青年の異世界珍道中〜僕のヒーローアカデミア〜   作:クロイツヴァルト

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第十二話

 

 

 「13号にイレイザーヘッドですか、おかしいですねオールマイトの姿がありません。確か先日頂いたカリキュラムに載っていた筈なんですがね」

 

 「相澤先生、あのバーテンダーの様な格好をしているのが例の個性の男です。」

 

 「見れば分かる。やはりあの時のマスコミ騒動は奴らが起こして情報を盗んでいた様だな。…とにかく俺が基本的に前に出るから…お前は」

 

 「相澤先生の討ちもらしの掃討を担当って事ですかね。」

 

 敵を前に戦闘体制に移る相澤の横にいつものように余裕の表情で眼下の敵を見下ろしながら戒翔は敵の動きを観察する。

 

 「どこだよ…せっかくこんなに大勢連れてきたのに…オールマイト……平和の象徴…いないなんてさぁ」

 

 「大々的に動くから何かしらあると思ったが、ただのチンピラの集まりだな」

 

 「だからといって油断するんじゃねえぞ」

 

 「分かってますよ。出久は周辺警戒!爆豪は飯田の個性が活かせる様に逃走経路の確保を急げ!飯田はその足で教員達の所まで一走り頼むぞ!他のメンバーは13号先生の指示に素直に従うように」

 

 相澤の言葉に相槌を打ちながら戒翔は出久達に指示を出す。

 

 「…勝手なマネですが有事の際に守るべきものが近くにあった方が動きにくい時もありますので」

 

 「やけに指示出すのに慣れてんな」

 

 「出久と爆豪は幼馴染ですからね。昔からヒーローになるのに必要な事は勉強していましたので」

 

 そう言って戒翔も相澤の横に立つ

 

 「オールマイトを殺すってこのチンピラ達だけなハズがない…相澤先生あの男まだ何か隠してるはずだ。」

 

 「だろうな…何があるかは知らんが隠し札があると念頭に入れて行動だな」

 

 「子供を殺せば来るのかな?」

 

 「13号!頼んだぞ」

 

 そう言ってひとっ飛びで階下に相澤は降り、戒翔は瞬間移動で相澤より先に階下に降りる。

 

 「ありゃ誰だ?13号やオールマイトだけじゃなかったのか?」

 

 「さあな。が、1人で突っ込んでくるとは」

 

 「大まぬけ!」

 

 「貴様らがな」

 

 「「「ぎゃあァァァァァ!?」」」

 

 「先生、遅いと俺1人で片付けちゃいますよ?」

 

 「言ってろひよっ子が」

 

 先に降りていた戒翔は飛び道具系の個性を持つ一団を風力操作で吹き飛ばす。その後に降りてきた相澤は改めて戒翔の個性の力を知る

 

 「にしてもお前の個性は一つのはずが複数持っているようなものだな」

 

 「そうですね。強力なものなら国や軍隊と張れる位の出力は出せますしね。まぁ、ヒーロー目指す奴が国や軍隊と争う事もないでしょうけどね」

 

 そう言いながら戒翔はこちらに突っ込んでくる異形型に対して地面を操作して下半身を埋める

 

 「繊細な操作もできるのか」

 

 「強力な反面扱いも難しいからね、制御に失敗したら周りにも迷惑をかけえるから死ぬ気で訓練したからね」

 

 「オイ、個性を勝手に使ってたのか?」

 

 「幼少期の頃なのでまぁ、お目溢しってことで」

 

 会話をしながらも相澤と戒翔は周りにいるチンピラ敵を倒していく。

 

 「流石はプロヒーローだ。有象無象じゃ歯が立たない…それにあの時の餓鬼も一緒にいるんだ…黒霧!!」

 

 「っちぃ!(瞬きの瞬間を狙われたか!)」

 

 「逃しませんよ?そして初めまして。我々は敵連合。僭越ながら…この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは」

 

 出久達の方に転移した黒霧は少し溜めた後に宣戦布告する。

 

 「平和の象徴…オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことです。」

 

 その言葉にその場にいた生徒達が息を呑む

 

 「そんな事俺たちがさせるかよ!」

 

 「オイ眼鏡、今のうちに正面の入り口に特攻かけてろ!道は俺と宇宙服で開けっからヨォ!」

 

 黒霧に突撃をかました切島の首根っこを爆豪は掴むと徐に端の方に投げ飛ばす

 

 「ってぇ!?」

 

 「あいつの個性を使うのには俺たちは邪魔だっつうの!」

 

 「ナイスですよ爆豪くん」

 

 「流石は雄英。優秀な金の卵が多いですね。そしてそんな私の目的はまさにそれ」

 

 構えようとする13号の動きよりも1テンポ早く黒霧は個性を発動する。

 

 「散らし…嬲り…殺す」

 

 そう言って黒霧は個性を発動させた。

 

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