アズールコンバット~うちのルーキーが、なんかおかしい~ 作:狸より狐派 ハル
それはともかくタイトルに書いてある通り、あの彼女たちが登場するお話です。
彼女たちが乗ってる機体に拍子抜けするかもしれませんが、自分なりに考えて選んだ機体ですので許してください、なにも出来ませんから。
それでは、どうぞ。
【ユニオン、上空】
《ベルー、あとどれくらいで付きそうたっけー?》
《ここままいけば、あと15分ほどで着きますよ。エディンバラ姉さん》
《うへー、まだ15分もあるの~・・・?》
《まーまーあとちょっとじゃん。15分なんてあっという間だよ。ね、エンター姉》
《15分、か・・・どうだろうな》
その上空には8機の機体が飛んでいる。うち半分の方はユーロファイターと呼ばれるデルタ翼機体、もう半分はF-15と呼ばれる機体だった。
デルタ翼と言うのは、別名三角翼と言い真上から見ると三角形のような形をした機体のことを言う。
まず1番始めに喋りだしたのは【メイド隊】の2番機、【エディンバラ】。その彼女の質問に答えたのがメイド隊1番機、【ベルファスト】だ。彼女らが乗っているのが先程説明したユーロファイターである。
そのあとにエンター姉と呼ぶのが、【ホーク隊】3番機の【ホーネット】。
そして最後の発言者がホーク隊1番機であり、かつてセイレーンが始めて姿を現したとき、その驚異に勇猛果敢に立ち向かって打破を達成し、今ではユニオンの英雄と呼ばれたまさにエースパイロット、
【エンタープライズ】だ。
《単に飛行しているだけの15分と、戦闘しながらの15分は全然違うからな・・・》
《もーエンター姉、今は別に任務中じゃないんだからそんな重い話は無しだよー》
《あぁ、済まない。比較するのがこれぐらいしかないからな・・・》
《まったくー。相変わらずの堅物だにゃー。そう思うでしょ?【ヨークタウン】姉》
《そうかしら?私は昔と比べてみて表情が柔らかくなった方だと思うわ》
《ん?そう見えるか?》
《えぇ。ヨークタウン様の言うとおり、かつて自分の身を考えず、国を守るためとはいえ常に無茶をし続けながら戦い続けては機体を傷つけてしまっていたあの頃とは、大きく見間違えるほどの落ち着きをお持ちになられています》
《ベルファストもそこまで言うのか。そんなに私は変わったのか?》
《うーん、よく考えたらそう言われても仕方がないんじゃない?》
《そうか・・・》
落ち込んだ感じにも聞こえるが、別にそうではなく実感のないような様子でエンタープライズは返事をした。
そのあとまた静かな合間が包んだのたが、今度はホーネットが癇癪を起こした。
《けど確かにホッント暇だなー!15分ってこんなに長かったっけー!?》
《ホーネット、落ち着いて》
《落ちいたいけど落ち着けないんだよなぁ。ねぇ【エセックス】、なんか面白い話ってない?》
《えぇ!?わ、私のですか?》
ホーク隊の集団、1番後ろにいる【F-15E】に乗っている女性が驚いた。
この機体は見た目ではほとんど他のF-15と差がないのだが、彼女が乗っている機体はシリーズのなかでは対地性能が高く改良されているのだ。
なお、ホーネットとヨークタウンが乗っているのは【F-15C】と呼ばれるシリーズの代表機、エンタープライズもそれに乗っていたのだが先の対戦で寿命を迎え、途中から今では【F-15SE】と言うステルス機体に乗っているのだ。
《私の面白い話・・・ですか?》
《エセックス、無理に話さなくても良い。ホーネットも無茶振りは止めるんだ》
《えー、じゃあエンター姉が面白い話してよー》
《・・・はぁ。私がそんな話ができると思うか?》
《無いかなー》
《即答か・・・》
《・・・あっそうえば何ですが、セイレーンのハイエナ隊が撃墜された話って知ってますか?》
《ハイエナ隊が・・・そうなのか?》
《はい。なんでも今から向かう基地にそのパイロットがいると言う話が・・・》
《あの前線基地に?確か今いる部隊って・・・》
《ネイビーキャバリアー隊、クリーブランド様が1番機を勤めている部隊になります》
《あークリーブランド!なら納得だね!》
《彼女らが、か・・・やるな》
《ねぇねぇ!誰が何機落としたか教えてよ!》
《あっすみません、具体的にはわからないもので・・・》
《そっかー、なら直接聞いてみないとね!》
そう言いながらホーネットは期待を胸に持たせながら楽しみに待つ。その様子をエンタープライズやヨークタウン、ベルファストは微笑ましい様子で感じ取っていた。
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【ユニオン前線基地】
時間は少し跳んで夜、基地の屋上には一人の女性が立っていた。彼女はTACネーム【シリアス】、メイド隊4番機を勤めている実力の高いパイロットだ。
彼女は柵に身を預け、基地の滑走路などの全体を何かを探すために見つめていた。しかし自分のそれが見つからないでいる。
そんな彼女を後ろから話しかける人物がいた。
「なにか落とし物をしたのですか?シリアス」
「あっ、【シェフィールド】さん。いえ、落とし物をしたと言う訳ではありませんが、ある人を探しているのです」
その彼女がメイド隊3番機、シェフィールドだ。
「ある人?」
「はい。メテオ様についてなんですが、シェフィールドさんはメテオ様を見ましたか?」
「いいえ、私もまだ会ってません」
「そうですが・・・一体どこにいるのでしょう」
「そうえばシリアスは、メテオ様に会って何をしたいのですか?」
「シリアスですか?シリアスは同じ航空部隊の人間としてやはり友好国のパイロットとは挨拶をした方が良いと思いまして、それでメテオ様を探しておりました」
「なるほど、相変わらず真面目なんですね」
「いえいえ、シリアスなんてまだまだなのです。しかし、メテオ様は一体どちらに・・・」
「・・・別に明日でも良いのではないですか?今日はもう遅いですよ」
「あっ・・・はい、そうですね。・・・そうえばシェフィールドさんはどうしてこちらに?」
「私ですか?・・・私は少し外の空気を感じに・・・」
「そうでしたか、シリアスは邪魔になるでしょうか?」
「いいえ、少しあなたに聞きたいこともありますから。よろしいですか?」
「えぇ、シリアスにでも良かったら」
「そう、・・・それで話なのですけど、メテオ様の話は信じられることができるでしょうか?」
「メテオ様の話?確かクリーブランド様の話では、ハイエナ隊のうち3機を一人で落としたと話されていましたね」
「そこが疑問なんです。メテオ様はまだここに来たばかりの新入りだと聞きました。だと言うのにそこまでの活躍ができるのかを疑ってしまって」
「あぁ、なるほど・・・確かに一見信じられない内容ですね。ですがメテオ様の乗る機体には、マニューバシステムと呼ばれるユニオンとロイヤルが共同して開発した兵装を装備していたので、それで撃退したのでは」
「そこが特に疑問なんです。マニューバシステムについてシリアスも体験したでしょう?その時にマニューバシステムをどのように感じましたか?」
「・・・確か、超高速で半自動のなか訓練用の架空ターゲットの背後に着いたり。攻撃を受けると言う情報をレーダーに流して、そのなかでレーダーが反応したら真横にローリングしたりしまきた」
「それで、その挙動に耐えれましたか」
「両方を一回だけなら何とか大丈夫ですが・・・流石に実戦で何度も使うとなると体が耐えきれないと、シリアスも思います」
「流石にわかりますか。本来あんなものは人に装備させるものではないのです」
「そ、そうでしょうか。装備できればかなり戦闘を有利に進めれるはずですが・・・」
「その代わり体を強制的に装置によって壊されるのです。なので本当にメテオ様はその装置に耐えきれるのか、そこが疑問なんです」
「なるほど・・・ではシェフィールドさん。今度メテオ様とお会いできた、確かめて見てはどうですか?」
「確かめる?」
「えぇ、
「・・・シリアス、本気で言ってるんですか?」
「えっ?・・・あっ!す、すみません!!失礼なことを言ってしまいました!申し訳ありません、どうかこの卑しきメイドであるシリアスにこの身相応の罰を・・・!」
「落ち着いてください。まったく、その癖は何時までも抜けていないようですね」
「は、はい。申し訳ございません・・・」
強く謝罪しながら落ち込むシリアスといつものことに呆れるシェフィールド。その日の夜の屋上は少し賑わっていたのだった。
次回、【メイド隊へ入隊、及び敵の大規模駐留基地襲撃作戦ブリーフィング】
登場キャラが多いと会話が大変・・・大変じゃない?
次回は少しタイトル詐欺となりそうです・・・
さて、エンタープライズとベルファストたちの機体はいかがだったでしょうか?エンプラは皆さん予想できてたかも知れませんが、みんな大好きF-15です。(鷹なのに鷲に乗るのかとか言ってはいけない)
一方のベルファストはなんとデルタ翼機体、このユーロファイターはマルチロール機(対空対地両用機体のこと)と言い、イギリスが開発したと言うことでこの機体を採用しました。
本当はイギリスやドイツなどが共同開発したらしいのですが、この世界ではロイヤルが独自に開発したと言うことになります。
皆さんはデルタ翼機体は好きですか?
とりあえずここまでとなります。それではまた会いましょう。
ではまた!