東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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待たせて申し訳ありません!別小説には事情書いてたので…ここからコピペさせていただきます!
新しく買った三、四年前発売のデジモンゲームにガチめに嵌まってサボってました!しかも三作分クリアしてもまだやってます…

上記の通りサボりです!本当にごめんなさい!でも…若干ネタバレかもだけどデジモンの世界は出すつもりです。前準備と思って、多めに見て頂けると凄い有難いです!


level.12

清麿の熱が治った翌日、約束通り二人を呼び出した。

戦闘場所は河川敷。

聞けばガッシュの最初の戦闘はここだったらしい。

 

「しかし…本当に来るのか?」

「大丈夫だと思うぜ。向こうがガッシュと戦いたいって言ったんだし。」

「私はあまり戦いたくないのだ…」

 

当然ながらガッシュは戦いに積極的ではない。

この世界に来てから、ガッシュが戦って来た相手達。

その大半…というか全員がガッシュに挑んで返り討ちにあった者達。

既に五人の魔物と戦いながら、全て返り討ちにしているのだ。

あまり気が乗らないのも仕方ないだろう。

 

「おっ…」

「来たな。」

「………」

「…?あれ?フォルゴレは?」

「…女の子に会いに…」

「は?」

 

軟派野郎とは思っていたが、まさか約束を無視するとは…

 

「…清麿、来たら問答無用でザケル食らわせてやろう。」

「おう。」

「フォ、フォルゴレに酷いことしないで!」

「酷いのはどっちだ!」

「ヌゥ…待っててよいのか…?」

「…探すのか?約束破る奴わざわざ…私はもう帰りたいぜ…」

「……ガッシュの鼻なら見つけられるかもしれないしな…俺とガッシュとキャンチョメで探しに行くよ。二人はここで待っててくれ。」

「入れ違いにならないか?」

「まあそしたらアミュに頼む。魔物がいれば分かるだろ?」

「うん……もう……覚えてる…から…」

 

こうして、私達二人が待機、清麿達三人が捜索に出た。

 

―――――

 

あれから一時間、ガッシュ達より先にフォルゴレが来た。

ガッシュ達とは合流していないらしい。

 

「ハッハッハッ!待たせてすまないお嬢さん。ラガッツァやバンビーナが離してくれなくてね。繁華街を出られなかったんだ…ん?キャンチョメやガッシュ君達はどこへ?」

「…お前探しに行ったよ。」

「おっと…それは益々すまないことを…お詫びに…私の曲とダンスを披露しよう!」

「いらん!」

 

ガッシュ達を探しに行く前に、私がガチギレして土下座させたことは…伝えなくていいだろう。

 

―――――

 

「…『ザケル!』」

「ギャアアアアア!!」

 

戦闘が始まる前に、清麿の怒号に近い呪文が飛ぶのも当たり前だった。

 

「フォルゴレ~~!」

 

私達は戦闘前に離れ、観戦者として遠目に見ていた。

そういえばキャンチョメの術は一体どんななのだろうか。

そう思っていた私は、密かに新しい呪文に期待していたが、やり始めたのは呪文ではなく、歌だった。

 

「フォルゴレは無敵の戦士なんだ!行くよ!フォルゴレ!」

 

『鉄のフォルゴレ~~♪無敵フォルゴレ~~♪』

 

もはや物理法則無視並みの直立を見せ、キャンチョメのダンス(?)と同じ動きを始めるフォルゴレ。

その体は…既に黒焦げだった。

 

「『ザケル』!」

「ギャアアアアア!!」

 

容赦なしに二激目を食らわす清麿。

再び起き上がるフォルゴレ。

もはや恐怖すら感じるその行動を見ていた私は、逆にフォルゴレが可哀想に思えてきた。

 

「『ザケル』!」

「ギャアアアアア!!」

 

三度放たれる『ザケル』、食らうフォルゴレ。

虫の息とはまさにこのこと。

知らず歌うキャンチョメ。

一番の鬼畜はキャンチョメかもしれない。

 

「でもあんな『ザケル』食らって耐えるのも凄いな。」

「…うん……」

 

私なら気絶くらいはするかもしれない。

しかし耐えかねたフォルゴレは、キャンチョメの歌で立ち上がらない。

その時清麿が『可哀想になってきた』と言った。

見かねた清麿が放った『可哀想』の一言は、二人の闘志を奮い立たせた。

 

「私達をなめたことを後悔させてやる!『ポルク』!」

 

次の瞬間、キャンチョメの姿は大砲へと変わった。

 

「化ける力をなめるとはおろかだな!これで勝負はついたぜ!」

 

勝ち誇るフォルゴレだったが…様子がおかしかった。

『ザケル』に異常に怯えていたのだ。

大砲なら相殺することも打ち勝つことも出来るだろうに。

つまりあの大砲は…

 

「…幻覚の……術…」

 

「『ザケル』!」

「ギャアアアアア!!」

 

弾が出ないのだ。

術もあれ一つのようで、もはや勝ち目はないようだ。

逃がしてくれと懇願するフォルゴレを、構わないと呆れた清麿は承諾する。

しかし一人だけ、戦意を持つ子供が一人。

一人でも戦うと叫ぶキャンチョメは、自らに新たな可能性を作りだした。

 

「フォルゴレのように、強くてカッコイイ大人になるんだ!」

「………そうだな。ここで逃げてはいかんな…」

 

『鉄のフォルゴレ~~♪無敵フォルゴレ~~♪』

 

見合う二人を見ればいい話しのように見えるが…清麿の顔はやめてほしそうだった。

仕方なく『ザケル』で気絶させようとする清麿、しかしキャンチョメの成長の現れ、新しい術が発現した。

 

「勝つぞ!キャンチョメ!」

「うん!」

 

その言葉に、清麿とガッシュは構え直す。

 

「おー…新しい術か…」

「……」

 

もはや期待出来ない、アミュなどもう寝てるし…

 

「第二の術『コポルク』!」

「第二の術『ラシルド』!」

 

『ラシルド』で防ぎにいく清麿、しかしそれは空振りに終わる。

その時、二人の下から私達からは聞こえない程小さい声で、キャンチョメの声が聞こえた…ようだ。

 

「……小さくなる術か。」

 

まさか…弱くなる術があろうとは…

 

「なあ…もうやめないか…?」

 

小さくなったキャンチョメでは、清麿にただ捕まるだけでおしまいだ。

案の定服を掴まれ、猫のように持ち上げられる。

流石にフォルゴレも諦め、本を閉じ降参する。

 

―――――

 

「なんだったんだ…」

「分からん。」

「ウヌゥ…」

 

普通の戦いよりも変な意味で疲れた清麿であった。

 

 




キャンチョメとフォルゴレ名前長い。
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