次の本編は1915/10/18から始まります
一九一五年一〇月七日
仁が反射閃々の連撃派生を使えるようになりました。
あまり予測はしてなかったので油断していましたが、連撃派生は武器と使用者に大きく負荷をかける。未だ心意が脆い仁では連撃派生に耐えられなかったようです。
技が止まった後、すぐに武器が壊れてしまうと、その武器を中心として爆発を起こします。それは技に注いだ心意が行き場を失って暴発するため。
それを防ぐために、ソードスキルを発動しましたが…力が弱くなってる私でも相殺できてよかったです。
一九一五年一〇月八日
…仁の成長速度が速くて少々困っています。
反射閃々においては既に八速を自在に使えるように、さらに分割思考、及び高速処理も習得。ただし心意強度がまだ低い、心意操作精度が低いのが問題点。
…教えるのは難しいですね。もともと私は人にものを教えるのは苦手ですが。
一九一五年一〇月九日
……仁の反射閃々が九速にまで到達しました。仁には戦闘の素質があったのでしょうか。
気になることといえば、仁は今、だまりさんの力を借りて戦っているのでしょうか。
もしそうなら…
…アレを用意できるかわかりませんが、試してみる価値はあるかもしれません。
抜刀術を教えましたが、すぐに習得しました。…なんでよ
一九一五年一〇月一〇日
魔道具、“鬼力干渉抑制装置”。それが私が用意した道具の名前です。
仁に渡して使ってもらったところ、効果は普通に出たそうです。
…今日は実戦稽古。何事もなければよいのですが。
一九一五年一〇月一一日
昨夜の実戦稽古。
鬼斬り様と思われる少女と出会いました。
彼女が言った“たすけて”。浄化や成仏を望むわけでもないのにおかしい…そう思いました。
今夜は私のみでの鬼狩り。…何もないといいんだけどな…
一九一五年一〇月一二日
昨夜の鬼狩りは特に何もありませんでした。
あったとすれば、女の子の姿をした鬼と戦ったくらいでしょうか。
その時、少し疲れた状態だったので早々に終わらせようと思い、“桜花一閃・七分咲”を放ちました…が…
正確に首を狙うことができず、逃げられてしまいました。
…そういえば。
あの鬼の女の子、右眼に“下肆”って書いてあった気が…
一九一五年一〇月一三日
…そういえば書き忘れていたのですが、仁は火属性への適性が高いそうです。
私が高い属性適性を示のは花と音、そして闇…少し相性が悪いですね。
とはいえ、適性が低くても使えないわけではありません。属性を付与する派生と属性武器の存在を教えることにしました。
属性武器とはその名の通り属性を宿す武器。火・水・風・土・雷・氷・影・聖・闇・光・石・鉄・銅・銀・金・木・花・葉・虫・魚・幻・晶・想・虚・音の25種類と不変と変在、総合を加えた28種類の属性にそれぞれあるとされている武器のことです。現在は数が確認できず、14種類が存在が確認できているとのこと。
仁の適性は火。ですから火属性の“火炎刀”を具現化させてそれを見て具現化できるように頑張ってもらうことにしました。
一九一五年一〇月一四日
最近、鬼たちが弱くなってきた気がします。
鈴の話では、これまで溜まり続ける一方だった陰気が私たちが鬼を狩ることでなくなり、貯め込んだ陰気の量が少なくなっているとのこと。
おかげで仁の実戦稽古には最適なのですが…
…りんね達が文句言うので、遠くてもいいから陰気が強めの場所を探してもらいましょうかね…
一八日…かな。いけるとしたら。
一九一五年一〇月一五日
…仁の成長スピードで凹んでいるのです。
既に火炎刀の扱いはよくなっており、ソードスキル、技その他もろもろ高めの実力になってきています。
とはいえ心意の方が少し脆い。
そこの強化を重点的に鍛えてあげたいのですが…こればっかりはどうしようもありませんからね…
一九一五年一〇月一六日
今日は錦糸綺糸屋の蔵を見に行きました。
四ノ蔵は洋服の倉庫。…なぜこんなものがあるのでしょう。
五ノ蔵は術式の宝庫。これに関しては鬼に害するようなものが多く、少し悲しい気持ちになりました。
そして六ノ蔵。…こちらには、衝撃的なものがありました。
鬼斬り様と呼ばれている少女。
彼女が、蔵の中にいたのです。
壁に、固定された状態で。
周囲を見渡すとそこには様々な属性武器が。とりあえず、近くにあった短刀の“水流刀”を手にして固定していた楔を断ち切りました。
断ち切った直後、少しだけ話したのですがすぐに気を失ってしまいました。
一九一五年一〇月一七日
“鬼斬り様”の正体は不老不死の少年少女達でした。
1,000年以上前に忌み子としてこの麹町の地に封印された不思議な力を持つ少年少女たち。
彼女たちは不老不死になってからというもの、自分たちが安らかに眠れる方法を探しているとのことでした。
…もし、私が本当の力を使えば…
……彼女たちを救うことはできるでしょうか…
最近調子が悪いのかうまく書けません