東方異世界生活記 壱   作:ジシェ

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今回ほぼ回想…だなぁ…短く済ませちゃった…


標的7

「……お前か?」

「…っ」

「このリングを弾く前に…何をした?」

「………」

 

知らないふりをしてもすぐに分かる。

激昂したレヴィが私に攻撃をするのもあり得る。

だがそこに、大人しくする理由などなかった。

 

「…子供をなぶり殺すのが楽しいですか…」

「何…?」

「平気で他人を殺すことが、それほど楽しいんですか!?」

 

激昂していたのは自分だった。

親しい人達は不老不死だった。

だからこそ、生に対する感情は人一倍あった。

私は…師匠の弟子だから…

 

―――――

 

『何で医師をしているか?』

『はい!だって師匠の薬安いですよね?』

『そうね。』

『人が好きなわけでもないですよね?』

『嫌いではないわね。』

『別に内臓見たいとかの変態でもないですよね?』

『もしそうなら貴女も同類よ。』

『うっ……まあとにかく!お金でも好きだからでもない。何でなんですか?』

『……そうね…ふふ…優曇華、知ってるかしら?私には蓬莱人を殺す薬は作れないって。』

『え!?師匠にも作れないんですか!?やっぱり蓬莱人は…』

『それが理由よ。』

『……そうなんですか……微力ながら、お手伝いさせてもらいますね!』

『…貴女は優しいわね。なら少し、師匠らしい言葉でも言おうかしら。』

『師匠らしい?』

『ええ。…別に姫様を死なせてあげるために研究、実験として医師を続けてるわけではないわ。』

『え!?嘘だったんですか!?』

『それも理由の一つよ。けれど…死なない人間を作ったことに、私は酷く後悔しているの。それを殺すことで償うなんて、おかしな話しでしょう?死ぬことも、生物の生きる理由なのに…私は姫様を縛ってしまった。』

『…で、でも!私は死ぬのは嫌ですよ!』

『姫様もそうよ。死にたくないから生きる。どうせなら楽しむとかって、好きに生きてる。』

『ああ…(姫様のだらけ回想中)』

『それを作ったのは、一体何かしらね?』

『蓬莱の薬じゃ…?』

『そう。それを作ったのは何故だと思う?』

『死なせたくないから…?』

『…私は…死なせたくないから医師をしているのよ。せめて良い思い出でも作ってから、安らかに眠れるよう、治すことを生き甲斐にしているの。』

『…ただの延命じゃ…』

『あら、そうかしら?始まりには終わりがあるものだからね。延命が駄目なことではないでしょう?』

『駄目とは言いませんが…』

『…私が医師を続ける理由…それは、皆に生きてほしいからよ。』

 

―――――

 

あの人は底抜けに優しいから、それが本心だとすぐ分かる。

私は別に皆が生きてほしいとは思わない。

でも周りの人に生きてほしいとは思う。

たとえ会って数日でも、知り合い、ましてや子供を死なせるつもりは毛頭ない。

 

「それ以上その子を傷付けるなら、勝負なんて知りません!貴方を…撃ち抜く!」

「…ならば貴様から殺すまで…!」

 

その言葉のすぐ後、私の周りにいた人達が、守るように前に出た。

 

「させません!」

「息子の友達を殺させはしないな。」

 

守護者の人達も戦う態勢を取る。

 

「…仲間を護れないなら、こんな戦いに意味なんてない…!皆を傷付けるなら…XANXUS、俺はお前を許さない!」

 

ヴァリアーの全員も戦闘態勢を取る。

 

「くっ!」

 

その時、突然上から矢が射られる。

 

『!』

 

『……あまり私の弟子を虐めないでもらえるかしら?』

 

そこに居たのは間違えるはずもない。

私の師あり、親同然の人…

 

「師匠!?」

「久しぶり…かしらね?優曇華?」

 

八意永琳。

 




霊夢編以外初の他キャラ参戦や。元々ここで出すつもりだったけどね!むしろここしかないけどね!
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