鬼ヲ狩ル者達之交差【休載中】   作:Luly

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あと、1話投稿するごとにUAが100ずつ増えるって結構怖い…(現在UA729)
それはそうと第五話。なんかだんだん短くなっている気がしますがご了承を。ちなみに初戦闘回です。


第伍話 鬼の出る世界

「さてと…俺はちょいと出かけてくるかねぇ…」

 

佐吉が立ち上がり、外へと出た。次いで灯純も外に出ていく。

 

……む?

 

うん?

 

だまりとりんねが何かに反応した。

 

「どうした、だまり?」

 

「りんね、どうしたの?」

 

「「……(メシ)のにおい。」」

 

「…いるのか、この世界に?」

 

上物の匂いがするぞ、仁!

 

いくわよ、香!

 

「わかった、行こう。」

 

「わかったよ…鈴、留守番、お願いしていい?」

 

「は、はい!行ってらっしゃいませ若女将!」

 

「じゃあ、行ってくる、花。」

 

「行ってらっしゃい…」

 

「楽、今日は手伝いはいいから花のこと調べておいてくれ。」

 

「涼、楽さんと一緒に鈴のこと調べておいて?なんか目が開いてないの気になるから。」

 

「おう、任せとけ。」

 

「分かった。香と仁が帰るまでには調べ終わるのを目的としておくね。」

 

「「行ってきます。」」

 

仁と香が一緒に外に出、近くの塀の上に飛び乗った。

 

「…そういえば香の武器もそれなのか?」

 

香が持っていたのは仁が持っている斬糸と似た形の武器だった。

 

「そうだね。私は“斬想鬼(ざんそうき)”なんて呼んでるけど。」

 

「俺は“斬糸(ざんし)”、だな。配色が俺の場合赤のところが香の場合青、くらいか?違いは。」

 

「それは長襦袢の色、下駄の鼻緒の色とかも同じこと言えるけどね。」

 

「違いないな。」

 

どんっ

 

「「っ!」」

 

どんっ

 

鬼門があるぞ!もう既に開いとる!

 

「スー…」

 

香が目をつむり、呼吸を整えた。

 

ぱきん

 

そんな音とともに一瞬で振り向き、中ほどから曲げた斬想鬼を近づいていた異形の大きな鉈の刃の部分にぶつけた。

 

「…シッ!」

 

きゅらっ

 

ッ、ガァ!?

 

香が振るった斬想鬼から伸びた銀色の糸が異形の左腕を切り落とした。

 

「仁!もう一体いる!」

 

「分かった!」

 

何だきさまら、(メシ)の分際で(われ)に楯突こうというのか?

 

ぱきん

 

そんな音とともに仁の斬糸と香の斬想鬼が真ん中から割れた。

 

「「ッ!?」」

 

きゅらっ

 

仁が一振りし、左腕が欠けていない鬼の両腕を。香が一振りし、左腕が欠けている鬼の右腕を切り落とした。

 

っ!何だその武器はッ!?

 

「鬼にこたえる意味などないだろう。」

 

「そうね」

 

仁と香がそう言うと、鬼の全身に銀色の糸が巻き付いた。

 

げっげっげっ!仁、キサマの動き、ようなっとらんか?

 

「だまりがいなくなってからも鬼狩り続けてたから…なっ!」

 

なんだ!?なぜ鬼と人が一緒になって(われ)の行動を阻む!?

 

それに何だこの武器は!こんな武器、聞いたこともないっ!

 

質問が多いわねぇ……

 

「ならばこちらからも一つ質問。」

 

「「お前は“歪みを使う鬼”を知っているか?」」

 

「「シ、知らぬわ!」」

 

さて、もう良いであろう!ちなみにキサマらの解答の答えは…

 

(おわり)よ!

 

「「アァァァ…」」

 

ぱきん

 

鬼の骸が消え、黒い塊───鬼の魂が飛び出してきた。

 

ふぅ~…やれやれ、久しぶりに飯にありつける…!

 

鈴の力を食べた後、何も食べてなかったもの……!

 

だまりとりんねはその塊に噛みつき、咀嚼した。

 

うむ!やはり美味い!

 

しばらく何も食べてなかったから空腹よ…

 

「…だまり。」

 

む?

 

「りんね。」

 

ん?

 

「これからまた、よろしく頼むな。」

 

「これからまた、よろしくね?」

 

む?おぉ。

 

え?えぇ。

 

また面白くなりそうだな、仁よ。

 

「そうだな。楽しくなるかもな。」

 

せいぜい楽しませなさいよ?香。

 

「楽しめるかわからないけど頑張るよ。」

 

香と仁はそう言うと元来た方へと体の向きを変えた。

 

「さて、帰るか。」

 

「ん、そうだね。」

 

鬼導隊のようなものがおらんとも限らんからな。見つからんうちに帰るとするか。

 

そうね

 

りんねとだまりは香と仁の影の中に溶け込んだ。

 

 

side ?

 

 

「…」

 

ボクはこの世界に落とした子供が変な門から出た何かをヘンな武器で倒したところで自分の空間に入り込んだ。

 

「やれやれ、ヘンなの連れてきちゃったかな?まぁ、それは姉ちゃんも一緒みたいだけどさ。」

 

「そうねぇ…観察を続けて、脅威になるようだったら鬼舞辻無惨様に報告しましょうか…」

 

同じ空間にいた、同じ力を持つ姉ちゃんがそう呟いた。

 

「そうだね。…あの女達は?」

 

「もう鬼舞辻無惨様のところに向かわせたわ。」

 

「そっか。…あの女達はどうなるだろうね。」

 

「さぁね。」

 

ボクはそういいつつ、空間の裂け目を閉じた。

 

 

side normal

 

 

歩いている最中、香が不意に止まった。それに合わせて、仁も停止した。

 

「ん?どうした、香。」

 

歩いていた道を振り返り、じっと見つめていた。

 

「……きのせいかな?」

 

何かあったの?

 

りんねの言葉に少し考えるそぶりをした。

 

「…ううん、何でもない。いこ、仁。鈴が待ってる。」

 

「ん?あ、あぁ。」

 

そう言って2人はまた歩き始めた。

 

(…()()()()()()()()()()()()…なんて言っても、伝わらないよね…)

 

香がそんなことを考えてるとも知らずに。

 




なんか日に日に投稿時間が遅くなってる気がします…
それはそれとして、鬼滅の刃原作をほぼほぼ知らない私なのですが、昨日少しだけ(単行本3巻途中まで)読みまして。原作のどの辺から仁達が合流するのがいいのかな、と悩んでいます。
あと、ネタバレみたいになりますが、次とその次に投稿するのはキャラ設定の紹介です。知っている人もいるかもですが一応。原作読んでない人達は知らない可能性高いですからね…
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