アズールコンバット~うちのルーキーが、なんかおかしい~ 作:狸より狐派 ハル
・・・傭兵が戦闘機持つってどういうことなの・・・?
【ユニオン前線基地】
「クリーブランド、メテオとの調子はどうですか?」
「メテオ?あぁ、うまくやってるよ。アイツはいいヤツだからな」
基地の屋上で二人は話し合う。クリーブランドは穏やに、ラングレーは相変わらず真剣な顔つきだ。
「そうですか。私からも見てそう思います。しかし三日前の訓練では、メテオが連携を崩したと言うことがあったようですが?」
「あれか?まぁアイツルーキーだし、私たちのやり方にまだ慣れてないんだろ。けど筋はよかったと思うよ」
「そうですか、まぁうまく行ってるようで何よりです」
ふーっと、深呼吸をするラングレー。少し間を置いた後、クリーブランドから話し始めた。
「なぁラングレー。念のために聞いておくけど、メテオはロックオン不可のターゲットにミサイルを当てる訓練って受けてないのか?」
「・・・えぇ、少なくともそんな情報は一切なかったです。資料では推薦で特殊訓練を受けたとも書いてありましたが、さすがにそこまではしていないかと」
「そっか、まぁ本当にヤバかったしな。・・・そうやぁ特殊訓練をアイツ受けてたのか?」
「はい、なんでも超特殊兵装の訓練をしていたそうです」
「超特殊兵装!・・・ってどういうのだ?」
「それはですね・・・」
ラングレーはその兵装について話す。クリーブランドは聞いているうちに、関心のある顔つきになっていった。
「へースゴいじゃないか。そんな特別な兵装を積んでもらえるなんて!」
「確かに驚くべき性能を持っています。しかし、この兵装はパイロットにとても大きな負担を与えてしまうものなんです」
「あっそうか、確かにそんな性能があったら乗っている人ってメチャクチャキツいよな・・・メテオが選ばれるなんて、よっぽどスゴかったのか?」
「はい、実戦部門では今までに卒業した歴代の首席訓練生と比べても、それらを上回るほどの成績を出しています」
「ふーん・・・いやまてよ、歴代のよりも上回ってるって・・・
もしかして、【エンタープライズ】の成績もか!?」
「はい。わずかにですが、上回っていました」
エンタープライズと呼ばれる人物は、今でも活躍するユニオンのエースパイロットだ。前にセイレーンが現れた時にも、彼女は勇猛果敢に戦い、そして敵の最後の中枢基地を壊滅させた実績を持っている。
もちろん彼女単独で全て成し遂げた訳ではないが、それでも今では彼女を英雄と呼ばれるほどの知名度があるのだ。
だがメテオはエンタープライズよりも上の成績を出している。と言うことは・・・
「・・・メテオはいつか、エンタープライズと並ぶエースパイロットになるかもしれないな」
「・・・現実はそこまで甘くはないですよ」
「わかってるさ。ただ、やっぱそんな気がするんだ。それぐらいすごいヤツなんだから」
ラングレーの現実主義的な発言にも落ち込むことなく、クリーブランドは期待に染まった表情を作った。
もしかしたらエースになれる人物が自分の隊から現れる。そんなワクワクするようなことに、彼女は笑みが押さえきれなかった。
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【3日後、作戦室】
「皆さん揃ってますね?これより作戦ブリーフィングを始めます」
あのときと同じ場所で、モニターが表示される。移った電子地図は、とある港のようだった。
「今作戦はこの港の奪還です。もともとここは旅客船や漁師等が使う民間人用の港でしたが、ここにセイレーンが襲撃してきて今では軍港と化しています。ネイビーキャバリアー隊の任務は今ここに停泊している全ての軍艦の撃沈です」
「軍艦かぁ・・・なんか親近感がわくなー」
「あー確かに。それで、その軍艦の数は?」
「戦艦と空母がそれぞれ2隻、ミサイル巡洋艦が4隻、ミサイル駆逐艦が2隻、計10隻です」
「現時点での軍艦たちは出撃できるの?」
「いえ、先日にユニオン海軍と戦闘していました。結果こちらが負けてしまいましたが、あっちもダメージを負っています。今は修復中ですね」
「なるほど、まさに奇襲作戦ね」
「このセイレーン艦隊は今大戦開戦時にユニオンに最もダメージを与えている艦隊です。これを撃破すれば制海権が広がり、港も奪い返すこともできます。ぜひ成し遂げてください!」
「「「了解!!」」」
その場にいた6人は気合いを引き締めた。その後ブリーフィングは終わり、次の日に備えてラングレー以外は解散をした。そして残った彼女はメテオが座っていた席を見て、こう呟くのだった。
「メテオ、もしかしたら
エスコンシリーズの全体的な歴史の動画見たんですが、最初期のころから面白そうだったなー
エスコン7買おうかなー