東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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まだ原作出なかった。次回確実に出ます。鈴仙の口調は友達間のため敬語なくした普通の子って感じで特徴なくなってしまいましたがご了承下さい。


標的3

夜……ということもあり、私は早足で学校へ向かった。

別に昼でも夜でも変わりないとは思うが、夜の方が不審者に遭遇しやすいというのは基礎知識だ。

さすがに私も変態や不良に好んで会いたいとは思わない。

…想像してしまうと少し怖くなった私は速度を少し上げたのだった。

 

―――――

 

二十分程でついた学校には、特に昼との違いもなく、少し暗い程度だった。

時刻としては八時近く、まだ人がいてもおかしくない時間だ。

つまり私はばれずに潜入する必要が出来……などと考えるはずもなく、諦めて明日にしようかと歩きながら考えていた。

しかし以外なことに、外周を少し周った限り、既に電気のついた部屋はなかった。

この暗さで人がいるとは到底思えない。

私は少しおかしく思いながらも、入って平気そうと考え、玄関口から入った。

思えばこの時、何故人がいないのに開いているのか考えなかったのだろう。

 

―――――

 

「えっと……あ、あった!」

 

携帯を見つけた。

中を見ると、やはりメールが届いていた。

私は忘れていった携帯を今とりに来たことを伝え、返信が遅れたことを謝罪した。

彼女は『大丈夫だよ!それより夜道は危険だから、気を付けて帰ってね。』と、私の身を案じる返信をした。

まあ夜だろうがそこまでの危険はないと思うが…

とにかく私は安心し、帰宅を始めた。

時間は既に九時を回った。

 

―――――

 

「…あれ?閉まってる…?」

 

入った時同様、玄関口から出ようとすると、扉は何故か閉められていた。

警備員の人が丁度よく閉めてしまっただけだろうと特に慌てることはなかったが、どう帰るか悩んでしまった。

ここが閉まっても職員用玄関は内側に鍵がある。

窓も同じく内側に鍵はある。

出るだけならそう難しくはない。

しかし鍵を開けっ放しで行くのは、自分の家でもないのに駄目ではないか?

かといって玄関口の鍵があるわけでもない。(例えあっても使うのは無理)

あとは屋上からの脱出くらいしかない。

しかしこれも他人に見られた時がまずい。

どこの女子高生が屋上から飛び降りて無事でいられるのか。

それだけで化け物認定されてしまう。

かといってゆっくり降りるのもそれはそれで…

 

(……どうしよう…)

 

―――――

 

困っている彼女を見て、微笑んでいたのは私こと八雲紫である。

そもそも鍵を閉めたのも警備員を帰らせたのも私だ。

これからここで始まる戦いを、私は彼女に見せようと思ったのだ。

 

(あの子変なところで真面目だし、この手で閉じこめれば出ないとは思ったけど……)

 

『……やっと解けた…次は…』

 

「予習始める?普通。」

 

まさかの授業の復習予習を始めた。

女子高生が深夜の学校で勉強とかなかなかに凄い。

普通の子ならいろんな意味で鍵とか気にせず帰宅する。

…そろそろ始まる時間なので、出来ればあれに気付いてほしい。

既にリングは設置してあるのにと、少しもどかしい気分の私は、いっそ放置しようかと眺めているのであった。

 

―――――

一時間後

―――――

 

「ん……そろそろ止めようかな。…どうやって出よう。鍵開けっ放しでももういいかな?泊まるのもありかも…」

 

と自問自答していると、急に外が光った。

正確にはグラウンドに何故かあるリングが。

私は何かは分からなかったけど、人がいることを確信したのでとりあえず向かうことにした。

 

―――――

おまけ:自習前

―――――

 

「どうしよう……人が来るの待とうかな…警備員の人なら深夜でも来ると思うし…」

 

ふと昼のことを思い出し、机の中に手を入れた。

そこには記憶の通り教科書やノートが入っており、人を待つには丁度よかった。

多少こちらに来る前に勉強したとはいえ、まだ不安が残る学力。

家より集中出来るし、逆にいいかもしれないと、私は数学から始めるのであった。

 




もう分かる人多いと思う。原作知ってれば。鈴仙の勉強の流れは思いつきです。というのも原作では0時程に始めるというのに、どれだけ頑張っても学校来たあたりでは九時くらいだったので…真面目過ぎるとどうなるかの想像です。ちなみに友達の実体験らしいです。(聞いた)
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