日記って書き方難しくないですか?なんで皆さんあんな上手くかけるの…?
xx年○月△日
朝起きても財布の中身は変わらなかったし、冷めた野菜炒めと味噌汁が机の上に並んでいるだけだった。
ネットで知っていることを色々調べたけれどだいたいが少しずつ違っていて、もちろん俺が通う予定だった大学はどこにもなかった。驚くことにここは米花町というところだった。
俺には一つの考えが頭をよぎった。
もしかして ここ 名探偵コナンの世界説。
非現実的な考えなのは自分でもよく分かってるけどさあ!!それしか考えられないし!
一体いつから?スーパーに入った瞬間から?いや、そもそも俺がゲームに夢中だったときから…?
わからないけどとりあえず2徹することはやめよう。よく考えたらあんな人が死んでんのに近寄ってく一般人とか普通におかしいじゃん、徹夜でおかしくなってるとはいえちょっとは不思議に思おうぜ俺。
てことは本当に俺は高校生になるしかないのか……。どうしよ、全然コナンの話とか知らないんだけど。ビビるくらい人が死ぬってこととコナンは実はコナンじゃないってこと(?)しか知らないんだけど。
やだよーーー死にたくないよ俺ーーー。コミュ障だしよく人に表情筋死滅野郎って言われたし今更高校二年生って、無理無理。
出来ることは剣道とゲームくらいですしおすし。やだこれって詰み…?
しばらく呆然としていたが、途中我に返って冷めたご飯を温め直して食べた。ソースの味が濃くて少し気分が悪くなった。
食べ終わると、覚悟を決めてクローゼットを開けた。かけられていた制服はブレザーだった。
俺は中高どっちも学ランだったし、もう着ないと思っていた制服をもう一度着ることができるということに喜びを感じた。
でも大学生になれないという現実を改めて突きつけられた気がして、高校に行く気なんか起きなかった。なぜなら名探偵コナンは俺が生まれる前からやっている漫画で少なくとも俺がゲームをする前にはまだ終わってなかったし、全く進級もしていなかったと思うから。
つまり俺も進級できない!ずーっと高校二年生を繰り返すはず…多分。
やだよーーー。せめて車の免許とりたいよーーーーーー。
それよりも今まで使っていた口座は使えないだろうからこれからの生活費が気になるし、とりあえず財布に入っていたキャッシュカードの中身を確認しに行こうと思う。ついでに朝ごはんもどっかで食べようと思い俺は家を出た。
服は安定の上下黒のジャージです。
財布とスマホをポケットにつっこんで、靴を履いて玄関を開けるとそこには知らない景色が広がっていた。
な ん で (二回目)
いつも俺を見送ってくれていた向かいに住んでいる鈴木さん家のポチがいない!!?
なんと、今はただ無機質な通路が奥まで続いているだけで、俺が昨日帰ってきたはずの一軒家は一夜にしてマンションの一室になっていた。もう驚かないよ俺は(白目)
一瞬で世界かわるぐらいだし、家が変わるくらいさ、ちょーっと地面から遠くなっただけだよな。
マンションなのに一軒家の時と広さが変わらないってそれなんて魔法?
確かに二階建てじゃなくて広めの平屋に建ててあったけど丸々マンションの一室って家賃どうなんの…?(震え声)
恐る恐るエレベーターまでいくとここが44階だということが分かった。タワマンかよォォォ!!ひっこしたいむりリッチかよ……。
ほんとにお金が口座になかったらホームレスになっちゃうよ俺。
ビビりながらエレベーターを使って下まで降り、マンションを出た。
右を見ても左を見ても知っている建物はなかった。
当然道が分かるはずもなく、朝ごはんを求めて俺はひたすらさまよった。サンドウィッチと紅茶が美味しい店に行きたいなあ。
ちょうど近くに公園を見つけ、ベンチに座って少し休憩していると、小学生くらいの子供たちが声をかけてきた。
正直ピカチュウがしゃべってるようにしか聞こえなかったし、げんたくん?って呼ばれてる子は「おデ、こいつ食ってイイ?」とか言い出しそうな見た目をしていて笑うのをこらえるのに必死だった。女の子はふつうにかわいい。アッごめんなさいロリコンじゃないです石投げないでッッ!
あぁ~~見るからにクラスの奴ら全員友達そう……。やめてくんない?ボッチにも事情はあるんだよ。いやうそです話しかけてくれるのうれしいですありがとうございます。俺情緒どうした????
なんでもなかったふりをして、これ幸いとモーニングが食べられるお店を聞くとそれはもう元気に教えてくれた。そばかすのピカチュウ曰く、“ポアロ”っていうところのモーニングはすごいらしい。それはもうとびっきりイケメンのあむろさんって人がとびっきりうまいサンドウィッチを提供してくれるそうだ。
よ~しポアロ!君に決めたっ!!\ピッピカチュウ/
…あと銀行の場所も教えてくれる?ついでにトイレの場所も。
ポアロに行けば俺は出遅れたようでモーニング客が店内に多かった。クッソ…トイレで変な奴に絡まれたせいだ。大きい方がしたくて個室に入った俺は日記をどうやって書こうか考えていると、隣の奴がぶつぶつうるさくて集中できなかった。下の方も集中できなかった。うっせーーーーーー!って怒鳴りたかったけど気張ってんのかなあって思ったらかわいそうになってそっとしておいてあげた。痔かな……。
知らない痔野郎(そう決まったわけではない)に悪態をつきながらも店に入って数分待つと、カウンター席に座れた。モーニングと紅茶を頼み、店内を見回しているとものすごい視線を感じた。金髪褐色といういかにもチャラそうな見た目だが眼光が鋭すぎてウェイ系ではないことはわかったこの人きょわい……。なんなの腹でも減ってんの?サンドウィッチはやらねえよ!?モーニングを持ってきてくれたはいいけどガン見しすぎじゃないかなあ!え、この人があむろさん?職業間違えてない??たしかにとんでもねえイケメンだけども、この指とまれってしたら指もげそうなぐらい女の子集まりそう。最近のちびっこはすごいよなあ。さっき教えてくれた子たちの友達のコナン君はあのイケメンと仲がいいらしい(?)さすが主人公様だよな。あんなキラキラ無理だよ俺トイレ行ったばっかりだけどちびりそう。
やべ、こんなこと考えてたらフラグだわって思って、ビクビクしながらサンドウィッチを食べていると高い声が下の方から聞こえてきた。なんだとおもって横を見ると、こてんと顔を傾げてこちらを見上げる少年がいた。
も、も、も、もしかしてその眼鏡はコココココナンくぅん!!!???フラグ回収がはやすぎるだろうぉうぉ!!?
ヤダあ!!あむろさんとダブルパンチでやだあ! も う む り お う ち か え り た い 。
なんか話しかけてくるけどおれはそれどころじゃなかった。適当に答えて急いで食べ終わると、会計をしに席をたった。その瞬間、生返事をする俺を引き留めたかったのかコナン君が転んでしまったので助け起こしてから会計をした。子供ってよくこけるよなあ……慰めるべきか。あ、コナン君頭脳は大人なんだっけか。じゃあ塩対応でいいよな、変に興味持たれたくないしぃ。
とかおもってたらあむろさんの笑顔やっぱり怖いgkbr。
とりあえず銀行にいこう。さすがに今日中に行かないとまずい。子供たちに教えてもらった場所を思い浮かべながら銀行に向かう。
まっさきにATMにいって預金残高を調べようとしたが俺はあることに気づいた。
…暗証番号ってなんだっけ?頭を抱えるしかなかった。
しかしその時だった。俺の前の壁になんか飛んできて、ATMにあるミラーが割れた。
その破片は飛び散るわけで、つまり正面にいた俺に飛んでくるわけで
……目、目があ!目がああああああああああああああ!!!!!
トイレに駆け込んで急いで目を洗う。粉みたいなもんが入っただけらしく、洗ってしばらくすると目が明けられるようになった。かろうじてだけど。ただ足元がおぼつかなくて体をぶつけまくった。なんか踏みつぶしたけど気のせいだよなうん。
おっかなびっくりトイレから出ると、めちゃくちゃ警察が来ててすげえびっくりした。なんでいんの?もしかしてミラー割るのってそんな罪重かったのか………絶対割らないようにしよう。
俺の目にダメージを食らわせたやつの顔が見たくて外のパトカーの近くに行こうとしたら警官に話しかけられたけど何が起こったかわからな過ぎてとりあえず笑っておいた。
困ったときは笑えばいいよってばっちゃが言ってた。案の定話はすぐに終わったから犯人に顔を向けると、犯人がこっちをすげえ見てくる。えっこわっっっ。
昨日の肉を解凍していないことを思い出した俺は鉄板のことなんか忘れて早く家に帰った。途中呼び止められた気がしたけど、俺に話しかける奴なんてろくなやつじゃないと思って振り返らなかった。完全に死神主人公トラウマですお疲れ様です。
まったく見慣れない景色を適当に眺めながら勘で家に帰ろうとしたせいか、家に着いたときには日が落ちていた。
疲れ切っていたが肉を解凍して遅い晩御飯にした。おい誰だ最後の晩餐とか言ったやつ。…おれかあ。
明日こそは風呂に入ってもっと町を散策するかあ………。
なんかただの情緒不安定野郎になってきた。
あ、作者は無事大学生になりました✌✌^^