始源の英雄(アルゴノゥト)は死んだ。

『英雄の船』たらんとした一人の男は英雄としての名を欲さず最期まで道化として生き抜き、生き絶えたのである。

だがどうしてその希望がその死を以て消えてしまおうか?

どうしてその志がその死を以て忘れられようか?


英雄譚は終わらない。


始源の英雄(アルゴノゥト)は確かに糸を遺していたのである。

未来を紡ぎ出す希望と言う糸を。

始源の英雄(アルゴノゥト)は死の間際縁深き女傑達に(希望)を託していたのだから。

これは始源の英雄(アルゴノゥト)に後事を託されし女傑達の紡ぐ英雄遺文。



〇この作品は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ』の2周年イベント、『偉大冒険譚 アルゴノゥト』の後日談を綴る物語です。

〇ダンまちを原作と自称しつつ、ベル君らは一切登場しません。

〇原作イベントのラストが少々情報量が足りないため、適宜独自解釈が入ります。その点ご了承ください。

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