候補生は全員雑用程度の任務ばかり。
当然実戦などなし、悪魔憑き石拾いに悪魔の檻掃除、資材運び、監督の教師もいる安全なもの。
対して今私が行っているのは…紛れもなく実戦。
といっても、小物退治程度。
以前教室に集合した悪魔達。
教師陣で全て片付けたが、一度悪魔が来たところは、悪魔が再び来やすくなる。
定期的に祓魔しなければ使用出来ない程になるかもしれない。
私に任されたのは、端的に言えば囮だ。
私が惹き付け、未だ正体を明かさないこのフードが悪魔を祓う。
本来私は必要ない。
故にこれは、私の力量を計るためのものだ。
と私は予測しているが、実際は分からない。
終われば分かるだろう。
―――――
「それで…どれだけいるのよ。」
私は
正直飽きた。
大物も来なければキリもない。
単純作業を三十分程繰り返しており、もう嫌になってきた。
「まああと少しだろうね。(そろそろ大物一匹くらい…)」
しかしその思い虚しく、作業は更に三十分かかった。
密かに女性が考えていた大物も来なかった。
―――――
「結局ほぼ単純作業だったけど…戦闘なんてあった?」
「…一応鬼は下級の祓魔師の仕事だからな…実戦には間違いない。数が多ければ才能のない下級祓魔師は対処しきれないこともある。」
「なら私は優秀な方かしらね。」
当然だろう。
幻想郷ではもっと面倒くさい妖怪どもを相手にしてきたのだ。
小鬼風情に傷を負うのも馬鹿らしい。
妖怪程強くないのなら、能力がなかろうと苦労はしない。
「こちらとしては以前の…夢想封印というのを見たかったが…想定より相手が弱かったな…」
「これ他の候補生でも問題なかったんじゃないの?」
「
彼女は少し思案するような表情を見せ、任務終了を告げた。
やっと終わった私は、とっとと帰って寝たい…と思っていたのだが、フランの相手をする約束を思い出し、二人の住むアパートへ向かった。
フランの寂しそうな顔は想像したくない。
―――――
「夢想封印…あれは弾幕か……」
彼女の頭に、一人の少女の姿が思い浮かんだ。
「まさか…なぁ…」
―――――
「それで直行したの?」
「終わったんだからいいでしょ別に。」
「…雪男さんに報告しなくていいの?」
「別にいいでしょ。上級ってことは雪男の上司なんだし、面倒いし。」
咲夜に呆れた表情で見られた。
しかし自分の怠惰な生活よりも、フランとの約束を優先したことで、多少甘くなってくれたらしい。
何に関してもフランはいい子だ。
「ねえ霊夢!これやろ!?昨日咲夜が買ってくれたの!」
「マリ◯カート?てか何これ?」
「ゲームよ。外の世界ではやるべき物と、紫様がおっしゃってたわ。自機を操作することが出来る遊びよ。分かりやすく言えば、貴女の陰陽玉みたいなものね。これは…64…だったかしら?」
「へぇ…面白いの?」
「妹様はやっていたけど…大変そうだったわ。」
咲夜が大変とは珍しい。
正直魔理沙が好みそうな分野だが、私も興味がある。
やらせてもらおうではないか。
―――――
「待って二位でサンダーはおかしいでしょ!?」
「まだ負けないよ~♪」
………
「妹様…!それは…酷いです…!」
「うわえぐっ…」←サンダー、復活、スター、池ポチャ
「ごめんね咲夜。でも…勝ちたいもん♪」
………
「待って待って!私最下位なんだけど!」
「そのまま置いてくよー!」
「あ、落ちましたね。」
「ここ無理!」←ヨッ◯ーバレー
―――――
異常に白熱した。
あの咲夜が叫んでた。
フランは凄く楽しそうでよかった。
「五時間続けてやるとは…恐ろしきゲーム…!」
「すみません…私が止めるべきでした…」
「一緒に白熱してたからねぇ…」
「あまり目に良くないらしいので、次からはもう少し気を付けましょう…」
「楽しかった♪次はこっちもやってみたいな♪」
「……大◯闘…スマッ◯ュブラザーズ?」
「こちらは昨日はまだやってませんでしたね。」
「うん!楽しみ♪」
少し試そうと起動したら、再び長時間遊んでいた。
夕食は頂いた。
他の面々にもやらせたいなぁゲーム。ただ魔理沙がいるの天才君の家でゲームないからなぁ…
上とは全く関係ないんですけど、別小説の投稿話をこちらで投稿したことを改めて謝罪します。本当にミスっただけです。この話を読む人の大半は分からないと思いますが、本当に気を付けなきゃいけないことだと思ったので、主自身が忘れないよう繰り返し謝罪させて頂きます。