いい忘れてたから追記:明けましておめでとうございます!今年もこの小説をお願いします。
何故ここに師匠がいるのか。
てゐや姫様はいるのか。
とても堂々と空に浮く師匠に、私は疑問が止まらない。
師匠の様相が少し違ったことにも疑問があった。
能力の使い難さから、空を飛ぶほどの力は出ない。
それを補うかのように足に着く何かは、青い炎を噴射している。
おそらくあれで飛んでいるのだろう。
弓の弦も青い炎で出来ており、矢は普通のものではなく藍色の炎で形造られている。
指には二つの炎を放つリング。
片方の形状は私の持つ『バリエラリング』に程近い。
「その子を傷つけるのなら、相応の覚悟を持つことね。」
「ししっ♪なーんか面白そう…な!」
ベルフェゴールのナイフが師匠に到達することはなかった。
「あら…随分と大きい的ね。」
「矢でナイフを落とした…?」
「それだけじゃない。矢を放つ速度が銃並だ。」
「相当な腕だぞ。引く瞬間さえ速い。」
「あの炎…俺と同じ…」
「死ぬ気モードじゃねぇな。知らない技術だ。敵なら厄介だな。」
「安心なさい。私は貴方達の敵ではないわ。」
師匠が敵に回る心配はなさそうだ。
それに師匠が見てくれるなら、ランボも命に別状はなさそうだ。
「優曇華。探していたわ。紫から話を聞いて漸く見つけた…」
「師匠…」
「ふん…奴はただの不法侵入者だ!」
ランボを焼いたレヴィ・ボルタは、開いた傘を破壊され不発。
続く二の矢はレヴィの頬を掠める。
「…!」
「次は射抜くわ。」
「凄い…コロネロさんの射撃にも引けを取らない…!」
「……」
「私は戦いに来たわけじゃない。それでも戦いたいと言うのなら…」
藍色の矢は、一際大きく燃え上がる。
「死ぬ覚悟を決めることね。」
ただ一人を除き、全員が息を飲む
少なくともこの場において、師匠は絶対的強者だった。
だがxanxasは笑った。
「面白ぇ…!てめぇとはこの戦いが終わったら相手してやる…!」
「…そう。」
師匠はあまりにも余裕を見せる。
戦いが起きることなどないという確信を持って。
その姿は、私の見慣れた師匠の姿だった。
「優曇華。今日の戦いはもう終わりでしょう?話しがあるわ。一緒に来なさい。」
「は、はい!」
師匠はリング争奪戦になど興味はないのだろう。
すぐにこの場から去ろうとする。
次が誰かも分からないまま、私は師匠と先に校舎を出た。
―――――
「師匠はいつからこの世界にいたのですか?」
「そうね…おおよそ一週間前よ。ただそのための活動は、幻想郷にいた時から行っていたわ。」
「活動?」
「…今から行くのは幻想郷の知り合いの元よ。私と貴女、それ以外にも、まだ何人か来ているわ。」
「え!?もしかして姫様が…」
「違うわ。少なくとも姫様がどこにいるかは私は知らない。今いるのは…思い付きで行動して寺を壊して、あまつさえ家主に喧嘩売った馬鹿な天人よ。」
「……?何かイラついてます…?」
「…何でもないわ。とりあえずその馬鹿に会いに行くから付いて来なさい。」
「…はい…」
一体誰なのか…分かるが…師匠がイラつくのも珍しい。
何をしでかしたのだろうか…
天人といったらまぁ…ね?誰か分かるだろうし、何をしたかでも考えてみて下さい。