東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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第十三話

合図によって訓練が始まる。

候補生は森に向かって一斉に走り出す。

五分程だろうか。

五人で拠点で待機していると、森の方から大量の絶叫。

そして輝く青い炎。

 

「~~~~!!」

「ぷっくっくっ…ほらみろ!訓練開始十分と経たず炎使ったぞあいつ!」

「隠してるのよね…あれ…私が知ったのも偶然だし。」

「さっきの青い光は炎なのですか?あいつとは…?」

「きれー!」

 

シュラは酒も入って笑い放題。

雪男は怒りか呆れか分からない複雑な顔。

咲夜は知らないために疑問符。

フランはその光を喜び眺める。

一瞬の出来事でここまで場が変わるとは…

かくゆう私は、本当に隠しているのか分からなくなった。

 

「!」

「……」

「…咲夜。気付いてるわね?」

「当然です。」

 

仮にも教師陣として動いている以上、こちらを除いている者を逃す理由はない。

しかし…シュラが気付いてないはずがない。

シュラと雪男は燐のこれからの話をしており入りずらい。

 

「少し見に行きますか?」

「…いえ…攻撃されたらで十分でしょ。攻撃してきたら容赦しない。」

 

私は睡眠と食事を邪魔されるのは嫌いなのだ。

晩酌の邪魔は許せない。(シュラの酒)

 

「いつでも戦える準備はしておきましょう。」

「そうね。フラン。あんまり森行かない。」

「はーい。」

 

果たして敵か味方か。

特に何もなく夜は更けていく。

 

―――――

 

「……午前四時をまわりましたね。」

「……貴方も大変ですね。」

「十六夜さんも…」

 

数時間の間に酔って眠ったシュラさん、霊夢。

そして人間に合わせた生活で、すっかり習慣になって早めに眠った妹様。

雪男さんと…お互いに苦労が絶えないと苦労を言い合う。

しかし突然の花火の音に、驚いてシュラさんが起き上がる。

 

「ギブアップですね…」

「…僕が回収に行くので、十六夜さんはシュラさんが寝ないよう見張ってて下さい。」

「…はい。」

 

―――――

 

空が白んで来た頃…

 

「すぴー…すぴー…」

「あいつら遅いわね…」

「………」

「宝も寝てんの…?」

「ま、大丈夫大丈夫~なんかあっても…ね?」

「?」

 

霊夢はまだ寝ている。

シュラさんの反応からするに私達を眺めているのは味方のようだし…神木さん、宝さんは帰ってきた。

 

「雪男さんはまだ戻らないのですか?」

「んー邪魔だからちょっと出てってもらったからね~」

「邪魔…?」

 

そう会話していると、他の面々も帰還する。

 

「全員…?」

「あら?確かに全員いるな~さっきの花火は誰の…」

『ひゅー…』

 

考える時間はなく、先程まで私達を見ていた何者かが、空から突然降って来た。

わざわざ落ちる音も着地も口に出して。

 

「ゴー!ベヒモス!」

『グルルオオ"オ"!』

「ふがっ!何!?ん!?」

 

流石の雄叫びに、霊夢も目を覚ます。

 

「待ちくたびれたよ…!」

「何!?」

 

土から現れた蛇は、頭から燃え上がり四方に散る。

辺りが光り、巨大な結界を創り出す。

 

魔法円を描いた時に中にいた者を守り、それ以外を弾く絶対牆壁。

そう説明されたこの結界。

そして先に襲ってきた者。

八候王(パール)の一人、地の王《アマイモン》。

シュラさんは、その襲撃に備えると言った。

 

「…霊夢。」

「これは…何?」

「敵よ。さっき上で見てたのが襲ってきたわ。」

「へぇ…戦うの?」

「…戦うというより護るみたいね。」

「なるほ ど!?」

「お前らも浴びろよ~」

 

頭から聖水をかけられる。

 

「……」

「…話しを聞かないからよ。」

「………」

 

―――――

 

「…結界があるなら、私達は待つだけね。」

「そうね。…もし戦闘に入るようなら働きなさい?」

「…フランを起こさない程度にね。」

「全く…」

 

 

 

 

 

 




咲夜視点にしなきゃ半日分くらい飛ばしてスタート霊夢が起きるくらいになってた。一応他の視点もあることもありますよ~こうゆう時だけだけど。ちなみに今回短いのはちょっとした調整です。霊夢編次話は少し長いかも。他の人と終了合わせたいから度々調整しますすみません。
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