東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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やっぱり妖夢が本編に関われるのは原作中盤以降になりそうです…他より絡めるのが不可能過ぎて…


第十四話

今でさえ信じられない。

今まで白玉桜の外にろくに出ることなく、また庭師兼世話役の仕事をこなしてきた自分が…

 

「学舎に通うなんて…」

 

勿論普通の人間じゃなく、また少々の言語の勉強しかしたことのない私を、すぐに通わせることはなかった。

少なくとも良守さんと同じところまで学習してから通う。

この世界では寺子屋と違い、小、中、高と学校があり、今の良守さんは中学二年生。

つまり小学校の勉強含め、計八年分を学ばなければならない。

計算や言語はともかく…科学や歴史、地理などは一から調べなければ何も分からない。

なので朝に稽古を、夜になるまで主だっては勉強、夜は結界師補佐としての仕事。

この生活を数ヶ月することになった。

計画としては凡そ苦でもない。

 

「なので予定としては一、二ヶ月程あれば学校に通えそうです。」

『……』

 

そう二人に伝えると、良守さんはともかく、時音さんからも信じられないものを見るような顔をされた。

 

「あ…もしかして遅かったですか?それなら休憩を削って…」

「そうじゃないの!そうじゃなくて…むしろその生活…大丈夫なの?」

「……?」

「あー…本気で分かってないわね…」

「何かおかしかったでしょうか…?」

「普通ではないわね。色々と貴方のことは聞いてるけど…八年分の勉強を…まあ国語とか道徳とか、続かないものを除いても、一、二ヶ月で出来るのは異常よ。」

「え?」

「夜行の人は、事情様々で一般教養がない人も多いのは知ってる。だから貴方も初めから学ぶでしょう?例え歳が私達と近くても、文法や歴史、計算式…はっきり言って八年分を私が学ぶよう言われても半年は掛かるわ。」

「……」

「貴方の計画通りやれば私ももっと早く出来るでしょうね。けどそんなに勉強ばかり修行ばかり、果ては仕事含めなんて…今からやれって言われても私は絶対に嫌。」

「……?」

「この計画で楽だと思ってるの…?」

 

実際楽だろう。

むしろ勉強は娯楽だ。

剣は好きだし、勉強も好き。

仕事はその成果を試す場としてとても充実しているのでは?

 

「はあ…良守も見習ってほしいわ…」

 

そういえば大分前から良守さんがいない。

私達が話してる間、妖を倒していたのだろう。

 

「まあ…貴方が大丈夫ならいいわ。良守と同じ学年で転入するんでしょ?頑張ってね。」

「はい!」

 

―――――

 

その会話があってから、宣言通り一月と半月程で、全ての勉強を完了した。

この学校は編入のため試験がある。

正確には学力を計るための制度の一つらしい。

結果に関係なく、学校には入れるらしい。

私にはとても丁度いいものだ。

テスト自体は一日で終わった。

結果は登校日初日、クラスに顔を出してから先生に渡されるらしい。

自分の勉強がちゃんと出来ていたか、試せるのはいいことだ。

それに時音さん達以外の一般人との交流も、私には良い機会だろう。

登校日まで三日。(土日は休みらしい)

この待ってる間も、私にはとても楽しみだ―

 

 




学校通うまでの一幕…つまるところは準備期間です。妖夢編だけはどうにも出来ない…夜行所属が失敗だったか…?
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