ティオと出会って数日…度々清麿の家にティオが遊びに来るようになった。
流石に恵は来ないが、仲間の魔物が増えたのは僥倖。
ガッシュの遊び相手にも、私達の話相手にもなってくれる。
尚寝てるアミュは…やはり人付き合いに向いてない。
そんなある日の一コマ―
「ティオはガッシュの友達だったんだよな?魔界ではどんなだったんだ?」
「え?そんなこと聞きたかったの?」
「いや~ガッシュ記憶ないし、アミュも教えてくれないからさ。色々気になってな…」
(それに…三目の魔物の話から…アミュが悩む姿を時々見るし…)
「魔理沙?」
「…何でもないぜ。とにかく何でもいいから教えて欲しいんだぜ。」
それから色々と教えてもらった。
流石にただの友達(聞く限りいじめっこ)では家族のことは知らないようだ。
しかし性格も行動も、魚好きというのも変わりなし。
記憶がないからと変化は特になかったようだ。
「―ガッシュのことなんてこれくらいしか知らないわ。」
「そっか…」
出来れば私が帰るまでに記憶を取り戻してやりたい。
友達として、それくらいのことは…な。
「あ!そうだ!ガッシュについてなら一つ…!」
「何かあったのか?」
「前にイギリスでガッシュに似た子を見たわよ!」
「ガッシュに似た…?」
先の話ではガッシュは一人っ子のはず。
詳しく聞けば姿はほとんど変わらないらしい。
しかし纏う空気は全くの別物、ティオが近づくことを躊躇う程に禍々しいものだった。
「そんなに似てたのか…?」
「うん…髪も目も全然違った…見つけても近づいちゃ駄目!戦うことになんてなったら…間違いなく負ける。」
「そんなにか…分かったぜ。気を付ける。清麿が帰ったら伝えとくぜ。」
「うん。」
ガッシュのことを話し終え、それからはちょっとした世間話と、恵のこととか話して一日過ごした。
まあ夕方には帰ったが。
ティオが帰った直後に、清麿が丁度帰ってきた。
入れ違ったようだ。
「ティオ来てたんだな。」
「おう。ガッシュのこと話してたぜ。」
「ウヌ?私のことか?」
「偶然ガッシュと帰りに会ったんだ。」
「ウヌ!ティオも元気そうで良かったのだ。」
さっきのことを清麿とガッシュにも話した。
ガッシュと似た魔物に気を付けるように。
「分かった…実は親父から遊びに来るように葉書が来ててな。夏休み中はイギリスに行くんだ。ガッシュに似た奴を見ても、近づかないよう気を付けるよ。」
「外国行くのか?むー…」
「パスポートとか用意出来るなら…魔理沙も連れて行けるんだが…」
「んー…紫がくれるならな~…」
「親父に魔理沙のことを頼んだ人だよな?その人は今どうしてるんだ?」
「知らないぜ。てか知ってる奴もいないぜ。あいつ程神出鬼没で怪しい奴他にいないぜ。」
「随分だな…」
「別に嫌いではないけどな…どうにも何するか分からないのが不気味だぜ。」
「そうか…夏休み中はイギリスにほとんどいるし、もし来れるなら来たらいい。親父の本読ませてやるよ。」
「無理だったら土産に何冊か頼むぜ~」
「持ってこれたらな。」
最も紫が、パスポートなんて都合よく用意するわけないが。
土産…期待してるぜ。
―――――
「…『ゼオン』…まだ…――の……?」
漫画では10日前くらいに撮影とティオは言ってます。でもこちらでは聞いてるの魔理沙なので9日前になります。しかし予定はずれない!清麿は死にかけながら夏休み初日を過ごしてもらう!てことで時間軸にずれはありません。