提督「艦娘が甘えてくるボタン?」 作:マロニー
提督「これまでにさ。
戦艦の娘に結構やってきたよな」
明石「え?えーと…まあ、はい。
一番多いのは多分駆逐艦の娘ですが」
提督「そりゃまあ駆逐艦は絶対数も多いし仕方ないだろ。んでだ、今回もまたボタンを使う相手は戦艦ではあるんだが…」
明石「『が…』なんです?」
提督「まあ単刀直入に。今回は伊勢に対してやろうと思ってるんだ」
明石「ああ、なるほど。確かに戦艦ではありますが、少しだけ別の艦の要素がありますね」
提督「ああ。まあ別に艦種によって性格やらなんやらあるわけでも無し、だからぶっちゃけ関係も全然無い。人はその一つの存在一つにつれ一つずつ個性を持ってるもんだしな」
明石「はあ…
ではなんでさっきみたいな話を?」
提督「まあ何というか…ふとさっき思ったのさ。このボタンはこの鎮守府の誰にでも使えるんだから、折角なら艦種コンプリートしてみたいなーって」
明石「…なんかもう不純を極めてますね」
提督「純粋この上ない好奇心だからセーフ」
明石「この上なく最低の弩アウトですよ!」
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伊勢「もしもし?提督?」
提督「うおっと、なんだ伊勢か。
どうした?」
伊勢「ボーっとしてたみたいだから声かけただけなんだけど…お邪魔だった?」
提督「ああいや全然。失礼、もうちょいだから終わらせるよ」
伊勢「あ、ごめんなさい、急がせるつもりじゃなかったんだけど」
提督「…よし。終わりだ。そっちは?」
伊勢「言われた事くらいは終わらせたよ。にしても…急にボーッとするなんてらしくないですね。私の横顔に見惚れちゃったとか?」
提督「んー、そんなもんかな」
伊勢「もう、適当に流さないでよ」
提督「テキトーなんかじゃないって。お前見てたのは事実だし」
伊勢「ん?それって…?」
提督「一息いれるか。麦茶でいいか?」
伊勢「あ、えーと…それくらいならあたしがやろうか?」
提督「まあまあ、どうせ注ぐだけだし俺がやるにもお前がやるにも変わらないさ…っと。
へいおまっとさん」
伊勢「ありがと」
伊勢「…ねえ。
さっき言ってたの、どういう意味?」
提督「そりゃ文字通りの意味だよ」
伊勢(…?じゃあボーっとしてたのは本当にあたしを眺めていて?そもそも『そんなもんかな』って否定しなかったって事は本当にあたしの事を…?)
伊勢(…そ、それって…)
伊勢「え、ええと、提と」
提督「何故ならずっとこうしたかったからなぁ!」ポチッ
伊勢「うわっそういう…!」
提督「よしよし、顔を見せ…ん?」
【伊勢、両手で顔を隠す】
伊勢「…ごめんなさい。ちょっと顔見ないで」
提督「えー」
伊勢「えーじゃなくって!」
提督「そこをなんとか」
伊勢「…嫌」
提督「嫌かー」
伊勢「だって恥ずかしいだもん!
絶対見られたくないの!」
提督「…」
伊勢「…」
伊勢「…ど、どうしても見たいなら…
一つお願い聴いてくれたら、いいよ」
提督「おお、話がわかるな。
で、その条件は?」
伊勢「…笑わない?」
提督「聞いてみない事にはなんとも」
伊勢「…さっきの、提督があたしに言った事。あるじゃない」
提督「ん?ああ」
伊勢「それに加えて、このボタンって…
その、そう思っていいん…だよね?」
提督「…まあ、そうだな」
伊勢「……〜〜ッ!」///
伊勢「……じゃあ、その、条件」
伊勢「その、なんていうかさ…」
伊勢「…優しくして…?」
提督「…ぷっ。ははは。
ああ、いいだろう。わかったよ」
伊勢「!ほら笑った!!
もー頭きた!もう絶対に…!」
【提督、半ば強引に手を顔から離させる】
提督「…条件は呑んだんだ。いいだろ?」
伊勢「うっ…」
伊勢「……うん…」///
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明石「なんというか…ギリ憲兵さんにとっ捕まりそうな感じの強引さでしたが大丈夫です?」
提督「大丈夫、ほぼ合意の上だ。マジに嫌なら俺なんぞ力づくで振り解けるだろうし、そもそも覆ってる手を俺の力で引き剥がす事なんて出来ねぇしな」
明石「ああ、確かにそうですね…
にしてもかなり強引な気がしましたが」
提督「まあそれ位はご愛嬌って事で。つい血が騒いだっていうかな。……それに…」
明石「?」
提督「…今回ので捕まるんならもう既に前例で捕まりまくってるなって……」
明石「…今更ですがほんと最低ですね!」