東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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遅くなったけどあけおめです!今年もよろしくお願いします。


第十七話

「…何故こんなことに…」

「手伝うくらいいいでしょ。付き合いなさいよ。」

「まあいいですが…妹様も楽しそうですし…」

「見て見て霊夢!あれ!でっかいお山!」

 

京都なる場所へ向かうため、電車なる巨大な乗り物に乗り込んだ。

候補生になった咲夜も一緒に遠征に連れて行かれるようで、フラン同伴でやって来た。

確かに景色はいい。

速度も…体で風を感じる飛行と比べればそうでもないが、いい具合の振動。

正直眠くなってきた。

 

「お三方共に来て下さりありがとうございます。」

「雪男いたのね。結局詳細聞かずに来たけど…私達は何するの?で何で私達はしえみ達と違う車両なの?」

「私達は主に教師陣と同様…つまり候補生ではなく、祓魔師として活動するのでしょう?」

「はい。十六夜さんの言う通り、基本的にお二人には僕と同じ立場で仕事して頂きます。便宜上候補生にはしていますが、下一級祓魔師と同等の権限、任務を与えられています。」

「多少好きに動いてよしってことね…」

「…お嬢様…レミリア様の階級は…?」

「僕と同じ中一級です。任務から考えて…もしかしたら今回の任務で出会えるかもしれないですね。」

 

つまりレミリアも京都の任務を受けているということ。

咲夜としては至上の喜びだろう。

しかしまあ…レミリアは望まなそうだし、見つけてもそれとなく避けておこう。

見るからに機嫌よくなったし。

 

「とにかく任務詳細は?」

「そうですね。基本は僕達と候補生の監督役です。祓魔師としての仕事を説明しても分かりえませんから。京都に着いたら、とりあえずは警備について頂きます。」

「ずっと警備じゃないでしょ?他の任務もしくは…候補生が勝手した時?」

「……いえ…もしかしたら…僕らお二人の上司に当たる者達が倒れる場合もあります。その場合は…個人で動いてもらいます。候補生も例外なく…」

「…任務関係なく何かあったわね?」

「……」

「まあいいわ。何か起きたら勝手に動く。私達は貴方達に縛られずに行動させてもらうわ。」

「そうね。特に妹様やお嬢様に関係するものなら…任務など私の知る所ではありません。」

「お二人はそれで構いません。…そろそろ着きますね。僕は他の候補生の元へ戻ります。」

「行ってらっしゃ~い。」

「行ってらっしゃいませ。」

「では。」

 

雪男はそのまま隣の車両に移動した。

 

「お話終わった?」

「ちゃんと待ってて偉かったわね。」

「うん!えへへ…」

 

フランの頭を軽く撫でる。

フランを撫でるのは何故か心地いい。

本人可愛いから、小動物らしくて癒されるのだろう。

これがレミリアなら…癒されないが…面白いだろう。

 

「ここが京都ですか…」

「凄い建物の数ね…雰囲気も建築も幻想郷に近い…」

「あ!えーと…雪男さんがこれ置いてったよ。私が待ってる間読んでてって。」

「色々書いてあるわね。観光…スポット?」

「色んな建物が書いてて面白いよ。」

「ふーん…」

「任務が終わり次第出かけましょうね妹様。」

「うん!」

 

任務中の行動より先に任務終了後の予定が決まった。

 

それからはほとんどの時間警備だった。

室内が騒がしかったので、何か一悶着あったのだろう。

庭など雑草が伸び放題だった。

私も咲夜のように、室内の仕事をもらえばよかったかもしれない。

そして…夜が来た。

 

「酒ね~♪」

「霧隠さんが間違えたのですね。」

 

今夜は楽しい夜になりそうだ。

 

 

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