幼馴染がVTuber始めたら友人Aちゃんと呼ばれるようになった件   作:すばう

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幼馴染の同期とゲームで対決しまして

『なあリン、そろそろ前言ってた奴やんねーか?』

「前に言ってたヤツ?」

 

あれ、アイゼン君なんか言ってたっけ…?

配信が終わってすぐ、唐突にアイゼン君からチャットが飛んできた。

 

あれ〜……何話してたっけ……。

 

『何の話だっけ!忘れちゃったっ』

『おいおい…Aちゃんさんとゲーム配信する話だよ。まあAちゃんさんがOK出してくれたらの話だけど』

『あー!あったねそんな話っ』

 

そう言えば!!

んー、あーちゃんOK出してくれるかなあ?

とりあえず聞いてみよう!

 

『Aちゃんに今聞いてみるから、マネージャーに許可取って貰っていーいアイゼン君っ』

『お安い御用だ!』

 

よしよしよーしっ。

それじゃあAちゃんに電話かーけよっと。

机に置いているスマホを手に取り、AちゃんのLINEに通話をかける。

 

………………。

 

『んぁ…もしもし…?』

「もしもしあーちゃんっ」

『はいはい…何用…?』

「あ、ごめん…寝てた?」

『んー……うとうとしてただけよ…なぁに?』

 

声が若干寝起きな気がする…あちゃー、普通に寝てたとこ起こしちゃったかなぁ…。

でもふにゃふにゃのあーちゃんも可愛いなぁ…。

 

「あのねあのね、前に一緒にゲームコラボしたの覚えてる?」

『あー…あったわね…それがどうしたの?』

「アイゼン君が対戦したいって言ってたじゃんっ?」

『……おk、把握した。要はまたゲームのコラボしたいのね、主にアイゼンさんが』

「そうそう!駄目かな…?」

『良いわよ?私としても、興味あるし』

 

ゲームになるとやる気でるあたり、流石あーちゃんだなぁ…。

あーちゃんの親がゲーム好きで、昔のハードや最新機種を買っていた為か、あーちゃんもそれに倣うかの様にゲーム好きになったとの事。

 

あーちゃんの部屋はとにかくゲームのパッケージが本棚に沢山入っている。

毎日私の部屋で課題をやるのは、集めすぎて集中出来なくなってしまったかららしい。

 

テスト勉強もうちでやる事も多い。

私はあーちゃんと一緒に勉強出来るから全然いいんだけどねっ。

 

「じゃあアイゼン君に言っとくねっ、何時がいいとかあるー?」

『夜だったら基本空いてるから、夜ならいつでも良いわ』

「りょうかーいっ、マネージャーから許可出たらまた連絡するねっ」

『はーい』

「それじゃおやすみっ」

『おやすみ』

 

通話が切れ、スマホを机に置く。

ふー…マネージャーの事だし、許可はすんなり出してくれる気がするなぁ。

オフコラボの1件から、あーちゃん凄い事務所のスタッフさんとかにも気に入られてるし。

 

このままVTuberデビューとかしちゃうかな?

あ、でもあーちゃん、配信に興味ないって言ってたし……うー、出来れば配信でお話したりしてみたいなあ……。

 

でも無理はいくないっ。

誘ってみてダメだったら、諦めようっ。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「はいこんリーン!2次STARS3期生の鈴科リンとっ」

「赤は俺のトレンドカラー!同じく2次STARS3期生のアイゼン・クルーガーだぜ!」

 

コメント こんリン!

コメント ついにアイゼン君とAちゃんの対決かっ

コメント Twitterの告知みて待ちきれなかったゾ

コメント 赤は皆のものだぞアイゼン

 

という訳で、許可は二つ返事でおりたらしいので、今回はアイゼンさんとゲーム対決をすることになった。

前やったFPSの、今回は自分以外の仲間キャラがNPCになる、実質ワンオンワンの状態での対決となる。

 

バトルロイヤル方式とは違い、限られたスペースでの対決となる。

武器は事前に自分が手に入れていたり強化している武器が有効となり、弾はステージに定期的にスポーンするようになっているため弾切れの心配はない。

 

「今回はタイトル通り、Aちゃんとアイゼン君の対決!実況解説は、鈴科リンでお送りするヨ!」

「リンがまともに実況出来るとは思わないが、まかせたぜ!」

「何おう!できらぁ!」

 

コメント アイゼン君すーぐ煽る

コメント 煽りの呼吸

コメント その煽りはリンちゃんに効く、やめるんだ

コメント そして炎上へ

 

「俺は手軽に燃えるマッチか何かか??」

「毎日燃えてるからロウソクじゃないかな?」

「いつか溶けてなくなるやつぅ!」

 

まーた私の存在を忘れられている気がしてならないのだが。

とりあえずチャット打ち込んで呼んでみよう。

 

『そろそろ始めない???』

「あ、ごめんごめん!はい、今回もチャット参戦のAちゃんデース!」

『どうも、リンの幼馴染です』

 

コメント Aちゃんきてぃらーっ

コメント アイゼン君ぶちのめしちゃえっ

コメント めちゃくちゃ期待っ

アザミ・ロータス 処す

コメント ローちゃんめっちゃキレてて草

コメント Twitterでリンちゃんに、Aちゃんとコラボしたい旨伝えてるからな、そらキレるわ

 

「どーだぁ、羨ましいかあ??」

「ローちゃんはAちゃんに近づかせたらいけないと幼馴染センサーがビンビンしてる…」

「あいつロリコンだからな…」

『アイゼンさん喧嘩売ってます???』

 

誰が、小さいって??

てかアザミさんのあの興奮具合はそれか、そりゃアザミさんに対して恐怖を感じるわけだ…。

 

コメント 待って??

アザミ・ロータス あ、殺意

コメント アザミちゃんって結構ガチって噂だから、Aちゃんってそんな小さいのか

コメント 多方面煽ってて四面楚歌レベルで草

 

小さくねえ!小夜に身長奪われただけじゃいっ。

何で小夜はあんなにでかくなったのに、私は大きくならなかったのか…。

 

と言うか、そろそろ始めませんかねぇ???

 

『気を取り直して、始めましょうか』

「あ、そうだね!それじゃあ私は観戦ルームに入るから、アイゼン君部屋立てたら教えて〜」

「ほいほいっと……おっけー、出来た。パスワード送ったから、Aちゃんさんに教えてくれ」

「はーいっ」

『部屋立てありがとうございます』

 

小夜から部屋のパスワードが送られてきた。

部屋を選択し、打ち込んでっと……よし、入れた。

 

青が私、赤がアイゼンさんのチームとなる。

ここも赤色を選ぶとは、とことん赤にこだわってるわね。

 

「さあ始まりました!AちゃんVSアイゼン君!当然私はAちゃんを応援するのでよろしく!」

 

コメント 清々しい迄の贔屓w

コメント そらそうよ

コメント わしらもAちゃん応援するからな!

コメント 味方いなくて可哀想

 

「せめて1人くらい応援してくれよ!?えーい、絶対勝ってやる!」

『よろしくお願いします。対戦中はチャット打ち込めないと思います』

 

さて、アイゼンさん…お手並み拝見といきますか。

画面のカウントが0になり、ランダムでCPU達とスポーンされる。

ここは、室内か、狭いと逃げ場がないしまずは外に出よう。

 

「頑張れAちゃんっ、負けるなAちゃんっ」

 

まだ始まって移動しかしてないから落ち着きなさい……。

あ、弾落ちてる、拾っておこう。

とりあえず、まだ見つかってはいないようね…。

 

さて、アイゼンさんはどこに配置されたのか。

しばらくして出口が見えてきた、警戒しながら進めば、CPUの1人が狙撃され、一体やられてしまう。

 

慌てて身を潜め辺りを見渡せば、出口出てすぐ前の家の屋上にスナイパーがいた。

くっ、先回りされてたか…。

 

出待ちは嫌いなんだけど、な!

 

コメント おぉ!Aちゃんやっぱ上手いな!

コメント 移動しながらライフルでスナイパー狙撃とかやるぅっ

コメント かっけぇなっ

 

よし、こっちも1人殺ってやったぜ。

辺りを再度警戒しつつ、ダッシュで家屋から飛び出す。

飛び出したあとはCPUも各々ランダムに動き始め散り散りになる。

 

さて…アイゼンさんは何処かな。

チームスコアをチラ見するが、まだ互いに1人失っただけで動きはない。

 

「4対4のまま早数分が過ぎましたねェっ。果たしてアイゼン君とAちゃんはいつ鉢合わせるのカ!」

 

そこまで広いステージではないから、案外家の中とかに潜んでそうだけど…。

とりあえず……2人目!

 

「おーっと!アイゼン君の2人目のCPUが倒されてしまい、試合は4対3にィ!」

 

っし…先ずは相手のCPUを潰して行こう。

やっぱり対決しているなら、ちゃんとした一対一でやりたいしね。

アイゼンさんも私と同じ考えなら……。

 

「アイゼン君もCPU1人撃破ー!また互いに同数!」

 

やっぱりね…、じゃあCPUを全部倒したら、アイゼンさんは現れるわね。

 

しばらく徘徊をし、アイゼンさん側のCPUを倒して回る。

私が倒せばそれに合わせるようにアイゼンさんも私側のCPUを倒していく。

 

ゲームが開始して10分足らず。互いのCPUは共にゼロ。互いが求めた展開になっていた。

 

「さーって……仕掛けるぜ…!」

「Aちゃんの前にアイゼン君が現れた!」

 

っ……!ここで来るか…っ。

岩の陰から突如現れ、マシンガンで牽制してくる。

やば……後手じゃないのよっ。

 

「Aちゃんダッシュダッシュダッシュ!被弾が多くなってきたっ」

「オラオラオラァ!」

 

コメント アイゼン君ノリノリだな

コメント Aちゃんがんばえー!

アザミ・ロータス がんばえーっ

コメント ローちゃんww

 

やばいやばいやばい!

とりあえず立て直さないとっ。

ダッシュしながら後ろにスモーク弾を投げて、辺りを煙が包む。

 

「あー、見失っちまった…やっぱ上手いなあっ」

 

楽しそうで何よりです。

何とか撒く事が出来たため、身を潜めながら回復をしていく。

やっばぁ…スモーク弾使い切っちゃった。

 

あと手榴弾数個と、弾が10数発と……。

アイゼンさんはあれだけマシンガン乱射してるとなると、だいぶ弾に余裕ありそうね。

 

えーい、ままよ!

 

「っと、手榴弾か…甘い甘いっ」

「手榴弾は当たらズ!このままAちゃんは負けてしまうのかあっ」

「そこお!」

 

私が身を潜めていた所にアイゼンさんが最短距離で回り込んでくる。

でも残念でしたっ!

 

「げ、手榴弾起き捨てかよ!?」

「Aちゃんほふく前進で気づかれないよう、身を潜めていた障害物を壁にして離れていた!」

 

置き土産に置いていた手榴弾が爆発し、アイゼンさんに被弾。

ほふく状態から立ち上がりダッシュで近づく。

怯んだ今がチャンスっ。

ナイフに持ち替えて、体勢が立て直される前に倒すっ。

 

「まだまだあ!」

「あーっと!アイゼン君、立て直しと同時にフラッシュグレネード!Aちゃんが一瞬怯んでしまった!」

 

んな!?そこでフラッシュ!?

一瞬キャラが硬直してしまい、その隙をアイゼンさんは見逃さなかった。

 

的確に私をヘッドショットし、一撃KO。

んなーっ!悔しい……まさかフラッシュを持っていたとは読めなかった…ぐぐぐぐっ。

 

「おーっし勝った!いやぁ、ギリギリだったぜ…」

「ちぇー、アイゼン君の勝ちぃ」

『ありがとうございました、悔しいです』

 

コメント アイゼン君大人気なーい

コメント ちょっと男子ぃ

コメント Aちゃん惜しかった!

コメント 次は勝てるぞ!

 

「勝てば官軍!でもAちゃんさんつぇー…っ」

「アイゼン君追い込まれてたもんねぇ。次、次私!Aちゃんとやるぅっ」

 

はー……次は絶対勝ちたいわねえ…。

アイゼンさん、中々に強敵…。それはそれとして、アイゼンさんとの対戦はとても楽しめたわね。

 

すっかり油断してたわね…次やる時はフラッシュの警戒もしなきゃ。

そんなこんなで、小夜とアイゼンさんが交代したり、私とアイゼンさんで私が交代したりし、順繰り順繰りとゲームをやっていった。

 

ちなみに小夜は全戦全敗だった。

私のコラボした頃から、まるで成長していない……?

ちなみに私は5戦2勝3敗だった。

くぅぅぅ!アイゼンさんに勝ち越された悔しい!!

 

次回があるならぜひリベンジしたいとアイゼンさんに伝え、初の小夜以外の人とのコラボは幕を閉じた。

ちなみに、アザミさんは終始見ていてアイゼンさんに敵意むき出しでした。




次回、AちゃんTwitterを始める(を、かけたらいいな)

あくまで予定ペコ
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