ガッシュに似た奴…三目の魔物はそう言った。
もしかしたらガッシュの家族かもしれない。
赤の他人でも、全くの無関係とも言えなかろう。
ガッシュを保護した清麿の父なら何か知っているかもしれない。
そう思い清麿が連絡した頃には一月帰らないと留守電があった。
肝心な時に居ないと清麿を怒っていた。
どうやら学校でテストもあるようだし、調査は一月後に再開だ。
―――――
「暇だぜー…」
いつも通りアミュは眠り、ガッシュは公園、清麿は学校、そして私はやることなし。
この世界に来てから暇な時間が多くなった。
それも仕方ないのだが…
何せ魔法は存在しないとされていて、茸も季節的にたくさん採れるものでもない。
近くの山など録に広くもないし、植物園も頻繁に行けない。
「ああー…」
私は暇過ぎて眠りについた。
―――――
起きる頃には夕方であり、花さんも清麿も帰っていた。
「おはよう。また暇だったのか?」
「暇だったぜー」
「ガッシュはまだ帰らないのか?」
「寝てたから知らないぜー」
「……」
『ただいまー』
丁度ガッシュが帰ったようだ。
「おう、遅かったな。」
「何してたんだ?」
「いつもと同じだ!楽しく遊んでたぞよ!」
ガッシュはいつも楽しそうで少し羨ましい。
―――――
それから数日…清麿のテストが始まった。
以前返された歴史のテストが、理不尽に点を悪くされていたようで、今日は少し変に気合いが入っていた。
様子がおかしくて心配したが…まあちょっとした高揚だろう。
「しかし学校楽しそうだなー」
「……行きたいの……?」
「うーん…そりゃまあ…気にはなるけど…勉強するとこだしさ…そもそも色々知らない私が行く場所でもないしなー」
「…そう…」
実際気にはなる。
学校に通う清麿の顔は、いつも楽しそうで、友達もいるみたいだし、勉強するだけでなく、同年代の人との関わりを持つ場所でもあるようだし…
「でも私の行く意味ないよなー」
この世界の人間でない私が、通う場所でもないのだ。
―――――
昼頃…昼飯を食べていると、不意に本が光った。
私が知る限り本が光るのは…新呪文。
「どこだ!?」
「……魔理沙……違う…」
「え?」
アミュがページを捲っていく。
かなり後ろの方のページ、そこに書いてあったのは…
「70名……」
「もう……30人も…帰った…んだ……」
残りの魔物の数が70名となったという通達。
「…あれ?アミュ…ガッシュって何体の魔物と戦って来た?」
「……五体…?」
「私達が六…まさか五分の一が私達なんて…この町魔物来すぎじゃないか?」
「…そうかも……」
その偉業に、気付いたのはその二人だけだった。
―――――
「行って来まーす。」
「おー」
「行って……らっしゃい…」
今日は清麿は友達と出掛けるらしい。
アイドルのコンサートらしい。
正直よく分からなかったが、聞けばプリズムリバーの歌のようなものらしい。
私も聞きたかった…という程でもないが。
ガッシュはどうしても行きたかったのか、ばれないようカバンに入って付いて行った。
あのカバンも便利なものだ。
学校にもあれで付いて行くし。
「私は植物園行くぜー」
「…うん…」
今日は暇じゃないぜ。
私は意気揚々と植物園へ向かった。
―――――
魔理沙が植物園に向かって一時間程。
魔物の呪文の気配を感じて目が覚めた。
ガッシュのいる方向。
ガッシュが危ない。
距離の感覚からして植物園から直行出来る。
植物園まで十分、魔理沙に担いでもらって十分。
「……魔理沙…!」
早く魔理沙の所へ行かなければ…
その後吐きそうなアミュを見た魔理沙は、話を聞くのに五分かけた。
細かい町の配置はゲームのマップ参考なので、距離とかは適当です。アミュはとことん運動出来ない設定にしたいので、アミュの十分は常人の五分です。あとアミュは喋りは遅いけど頭の中は普通に思考しています。マイペースだけど喋りが遅いだけです。アミュだけ色々設定考えてるので作品終わったら書くかな~