提督「艦娘が甘えてくるボタン?」   作:マロニー

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時雨の場合、その2、MK2。

 

 

提督「そういえば俺、一回やった娘に全くなんもやってないな」

 

 

明石「?何のことです」

 

 

提督「いや、ボタン。一度ポチッとなしたはいいけどそれ以降別に関わり方変えたりとか、そういうのしてないと思ってさ」

 

 

明石「うーん、最低ですね」

 

 

提督「お、最低って言われたの何度めかな?

まあそういう事で。俺は今からちょっとMk.2になる前にボタンした娘にMk.2を押しに行こうと思うんだ。それすればまた前とどれくらい違うかってのもわかりやすいし」

 

 

明石「なるほど、で、誰に?」

 

 

提督「そこは風の吹くままって事で…

次に最初にあった子にするぜ、んじゃ!」

 

 

明石「いつもどおり行き当たりばったりって事ですね…って、もう行っちゃった」

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

 

時雨「やあ、提督」

 

 

提督「……」

 

 

時雨「あれ?無視?かなり傷つくんだけどな。おーい」

 

 

提督「無視じゃない無視じゃない。

ちっとぼーっとしてただけだ」

 

提督「時雨か…いや、うん」

 

 

時雨「どうしたの?」

 

 

提督「いやな、件のボタンがちと改善っつーか強化されたっていうか。それで、比較って思惑もアリで前バージョンを試行された子を探しててな…」

 

 

時雨「…あ、なるほど。

ていうか、そこは隠さないんだね」

 

 

提督「まあ隠した所でもう遅い気もするしな。あと、一回既にやっちまってるし、どうしても嫌なら拒否してもらおうかと」

 

 

時雨「僕は良いけど」

 

 

提督「…っと、即答か」

 

 

 

時雨「うん。…提督は僕を見かけたから、とかの理由で僕を選んだのかもしれないけど…」

 

 

時雨「…なんていうかな。自惚れるようだけど、もしも僕が、僕だから選ばれたのなら…」

 

 

時雨「…その。僕は凄く嬉しい、かな…」

 

 

提督「…」

 

 

提督「…しっとりとした雰囲気にしようとしてるところ悪いけどそのドヤ顔が隠せてないぞ」

 

 

時雨「あ、ごめん。つい」ドヤァ…

 

 

提督「ほいほい、んじゃまあやっちまうぞ」

 

 

時雨「うん、ばっちこいだよ」

 

 

提督「よし来た」

 

 

 

ポチッ

 

 

 

 

時雨「!!」

 

 

提督「…っと、どうだ?

やっぱり、相当違うもんか」

 

 

時雨「…す、ごいね…!前は、まだ、理性とかは全然、保ったけど、これは…」

 

時雨「ふっ、ふーっ…」

 

 

提督「大丈夫か?やっぱ、目盛りの調整がイマイチわかんねぇな…低くすれば前みたいになるのか?取り敢えず解除を…」

 

 

時雨「待っ、て。

手を。手を貸して貰えるかな」

 

 

提督「え?ああ」

 

 

時雨「…!」

 

 

 

【時雨はその手を口腔内に入れた!】

 

 

 

提督「……んん!?何を…!」

 

 

時雨「フーッ、フーッ…!」

 

 

 

提督(目が、正気じゃねぇ…!)

 

提督「俺の手なんか不味いだろ!

ほれ、ぺっしなさい。ぺっ!」

 

 

時雨「…!」フルフル

 

 

提督「ほら、俺の指なんざ咥えてるから話せないだろ?ちゃんとお話ししようぜ。俺はお前と楽しく話したいんだ」

 

 

時雨「…うん、うん」

 

 

提督「よしよし、いい子。それじゃ…(まずいな、取り敢えずはボタンの解除を…)」

 

 

時雨「は、離れないで!

ダメ!絶対、僕の側に居てったら!」ガシッ

 

 

提督「いや、離れようとは…」

 

 

時雨「わかってる、わかってるんだけど…!ああ、頭が変になる!ダメだ、こんなの!提督が居ないとイヤだ、イヤだ!」

 

時雨「…ね?僕とずっと一緒に居ようよ!きっと頑張って幸せにするから、僕も幸せにして…」

 

 

提督「…あーわかった、わかったから落ち着け、な?」

 

 

時雨「お、落ち着けないよ。それ、本当にまずいよ。僕、もう、こうでもしなきゃあ襲っちゃうって…!」

 

時雨「…うう、でももしそれをしたら嫌われちゃうから、だから、だから!」

 

 

ポチッ

 

 

 

提督(……フー、間に合ったか)

 

 

時雨「…はっ、はっ…」

 

時雨「…ああ、ごめんね、錯乱しちゃって。さっきは急に沸騰したみたいに、今度は急に落ち着いてきたよ」

 

 

提督「そっかそっか。いや、悪いな。

まさかこんな事になるとは」

 

 

時雨「…ああでも、どうしよう。その…」

 

 

提督「…ん?」

 

 

時雨「……その、昂ったままの、想いだけがちゃんと残っちゃってるっていうか…」

 

 

提督「昂ったって…うん?」

 

 

時雨「………」/////

 

 

提督「…あっ」

 

 

時雨「…ねえ提督、少し、仮眠室に行こうよ。大丈夫、少しだけだから…」

 

 

提督「ま、待っ!」

 

 

時雨「…提督のせいなんだから、まさか嫌とは言わせないからね…!

 

 

 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

 

 

提督「この目盛りの目安をちゃんと教えてくれ」ボロッ

 

 

明石「うわぁ、また満身創痍な…」

 

 

提督「何がちょっとだけ、だ時雨…ぜんっぜんちょっとじゃねぇよ!全身に噛み跡やら何やらだよ俺もう!」

 

 

明石「大丈夫…じゃあないですねどう見てもどう考えても」

 

 

提督「クソウ、これも明石がちゃんと目盛りについて教えてくれないから…」

 

 

明石「教えようともしてたんですけど、その前に提督が何処かへ行っちゃうんですもん」

 

 

提督「だってまさかこんなさ!こんな馬力に差があるとは思わないっていうか…こんな、正気を失わせるレベルだなんて!」

 

 

明石「嘘つき!時雨ちゃんの前の、それまででちゃんと知ってたでしょう!それなのに大丈夫だってタカ括ってたのは提督です!」

 

 

提督「…ムムム…」

 

 

明石「さあ、何か弁解があれば」

 

 

提督「…慢心せずして何が王か…」

 

 

明石「いつから王になったんですか貴方」

 

 

 

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