そしてたまに飛び交う雑談に聞き耳を立てていると、ガイウスさんとマルスさんが感心したように話し始めた。
それがお姉様と今回の反撃作戦に関してであることは自明なことだった。
「騎兵による魔物撃退の地ならしはマルス殿の策。これだけでも後続の部隊は大きく被害を減らせることでしょう」
「後続は非戦闘員を多く含んでいますからな。王女様のご配慮のお陰で魔導士隊も後続のために残してくださった。これもまた多くの者が道半ばで命を落とすことを防ぐことに繋がるに違いありませんな」
「それに何より後続の者達の防衛策を提案して下さった二アール殿!これまでほとんど話されているのを見たことがありませんでしたが、あのような策をお出しになるとは…正直驚きでした」
「いざ魔物の襲撃を受けた際には隊列の両側に配置した荷車を倒し、即興の防壁と為す…こうすれば行軍中であろうとこれまで通りの防衛戦とすることができる良い策ですな。この策のお陰で犠牲も大きく減らせましょう。まぁそなたと違って二アール殿は口数は少なくともここぞという時には素晴らしき策をお出しになるお方。いつも騒いでおれば評価を得られると思われているガイウス殿とは違うということですな」
「なっ…申されましたな!マルス殿!見ていてくだされ!ゴヴァン殿の部隊に合流するまでの護衛を引き受けているのはこのガイウスと私と共にこれまで戦いを共にしてきた者達。我らの力をご老人にとんとご覧にいれましょう!なぁ!お前達!」
「「おお!!」」
「ほっほっほ。威勢の良いこと。その威勢はまず是非ともこの作業にお費やしあれ」
「言われずとも!」
そんなガイウスさんとマルスさんの和気あいあいとした会話に耳を澄ませながら私は作業を進めていく。だがその手はどうにも進まずついつい物思いに耽ってしまう。
それはどうしてもこの作業に向けるだけの意欲がないため。この作業自体に疑問を抱いているからに他ならなかった。
その作業は家々の周りに燃えやすいものを置いて、延焼を加速させるための準備。それに加えて念には念を入れた私達の逃げ道の確保。
そんな準備が必要なのは、非常に言葉にしたくないが、このナクソスを捨てるという決定が為されたと同時に街を焼き払うなどと言う指示が出ているからで…
「何やらお悩みですかな?フィーナ殿?」
「えっ…あっ…マっ…マルスさん」
「そう驚かれなくともよいでしょうに…まぁそれはよいでしょう」
「えっと…すみません。ありがとうございます」
唐突にマルスさんに話しかけられた私はつい挙動不審になってしまう。それを笑って許してくださるマルスさんに私は礼を述べる。
だが話しかけられた理由、私の悩みを問いつつその悩みが何か当然に分かっているだろうマルスさんに話しかけられることはあまり気の進むことではなかった。
「さて話を戻すにフィーナ殿は何か悩み事があるご様子。それをよろしければこの私に話して頂けませんかな?」
「え…それは…」
「マルス殿…それは聞かずとも分かること。このナクソスを捨てると共に焼き払い逃げ道を断つ…言うなれば背水の陣を敷くと仰った王女様と激論を交わされたのが原因に…」
「黙らんか!ガイウス殿!なぜそういつも余計なことを…!」
「おっと…」
マルスさんの質問に答えを窮していたところ、ガイウスさんはあっさりと私の悩みを口にする。…せっかくマルスさんが私に気を使ってゆっくりと話の核心に迫ろうとしていたのがすっかり台無しである。
このガイウスさんの浅慮にマルスさんは割と本気で激怒していて、ガイウスさんはしまったと言わんばかりの表情を浮かべている。
だが私を気遣わない空気の読まないガイウスさんの反応をそれほど不快には思わなかった。むしろその空気の読めなさに懐かしさまで感じるほど。
そしてその懐かしさはさらに私の中の蟠りを増長させる。
だがその蟠りは暴発させても意味はない。
だから私は募る蟠りを抑えつつ、マルスさんの質問にようやく答えた。
それは私の悩みが大した物ではないということをガイウスさんがさらりと口にしてくれたことで少しだけ考えることができるようになったからかもしれない。
「ガイウスさんの仰る通りです。私は王女様のやり方に納得が未だにできません。大業のためだとしても…皆さんから平穏な生活を奪うことは…皆さんの笑顔どころか大切な物を奪い、命まで危険に晒す…それを魔物ではなく他でもない私達が為すのは絶対にいけないと思います」
それが私に蟠りを作り、お姉様との口論まで発展させた事柄であった。
お姉様は軍議の後の準備にあてた一週間の間に決定した事柄。
ナクソスを捨てて、レムノスに移る。
言うのは簡単。けどそれに伴って払われる犠牲は少ないわけでもない。
それは現に目の前に残されている家々や持っていくことのできなかった品の数々が示している。
それに先程私達の前を通り過ぎていったナクソスに住む方々の表情もその犠牲を表していると感じずにはいられなかった。
確かにナクソスを出ていくほとんどの皆さんの表情はあまり暗さを感じられなかった。ここに多くの物を残していくはずなのに。
それどころか明るい表情を浮かべている方までいた。
まるでこれからに希望があるから、ここに残していくものなど些事に過ぎないと言うかのように。
私達の道と希望を示してくださったお姉様への信頼が皆さんにこのような表情を浮かべさせていることは分かった。
それほどお姉様のお言葉は絶望に絶えず悩まされていた皆さんに希望をもたらしていた。
それは分かる。
分かっている。
私もその希望をもらった者の一人だから。
だが私はどうしても納得できないのだ。
それはそんな皆さんの中に一人でも悲しみを感じ、このナクソスを離れたくないと表情から滲み出ている方がいるから。
そんな方は多くはないけど、少なくはない。
けど私の瞳は悲しみ苦しんでいる方の表情を見落とすことができなかった。
そんな方がまるで異分子のように冷たい目で見られているのが我慢がならなかった。
その人達が望んでいるのは平穏な生活ただ一つのはずなのだから。
悲しむ表情を誰よりも嫌ったのが私の英雄アルゴノゥトだった。
笑顔を失うようなことを絶対にしない。それがアルゴノゥトだから。
だから私は違和感を感じずにはいられない。
英雄アルゴノゥトの遺志を継ぐと言ったお姉様がこのような仕打ちをすることが。
私は笑顔を奪うことを為すお姉様にどうしても納得がいかなかったのだ。
だがそんな納得がいかなかったのが私だけだったのは、あの軍議の場で決定が下された際から分かっていた。
「そう仰られますが…フィーナ殿。王女様がこのような決断を下されたのは、ナクソスを防衛し、レムノスを奪還するという形で二分するための兵力を我々が持っていないため。仮にナクソスに残りたいと申す者がいたとしても、その者達を守るだけの兵力を割けば、奪還にも失敗し全てが水泡に帰してしまいます…」
「マルス殿の仰る通り。これは戦略的には正しいし、犠牲を減らすためには必要な策でした。このナクソスを焼くと言うご指示も決してここに住む方々の心をただ単に傷つけるためではなく、むしろ憂いをなくすため。気を取られる財産がなくなれば、余計な心の乱れがなくなります。逃げ場がなくなれば、否応がなしに士気が上がります。そういう意味でただ捨てるだけでなく焼いてすべてを無に帰するという王女様のご判断は決して間違っていません」
「そうです…お二人の仰ることは正しいんです…それは分かってはいるんですっ…!でもっ!」
そんなこと分かってる。
結局私の今を守り未来も勝ち取ることで悲しみを生まれないようにするというのはあまりに現実味がない。
今の持てる力では最小限としても何かしらの犠牲を払わなければ反撃など到底できない。
その犠牲がお姉様のお考えのお陰で皆さんの大切な命ではなく、物で一時的な平穏な生活のみで済んだなら喜んでもいいはずだった。
失われた命は戻らないが、物ならば生活ならば何度でも取り戻すことができる。ただ命さえあれば、何度だって。
私の言い分は戦略的にも不可能でお姉様が唱え皆さんが私以外の全員一致で決めたこの決断が間違っているなど、到底言うことはできない。
そんなこと分かってる。
戦略的にお姉様の判断は正しかったとしか言いようがなかった。
だが何かがおかしい。
どうしても違和感が拭いきれないのだ。
そう悩み苦しみ、表情を歪める私はきっと何か考えがおかしいのだろう。
だって軍議に参加した皆さんだけでなくナクソスに住むほとんどの方がお姉様の判断に反対することも不満を漏らすこともなかったのだから。
だがガイウスさんとマルスさんが自らの判断に自信を失いかけている私に掛けた言葉は思いもよらぬ言葉であった。
「そうです。フィーナ殿の仰る通り、『でも』何かがおかしいんです」
「ガイウス…!…まぁそうですな。フィーナ殿の仰ることを全面的に否定することだけはできますまい」
「…ガイウスさん…?マルスさん…?」
私は二人の思わぬ賛同に近しい言葉に目を大きく見開き驚きつつ、二人の顔を交互に見る。
ガイウスさんが私の言葉を引き継いで真剣な表情でそう告げる。一方のマルスさんはガイウスさんの言葉を咎めるかと思いきや小さくため息を吐くと、何かを観念したかのような表情でそう言った。
軍議でお姉様の判断に即座に賛同の意を示した方々の一人であるガイウスさんとマルスさんが私の判断を完全に否定しなかった理由はすぐにお二人が話してくださった。
「王女様のご判断は戦略的には正しい。ただその判断によって苦しむ者がいる。それは私も知るところ…正直そう言った者達を救うという大願を抱いて王都を飛びだし、自警団を組織してきたこのガイウスも見過ごせぬのは事実。戦略的には、軍議に参加し、王女様の大義を実現するために尽くす者として判断に賛同しましたが、私個人の思いとしてフィーナ殿と同じと言っても過言ではありませぬ」
「…私もフィーナ殿の御主張には共感するところがあったのは事実。王女様が示されたのはあくまで一つの道の在り方。全員に強制して良いわけではありませぬ。王女様の示した道に賛同できぬ者がいるのも当然のこと。そういう意味ではこのような苛烈さを伴う王女様のご判断はまずかったと思う節もあります」
お二人は私の判断を擁護するようなお言葉をくださる。だが当然と言えば当然私の判断を擁護して下さるだけではなかった。
「王女様のご判断で苦しむ者のために何か手を打たねばならぬのは私も思うところです。…ただその肝心の手立てをフィーナ殿は示してくださらなかった。ただ精神論のみを述べていても堅物のデキウス殿やあの掴みどころのないが知略に優れたリュールゥ殿を説き伏せることは叶いません。そういう意味ではフィーナ殿の言葉はあまりに説得力がなかったと言うのが正直のところ」
「うっ…」
「ガイウス殿は率直に言い過ぎですが、私も同感と言うのが本音ですなぁ。フィーナ殿は反撃自体には賛成しつつ反撃のために必要なナクソスの放棄を反対なされた。それでは対案でも出さぬ限りフィーナ殿の意見が通る道理はなかったとも思われます」
「…その通りです」
二人の忌憚のない指摘に心が折れそうになる私。
確かにガイウスさんのお言葉のように私の反論には具体性がなく、マルスさんのお言葉の通り私の意見は矛盾までしていた。それでは私の言葉が説得力がなかったのも当然。反省すべき点は山ほどある。
私はそんな不甲斐ない論でお姉様の判断に反対していたと考えると心底笑えない。
ただそう凹んでいても仕方ないと私は息を大きく吐くと早急に気分を改めようと考えた。
アル兄さんは言っていたのだ。
笑顔にならないと運命の女神様も微笑んではくれない、と。
誰かを笑顔にしたいのなら、悲しんでいる人を見つけてしまったなら、まず私が笑顔にならないと。そうでないと他の誰かを笑顔にすることなんて到底できない。
お姉様の判断は正しい。けれどそのせいで笑顔になれない人が出てしまうのはある意味仕方ない。
ならお姉様以外の誰かが笑顔にするために力を尽くさないと。
それが私にできるのかは分からないし、お二人に指摘されたような方法なんて今は全く思い浮かばない。
なら、だからこそ私自身は笑顔を絶やしてはいけないのだ。
いつか運命の女神様を微笑ませて、一人でも多くの人を笑顔にするために。
「さぁ!話はこれくらいに。作業も終わりそうなので、皆さんの未練を払い反撃の祈願のためにもナクソスを盛大に焼き払ってやりましょう!これが王女様のためになるならば、もう迷うわけにはいきません!」
「え…フィーナ殿?先程までの反論は…」
頬を張って気を取り直した私の突如機嫌がよくなったかのような反応にマルスさんが困惑した表情を浮かべる。
マルスさんの言いかけた通り反論したい気持ちは未だに燻っている。
だが私にはその反論の根拠が今は考えつけない以上どうしようもない。
ならまず私は運命の女神様を微笑ませるためにもう凹んでいる場合ではないと思い直したのだ。
「すみませんお二人とも。こんなところでくよくよして不満を抱いていても仕方ないですよね。まずは王女様から授かった任務を成し遂げないと。それからどうしていくか考えてくことにします。いつか私の思いが誰かにきちんと届いて納得してもらうために、まずは経験を積み説得力のある論立てができるようにならないと。そうしなければ、これからも笑顔になるみんなの影で悲しんでる誰かを笑顔にすることはできません。本当の意味でみんなが笑顔になれる日は到底訪れません。だから…私はまず目の前の為すべきことを果たします。まずは王女様の反撃の第一歩を私達の力で成功に導くんです!」
「…立ち直りが本当に早いですなぁ…まぁフィーナ殿の仰る通りではありますな。ここで私達の為すことも立派な任務ですから」
「それが良いでしょう。不満も非がないと言えど、不満は心の乱れに繋がります。それがないことに越したことはありません」
私の決意にお二人は各々感想をくださる。
私はまだ何も見えてはいない。
アル兄さんの言ったような誰一人見落とされはしないみんなが笑顔な世界…それを実現する方法なんて全く分からない。
だがまず私が笑顔にならないと何も始まらない。
私が疑問を抱き続けなければ、始めることもできない。
今回私が疑問を抱き、反論をし、論拠も用意できず見事に論破されたことを決して忘れてはいけない。
忘れないためにも私はこのナクソスを私の魔法で、私達の魔法で焼き払う。
私が議論に敗れ、望まぬことをするしかなくなったという恥を心に刻み込むために。
一方で先程言ったようにお慕いするお姉様のお力になるために。
その時もう私は後悔で表情を歪めることも不快感を露にすることもなかった。
ただ笑顔のみを浮かべられるように努めた。
それだけは絶やしてはいけないから。
私はそばに置いておいた杖を手に取り、声を上げる。
それは私のその覚悟を示すための声でもあった。
「王女様のために!このナクソスに住んでいた全ての方のために!これより生まれる希望と笑顔のために!皆さん!!詠唱準備を!!」
前回と今回、アリアドネとフィーナの考え方の対比で示した今作のテーマの一つ。
『百を救い一を切るか一を救うことに注力するか』
二人ともアルゴノゥトによって『一』として救われ、アルゴノゥトは女の子を二人救ったぐらいの感覚だったかもしれません。
ただ二人がどのように解釈するかには大きな差が出ると思います。それは二人の立場とアルゴノゥトと関わった経緯が違うからです。
アリアドネに見えるもの。
フィーナに見えるもの。
辿り着く場所は一緒なのにも関わらず、その道筋が違うが故の衝突がこれより始まってしまいます。
今はフィーナはその道筋が見えていません。だから自らの道筋を既に見出したアリアドネに遅れを取りました。
ただ今後も遅れを取り続ける訳にはいかない。
フィーナもまた自らの道筋を見出していきます。それがアルゴノゥトと同じ道筋なのか、違うものなのかは誰にも分かりません。
少なくとも今作の女傑の一人として道筋を今後見出していくことでしょう。
アリアドネにとってのレムノスへの出陣は自らの道の始まり。
フィーナにとってのレムノスへの出陣はアリアドネの道へ疑問を抱き、自らの道を探り始める契機。
…と言ったところですかね?
…そもそもを言うと結局アルゴノゥトって『一』を救いたいのか(=アリアドネやオルナを笑顔にする)『百』を救いたいのか(=ミノタウロスを討ち、世界に希望をもたらす)、どっちがやりたいのか英雄になりたいと言いつつもなれないと考えるという矛盾もあるせいで分からないんですよねー
…まぁ『百』を救うというのは結果的に『一』を救おうとしたおまけで付いてきたぐらいの感覚でしょうか?
ダンまちは『百』を救うための傑物が少ないので、自分はそちらに中核を置きつつ影で戦う『一』を救う者達も扱っていきたいです。
…個人的感覚で『百』を一度救う方が『一』を百回救うより見方を変えれば楽な気もしますね。
ただ…双方ともに非常に難しい…というのを描いていきたいですね。
《現状》
『百』を救う者=アリアドネ・リュールゥ
『一』を救う者=フィーナ