提督「艦娘が甘えてくるボタン?」   作:マロニー

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多摩の場合、真。

 

提督「…なぁ、明石えもん。これどうしよう」

 

 

明石「誰が国民的キャラですか。

…『これ』?一体どうし…」

 

 

 

多摩「……」グテー

 

 

 

明石「…えぇ…?あの、何故多摩ちゃんをおんぶしてるかを聞いても?…あ、もしかして遂に…」

 

 

提督「いや、別に何もしてないからな!?

…執務室に戻ったらコイツが寝てたんだよ。で、放っておく訳にもいかねぇしさ」

 

 

明石「は、はぁ。その…ここに連れてこられてしまっても正直なところ困るんですが」

 

 

提督「…まあ、そりゃそうだろうな。んじゃ仕方がないし取り敢えず仮眠室にでも寝かせてくるわ」

 

 

明石「執務室で寝ていたんですから執務室に戻してあげたらいいんじゃ?」

 

 

提督「お前な…気の失った艦娘を自分の部屋に放置している男をもし目撃したら、普通どう思うさ。それも子供ではなく、見た目年齢が既にちゃんとした娘をだ」

 

 

明石「あー…成る程、鬼畜か変態ですね」

 

 

提督「だろう?そういうこったよ」ヨイショ

 

 

明石(まあ提督の場合はちょこっと弁解すれば大体は大丈夫な気もするけど)

 

 

提督「何か言ったか?」

 

 

明石「いえ、もう既に変態の鬼畜じゃないかなーって思って」

 

 

提督「お、辛辣ゥ!」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

提督(やれやれ、多摩にも困ったもんだ。

猫じゃないなんて言っときながら言動はほぼマジもんの猫じゃないか)

 

 

提督(結構揺らしてるし起きてもおかしくは無いんだがな…まあ、熟睡するくらいには信頼を置いてもらってるとか思っておくかな)

 

 

多摩「…ん…」

 

 

提督「おっと、揺らしてたら起こしちまうな」

 

 

提督「……」

 

 

提督「!」ピコーン

 

 

提督「…よし、多摩にやるかぁ!」

 

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−–

 

 

 

 

提督「はーいよー。多摩さんやー、起きろー」

 

 

多摩「…うん…んにゃ?」

 

 

提督「おはよう。悪いが、移動させて貰ったぞ。あの部屋だとちょっと不都合がな」

 

 

多摩「んー…ごめんなさい、にゃ。

迷惑かけるつもりはなかったにゃ」

 

 

提督「いやいや、迷惑じゃあないさ。

まあたしかに最初はちと困ったが…でも、サボる口実にもなるしな?」

 

 

多摩「んっ…そう、かにゃ?」

 

 

提督「そうそう。だから気にすんな」

 

 

多摩「それなら。謝罪は取り消して、代わりにありがとうにゃ」

 

 

提督「こちらこそ」

 

 

多摩「?」

 

 

提督「あーいや何でもない。何でもないぞ」ナデナデ

 

 

多摩「…む、露骨に誤魔化されたにゃ」

 

 

提督「はは、でもそう分かってて誤魔化されてくれる多摩が好きだぞ」

 

 

多摩「都合のいい女が好きってワケにゃ?」

 

 

提督「言い方ァ!…いやでもそういう意味になっちまうか…」スッ

 

 

多摩「あ、手を止めないで欲しいにゃ」

 

 

提督「ん?」

 

 

多摩「考え込んでもいいから、多摩を撫で続けて欲しいにゃ。…だめ、にゃ?」

 

 

提督「ああいや、ダメというか、そんな思案するつもりは別に…」

 

 

多摩「…」ジーッ

 

 

提督「…いやしかし」

 

 

多摩「……」シュン

 

 

提督「よーしよしよし」ワシャワシャ

 

 

多摩「んにゃあ〜♪」

 

 

提督(常日頃猫じゃないって言ってるのになぁ、全く…)

 

 

提督(…猫、か)

 

 

提督(猫なら首を撫でられると喜ぶ、が…)

 

 

 

スッ

 

 

 

多摩「ひっ」ビクッ

 

 

提督「!すまん!」

 

 

多摩「い、いや…その…大丈夫にゃ。

だから、続けてほしい、にゃ」

 

 

提督「え?でも…」

 

 

多摩「いいから続けてにゃ。

…ほら、今の続きでいいからにゃ」

 

 

提督「…りょ、了解」サワッ

 

 

多摩「…!」

 

 

提督「…」

 

 

多摩「…ッ!んんっ…」

 

 

提督「……」

 

 

多摩「…あっ、ひゃっ…」

 

 

多摩「くっ…ふぅ…」

 

 

 

提督(…無心だ、無心。無心になるんだ。

でないと、何というか…頬を赤らめて息を漏らしている様子が…)

 

 

 

多摩「…てい、とくぅ?

手、止めちゃいやだにゃ…?」トロン

 

 

提督「へ?あ、ああ!すまん!」

 

 

 

多摩「…ん、あ、あ…!」

 

 

 

提督「…多摩。その、声抑えされないか?」

 

 

多摩「…う、ごめん、にゃ。

…提督のが気持ち良くて、つい、声が…」

 

 

 

提督「〜〜ッ!!」

 

 

 

提督「…い」

 

 

 

多摩「……?どうs」

 

 

 

提督「いやらしいのはいけないと思いまぁす!!」グニ–

 

 

多摩「フギャーっ!」

 

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−–

 

 

 

 

提督「めたくそ怒られた」

 

 

明石「急にほっぺを挟み潰されたら誰だって怒りますよそりゃ」

 

 

提督「なんだか微妙に、こう…あの雰囲気というか、嬌声に耐えられなくなっちまって」

 

 

明石「ああ、まあ…仕方がないような…

いやまあ自業自得でもあるような」

 

 

提督「…何度か、一線を超えてから微妙にタガが外れちまいそうになってな。最近色々危ないんだ俺…」

 

 

明石「もういっそタガなんて外せば気が楽になるんじゃないですか」

 

 

提督「俗世間ではそれを発狂ってんだよ」

 

 

明石「あはは… あれ、そういえばボタンいつの間に作動してたんですか?」

 

 

提督「ああ、寝てる間に押しといたのさ。

意識がないとダメかなーとも思ったが、どうやら行けたみたいだ」

 

 

明石「へー…流石私」

 

 

提督「その反応からしてどうやら想定外だったみてぇだな。開発者としてどうなんだ」

 

 

明石「こちとら急ピッチで仕上げさせられたんですよ!」

 

 

 

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