東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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書き上げてから何故二日置いて投稿したのか自分でも分からない…


level.20

「…貸し出しなのに結構派手だぜ…」

 

幻想郷では川に入るのは普段着だったし、海もプールもなかった。

そもそも身近の異性は香霖だけだし気を遣う意味がなかった。

…裸は見られたくないけど…

 

「…これでいいか…」

 

やたら多い水玉の柄、色は青の水着を借りて更衣室へ。

そういえば清麿の友達の顔も名前も知らない。

入って着替えたはいいが入り口で待つのもなんだ。

入り口近くのプールで漂っていよう。

一人じゃ暇だし。

 

―――――

 

「あー…」

 

何かただ浮いてるのも結構楽しい。

浮き輪が便利過ぎる。

揺れ方が心地いい。

 

『あ、きたきたー!』

『遅いぞー!』

 

何だろう…?

入り口で待ち合わせでも…

そう思ってそちらを見たら清麿とガッシュがいた。

五分程度だろうが揺蕩うのが心地良すぎて忘れてた。

 

「ガッシュー清麿ー」

 

力ない声で二人を呼ぶ。

ちゃんと気付いてくれたようで近づいてきた。

 

「探さずすんで良かったよ。」

「待たせたのだ!」

「二人とも知り合い?」

「ああ。」

「ウヌ!友達なのだ!」

「魔理沙だぜーよろしくなー」

 

相変わらず揺蕩う私からは、力のない声しか出ない。

大分気が抜けているようだ。

合流してからは簡単だ。

ちょっと名前を教え合ったら皆で遊ぶだけだ。

ガッシュとスライダーを滑り、ボールで遊んだり、記念に写真も撮ってもらった。

やはり清麿とガッシュと過ごす日々は退屈しない。

 

―――――

 

「楽しかったね!」

「ああ。誘ってくれてありがとな。」

 

清麿と鈴芽が別れの挨拶をしている。

もう夕方だ。

 

「じゃあまたね!」

「ああ。」

「今日はありがとな。」

「こっちこそ。」

「ウヌ!楽しかったな!」

「ああ…」

 

鈴芽に手を挙げた体制のまま、清麿は後ろに倒れ込む。

流石に疲労が半端じゃなかったのだろう。

 

「全く…仕方ないな…」

 

私が背負ってガッシュが支える。

その体制のまま家に帰る。

とにかく今日は頑張った。

そんな清麿を少しは労おうではないか。

 

―――――

 

「ただいまなのだ!」

「おかえりなさい。…あら?清麿?どうしたの?」

「あはは…ちょっと疲れてるだけだぜ…」

「そお?確かにちょっとぼろぼろだし…お風呂入っちゃいなさい。」

「分かってるよ…」

 

清麿は風呂に、私達は清麿の部屋へ。

部屋に入るとアミュの寝顔がすぐに目に入る。

凄い安心感だ。

しかし私達が部屋に入る音で起きたようだ。

 

「…んぅ…おか…えり…」

「ただいま。」

「ただいまなのだ!」

「色々楽しかったぜ~清麿なんか疲れて倒れ…」

「魔理沙……」

 

のんびりしたアミュには珍しい言葉の遮り方。

何か話でもあるのだろうか?

 

「…ガッシュ…少し……部屋…出てて…」

「?分かったのだ。」

「…魔理沙……少し…話そ…?」

「珍しいな。でもガッシュ追い出してまでどうしたんだ?」

「…魔理沙…私が…本当は…私じゃない…て…信じ…られる…?」

「…?どういう意味だぜ?」

「……私のこと…話そうと…思って……」

「…突然だな?」

「…うん…でも…きっと…必要……」

「…分かった。聞くぜ。」

「…私の本名は……『ベステ・ベル(・・)』…ガッシュの…姉……」

 

 




珍しく書いてる途中に思い付きで話変わらなかったです。アミュについては予定通りです。
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