ガルパン?ああ、最高だよ。俺が実際生きて言うことだ。間違いない。 作:燐光
みほSide
私、西住みほは不安でした。家の関係や自分が引っ込み思案なせいもあって、小学校では友達があまりいませんでした。
だから黒森峰中学に上がっても友達ができるかどうか不安で入学式に出ました。
でもなんと私にも友達ができたのです!
入学式で新入生代表として挨拶をした私は少し疲れていました。元々人前に立つというタイプではなく、いつもお姉ちゃんに任せていたので挨拶するのに慣れていないのです。だから教室では席に座って、ぼうっとしていたんです。
入学式のあとは軽く自己紹介をして午前中で終わりだったので、話す人もいないので帰ろうとしたら話しかけられたのです。「なあ、入学式で代表挨拶してたよな!確か名前は…そう!西住みほさん!少し話さないか?」と。いきなりのことだったのでびっくりしました。話しかけてきた子が白い髪を腰の辺りまでまっすぐに伸ばしたとても綺麗な子だったからです。その子の隣にいた女の子も「いきなり何言ってるのよ!ガツガツしすぎよ!」と呆れていました。
私に話しかけてくれる人がいて嬉しかったので、喜んでその二人と話しました。私に話しかけてきた女の子は神原ユキさんという名前で本州の方からやってきたそうです。顔はとても可愛いくて背もあまり大きくないのに話し方は男っぽく一人称も俺でした。でも話していてとても親しみ深いというか、楽しい気持ちになるので不思議です。
それでたぶんユキちゃんに無理やり連れてこられた子は逸見エリカさんという名前でユキちゃんと席が隣だったのでユキちゃんから話しかけられて仲良くなったそうです。「ユキったら、最初からすごいグイグイ来てびっくりしたのよ?」と言っていてそれでも顔は嬉しそうだったので、ああ、ユキちゃんはそういう人なんだなと納得しました。だってエリカさんはとても綺麗で、少し近寄りがたい雰囲気があるのに躊躇なく話せるユキちゃんはすごいと感心します。ユキちゃんはたぶん誰とでも仲良くなれる。そんな気がします。
そのあと学園艦の中を三人で歩いて買い食いやショッピングをしました。とても楽しかったです。ユキちゃんには感謝しかないです。エリカさんとも仲良くなれたし…
明日から戦車道の練習が始まるというので少しドキドキしています。できたら三人で戦車に乗りたいなぁ…
■■月■■日
今日は戦車道の初めての練習だったから新入生で二チームに分かれて紅白戦をしたけど…
いやあ、みほエリ強すぎない?
戦車に乗るメンバーは自由に決めて良かったから、みぽりんとエリカを探そうとしたら、もう二人で集まっていたのよ。コォレは来ちゃったんじゃない?みほエリが、と思っていたら、みぽりんがいきなり手を掴んできて「もちろんユキちゃんは一緒に乗るよね?」と言ってきた。あれ?みぽりんってこんな積極的だったっけ?と思ったが、これはあれだな。友達ができたからか。まったくもう、みぽりんったら可愛いんだからと、結論つけて、もちろん!と返しといた。
それでさぁ、みぽりんが車長、エリカが副長で俺が砲手だったんだけど、強すぎる。やっぱりみぽりんは軍神だわ。ルールは殲滅戦だったけど相手はたぶんみぽりんを警戒したんだろう。俺らの戦車にたくさんの戦車を向けてきたの。そしたらみぽりん。味方に連絡して自分の乗ってる戦車をわざと孤立させ、相手が追ってきたところを周りで囲ませてやっつけるということをやったわけ。そしたら見事にはまって、勝ったのよ。エリカも味方を鼓舞したり、状況を判断してみぽりんに伝えたり、才能の片鱗を見せていましたね。
え?俺?みぽりんのはっきり言って無茶ぶりな命令に対して必死に従って撃っていただけですけど何か?ホントに全弾を当てるのは難しかったぜ。
それでうちらのチームが圧勝。まほ隊長も「良かった。」と口少なく褒めてくれた。これだけで頑張れるわ。マジでホント。
その後、三人でお祝いとして喫茶店でお茶した。みぽりんやエリカは俺の砲手のおかげで勝てたと言っていたけど、マジでそれは買い被りすぎてるだろう。みぽりんとエリカがいたからだって。本当に二人と一緒で良かったよと言ったら、エリカに「バカじゃないの?ユキもすごいんだからね!普通あんなに早く照準合わせられないから。」と言われ、そうかあ。だからみぽりんの指示が途中からきつくなったのか、と思い誇らしい気持ちになった。これなら本当に三人で天下とれるんじゃない?
エリカSide
私は黒森峰中学校に入学した。それは戦車が大好きだからだ。家も近いし日本一の学校に通いたい!と思い、猛烈に勉強もしたし、戦車道の練習もした。そして無事に黒森峰に受かった。あの時は親と一緒に泣いてしまった。それだけ嬉しかったのだ。憧れの学校に入れることが。
そしてそこで私は二人のこれからもずっと長い付き合いになるであろう二人と出会った。神原ユキと西住みほだ。
最初に話したのはユキの方だった。やっぱり最初は周りは知らない子だらけだから、緊張していた。そしたらいきなり隣りの背の低い女の子が声をかけてきた。
「なあ、エリカさんも戦車に乗るのか?」
「え?と、突然何?」
「ああ、ごめん。名前を言ってなかったわ。俺の名前は…」
「神原ユキさん…で良かったわよね。」
「おお。自己紹介覚えてたんだ。そうだよ。神原ユキ。適当に呼んでくれ。」
「…じゃあ、ユキって呼ぶわ。」
「じゃ、俺はエリカと呼ぶわ。よろしくな、エリカ。」
「で、私に何の用かしら。」
「実は…友達になってくれないか?」
「は?」
ユキは本州から黒森峰に入りたくてわざわざ出てきたらしく、周りに一人も知り合いがいなく、だから同じく話す人がいなさそうな私に声をかけてきたらしい…別に話す人がいなくてさみしくしてたんじゃないわよ!ったく、おせっかいというか、バカというか…
でもユキと話すのは楽しくてオリエンテーション中はずっとユキと話していた。そして午前中で終わりになり、終礼のときにユキが、
「ねえ。あそこでずっと一人でいる子ってさ。入学式のときに新入生代表としてスピーチしてた子だよな?」
「ええ。たしか西住みほという名前で、熊本の名家の西住家の姉妹の妹で姉が今のまほ隊長なはずよ。」
「まほ隊長って入学式の在校生挨拶で『頑張ってくれ』と一言で終わらせたあの人か?」
「ええ、口数が少ないという噂は聞いてたけどあそこまで少ないとはね…」
「なあ、あの子にも話しかけようぜ。一人らしいし。」
「あんたねえ。相手の気持ちを考えて…」
「よし!善は急げだ!エリカ、行くぞ!」
「ちょっと!待ちなさいよっ!」
そう言ってユキはいきなり私の腕を掴んでみほのところへ走っていった。人の気も知らないでっ。
「なあ、入学式で代表挨拶してたよな!確か名前は…そう!西住みほさん!少し話しないか?」
「え…?」
「ちょっと、いきなり何言ってるのよ!ガツガツしすぎよ!」パシーン
「イッタアァ!エリカなんで叩くのよ!」
「あんたが落ち着きがないからでしょっ!このバカっ。」
こんなことをしてるからみほはオロオロしてたわね。まったく、ユキはこの頃から落ち着きがなかったわね。
「ど、どうしたの?ユキちゃん。涙出てるけど…」
え?
「わ。本当だ。たはは…たぶんこの学校に来れて本当に嬉しいからだと思う。エリカとみほにも会えたしな。だけどだっせーな。俺…」
まったく、本当にバカなんだから…
「これで拭きなさい。顔がひどいことになっているわよっ!ったく。手が焼けるんだから。」
「あ、エリカサンキューな。」
そのあと、泣き止んだユキが「よーし。この学園艦の探検でもすっか。一つぐらいなんか奢るわ。かっこ悪いとこ見せちゃったからな。」と言い出し、外に出てお店を回ったり買い食いをしたりして遊んだ。友達と遊ぶなんて受験勉強が忙しかったからとっても久しぶりで楽しかったわよ。
でもユキ…もうちょっと落ち着けないかしら。結構疲れた…
二代目うぷ主よ。貴様は前回よりも字数を多くしながら三分の二をみぽりんとエリカの回想シーンに使い、日記も一日しか書かなかったな?そのことについて何か弁明があるか?
「━━…」
うるさいっ!!貴様の言い訳なんて聞きたくないわ!
問答無用だ!ZAP!ZAP!ZAP! ピチューン
三代目うぷ主はもっと話を進めてくれるでしょう。