東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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また遅れた。すみません。オリ小説書き始めたのは関係ないですけど宣伝しときます。遅れた理由は特にないです。もう本当忙しいとかでもなく更新しないですみませんでした!


第十話

「では、明日の任務のため今日は早めに終わります。」

「昨日みたいな雑用?」

「一応候補生の中ではちゃんとした実戦だったんですが…聞いた時は驚いたんですよ?明日の任務については明日全員に一緒に説明します。」

 

雪男が帰るのを見届け、私は布団を敷いた。

いつも通りの生活。

考えるとフラン達のとこに行く以外街に繰り出すこともない。

授業を受け、帰って寝るだけの生活。

はっきり言って暇過ぎる。

 

「何かないかな…」

 

具体的にはゲームのような便利な暇潰し。

明日他の候補生に聞いてみよう。

 

―――――

 

「漫画ねぇ…」

「雪男も読むしな。」

「ふーん…」

 

ゲーム程高くなく手軽なものはないかと聞いたら、漫画というものを進められた。

何か聞いたら、ゲームの物語のみを紙に纏めたものらしい。

それは面白いのだろうか。

自分で操作する方が楽しいのではないかと思うが、暇だし安いらしいし、買ってみようと思う。

他に初任務の話や、フードと人形を手に嵌めた子供の軽い罵倒を坊がしていた。

 

「…てか女子遅ない?」

 

確かにしえみと出雲が中々来ない。

 

「すみません!遅れました…!」

 

そこには着物ではなく、制服を着たしえみがいた。

どうやら出雲と、面識はないが元塾生の朴という二人に、制服の着方を教わっていたようだ。

その格好を見てデレデレになっている男子連中。

動じない雪男は教師として正解だが…正直この胸に目を奪われないのは枯れてるように思う。

というか羨ましい。

そう思うのは私もやはり女なのだろう。

まあこうデレデレになられたら気持ち悪いだけだが。

ふむ…そう考えると損しかないな。

過去にも考えた覚えもあるが、同じ結論だった気も…

 

「……」

「えーでは全員そろったところで、二人一組の組分けを発表します。」

 

今回の任務は二人一組で(ゴースト)の捜索。

組分けは三輪 宝、山田 勝呂、奥村 杜山、神木 志摩。

そして私は単独。

…何故?

 

「博麗さんには僕が付きます。まだ心配なことが多いので…」

「ああそうゆうこと。」

 

その後霊についての説明を終え、全員解散した。

 

―――――

 

「それで、霊っての探すの?」

「はい。」

 

他同様当てずっぽうで探すしかない。

 

「…こうゆうの面倒なのよね…」

 

いつもいつも異変の主犯を探して飛び回るし、結局魔理沙が先に着くこともあるし、見つからない時はとことん見つからない。

たどり着いたと思ったら主犯は実は紫とか、主犯を倒しても終わらないとか、面倒なことこの上ない。

 

「まあ勘頼りで行きますか。」

 

―――――

 

勘頼りで歩き回っていたら、雪男が少し席を外すと、別れた。

丁度子供の霊と、それを追うしえみがいた。

とゆうか突っ込んで来る。

 

「は、博麗さん!その子…」

「逃がすか。」

 

反射的に捕まえた。

と同時に、上から音がした。

上にあった…遊具(?)が崩壊し、三人の頭上に降ってくる。

 

『ぎゃはは!スゲー!えいがみたいだ!』

「しえみ、そいつ捕まえといて。」

「博麗さん?」

 

『ガアア!』

 

「!」

 

獣の雄叫び。

それも幻想郷にいたような類のもの。

その咆哮の直後、とてつもない地震が起こった。

 

(そんなに撃てないけど…)

 

私はこの程度耐えられるが、しえみはそうはいかない。

背にはらは変えられない。

 

「夢想封印!」

 

飛来する瓦礫を吹き飛ばす。

 

「平気?」

「あ、ありがとう…!」

『…あはは!』

 

霊は突然笑い出し、自分の生い立ちを喋った。

病気で寝床から出られなかった。

外でも遊べない。

叱られたこともなかった。

だっこしてもらったこともなかった。

だから楽しかったと言い、成仏していった。

 

「あっ…」

「……」

「…よかった…」

 

無事に成仏出来たことに対してか。

はたまた最後に楽しい思い出を作れたことか。

真意は分からないが、彼女は微笑んだ。

 

「そうだ!燐が!」

「?そういえば…」

「博麗さん!」

「あ、雪男。用は終わったの?」

「それよりケガは…」

「!燐!」

 

雪男よりも先に、へたりこむ燐を見つけ、しえみは燐のところへ駆け寄る。

手を差し伸べるしえみの手を、燐は払う。

余程精神的に弱っている。

 

「…兄さん…何があった…」

 

その雪男の問いを無視し、フードが燐の前に出る。

愚痴を言った彼女(?)は、おもむろに上着を脱ぐ。

 

「アタシは上一級祓魔師の霧隠シュラ。日本支部の危険因子の存在を調査するために―正十字騎士団ヴァチカン本部から派遣された、上級監察官だ。」

 

 

 




前回のフードは同一人物です。
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