「…はぁー…」
私は今、縁側でお茶を飲んでいた。
何故だか忙しない日々だった気がするから、こうやってのんびり出来るのがとてもいい。
というのも今日は、雪男が来ない。
なんでも
本来なら候補生はそれぞれ任務(と称した雑用)があるのだが、私はまだ免除されている。
だから暇であり、好きなことが出来る。
勉強でもというのは私には無理だ。
(こんなときはいつも魔理沙が来て……)
一月程だというのに、私は少し寂しいのかもしれない。いつも一緒だった親友がいないことが、私にとって珍しく、非日常なのだった。
まぁ……ただ暇なだけなのだが。
寂しいとか感じるほど殊勝な人間ではなかった。
私は魔理沙がいないとき、基本惰眠を貪っている。
まあいつも通りだ。
私は寝る準備をして布団を被った。
しかし魔理沙がいなくても、私の日常は変わらないのだろう。
ただ人が変わるだけで…いや…
「何も気にせず接せるのは…魔理沙だけね…」
「私達はお邪魔だったかしら?」
「そうね。寝たいし帰ってもらって構わないけど?」
「えー!?もう帰るのー?」
「冗談よ。」
「霊夢も寂しいからかしら?」
「蒸し返すな。」
魔理沙といた時のように、二人と他愛もない話を続けること数十分、階段を上がる人影が見えた。
「あら?参拝者かしら?」
「こんな所に来る人がいるの?」
「失礼な。幻想郷でも週に数人はいたわよ。」
「………」
などと貶されたことに憤慨していると、その人影は私達の方へと近づいてきた。
フードを被った男子制服のズボンを履いた性別不詳の怪しい人物は、参拝ではないらしく、一直線に私の前まで来た。
「上一級監察官の…あー名乗れないけど祓魔師だから、あんまり警戒しないでほしい。」
「何の用?今日は休みをもらってるはずだけど…」
「その前に、そこの二人は?」
「?ああ二人とも悪魔は見えるし祓魔師についても知ってるから、気にしなくていいわよ。」
「はい。ですが席を外した方がよろしいでしょう。」
「助かる。」
二人が離れるのを確認し、その人物は話を切り出した。
……よくよく見れば見覚えがあるような?
「……それで、何の用なの?」
「他の候補生も任務に出てるわけだからな…お前にも行ってもらう。」
「………」
「露骨に嫌そうな顔してるな…そんな顔しなくても明日からだから安心しな。」
「それで、何するの?」
「ん…まあ今日は連絡だけ。内容は明日伝える。」
「正直言って、私に出来ることは限られるわよ?」
「安心しな。お前には他とは違い……始めから戦闘を行ってもらう。」
「…それこそ早いんじゃないの?」
「候補生の初任務が雑用程度のものなのは、育てるべき後輩どもを無意味に危険にさらすわけにはいかないからだ。」
「は?そんな危険とかいってたら仕事なんて出来ないでしょ。危険にさらすのが無意味?なんかだおかしくない?」
「まあ聞け。教師がセッティングした比較的安全と言える任務をいくらかこなし、ある程度の働きを見せたもなが、ちゃんとした任務を与えられる。この段階が下級の祓魔師だ。」
「………ああ、任務を出来るかどうか試すわけね。その段階の私達が候補生…」
「そうだ。つまり候補生に戦闘は、監督がいる時のみ許される。」
「無視して私に戦闘任務をやらす意味が分かんないんだけど…」
「ここしばらく見ていたが、通常戦闘経験の浅い候補生の中でも、お前だけはなんの動揺もなく、冷静に対処を行っていた。そして常識を知らない無知さ。正直雑用の方が難易度高いだろう?更には祓魔師の中でも上一級の私の知らない攻撃。はっきり言って未知だ。」
(そりゃこの世界のものじゃないし……)
「だから見極める必要がある。お前が実は悪魔なのかそれとも…全く別の、人間でも、悪魔でもない何者か。」
「……もしかしてこれってあんたの私情でやらされる任務?」
「……言っとくが断ることなんて出来ないぞ?会社でもそうだが、社会では上司の命令は絶対だからな。」
「……はぁ……それで、どこ行けばいいの?」
「それはな…お前達の教室さ。」
新しい人物なんて出しませんよ!(話通りならおそらく出る)ま正体は原作読んでたらすぐ分かるけど多分次…の次の回で出るしあまり気にせずに。つかセリフ多いな。改善出来るよう文才鍛えたいな…
追記:おまけのことですが、書こうと思ったら1000文字越えなかったんで、もう少しストックを増やすためにあと何話か先にやります。