Justice Shield   作:田中おにぎり

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ムラマサ、カスミの二人を残し、城へと辿り着いたガクト達は入り口に立っている3人の幹部を見つけた。


第13話 仲間

そこに立っていたのは数年前、数多の兵士を殺したアイザ、フェイカーとリコンを殺したステラ、ヴォイスが瀕死に追いやったコクウだった。

「あら?久しぶりね。覚えてるわよ、私の綺麗な服を傷付けた騎士団の団長さん?」

「アタシもアンタのこと忘れない…!アタシの羽切った!!」

ガクト達は武器を構える。すると先ほどのムラマサと同じように、今度はヴォイスが声をかけた。

「俺様に任せろ。こんな奴ら俺様一人で十分だ。」

「師匠が戦うならアタシも戦ってあげるわ!」

「おい!俺様一人でなんとかなるって言ってんだろ!ディア!」

二人は魔力を込め、戦う準備を始める。

「ガクト。流石に人数差があるのは良いとは言えない。俺もここに残ろう。お前達にはやることがあるはずだ、先に行け。」

ゼオンも残ると言い、3人を残し、ガクト、シャドウ、リザ、ルリナは城の中へと向かった。

城の中へと走る四人に向かって、魔力を込めた銃を構えたアイザをヴォイスが蹴る。

「どこ見てんだ!お前の相手はこっちだよ!!雷帝の槍!!」

アイザの体目掛けて雷で作った槍を投げる。

すかさず星魔法を唱えるステラをディアが水魔法で拘束した。

「面倒くさい…。」

ステラの体を覆っていたアメーバが水魔法を吸収し、ドーム状に展開してディアを閉じ込める。

「これで終わり…。あとは縮めるだけ。」

ステラが指を鳴らすとアメーバは小さくなり始め、ディアを包んでいく。

「こんなところで終わるもんか!!光魔法を媒体とした星魔法なら!シャドウが使っていた闇魔法で対抗できる!光魔法は元素の力じゃないから六大元素の一つである闇魔法なら勝てるわ!!」

光魔法は炎魔法と雷魔法を組み合わせて作られた魔法で、元素力の強い単体の元素魔法には弱いという弱点があった。

「なぜそれを…!こいつ…魔法学校の生徒か!」

「闇魔法について知ったのは最近だけどね!見よう見まねでもきっとできる!闇魔法!!ダークナイト!!」

ディアの詠唱によって、ディアが持っていた杖から紫の光が放たれる。

やがてその光は弾け、アメーバを消滅させた。

「そんな馬鹿な!私の魔法が!!」

 

それと同時に、コクウと爪で切り裂きあっていたゼオンは、彼女の尻尾、翼、両腕を切り落とした。

「もうすぐ決着だ。泣き喚くんじゃないぞガキ。」

「いったあああい!ひどい!!!アタシはこんなところで死にたくないのに!メシア様!!!」

 

同時にアイザと戦っているヴォイスは

彼女の作った魔力銃と麻酔グレネードを全て破壊し、残る武器はもう無くなるところまで追い込んでいた。

「お前…!雷だけじゃなくて氷まで使えるなんて!この数年で強くなりすぎでしょ!」

「あんま俺様達を舐めるんじゃないぞ。これで終わりだ!雷神の覇気!!氷刃無双!!」

氷を腕に纏い、腕を氷の刃に変え、そこに雷を纏わせる。武器と化した両腕で、彼女の体を斬りつけ、それと同時にディアの水魔法でステラを、ゼオンの鉤爪でコクウを倒した。

「あっけなかったな。さぁ、行くぞ。」

ゼオンが二人を連れて城へと向かおうとしたその時、大量の魔物が現れる。

「チッ!グラムの最後の抵抗ってとこか!!めんどくせぇ!」

「師匠、アタシまだ戦えるわ!」

「待て二人とも!あれを見ろ!!」

ゼオンが空を指差し、3人は上を見る。すると巨大な飛空艇が3隻やってきた。

「あれは…!!総帥の!」

3人の元へと戦いを終えたであろうムラマサとカスミが走ってくる。5人が背中合わせになり、魔物を迎え撃とうとした瞬間、飛空艇から一人の男が降りてくる。

「遅くなったな!ゼオン!!」

「フォックス!お前!!」

「総帥ならライノとオウル、侍の里の侍達と魔法学校の生徒達と協力して倒れた兵士たちを助けてる!先に行け!」

別の飛空艇からはシルとオーラが降りてきた。

「ここは僕たちに任せてください!!あなた方は先へと進むんです!」

また別の飛空艇からはケンゴクとコグモが降りる。

「魔物などこの人数で十分!進め!」

降りて来たみんなに続いて救護班以外に残ったハイ島の兵士、キリサメ島の侍、フィルゲイラ島の魔法学校の生徒が続いて降りてくる。

「いくぞおおおお!!!」

ケンゴクの号令で全員は一切に魔物と戦い始めた。

 

「頼んだぞ!お前達!!」

ヴォイスは4人と共にガクトの元へと向かった。

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