東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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バイト重なり体調崩し、ゲームも出来ず寝続けて、やっと更新出来る暇と体調になりました!もっと更新早くしなきゃ…


level.16

二人が合流し、三対一の構図になる。

もしここに来たのがガッシュでなければ、撤退の選択肢が奴にはあったのだろう。

相手を嘗めているから、そういう妥当な判断も出来なくなるのだ。

そしてそれは、こちらにとっての大きなチャンスになる。

 

「『ザケル』!」

「ぐがあぁあああ!」

 

電撃が壁ごと敵を吹き飛ばす。

 

「さてと…ちゃっちゃか終わらして、早くライブ再開だぜ。」

「そうだな。ガッシュ!」

「当然なのだ!」

「………」

「ああ…ちょっとアミュ動けなそう。」

「…分かった。とはいえ…ザケルを二発まともに受けて、まだ平気そうだ。」

「…頑丈だな…ザケルの溜め撃ちって出来るのか?」

「分からん。が、もうそれしかない。ガッシュ。至近距離で全エネルギーをぶち込む。呪文のサポートはないと思ってくれ。」

「ウヌ!」

「よし!お前なら出来る!奴の攻撃でお前によけられないものはない!奴に組み付くつもりで突っ込めぇ!」

「オオオ!」

 

ガッシュの猛ダッシュが始まる。

鉄球、鉄柱、鎖まで…全てをかはして突撃する。

流石に手負いなためにかすりはしたが、ほとんどは回避しきっている。

そしてそれは、敵を怒らせた。

私達も言われた。

いつかは敵になると。

助ける意味などないと。

何故揃って邪魔をするのかと。

しかしガッシュから出た言葉は、そんな先のことなど関係なかった。

 

「かわいそうだったではないか!」

 

彼女は泣いていた。

コンサートを壊さないでくれと、涙しながら訴えた。

あざ笑って攻撃をした、お前を許さないと。

ガッシュの叫びは、涙する少女の心も動かした。

 

「クソ生意気な落ちこぼれがぁ!この技でくたばりやがれ!」

「『ギガノ・ガランズ』!」

「!?奴め!まだあんな技を!?」

「『マ・セシルド』!」

「な…な…このクソ女がぁあ!」

「やらせると思うか?」

 

殴打を繰り出す敵。

掴むガッシュ。

次の瞬間には、ザケルで焦げる敵の姿が。

 

「ふざけるなーー!なんで俺様がガッシュごときに倒されなければならん!」

 

やはり頑丈な魔物だ。

そんな相手を、私達が黙って見ているわけがない。

 

「『パペルク』。」

「…やっちゃえ……」

 

再度攻撃を繰り出される前に、聳え立つ人形の殴打が、魔物の顔面に決まる。

 

「落ちこぼれとか格下とか…そう言ってるから負けるんだぜ。窮鼠猫を噛むってな☆」

「……魔理沙……それじゃ…格下って…認めてるよ…」

「…確かに。まいいや。さ、本だしな。」

「っ…!」

「ありゃ…逃げた…」

「仕方ない。ガッシュ…『ザケル』!」

「ぐあぁあ!」

 

弱いとは言え電撃。

逃げようとした魔物のパートナーは気絶した。

悪人には丁度いい罰だな。

 

「終わったな。」

「ああ。さてと…」

 

清麿は少女とパートナーに振り替える。

…何か身構えているから、何考えてるか分かりやすい。

恐らく襲われると思ってるんだろうな。

そんなの気にせずに、清麿はコンサートに戻るようにと、ガッシュはお礼を、それぞれ言って去ろうとする。

それを少女が呼び止める。

何故敵に背を向ける。

ガッシュの答えは、いい奴だから戦いたくない。

王になれるのは一人だけというルールが、『仲間』という関係を失わせている。

しかしガッシュはそんなことどうでもいいのだ。

コルルのために、『優しい王様』を目指すために。

自分の信念を曲げないために。

 

―――――

 

女性…大海 恵はコンサートへ、少女…ティオは裏へ、それぞれ戻った。

清麿とガッシュは席へ。

私達はというと…舞台裏から見せてもらえることになった。

流石に席を他人から譲ってもらうのも無理だしな。

コンサートは…正直あんまり分からなかったぜ。

 




魔理沙にコンサートは分からない。ていうより別格の楽団いるし仕方ないって感じです。アミュは寝ました。
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