Justice Shield   作:田中おにぎり

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ルミナスとルリナは、後ろにいた兵士達や市民を狙いに行った二人を追っていた。


第22話 それぞれの戦い

「ついて来れるか!ルリナ!」

「久しぶりですね…団長と一緒に戦うのは…!」

昔の出来事を思い出しながらも追いかけると、姿を見失ってしまった。

「しまった!衰えたな…。」

すると後ろからカズマが刀を振りかざした。

ルリナがすぐに剣を抜いてカバーする。

「団長、背中は任せてください!」

「頼もしいな…!だが待て。もう一人はどこに行った!!」

気が付くと周りには兵士達や市民の影はない。

思考させる間も与えずにカズマは切りかかる。

「貴様らなど。拙者一人で十分。」

一言呟くと、今まで閉じていた目を大きく開いた。

「いざ。勝負!!」

 

 

その頃アイザは。

「兵士と市民ってこんなにいるの~?私の麻酔足りるかしら…。」

逃げていた市民たちに容赦なく麻酔が仕込まれたグレネードを投げる。

その場に市民たちや一部の兵士はぐったりと倒れこんだ。

騎士団の兵士達は戦うために前に向かって走る。

しかしアイザの手に握られた二丁拳銃で次々に撃たれていく。

「一国の騎士団と言ってもこんなものか…まぁ団長に頼りっきりみたいだし仕方ないわねぇ…。」

その隙をついて背後から兵士が切りかかる。背中に大きく傷をつけた。

「いった!!ってちょっと!このニット高かったんだけど!!あーもう!20人くらいなら殺しても怒られないわよね!!」

思わぬところでアイザの逆鱗に触れ銃を乱射する。兵士たちは次々に倒れていく。

たった20分足らずで壊滅させてしまった。

「所詮はモブね…じゃあ麻酔投げて終わらせますか。」

残っていた麻酔グレネードを投げつけ、兵士や市民は気絶させられてしまった。

「メシア?任務終わったわ。じゃあカズマのところに戻るから、あとはあなたの効果範囲まで来てよね。」

メシアに連絡し、カズマの元へ戻った。

 

 

 

「キャハ!久しぶりに暴れられる~!!あなたがロウフォン殺したんだってね!すごいじゃん!」

キメラになっている少女がヴォイスの前に立ちふさがる。

「誰だお前。俺は今最大級に強いぜ?」

少女は大笑いしながら近づいてくる。

「アタシはコクウ…多分あなたの何倍も強い殺戮モンスターってとこね!じゃあ殺しちゃうわ!アッハハ!」

彼女の背中から生えた巨大な翼で羽ばたいて空へ飛んだ。

ヴォイスも雷帝の槍を生み出し、上空をめがけて投げ続ける。

するとコクウの背中から巨大な腕が二本伸び、ヴォイスを上空へ連れ去った。

「チッ!こうなったらやけくそだ!!」

腕に掴まれ上空へと連れ去られるヴォイスは体中に電撃を流し、電気を身に纏う。

「雷神の覇気!!」

体から大量の電気をコクウの腕を伝って一気に流し込んだ。

「ギャアアッ!」

あまりの衝撃のコクウは腕を離す。

ヴォイスはそのまま下に落下していく。

「まずい…!一か八かだ…!」

ヴォイスは再度体に大量の電気を流し、足に集中させた。

すると電磁浮遊のように彼の体は宙に浮いた。

「おいおいマジかよ…土壇場でもいけるもんだな!よし、雷帝の剣!!」

そのまま電気を使って二本の剣を作り出し、コクウの翼に向かって加速する。

スパン!と音をたててコクウの背中から翼は切り落とされた。

「ウワアアアアア!!」

コクウは真っ逆さまに地面に落ちた。

ヴォイスもそれをすぐに追いかけ高速で地面に戻る。

背中に生えた巨大な腕で受け身を取り、重症は免れていた。

「チッ!なかなかしぶといな!」

「う、うう…。」

彼女がかなり消耗していたのが分かり、ヴォイスはすぐに詰め寄る。

今度は背中の腕を切り落とそうとすると、蛇のような下半身の尻尾に弾かれる。

「クッ!」

ヴォイスはすぐに戻ろうとすると彼女は消えた。

「消えただと…!メシアがテレポートさせたのか!!クソがっ!」

彼は急いでガクトの元へと走った。

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