運動不足ソーサラーがリングと行くフィットネスなアドベンチャー 作:星空ゆう@最弱ったら最弱
敵の圧倒的な力に世界が揺れる。
きっとこの攻撃は敵のすべての力がこもっているに違いない。
敵は___ドラゴは鍛えられ上げた僕とは比べ物にならない筋肉を持っていた。
そんな強大な敵が僕らを消し飛ばそうと恐ろしい攻撃のための力を溜めている。
リング「とんでもない攻撃が来るよ!これは強力なガード、貼るしかないよね!」
ゆう星「スクワットの直後はやめて!僕の足が死ぬ!」
僕は、ドラゴよりリングの方がとんでもないことにしてる気がするなあ!?
…どうしてこうなったのか、それは数日前…。
ゆう星「…もうたべられ…やっぱりおかわり〜…うーん…。おはよ…太陽の光が眩しい…」
あまりの眩しさに、目がさめる。
今日も良い天気だなぁ。鳥の歌が耳に心地いい。
それに風が吹いてて涼しいなぁ…このまま二度寝…。
ゆう星「ちょっと待って、なんで天井がないの?」
立ち上がって、周りの状況を見ていく。
右、豊かな自然が見える。こんな状況でなければゆっくり散歩したいくらいだ。
左、こちらは綺麗な小川だ、魚も泳いでいて、見るだけで1日を潰すことが出来そうだ。
結論から言おう。
ゆう星「ここどこおおおぉぉ!?」
???「おい…」
ゆう星「…うん?」
声の聞こえた方向を向くが、誰も居ない。
きっと、幻聴だろう。人が居ないから、誰かに助けてもらいたいという気持ちが強くなってそれで変な声が聞こえてきたに違いない間違いないねうん。
???「…無視をするな…」
やはり声が聞こえる。この声は…足元から?
そう思い足元を見るとドンピシャリ、怪しい輪がそこにあった。
その輪には、二本の縄のような物で括られており
無造作オブザイヤーで大賞を取りそうなくらい無造作に転がっていた。
そのリングを少し観察してみる。
ふむふむ、なるほど。
…じゃあとる選択は一つだね。
ゆう星「…よくわかんないし聞かなかった事にしよう」
???「ま、まて!話を聞いてくれ!」
ゆう星「知らない!聞こえない!」
???「こ、この世界の危機が迫っているんだ!この封印を解いてくれ!」
ゆう星「封印とか怪しさが満点すぎる!」
???「お、お前は、異世界からやってきたのだろう!?情報が欲しくはないか!?」
その言葉を聞いて、足が止まる。
異世界?異世界ってもしかして異なる世界って書いて異世界?
異世界って事は、ここはチョコットランドじゃない。
チョコットランドじゃないって事は、チョコットランドの常識が通じない。
チョコットランドの常識が通じなければ…。
ゆう星「…話だけは聞きますね(僕は死にかねない…!)」
輪を手に取り、じっくりと観察をする。
上下左右がないただの輪かと思ったが、どうやら違うようだ。
上と思わしき部分には頭の様な装飾が付いており
横の部分には、持ち手と言える皮の様なものが巻いてある。
少し触っただけだが伸縮性もかなりあるようだ。
ゆう星「まあ、話をするにしても封印したままじゃままならないし…封印解除方法はどうするんですか?」
???「ああ、そのリングを力いっぱい引っ張ってくれ」
…リングなんだ。
そんなどうでも良いことを考えつつも引っ張り始める。
どうやらこのリング、伸縮性の割には
かなり引っ張るのは融通が効かないようだ。
必死に引っ張り続けると
ミシミシと音が鳴り始める。
しめたと更に引っ張り続ける。
…今考えると、この選択は間違いだったのだろう。
周りが禍々しい雰囲気になっている事に気付いたのは
その封印が解けた瞬間であった。
封印が解けたその瞬間
僕は突然吹っ飛ばされた。
ゆう星「わっ!…一体何が…?」
リングの方向を見ると同時に周りの光景も目に入ってきた。
世界が禍々しい闇に染まっている。
どうやら、まずいものの封印を解いてしまったらしい。
武器である杖のマソウセプターを取り出し、構える。
それと同時に、リングから黒い何かが飛び出してきた。
身構えるも衝撃は来ない。
不思議に思い、周りを見渡していると空から声が聞こえてきた。
???「騙されるとは間抜けな奴め!」
空を見上げると、黒いドラゴンがそこにいた。
…なにこの筋肉。
顔が若干変なのには目を瞑ろう。
なんだそのえげつないレベルの筋肉は。
腹筋が無駄にキレイに六つに割れている。
一瞬驚いたものの敵がいる事を予想していた為
強力な一撃を入れようと、魔法を打ち込もうとする。
ゆう星「そこだな!喰らえ!『メテバーン』…出ない!」
魔法の一撃を喰らわせようと、詠唱していたものの
想像していた技が出ずに、落ち込み四つん這いになる。
しかし、すぐに立ち直り、ポケットの中から適当な物を投げつける
???「はやく俺の力を…ガッ!?なんだ!?」
ゆう星「あ、あれは数日前に鼻を噛んだポケットティッシュ!」
ドラゴ「き、気持ち悪い!ここは撤退だ!」
そう言い、そのドラゴンは何処かへ飛んで逃げて行った。
ゆう星「さて、撃退したは良いものの、どうやってこの先生きのころうかな」
そうやって、きのこる…じゃなかった生き残る手段を考えていると
また、謎の声が聞こえてきた。
???「まて!ドラゴ!…まさかドラゴの奴、あんな方法で…」
さっきまで掴んでいたリングがしゃべっている。
あの頭のような装飾は本当に頭だったらしい
ふむ…もし、こっちも悪い相手だったら…。
ゆう星「早めに倒しとくのが吉…かな?」
そういって、緑色の液体___スキルゲンを飲み干し
また、魔法の詠唱を始める。
???「まって!僕はアイツを!ドラゴを止めたいだけなんだ!」
なんか、必死だな。
…悪い奴を見逃すのは気分が悪いけど、話を聞き逃すのはもっと嫌だな。
ゆう星「…ちょっとでも怪しいことしたら、分かるね?」
そういって、マソウセプターを下ろす。
リング「よかった、僕の名前はリング。アイツは元々は体が弱かったんだけど…闇のオーラに包まれて、あんな事に…」
リングって…見た目そのままの名前なんだ。
…うん?元々体が弱かった?
ゆう星「…って事は、あのドラゴンとリングさんは交流があった…と?」
リングに向かって問い詰める。
ちょっと待てい、もしやその闇のオーラとかいうの君が原因じゃなかろうな。
そうだったら、完全粉砕まであり得るぞ。
リング「た、たしかにあったけど!でも、あの闇のオーラは違うんだ!」
ゆう星「うーん…」
怪しさはあるものの、わざわざ何かをする程のものではなさそうだ。
僕に関わる話じゃないだろうし。多分。
ゆう星「…まあ、信じるよ」
リング「よ、良かった…!」
ゆう星「それで、これからどうするの?その相手が何処かに飛んでっちゃったけど」
リング「あっ!そうだね。どうしよう…」
リングがどうしようかと悩んでいるが、僕の方が死活問題だ。
最悪サバイバル生活かな?まあ、経験があるから問題なさそう。
そんな事を考えているとリングがこちらを見ているのに気がついた。
リング「ふむふむ…悪くはないかな」
ゆう星「一体どうしたの?」
リング「良いから僕の顔に親指の腹を添えてみて!」
ゆう星「…え?別に良いけど」
リングの顔に指を添える。
…鼓動を感じる。これは僕の心臓の音…?
体の血が巡ってるような…なんだか体がポカポカする…。
…っ!?何かがつながる!?
慌てて指を離そうとするも遅かった。
リング「っ!はあああああああああ!!!」
ゆう星「う、うわああああ!」
リングから光が放たれ、周りがよく見えなくなる。
光が消えて、周りが見えるようになると同時に違和感を感じた。
頭に風邪を感じる…!?
後ろを見ると帽子が落ちていた。
…僕の帽子だ。頭は一体どうなって…?
頭を触ると、髪が伸び、まるで炎のように波を打っていた。
なんだこれ!?なんだこれ!?
あのリングのせい!?
そう思い、手の中のリングを見る。
目を瞑った状態になっている
おやっ?と首を傾げると、リングの頭が縦に一回転しこう言った。
リング「シンクロ完了!これでアイツを…ドラゴを追いかけられるね!」
ゆう星「…はいぃぃ?」
訳がわからないと、声を出すと頭が元に戻った。
…便利だなこれ。
リング「…え?一緒について行ってくれる…よね?」
…滅多に怒ることのない僕でもさすがにキレるぞこんちくしょう。
一回落ち着いて、帽子を拾おう。
ゆう星「いや、なんで勝手についていく事になってるの?」
リング「あ、いやまあ僕が勝手に決めちゃったけどさ…」
帽子の位置を直しながら考える。
もしやこいつ…やっぱり悪い奴なのでは?
ゆう星「よし、粉砕する」
リング「ちょ、ちょっと待ってよ!」
ゆう星「お前が反省の意思を見せない限り、僕はお前を破壊し尽くすだけだぁ!(ブチギレ)」
こうして、僕とリングの冒険は始まるんだけど
まさかこの冒険がここまでキツくて大変な冒険になるなんて
僕は一切予想していなかったんだけど、この続きはまた今度。
ゆう星「なんで今まで平和に生きてたのにこんなのに巻き込まれるのさああ!」
叫び声を上げる。
きっとこれからも何度も上げるであろう叫び声を。
小説書くの楽しい。(モチベ高速回復)
いやぁ、キャラ設定がわかりやすいゲームの小説は良いですね。
某MMOは、設定を拾うのが大変なので、かなり気が楽です。
それよりも、ここまで如何だったでしょうか?
楽しんでいただけたのなら幸いです。
こちらの小説は、日曜日の朝7:00に不定期的に投稿させていただきますので
思い出したら覗いていただけると嬉しいです。
面白ければコメントを残してもらえると次回以降のモチベーションに繋がります。
一言でもいいので是非、コメントを残していってください。