東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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一月?空いてすみませんでした。あまり知り合いにばれたくなくて、ばれないよう書くために誰もいない時にしか編集出来ないんですよ…原作読みながらですし。ずっと同じ部屋で動画見てる兄がいたんですよね!学校から帰ってきたら絶対いるんですよ…寝室同じだから。自分の部屋がほしいです。遅れて本当にごめんなさい。他小説より手間がかかるのでお許し下さい。


level.10

「『グランバイソン』!」

「ぬおおぉぉ!」

「ガッシュ!清麿!」

 

おそらく敵の術と思われる蛇と、ガッシュのザケルがぶつかった。

清麿はもう一度ザケルを撃とうとするが、その手に本はなく、少し離れたところに落ちていた。

そしてその前に、一人の男性が立ちはだかる。

本を奪いあうこの戦いにおいて、それは敗北が確定したということだ。

しかしその男性は、本を燃やすどころか、自分の本を清麿に差し出した。

 

「どういうことだぜ?」

「…分かんない…」

 

遠くて会話が聞こえないため、話しかけに近寄った。

すると男性は、自身のパートナーに説教をしていた。

 

「ん?二人とも何でここに…」

「アミュが二人が戦ってるのに気付いて…じゃなくて!そっちこそ何してるんだぜ?」

「君は…?」

 

魔物に説教をする男性は、こちらを訝しんだ目で見ている。

本を抱えているから当然だろう。

 

「この二人は…」

「友達なのだ!」

「友達…?」

「うぬ!」

「……」

 

友達という言葉に何か感じたのか、何かを悟った表情をしていた。

 

「進一殿?」

「…ありがとう…僕は…やっと…」

 

何を感謝してるのか私には分からない。

しかしガッシュも清麿も分かっているようだし、余計なことは言うまい。

その後魔物(エシュロス)の本を燃やし、改めて話したいと、清麿と後日会う約束をしていた。

私は行かなかったが、帰ってきた二人を見ると、悪くはなかったのだろう。

 

―――――

 

エシュロスとの戦いから二日、疲れからか清麿が熱を出した。

思えば二人共、ここしばらく戦い続けていた。

魔物は百しかいないというのに、既に四人。(レイコム、フェイン除く)

内一人には病院送り…疲労は相当なものだろう。

清麿が寝る間に、ガッシュは魚を採りに出掛けた。

病人に魚はどうなのだろう。

花さんも出掛けたため看病は私とアミュが二人でしている。

とはいえやることはない。

清麿は寝ているから暇だ。

出掛けることも出来ない。

アミュは寝てしまった。

 

「……暇だな。」

 

私が退屈な時間を過ごしていると、インターホンが鳴った。

 

「誰だぜ?」

 

私が玄関を開けると、金髪の長身の男と、これまた似た黄色の髪の子供。

その手には黄色い本を携えていた。

間違いなく魔物と本の持ち主だ。

 

「………」

「あれ?ここガッシュの家じゃ…」

「うーんキャンチョメ、どうやら家を間違えたのかもしれないな。」

「何だぜお前ら…」

「私が誰かって?イタリアの俳優、パルコ・フォルゴレさ!お見知りおきを。お嬢さん。」

 

キザったらしい気持ち悪い口調。

まぁ敵とはいえ戦わずに済むなら放っておけば…

 

「時にお嬢さん、ガッシュという子供を知ってはいませんか?」

「知らないぜ。」

 

しらを切ろう。

戦闘になったら面倒くさいタイプ…待った。

これは暇潰しになるのでは?

それにガッシュの戦闘が多い理由も分かるかもしれない。

…どう見ても弱そうだし。

ちょっと試すのもいいかもしれない。

 

「少し待っててほしいぜ。」

「おお!キャンチョメ、ガッシュのことが聞けるかもしれないぞ!」

「うん!ガッシュにだったら…」

 

ガッシュにだったら?

とにかく私はアミュを起こしに行った。

試すというのはとても分かりやすいやり方だ。

 

「『パペルト』!」

「!?体が…!?」

「フォルゴレー!」

「!その本は!?」

「魔物!?」

 

やっぱり私でも勝てる。

正直『パペルト』に対処されなければ負けはない。

距離が短いとはいえ、油断している相手にかけるのは難しくない。

 

「…なぁ、いくつか聞いてもいいか?」

「ほ、本を燃やさないでくれるなら、何でも話そう!だから頼む!燃やさないでほしい!」

「いや別にそんなつもりないけど…まず何でガッシュと戦いに来たんだ?」

「ガッシュは虐められっ子だったから…ガッシュなら…ガッシュなら…」

 

成る程、弱い奴から蹴落とす考えからいくと、ガッシュは適任なのか。

ことごとく返り討ちにしているガッシュの評判は何故上がらないのだろうか。

いやまず何故ガッシュがここにいることが分かるのだ。

魔物同士知り合いだったとしても、アミュのように気配を感じることが出来る魔物は限られる。

もしくはそうゆう相手から聞いているか。

聞いた方が早い。

 

「なんでここにいるのが分かるんだ?」

「…何となく…分かるよ……」

 

答えたのはアミュだった。

曰く魔物同士は惹かれ会う運命にある。

自分の知る魔物が近くにいれば、案外分かるようだ。

それにガッシュは弱いことが周知の事実だった。

これがガッシュに向かって行く魔物が多い理由だ。

 

「アミュは特に戦いに来る奴いないよな?」

「私は…弱い…から…」

 

影が薄いだけだろう。

しかし知りたいことは知れた。

後はこの二人をどうするかだが…

 

「……」

「魔理沙……?」

「ガッシュ達と戦わせてみようぜ!」

「……魔理沙…」

 

ガッシュが弱いと思われているなら、強いと噂を流せばいい。

そうすれば魔物の数も減るだろう。

暇潰しにもなるし。

アミュは気付いている。

敢えて言わないだけだ。

そうと決まれば…

 

「…おお!体が動く!」

「清麿達には話しておくから、ガッシュと戦ってみろよ。そっちのも納得いかないだろ?」

 

ガッシュではなく私達に負けている以上、キャンチョメのガッシュへの認識は変わらない。

戦えば分かるだろう。

ガッシュはもう虐められっ子ではないと。

 

「フォルゴレ…やるよ…ガッシュを倒すんだ!」

「キャンチョメ…お嬢さん、お願いするよ。ガッシュと戦えるように…」

「話しとくから後でまた来てくれ。ああそうだ、言い忘れてたけど…ガッシュもアミュも、あんたらの本は燃やさないって約束するぜ。ガッシュも友達がほしいだろうしな。」

 

良い魔物とはあまり戦いたくない。

あの二人が良い魔物かは分からないが、悪い魔物とも思えない。

もしガッシュと友達になれるなら、『優しい王様』を目指してくれるかもしれない。

まあ結局、私の暇潰しだ☆

 

 




ちなみにですが他小説一話書くのに一、二時間。
これは三、四時間かかります。…言い訳ですごめんなさい。
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