新しく買った三、四年前発売のデジモンゲームにガチめに嵌まってサボってました!しかも三作分クリアしてもまだやってます…
上記の通りサボりです!本当にごめんなさい!でも…若干ネタバレかもだけどデジモンの世界は出すつもりです。前準備と思って、多めに見て頂けると凄い有難いです!
清麿の熱が治った翌日、約束通り二人を呼び出した。
戦闘場所は河川敷。
聞けばガッシュの最初の戦闘はここだったらしい。
「しかし…本当に来るのか?」
「大丈夫だと思うぜ。向こうがガッシュと戦いたいって言ったんだし。」
「私はあまり戦いたくないのだ…」
当然ながらガッシュは戦いに積極的ではない。
この世界に来てから、ガッシュが戦って来た相手達。
その大半…というか全員がガッシュに挑んで返り討ちにあった者達。
既に五人の魔物と戦いながら、全て返り討ちにしているのだ。
あまり気が乗らないのも仕方ないだろう。
「おっ…」
「来たな。」
「………」
「…?あれ?フォルゴレは?」
「…女の子に会いに…」
「は?」
軟派野郎とは思っていたが、まさか約束を無視するとは…
「…清麿、来たら問答無用でザケル食らわせてやろう。」
「おう。」
「フォ、フォルゴレに酷いことしないで!」
「酷いのはどっちだ!」
「ヌゥ…待っててよいのか…?」
「…探すのか?約束破る奴わざわざ…私はもう帰りたいぜ…」
「……ガッシュの鼻なら見つけられるかもしれないしな…俺とガッシュとキャンチョメで探しに行くよ。二人はここで待っててくれ。」
「入れ違いにならないか?」
「まあそしたらアミュに頼む。魔物がいれば分かるだろ?」
「うん……もう……覚えてる…から…」
こうして、私達二人が待機、清麿達三人が捜索に出た。
―――――
あれから一時間、ガッシュ達より先にフォルゴレが来た。
ガッシュ達とは合流していないらしい。
「ハッハッハッ!待たせてすまないお嬢さん。ラガッツァやバンビーナが離してくれなくてね。繁華街を出られなかったんだ…ん?キャンチョメやガッシュ君達はどこへ?」
「…お前探しに行ったよ。」
「おっと…それは益々すまないことを…お詫びに…私の曲とダンスを披露しよう!」
「いらん!」
ガッシュ達を探しに行く前に、私がガチギレして土下座させたことは…伝えなくていいだろう。
―――――
「…『ザケル!』」
「ギャアアアアア!!」
戦闘が始まる前に、清麿の怒号に近い呪文が飛ぶのも当たり前だった。
「フォルゴレ~~!」
私達は戦闘前に離れ、観戦者として遠目に見ていた。
そういえばキャンチョメの術は一体どんななのだろうか。
そう思っていた私は、密かに新しい呪文に期待していたが、やり始めたのは呪文ではなく、歌だった。
「フォルゴレは無敵の戦士なんだ!行くよ!フォルゴレ!」
『鉄のフォルゴレ~~♪無敵フォルゴレ~~♪』
もはや物理法則無視並みの直立を見せ、キャンチョメのダンス(?)と同じ動きを始めるフォルゴレ。
その体は…既に黒焦げだった。
「『ザケル』!」
「ギャアアアアア!!」
容赦なしに二激目を食らわす清麿。
再び起き上がるフォルゴレ。
もはや恐怖すら感じるその行動を見ていた私は、逆にフォルゴレが可哀想に思えてきた。
「『ザケル』!」
「ギャアアアアア!!」
三度放たれる『ザケル』、食らうフォルゴレ。
虫の息とはまさにこのこと。
知らず歌うキャンチョメ。
一番の鬼畜はキャンチョメかもしれない。
「でもあんな『ザケル』食らって耐えるのも凄いな。」
「…うん……」
私なら気絶くらいはするかもしれない。
しかし耐えかねたフォルゴレは、キャンチョメの歌で立ち上がらない。
その時清麿が『可哀想になってきた』と言った。
見かねた清麿が放った『可哀想』の一言は、二人の闘志を奮い立たせた。
「私達をなめたことを後悔させてやる!『ポルク』!」
次の瞬間、キャンチョメの姿は大砲へと変わった。
「化ける力をなめるとはおろかだな!これで勝負はついたぜ!」
勝ち誇るフォルゴレだったが…様子がおかしかった。
『ザケル』に異常に怯えていたのだ。
大砲なら相殺することも打ち勝つことも出来るだろうに。
つまりあの大砲は…
「…幻覚の……術…」
「『ザケル』!」
「ギャアアアアア!!」
弾が出ないのだ。
術もあれ一つのようで、もはや勝ち目はないようだ。
逃がしてくれと懇願するフォルゴレを、構わないと呆れた清麿は承諾する。
しかし一人だけ、戦意を持つ子供が一人。
一人でも戦うと叫ぶキャンチョメは、自らに新たな可能性を作りだした。
「フォルゴレのように、強くてカッコイイ大人になるんだ!」
「………そうだな。ここで逃げてはいかんな…」
『鉄のフォルゴレ~~♪無敵フォルゴレ~~♪』
見合う二人を見ればいい話しのように見えるが…清麿の顔はやめてほしそうだった。
仕方なく『ザケル』で気絶させようとする清麿、しかしキャンチョメの成長の現れ、新しい術が発現した。
「勝つぞ!キャンチョメ!」
「うん!」
その言葉に、清麿とガッシュは構え直す。
「おー…新しい術か…」
「……」
もはや期待出来ない、アミュなどもう寝てるし…
「第二の術『コポルク』!」
「第二の術『ラシルド』!」
『ラシルド』で防ぎにいく清麿、しかしそれは空振りに終わる。
その時、二人の下から私達からは聞こえない程小さい声で、キャンチョメの声が聞こえた…ようだ。
「……小さくなる術か。」
まさか…弱くなる術があろうとは…
「なあ…もうやめないか…?」
小さくなったキャンチョメでは、清麿にただ捕まるだけでおしまいだ。
案の定服を掴まれ、猫のように持ち上げられる。
流石にフォルゴレも諦め、本を閉じ降参する。
―――――
「なんだったんだ…」
「分からん。」
「ウヌゥ…」
普通の戦いよりも変な意味で疲れた清麿であった。
キャンチョメとフォルゴレ名前長い。