傭兵たちの後日談(アフターストーリー)   作:踊り虫

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 結局予告から更に半月経ってしまった……これはいかん……


傭兵たちの始まり、その8

「変異種の魔物に門番が倒されただぁ!?」

 

 ダンジョンの門番。

 それはそのダンジョンの支配者でありダンジョンの核となる魔物。奴を倒すことでそのダンジョンは消滅し、金銀財宝や宝具が手に入る。

 そして門番は他の魔物のように徘徊せず、どういう訳かダンジョンの最奥にある結界内で待ち構えている――と、いうのがカインズたちにとってのこれまでの常識だったのだ。

 

 トラヴィスの言葉を咀嚼し、飲み込んですぐにカインズは呻いた。

 

「ダンジョン、なんでもありかよ……」

 

 ダンジョンの門番が変わる、なんてことを経験したことがないカインズにはこの先何が起こるかわからない。

 幸い、ダンジョン内に居た魔物はその変異種が殲滅していたらしいので、魔物が現れる(リポップ)までの時間は少しはあるはずだと、トラヴィスは言う。

 

 仕掛けるなら今、なのだが。正体不明の現象を前にしてカインズとしても下手に手を出したくは無い。

 さてどうしたものか、と悩んだカインズの耳に、ルビーのか細い声が聞こえた。

 

「……代替わり」

「知ってんのか?」

 

 コクリ、とルビーは頷くと、知り合いから聞いた話だと前置きしてから話し始めた。

 

「強い魔物、出て、門番と縄張り争い……勝った方……強くなって門番になる。出てくる魔物も、強くなる」

「ダンジョンの環境そのものに変化は起きるのか?」

「変わってたって言ってた……だから、すぐに門番を倒しに行く」

「つまり時間が無ェのか」

 

 ルビーが再度頷いた。

 ルビーの生まれを考えればその信憑性は高い。

 となれば明日の朝一番にダンジョンに突撃かまして――いや、無謀だ。

 

「――明日は療養に宛てろ。万全は望めないにしても無理に行けばこちらが死ぬぞ」

 

 トラヴィスも同じ考えらしい。

 

「せやねぇ……うちは良くてもクルースは魔力枯渇が昨日今日と続いとるさかい、流石に門番相手はもたんわぁ」

 

 アズサはクルースを引き合いに出して言う。

 トラヴィスもナイフや矢を結構な数使っているので補充する必要がある。

 

「オレも結構良いように噛まれまくったからな……」

 

 カインズもまたキイチの娘が作ったという軟膏をあちこちに塗り、ボロ布をしっかりと洗った物を包帯代わりに使ってポーションを飲むという処置を施した訳だが、明日動くには万全と程遠い。

 トラヴィスの言うとおり、明日は休むしかないだろう。

 

「で? どんなバケモンが待ってるんだ?」

「血塗れの大狼だ。門番だった三つ首(ケルベロス)を圧倒する体躯と敏捷性、一撃一撃は間違いなく三つ首(ケルベロス)の上を行く」

「戦場」

「ダンジョンは典型的な森だ。獣道の最奥に注連縄(しめなわ)が施された大木に囲まれた広場があり、そこで戦うことになるだろう。障害物は一切無いが、注連縄を挟んで結界があるようでな、その外から矢を放ったが見えない何かに阻まれた。察するに一度入ったら門番を倒すまで出てこられないと考えた方が良い」

「強度」

「修復速度が尋常ではなかった。武器は通るだろうが、倒すのは簡単ではない」

「魔法」

「使用は確認していない。が、使用してくること前提で行くべきだ」

「凶暴性」

「打ち勝ったのちにこちらに向かって襲い掛かって来た。結界の外で無ければ殺されていたかもしれん」

「増援」

「不明だが、相手は狼。三つ首(ケルベロス)同様に群れを呼び出すと仮定した方が良いだろう」

 

 そこまで一門一答を繰り返したところでカインズは宙を仰ぎ見た。

 

三つ首(ケルベロス)ならどうとでも出来ると思ってたんだがナァ……」

「ああ、まったくだ。それを圧倒する体格となるとお前でも抑えきれるか……」

「無理無理。体格差どんだけあると思ってやがんだ。鎧で重心があるっつっても組み付かれた時点で押し倒されて押し潰されるっての」

 

 カインズは手をひらひらさせながら言った。

 

「……やはりか。そうなると普段どおり後ろのクルースを守りながらの戦闘は不可能。さて、どうしたものか」

「うちがクルースのお守りするんじゃアカンの?」

「囮をさせるにゃ相手が悪すぎるわな」

三つ首(ケルベロス)より素早い相手だ。お前の速度でも長くは持たん」

「そない言うても、カインズに抑えられんもん、どないしますの?」

「そりゃあ――」

 

 カインズは横目でルビーを見た。

 さきほどまでうつらうつらと舟を漕いでいたのが嘘のように、金色の瞳がこちらを見ている。

 

「――ルビーの付与術(エンチャント)頼りになるんだがよ。頼めるか?」

 

 ルビーの持つ付与術(エンチャント)。身体強化――特に下半身の強化により俊敏性を高める物を一度付与してもらっていた。そして下半身の強化が為されれば、同時に踏ん張る力も強くなる。

 その効果や持続時間は昨日の間引き作業の時点で把握済み。付与術(エンチャント)を掛けなおす手間を省くために数々の実戦の中で編み出された物であることは想像に容易い。

 

 ルビーは少し悩む仕草をした後、小さく呟く。

 

「一人……だけなら」

「一人だけか?」

 

 ルビーは頷いた。

 おそらく詠唱の速度からして下級魔法(ロースペル)と考えていたのだが、それで一人だけというのは少々違和感がある。

 

 もしかしたら下級魔法(ロースペル)だと思い込んでいたが、実は中級魔法(ミドルスペル)に匹敵する代物なのかもしれない。

 

 ――昨日の間引きでオレにしか付与術(エンチャント)を使わなかったんじゃなくて、後のことを考えると使えなかったのか。

 

 あの付与術(エンチャント)を全員に施せていたならどれだけ有利になっていたかを思うと残念だが、出来ないということなら仕方ない。

 

「それで十分だ。オレを前衛にして門番の猛攻を凌ぐにゃお前らに飛び掛られる前に追いつく速度と(やっこ)さんを押さえ込む馬力が要る。お前さんの付与術が頼りだ」

「わかった」

「アズサはクルースと一緒に増援を抑えてくれ」

「はいな」

「僕とルビー、そしてカインズで門番か……」

「不服か?」

「いや、戦力不足とはいえ時間が無いからな。これ以上の案はないだろう」

「……よし、ダンジョン攻略は明後日だ。それまで全員しっかり休んだ上で準備を怠らないように……っと、話合い終わり! とっとと寝るぞ~」

 

 トラヴィスが納得を示したのを確認してカインズは一つ頷くとそれだけ言って寝床に潜り込み、すぐにでかいいびきを掻き始めた。

 それを見てアズサはクスクスと笑う。

 

「よっぽど疲れとったんやねぇ……あれ? トラヴィスはんどこ行きなはるの?」

 

 徐に立ち上がったトラヴィスにアズサが問いかける。

 

「僕は見回りをしてくる」

いけるん(大丈夫なの)?」

 

 心配そうなアズサの言葉に、トラヴィスは笑って答えた。

 

「自警団が機能していない今がもっとも危険な状態だ。見て回る者は必要だろうからな。何、村の外には出ないさ」

「でも、疲れとるんとちゃいます?」

「ダンジョンの攻略が明後日と決まったからな。明日の昼間にしっかり休むつもりだ。とはいえ明日の昼間はおまえたちに任せることになる。アズサ、お前も今の内に寝ておけ」

「わかった、けど無理はせんといてな?」

「気をつけていってこい」

 

 キイチとアズサに見送られて、トラヴィスは出て行った。

 

「……じゃあルビー、うちらも――」

 

 寝よう、と続けようとしたアズサだったが、すでにルビーも寝床に入り込んですぴーすぴーと寝息を立てていた。

 夕飯の時点でとても眠そうにしていたことを思い出しつつ、アズサもあくびを漏らす。

 

「くぁ~……じゃあキイチはん、お先に」

「おうおう寝ろ寝ろ」

 

 そしてアズサもまた寝床に入り込み、そのまま寝息を立てて眠り始めた。

 後には残りの火の番をするキイチと、パチパチと燃える炉の音だけが残るのだった。

 

◇◇◇

 

 間引きとは、ダンジョンの中の魔物を減らすための策である。

 そのように傭兵さんは言っていた。

 

 昨日の間引き、そして今日の襲撃で結構な数の狼が倒されたはず――つまり今頃ダンジョンの中にいる魔物の数は非常に少ないに違いない。

 つまり――

 

「傭兵たちがダンジョンに挑む好機は早くても明日か明後日――我らが傭兵となる第一歩を彼らと共に踏み出すのになんの心配があろうか」

 

 怪我の比較的軽い動ける者は全て家へと戻り、残りが寝息を立てる集会所の裏手でドゥルヴァは三人の村人に告げた。

 この面々はドゥルヴァを中心に以前からダンジョン攻略という名誉と冒険を夢見る者達の集まりであった。

 全員傷だらけであったが、その眼には力強い光があった。

 

「応ともさ。あん人達は強い。オラたちだけだば無理だども、あん人達が一緒だば心強い」

「あれだけの強さだし、ダンジョンの奥にいるとかいう主も、一緒に戦えば勝てる……よね?」

「俺達よりも若いのが多いってのがちょっと気になるけどな」

 

 彼らは今回の襲撃で傭兵たちの強さを目の当たりにした。

 クルースとルビーの魔法。

 あとから追いついてきたアズサの人外染みた歩法と剣の冴え。

 

 そして最後にボロボロになりながらも笑いながら駆けつけてくれたカインズ。

 

 あれだけの強さを誇る彼らが敗北するなど、考えられないことだった。

 

「で、でも、傭兵さんたちが俺たちがついていくのを許すかなぁ?」

「それなんだよなぁ……あの人達からしたら足手まといだぜ?」

「一昨日の集まりでのことを覚えているか?」

「「「……」」」

 

 この村を、故郷を捨てることが宣告された時を思い出し、4人の表情は硬くなる。

 

 キイチ。

 この村に10年前に来て定住した隣人。この閉塞した村の中で唯一、戦いを知っている人物。

 彼とあの鍛冶師の少年がいなければ村を守るための案を形にすることが出来なかっただろう。

 そんな彼が「この村を守るのは難しい」と断言した。自警団にとって大きな衝撃だった。

 

 トラヴィス。

 黒い衣を身に纏う怜悧なエルフの青年。

 彼の言葉は徹頭徹尾厳しい物だった。彼は自警団に対し、間引きこそ依頼したが、ダンジョンそのものの踏破は一切期待していない。

 それが経験に裏打ちされた結論であることは明白だ。

 先に挙げた傭兵達に比べて活躍が目立たない人物ではあるが、その活躍していた傭兵達が彼の指示に従っているという事実が、彼の意見の正しさを裏打ちしている。

 ダンジョンの門番退治にまで自警団が参加させないことは傭兵達全員の総意である、と見ていい。

 

 そして、その判断には何一つとして誤りは無いのだろう。

 今日の襲撃に際して、彼らの助けが無ければ滅んでいたのはこちらだということはドゥルヴァたちもきちんとわかっている。

 

 しかし、しかしだ。

 

「悔しい」

 

 自分たちでは故郷を守れないと宣告されたことを悔しく思わない理由にはなりえない。

 

「悔しい、よね」

「悔しいべ」

 

 経験が無い? それがどうした。ダンジョンを踏破した者たち全てに経験はあったというのか?

 人手が足りない? 武器が足りない? それがどうした。人手や物が無くとも為さねばならないことは幾らでもあるだろう。

 

 それに、意地がある。

 自分たちと彼らの実力に天と地ほどの差があろうとも、それでも村を守ってきたという誇りがあるのだ。村の命運を全て傭兵(村の外の人間)に託す訳にはいかない。

 

「やっぱり勝手についていくしかねぇべよ」

「某もそう考えている。武器の手入れをしておけ。動き出したら我らも出るぞ」

「「「応」」」

 

 「また明日だ」とドゥルヴァが言うと、四人はばらばらにわかれて家に戻っていく。

 

 

 

 

 

 

 ――その姿を密かに見ていた影が集会所の中に入っていったのに彼らが気付くことは無く。

 

 

「やれやれ――」

 

 

 まして、闇に紛れていたトラヴィスに気付くことなど出来る訳も無かった。

 トラヴィスとしてはあのような蛮行はお断り願いたいのだが、このままではより面倒なことになるのは明白。

 

 

「――どうしたものかな」

 

 

 独りごちて、トラヴィスは見回りのためにまた闇に溶け込んだのだった。

 月は、彼らを見下ろしている。

 

◇◇◇

 

 森の手前に設営された野営地。そこには翼を模した紋章を持つ軽鎧に身を包んだ者たちが一つの篝火の前に集り酒宴を開いている。中心にいるのは右目に眼帯を付けた白髪交じりの黒髪を持つ鬼だ。

 ヤマト由来の種族ゆえにその服装もヤマトらしいものだが、彼は毛皮で拵えた虎柄の羽織を肩に掛けていた。

 鬼は上機嫌に笑う。

 

「ハッハッハァッ!ほぉれ飲め飲め! 酒断ち前の酒宴だ! 全部オレの奢りだ、飲めや踊れや歌えや!」

 

 機嫌よく笑い、それに吊られて男たちも喝采を挙げて、肩を組んでよく呑み、良く笑う。

 

 ――その宴の空気から離れた場所で一人の青年が、空に浮かぶ月を見上げ、独りごちた。

 

「ったく、あんなん付き合い切れるかっての……」

 

 大陸東特有の黄色人種(イストロイド)の肌は酒気で赤みを帯び。赤の着流しと黒の股引き、右手に杖、という装い。ここに襟付き合羽と三度笠があればヤマトの一般的な旅装姿になるだろう。

 伸び放題で頭の後ろに一括りにされた黒髪が風に揺れ、ちりんちりん、と鈴の音が鳴った。

 

「やれやれ、姫さん迎えに行くのにこんなに掛かるたぁ……姫さんもカンカンだろうなぁ」

「テンマのにいちゃん、どうしたんだこんなとこで?」

 

 青年の傍に近づいたのはリネンのシャツにズボン、そして毛皮の上着で身を包んだ筋骨隆々の大男だ。酒宴で一緒になって呑んでいたはずだが、日に焼けて浅黒くなった肌に赤みは見えず、外見からは素面にしか見えない。もしかしたら生まれつきの酒豪なのだろうか。

 

「ゼオの旦那か……いや何、ちっとばかし熱さましがてら、月を眺めてた」

「お、そうかそうか。でもよ、お前さんは早く寝ちまった方が良いんじゃねぇの? こっからだと陸路じゃ4日は掛かるからローウェンと騎士の方々連れて一足先に飛竜でひとっ飛びするって聞いてるぜ?」

 

 テンマ、と呼ばれた青年は鼻で笑い、その上で答えた。

 

「俺はなぁんの心配もありゃしやせんぜ。それよりもこの話を聞いたローウェンの奴の方が問題だなぁ。アイツしか道案内できねぇってのに空飛ぶって聞いて顔を青くしてやがった。今頃眠れねぇンじゃぁねぇか?」

「そこは安心してくれや。テントの中で酔いつぶれてぐっすり眠ってるよ」

「……締め落とした、とかじゃねぇよな?」

 

 テンマが男――ゼオの太い腕を見て顔を顰めたが、ゼオは呵呵と笑う。

 

「にいちゃんも冗談を言うようになったじゃねぇか! ローウェンは昔から寝つきがよくてな。一度寝ちまうと滅多なことじゃ起きない昼寝小僧だったんだぜ? まぁ酒に弱いってのはそもそも初めて知ったんだけどよ。オラも酒は初めてだったしな。しっかしこの酒の刺激は癖になるもんがあるな」

「……冗談のつもりは無ェんだけどな……まぁ、そういうことなら良い。俺は少し月を眺めて、火照りを覚ましてから寝るさ」

 

 そういうと、男――ゼオは頷いて踵を返す。酒宴に戻るつもりなのだろう。

 なのでテンマは一つ、声を掛けた。

 

「あんま呑み過ぎんなよ旦那。二日酔いは地獄だぜ?」

「ガッハッハッハ!なぁに大丈夫大丈夫!孫六、酒くれぇ!」

 

 ゼオはそう言いながら酒宴の中に戻っていった。

 明日は二日酔い確定だ。大将が切れそうだ、とテンマは呆れつつまた空を見上げる。

 

 今頃、姫――自分がそう呼んでいる相棒もこの景色を見ているのだろうか。

 テンマはそんなことを考えながら、酒が抜けるのを待つのだった。

 

 

 

 翌日、ゼオだけが二日酔いになってしまい、色々と予定が狂ってしまうのだが、それはまた別のお話。




Tips
・代替わり
 ダンジョンは成長する中で、番人に匹敵する魔物が生まれ、番人と勢力争いを行い、番人が入れ替わることがある。
 これを代替わりと呼ぶ。

 そもそもダンジョンは番人となった種が繁栄しやすくなるように成長しながら環境が整えられるようになっており、代替わりが起きることで環境も変化することになる。

・ケルベロス
 残念、君の出番は無くなってしまった!――と、いうことで改めて紹介。

 三つの首を持つ大狼。
 一つ首(ハウンド)二つ首(オルトロス)に続いて成長、進化した個体。
 三つの首になったことで知能もダンジョンの魔物にしては高い部類になり、魔法のようなものを使うようになる他、遠吠えで一つ首(ハウンド)を召喚し統率、連携して襲い掛かってくるといった集団戦術も使用してくる。

 流石にカインズ一人で倒せるような相手ではないが、以前アズサとクルースが呼び出される群れを抑え、カインズとトラヴィスで三つ首(ケルベロス)を打倒する、という形で討伐した経験があったため、ルビーも居るなら三つ首(ケルベロス)はどうとでもなる、とカインズとトラヴィスは考えていた。

・血塗れの大狼

 読者考案の魔物「ブラッディ・ウォルフ」が設定を弄くられて登場!
 変更点は……戦闘になればわかります。



裏Tips
・集っていた村人たち。
 完全なモブキャラ。一応こんな名前や設定を与えてます。
 ジョー
 訛りの強い村人。30代前半。前衛組の一人。村に数人いる石切り職人であり、村の家の修繕作業を生業としている。自作した石槍で戦う。
 ロブ
 少し気の弱そうな村人。20代後半。弓組の一人。手先が器用で木を使った家具や食器を作ったりその修理を担う
 ダン
 気の強い村人。30代前半。前衛組。昔から村の外に憧れを持っていたが、病弱な母が居たため村に残り続けていた。
 その母も一月ほど前に亡くなっており、喪に服したら村を出る心積もりだった。

・翼の紋章を掲げる一団。
 彼らというか彼らを率いる彼無しには傭兵団は始まらないのでわかる人にはわかるかな?
 ただ、彼らが酒に呑まれる姿は書けないよなぁ……ということで二日酔いの被害に遭ったのがゼオさんだけになるという()

・テンマ君の旅装
 江戸時代の旅装を参考にしています。
 出来ればもののけ姫のアシタカの旅装を参考にしたかったんですが、服装の各種の名称がわからず断念。

・ゼオ
 アインの父親としてこちらで設定していた人物。名前だけは以前にちらっと出してました。
 筋骨隆々の大男で村一番の力持ち。
 村の中ではかなり頼りにされていて頼もしい人物。家族愛が強く、むしろ家族なしでは生きていけないファミコン親父。今回の話では家族に会えない寂しさを紛らわすために酒に呑まれてしまい、二日酔いに。

・ローウェン
 サンパ村村長ローナンの息子で次期村長に目されている人物。アイン曰く「ドジだったり鈍くさかったりはするけど優しい兄ちゃんっす」とのこと。
 腕っ節はお世辞にもいいとは言えず村人たちの中ではもっとも体力が無く、武器を扱う要領も悪かったため自警団に所属してこそいたが一番弱かった。
 しかしいざとなると頭の回転が早くなり行動力を発揮する人物。

 由来は特になし。設定としてサンパ村の村長の一族は代々長男に「ロー○○」という形で名前を付ける、というものを考えていました。
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