東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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基本一つの世界に二人以上とします。一人は寂しいので。だから霊夢編も魔理沙編も幻想郷の住人が他にも出ます。が、あくまで視点は『~編』の『~』のところに描かれてる人です。人数上限はまあ……多くても五人くらいで。


第三話

私は言われた通り適当に端の席に座った。

少し周りを眺めてみたが、十にも満たない生徒数。

幻想郷の寺子屋でも(人外含め)二十はいる。

戦える人が少ないのか、それとも悪魔はそこまで害を与えないのか。

よくは分からないがとにかく少ない。

そう考え眺めていると、黒髪の少年が雪男に叫んだ。

聞く気もなかったから無視して現状についてや神社のことを考えていると、不意に何かが割れる音がした。

教卓を見ると、したにガラスの破片が散らばっており、微かに悪臭を漂わせていた。

直後、女生徒の一人が『悪魔…!』と言い、悲鳴をあげた。

そちらを見ると、小さい玉のようなものがいて、人を襲おうとしていた。

私はその生き物が危険だと判断して、弾幕を当てようとしたが、能力が使えない。

 

(そうだった……能力使えない…)

「博麗さん!」

 

もたもたしている内に、その生き物は私に飛びかかっていた。

私はどうしようかと迷ったが、幻想郷の妖怪と比べれば弱いと思い、叩いた。

やはり効かないようだが、博麗の巫女として、私は厳しい修行を経ている。

たとえ弱くなろうと、こんなものに負けはない。

私はその生き物を蹴り飛ばし、後ろへ退がった。

すると蹴り飛ばされたそれは、何かに撃ち抜かれた。

 

「皆さんは早く教室の外へ!博麗さんもこっちに!」

「……!」

 

言われた通り私は教室を出た。

 

「ザコだが数が多い上に完全に凶暴化させてしまいました。すみません、僕のミスです。申し訳ありませんが…僕が駆除し終えるまで外で待機していてください。」

 

そうして私達は指示に従い、待つことにした。

もう一人生徒がいたが、その生徒は扉を蹴り閉めてしまった。

中からの音はあまり聞こえず、私達は二人が出てくるのを待った。

 

―――――

 

中々出て来ないので、髪を後ろに結んだ少女が扉を開いて現状を聞きに行った。

教室を覗くと、椅子や机が燃えており、酷い惨状になっていた。

火を使う能力か道具でもあるのか、まあ分からないから考えるのをやめた。

私達は雪男の指示に従い、別教室で授業を再開した。

もちろん私は……何も分からなかった。

 

―――――

 

「………」

「さて、博麗さん。一応僕や他の生徒達には寮……あ…宿が用意されているんですが、博麗さんの部屋も用意出来ます。博麗さんは神社から通えますし、寮は必要ないと思いますけど……泊まってみたいなどもあると思うので……どうしますか?」

「………神社から通うわ。特に問題もないし…それで…常識教えるとか言ってたでしょ?とりあえずこの世界のこと教えてくれるかしら?」

「はい…まずは金銭についてでも教えましょうか。」

 

私達は神社に戻り、雪男から金銭や学校についての説明を受けた。

まあ当たり前だけど一日では終わらなかった。

「休みの日にでもまとめて教えてしまいたかったのですが、僕も祓魔師(エクソシスト)としての仕事があるので……今日と同じように、授業後に教えることにします。」

「授業はどうすればいいの?」

「しばらくは平気だと思います。参加する必要もありません。分からないことだらけで倒れられても困りますから……」

「そんなに頭弱くないわよ。」

「兄がそういう性格なんですよ…」

「た、大変ね……まあ意味ないこともしたくないし、神社でおとなしくしてるわ。」

「お願いします。神社にいてくれれば、授業は僕から行きます。今日と同じくらいの時間に来ますので、この時間にはいてください。」

「ええ。……そういえばこの鍵は一体なんなの?」

「ああ……その鍵については僕もほとんど知りません。紫さんが作った、『神社の鍵』らしいですが、それくらいしか……塾に繋がるからくりもよく分かりませんし、そもそもどう作ったのかも……すみません。」

「ふぅん……まあいいわその内直接聞くから。」

「では、今日はもう行きます。お疲れ様でした。」

「お疲れ様ー」

 

雪男が帰るのを見送り、私は床に転がった。

 

「異世界か……」

 

私は様々な感情を抱きながら、その日は眠りについた。

 




これからも多分説明書きます。合計十話くらいで説明いらなくなると思うので、それまでは前と後が長いのも許して下さい。そこからも分からないと感じたところは説明します。お許しを。
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