提督「艦娘が甘えてくるボタン?」   作:マロニー

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五月雨の場合。

提督「さぁて執務室にまで着いた訳だが…

テステス、聞こえてるか?」

 

 

明石『バッチリです』←インカム装備

 

 

提督「よし(インカムの装着と執務室のカメラの監視…作ってもらう条件としては緩い方か)」←同じく

 

 

提督「にしても艦娘達が手玉に取る所を見たがるなんて…あんなに俺に対して性格悪いやらクソやらゴミクズやら言ってた割には、結構お前も良い性格してるじゃないか」

 

 

明石『そ、そんなには言ってません!それに私は、ただ本物を使った場合に作動するかを』

 

 

提督「じゃあ執務室に入るか」

 

 

明石『ちょっ!せめて言い訳を』

 

 

 

ギィィィィィ

 

 

 

提督「おはよう。今日の秘書艦は…五月雨か。

少し遅れてしまってすまないな」

 

 

五月雨「おはようございます、提督!

大丈夫です、私も先ほど来たばかりですよ!」

 

 

提督「ハハ…気を使わせてすまないな。

さて、仕事をしよう。」ニコリ

 

 

五月雨「は、はい!」

 

 

明石(本当に私の言い訳聞かなかったな…にしても何だあの爽やかな笑顔。逆にちょっと気味が悪い)

 

明石(そう言えば、ボタンの噂は広まってる筈だけど、五月雨ちゃんはそれを知っているのかな?)

 

 

五月雨「……」ソワソワ

 

 

明石(うん、知ってるみたいね。なら後は提督がボタンを押すだけだけれど…)

 

 

提督「……」カリカリ

 

 

明石(ボタンを出す気配すら無いわね…

また何か悪い事でも企んでるのかしら…)

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

提督「ふぅー…とりあえずひと段落ついたな。

少しだけ休憩しようか、五月雨?」

 

 

五月雨「あ、それなら私、お茶を淹れてきます」

 

 

提督「じゃあ頼もうかな…とその前に、ちょっとだけいいか?」

 

 

五月雨「?はい、何か御用でしょうか?」

 

 

提督「まあさっきの言い訳みたいなものでな。少しとはいえ遅れて来たのには理由があるんだ。というのも、明石にこんな物を渡されたんだよ」コトッ

 

 

五月雨「あっ!それ…」

 

 

提督「ん?知っているのか?」

 

 

五月雨「い、いえ!」

 

 

提督「そうか…まあ知る筈がないよな。実はこのボタン、明石に渡されたは良いがどんな機能なのかは知らされてないんだ。」

 

 

提督「で、だ。また何か変な事が起きる前に捨てたほうがいいんじゃないかと思っててな」

 

 

五月雨「!!そ、それはダメです!絶対捨てちゃダメですから!」

 

 

提督「…そうか?しかし、何の効果か解らないものをずっと持ってるわけにもなぁ」

 

 

五月雨「うっ… じゃ、じゃあ今私に使ってみてください!そうしたらきっと、そのボタンがどんな機能なのかが解りますから!」

 

 

提督「しかし、それは五月雨に悪いし…」

 

 

五月雨「大丈夫です!害を与えるようなものじゃありませんから!…多分!」

 

 

提督「(頬が朱に染まってるのは自覚無しか。やっぱり五月雨は隠し事が下手だな)

…そこまで言うなら、そうさせて貰うぞ」ニヤリ

 

 

 

ポチッ

 

 

 

五月雨「……」

 

 

五月雨(もうボタンの効果は出てるのかな…?

押されてすぐに効果は出るって聞いたし…)

 

五月雨(…そう言われてみれば、あ、甘えたくなってきた、ような気が……)///

 

 

 

提督(なんて思ってるかもしれないが、残念ながらそれはただの思い込みだ…さあ、どうする五月雨)

 

 

 

五月雨「……」

 

 

提督(無言のままこちらに向かい…!)

 

 

五月雨「………っ」///

 

 

トスン

 

 

提督(そのまま俺の膝に座る!…うん。まあ確かに、いつもの五月雨に比べると段違いの積極性だな。まったく、可愛らしい事だ)ナデリ

 

 

五月雨「!!」

 

五月雨(頭を…!うう、とっても嬉しいけど、それ以上に凄く恥ずかしい…!!)///

 

五月雨(で、でも!せっかくのチャンスなんだから、この際もっと甘えないと…!)

 

 

 

ダキッ

 

 

 

五月雨「きゃっ!?(だ、抱き締められた!?わ、私、今提督に抱き締められてる!)」

 

 

提督「五月雨」ボソッ

 

 

五月雨「〜〜〜っ!!」///

 

五月雨(提督が抱き締めたまま、う、後ろから私の名前をさ、囁いて…!)

 

 

 

提督「伝えたい事があるんだ…実はな、このボタn」

 

 

五月雨「わ、私!お茶を淹れてきまs」ガタッ

 

 

 

 

【五月雨の頭部と提督の顎部、衝突セリ】

 

 

 

提督「い、痛え…五月雨、お前…」

 

 

五月雨「すす、すいません!今救急箱を!」

 

 

提督「!待て!そんなに急に走り出したら…」

 

 

 

ドンガラガッシャーン

 

 

 

提督「さ、五月雨ーッ!!」

 

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

 

 

明石『五月雨ちゃん、寮に戻してしまって良かったんですか?』

 

 

提督「ああ、秘書艦としての仕事は先程ので殆ど終わらせてもらったからな。気絶している間、寮で休ませても誰も文句は言わんさ」

 

 

明石『あ、さっきいやに真面目に仕事していたのはこういう事を見越しての事ですか?」

 

 

提督「いや、たださっさとこのボタンで遊びたかっただけだ。…にしても五月雨は可愛いかったな」

 

 

明石『その割には随分と機嫌が悪そうですが…』

 

 

提督「ああ…あいつ、五月雨。俺がネタばらしをする前に勝手に自爆してしまったからな。」

 

 

提督「可愛らしかったのは事実だが。俺は、俺の口でボタンについてのネタばらしをして、そして、俺の目の前でその娘が羞恥に震える様が見たいんだ。」

 

 

明石『またさらっと下衆な事を…』

 

 

提督「褒め言葉だ。

まあだから、次に執務室に来る娘には二人分の恥辱を味わわせてやるつもりでいる」

 

 

明石『ただの八つ当たりじゃないですか!』

 

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