東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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チュウニズムとディビジョンとFGOと…嵌まると長いのばっかやってるよ自分…


第十五話

「霧隠流魔剣技…蛇腹化…『蛇牙(だぼう)』」

 

シュラの剣は蛇のようにくねりながら、鋭い牙でアーサーを狙う。

しかしその剣をものともせず、アーサーはシュラの首に剣を当てる。

何故サタンの子を育てるのか。

前『聖騎士(パラディン)』は歴代最低だったなど。

問答を繰り返す末に、燐はアーサーに連れて行かれた。

理事長は被告人として、シュラは参考人として、燐と…フランは重要な証拠として、裁判を行うという。

私達候補生は、雪男を引率として医務室へ向かう。

最後列にいた私、咲夜、雪男を除いて。

 

「行かせると思うの?」

「全くね。」

「博麗さん!?十六夜さん!?」

「フランは私の暇潰しになるのだから、連れて行かれるのは困るんだけど?」

「妹様をペット扱いしたことも許せませんね。」

「では、メフィストと彼女には、何の関係もないと?」

「あるわけないでしょ。」

「当然です。」

「……」

「アーサー、本当に何の関係もない。燐はともかく、二人はさっき候補生になったばかりだ。私らは大人しく付いて行くから、解放しろ。」

「…まあいいだろう。」

 

シュラの説得もあり、フランは解放された。

それで許される程、咲夜は甘くない。

誰の目にも留まらぬ速さで、アーサーの背後からナイフを突きつける。

私はそれを見慣れている。

咲夜の、『時間を操る程度の能力』だ。

 

「!?」

「主を獣扱いされて、怒りを抑える従者がいますか?」

「…これは驚いたな…」

 

正直私も驚いている。何せ私の能力さえ、まともに発動しないこの世界。

飛ぶだけさえ出来ないのなら、時を止めるのなど絶対に不可能だろう。

 

(後で聞き出す…でもとりあえず…)

 

「痛っ」

「殺してどうするのよ。」

 

軽く咲夜の頭をこずく。

 

「…そうね…」

「全く…とにかくフランを解放してくれたし、もういいわ。でも、これだけは覚えてなさい。私達に手を出すのなら、相応の覚悟をすることを。」

「…肝に命じておこう。」

 

そんなやり取りを終え、アーサーは燐を連れて去って行った。

 

「……」

「それで咲夜?色々聞きたいんだけど?」

「…神社にでも行きましょうか。」

 

私達三人は、候補生への説明を無視して、まずは神社へ向かうことにした。

事情は後から雪男に聞けばいいだろう。

 

―――――

 

「それで…何で能力使えたの?弾幕でさえまともに使えないのに。」

「能力を使うのは、霊力や魔力といった、所謂『気』のようなものなの。パチュリー様から聞いたけれど、それは簡単に言ってしまえば、どんな力も生命力らしいわ。」

「……てことは…あんた…!?」

「ええ。どんなに使い辛かろうと、とてつもない疲労と魂の摩耗、それさえ耐えれば、使えないことはない。」

「つまりそれは、寿命を縮めるような行為でしょ!?何あんなに軽く使ってるのよ!?」

「確かに怒りもあったけれど…確実に確かめなければならないことがあったのよ。」

「自分の能力で通用するか?それとも奴個人の力を確かめるとか?とにかくもうやめてよね!」

「ええごめんなさい。危険が目前に迫った時だけにするわ。」

「本当かしら…それで?何を確かめたかったの?」

「お嬢様の無事と、幻想郷の秘密保護よ。」

「…へ?」

「奴が私の能力に何の反応も示さず、ただ『速い』と考えたのは、お嬢様に関心が向けられていないから。雪男さんを疑うわけじゃないけど、お嬢様が無事かどうかは断言出来ない。」

「確かにレミリアが捕まって拷問でもされてたら、能力のことも幻想郷のことも知ってるはずだものね…それをあいつの耳に入らないのもあり得ない。」

「ええ。これでお嬢様の心配はしなくても平気と分かったわ。あとはさっき貴女が言った通り。私の能力で倒せるかどうかの確認。」

「成る程ね…つまり私達の能力は、個々の切り札になりうる。」

「…そろそろ雪男さんが来るかしら。」

「そうね。」

 

異世界から来たと雪男は知っているけれど、幻想郷の情報を聞かせるのは、あまり得策ではない。

雪男が来るまでに咲夜の能力誤魔化す言葉考えないと。

 




こっちは結構久しぶりな気しますね。実際一ヶ月更新してない…弐も十日前ですか…
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