「また揃ったな。だが今回でようやく、『聖杯戦争』という器を満たす儀式はすべて終わる」
どことも分からぬ暗闇で初老の男はその場に座りながらつぶやいていた。
「おーい、爺さん。こっちは終わったぞ。あんたの言ってた1柱はこちらでも完成した。残りは京都のそれだけだ」
初老の男の独り言に繋げるように、また別の誰かの声が暗闇から聞こえた。若い青年の声である。コツコツと道を歩く音だけが聞こえる。
「終わったのは分かっていたが、改めて君の口から結果を聞こう……」
初老の男はその声に体を振り向くことなく、ただ会話を続けた。
「暗いな。よくこんなところでずっといれるな。明かりをつけるぞ…」
男は持っていたライターに火をつけた。するとその男のシルエットが浮かび上がる。赤い髪に数多くの銀色の装飾品をつけた男であった。
「結果はと聞いている」
「どうせわかってるくせになぜそこまで急ぐんだよ?」
「お前がサボっていないかを確認するだけだ」
「ちっ、へいへい」
初老の男の言葉に少しいらだちを見せるも、青年はそのあとため息をつくと、内容を話し始めた。
「全くこっちは大変だったのにサボれるかよ。結果だけ言えば、勝ったのはなんとアサシン。マスターは現役JKだ。ちゃんとした魔術師は7人中2人だけという、どこが魔術師の決戦なんだかわかりゃしねぇな。んで死亡したマスターは3人だ。残ったマスターは令呪を返却してもらった後、退散してもらった」
青年はその風貌にあった軽い口調で淡々と話していく。
「なるほどな。で願望器への願いはなんだったのだ?」
「あれ? 爺さんもそういうのに興味ある? いつも無関心なんだが……?」
「人の願望などに興味はない。あるのはあくまでも私の悲願に関与するもののみだ。今回使った魔力量が気になる」
初老の男は青年の軽すぎる緊張感のない会話に少し呆れながらため息を吐いていた。
「確か不老不死って言ってたような。そんな願いまで叶えるなんて大したもんだな、聖杯様は」
「本能的に人は老いを嫌い、死を恐怖するものだ。なんら不思議ではない望みだろう。だがその程度の願いならば貯まった魔力は大丈夫だろう」
不老不死をその程度という初老の男に青年少し疑問に思う。
「不老不死ってかなりすごいことだと思うが、爺さんにとってその程度なのか?」
「あぁそうだ。私の計画で使う量を考えれば微々たるものだ。倫理的価値を私に問いているのならお門違いだが」
「そりゃ、すまぇな。聞いた俺が悪かった。で、そういえば俺の管轄が終わったことでようやく計画の最終段階だろ。ここの聖杯戦争はどうなんだ?」
「今、始まったばかりだ。それで一体はさきほど聖杯にくべた。残るくべるべき魂はあと九つだ。つまり今参加しているサーヴァント達より余分で二つの魂が必要なわけだ」
その言葉を聞いて青年はうんざりしたような顔をする。
「あんたまたさっきの戦いのようにイレギュラーサーヴァントを追加するつもりか? 参加者からしてみれば、チートやルール違反の嵐だぞ。全くでたらめにも程がある」
初老の男は鼻で笑う。
「でたらめなのが聖杯戦争だろ?」
「はははは、確かに、とんでもねぇ皮肉だな。行ったことのない町だったが、あんたが言っていた『冬木』っていう町の戦いもそうだったみたいだしな」
なかなかうまい切り返しに青年は不覚にも大きく笑ってしまった。
「始まりが矛盾だらけでは、派生もまた混沌と化すだろうさ」
初老の男は青年の方に顔を向ける。
「まぁ楽しもうではないか。セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー。果たして、今回の戦いの先がどういう結末を迎えるかを」
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セイバー ??? マスター ???
アーチャー ギルガメッシュ マスター 美麗(メイ・リー)
ランサー ??? マスター ???
ライダー ??? マスター ???
キャスター 玉藻の前 マスター 神無木せつ
アサシン 真名不明 マスター 茶髪の青い髪の女性
バーサーカー ??? マスター ???
ストーリーや世界観の評価
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おもしろい
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どちらかというとおもしろい
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どちらともいえない
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どちらかというとつまらない
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つまらない