東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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一昨日からあった時間…apexとダンカグやってたらいつの間にか日を跨いで…時間忘れて熱中するのは皆さんも気を付けて下さい。遅れました。


第十二話

「ずずー…」

 

シュラが来て数日、特に問題もなく日常を過ごしていた。

任務という名の軽い雑用程度ならあったが、襲われることもなければ塾の催しもなく、塾の授業に参加しては神社で休み、暇な時にはフランの所へ。

そんな日常が続いていた。

 

―――――

 

「それで…何で私はこんな所に連れて来られてるわけ!?」

 

何故か森に連れて来られていた。

しかも咲夜とフランも一緒に。

 

「雪男さんに呼ばれたのでしょう?」

「あんたらが来るのは予想外だけどね。」

「わー!小っちゃい滝!」

「…楽しそうだこと。」

「私達も雪男さんに呼ばれたのよ。意図は分からないけれど…今頃向かっているところでしょう。」

「……まあそれはいいけど…」

 

魍魎の群れはいつものことだが、別の気配が奥からする。

 

「面倒なのがいるわね…」

「巫女の勘だとどの程度?」

「封印されてるようだし、放っておけばいいでしょ。」

 

封印されてるということは危険な存在ということ。

何故そんな場所に連れて来られたかは本当に分からないが、危険なら雪男が指定するわけがない。

つまりはそこまで危険性はない…と判断していいだろう。

 

「まあ最悪封印が解けようと、そんなに問題はないでしょ。」

「…私も妹様も能力が上手く使えないの。体術だけなら霊夢は圧倒的だし、何かあれば頼むわ。」

「任された。幻想郷でなくとも、二人を守るのは私の役目だもの。仕事はするわ。」

(賽銭が欲しいだけね…)

「雪男達もそろそろ来ると思うけど…」

 

しかしそれから更に十分程待ち、ようやく合流した。

候補生も全員揃っている。

 

「お待たせしました。」

「お?あんたらあの時の…」

「またお会いしましたね。」

「遅いわよ。」

 

合流してからは候補生とフラン達の紹介をしあい、テントと結界の準備を始めた。

結界を張るということは夜は完全に安全ではないのだろう。

それからは志摩がうるさかったこと以外は問題はなかった。

 

―――――

 

「~~♪」

 

フランはとても楽しそうにしている。

こういったことは経験がないのだろう。

今は夕飯を食べ終えて…肝試しという感じの訓練の説明を受けていた。

ちなみに以外にも燐の料理は上手かった。

 

「これから皆さんにはこの拠点から四方散り散りに出発してもらい、この森の何処かにある提灯に火を点けて戻ってきてもらいます。」

 

三日間の合宿期間内に達成すれば実戦任務の権利を与えられる。

生活に必要なものはバックに、危険になったら花火を打ち上げる。

花火を上げた者は棄権、二分程でシュラか雪男が向かうことになる。

候補生の皆は開始と同時に走り出した。

 

「……実戦って…」

「霊夢はこっちな~。」

「お二人もこちらへ。」

 

二人に呼ばれる。

どうやら私は候補生の訓練には参加しないようだ。

 

「三人には僕達と、教師陣として行動してもらいます。」

「でも私も候補生よ?二人は塾と関係すらないし…」

「博霊さんは実戦任務も問題ないという報告を…勝手に行動したシュラさんから受けています。」

「だから悪かったっての。そうゆえことだからリタイアした奴いたらよろしく~♪」

「サボりはよろしくないのでは?」

「平気平気~♪」

「…咲夜とフランは何で連れて来たの?それに…実力だけなら燐の方が上よ?」

「お二人についても紫さんから聞いているんです。それに…」

「あれの妹なら問題ないでしょ~。」

「……?あれ?」

「!」

 

フランを妹と呼ぶのなど一人しかいない。

それに気付いた咲夜の形相は鬼のようだった。

 

「お嬢様の居場所を知っているのですか!?」

「知ってるけど…教えにゃ~い。」

「止め止めー咲夜、殺してどうするの?」

「………」

「レミリアさんが教えないよう言ってるんですよ。」

「お嬢様が…?」

「レミリアさんは今、祓魔師として既に働いています。実を言うと博霊さんより早くこの世界に来ていたようです。悪魔の説明も受けていたようで…狩りを楽しんでいました。」

「…元気なら…いい…です…」

 

咲夜はへたりこみそうになる程安心している。

 

「燐は候補生として、能力の抑制を促す必要がある。だからあっち側。」

「三人は元々の実戦経験、能力からしてこちら側に。ですので…サボる人もいますし、協力をお願いします。」

「…分かりました。しかし代わりに、私も祓魔師…候補生として活動します。」

「願ったりですが…いいんですか?」

「はい。同じ仕事なら、いずれ会えるでしょう。」

 

こうして候補生と教師陣の間のような立場に、私と咲夜は落とし込まれた。

 

 

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