(以下、原文そのままです。)
ホラー描写有りのつもりです。初挑戦ですが、設定を思い出した時に出来るだけヒヤッとしていただけるようにして見ました。アテンション!!。注意!!。苦手な方はご注意ください。
―神様に何度でもお願いするだけの、繰り返し―
まだ生きている。それが自分の感じる感情だった。毎日、いつも思うことだが、一秒があまりにも長く感じる。これが生きるということなのだろう。しかし、自分にはそれを捨ててでも欲しい願いがある。ああ、神様。もしも僕に施しをくださるのなら。自分の身の丈を越えたお願いがあります。どうかこの願いをかなえてください。お願いいたします。僕の願いは…。
1、何度でも、人間として生き、20歳になった瞬間に自由に転生するスキル。
2、何度でも、人間の美しい少女として、生まれることが出来るスキル。
3、何度でも、人間の美しい少女として、自由に転生することが出来るスキル。
4、自分の最低限の基本的な能力として、転生しても、何度でも。
ウィザーズ・ブレインの【Iブレイン】を【カテゴリーSSS】クラスで欲しい。
生まれた時、最初から。それを得るスキル。
(【Iブレイン】は左右の脳に合わせて四つ(4個)でお願いします)
(四つの内の【Iブレイン】は、下記の通りでお願いします)
(【騎士】、【炎使い】、【人形使い】、【ヘイズの演算特化型Iブレイン】。)
(それらを自由に使う方法、使い方も含めて。)
(以上をお願いします。)
5、【騎士】のデバイスである。【騎士剣】の作り方。使い方。作る方法。
6、自分の今まで生きてきた記憶、今の、現時点の自分の記憶のみ。
何度転生しても記憶として覚え続けるスキル。
(このお願いをした。最初に生きていた時までの記憶のみ。全てを記憶する。)
7、出来れば容姿は、【うたわれるもの】という作品の。
【ネコネ】というキャラクターに似ていると嬉しいです。
8、何度も転生しようと、苦しくもない精神力を。何度でも得られるスキル。
9、転生特典を、何度でも、無制限に、自分で使えるスキル。
………、以上が、自分の願い事です。神様、どうかこのお願いをかなえてください。自分にはこの先も、人に迷惑をかけて生きて行く事が耐えられません。だから重ねてお願いします。どうか、自分を、私を転生させてください。お願いします。
そうして、ひとしきり神様にお願いをした時に、私は握りしめていた両手をゆっくりと離して行く。今日もお願いが届きますようにと。一人寂しく、部屋の中でお祈りをする。生きていられることは嬉しいけど、私は生まれた時に【忌み子】として生まれて来た。家族は良くしてくれるけれど、それでも、自分にある嫌な特徴は、私の大切な部分ととても深くつながっている。例えば、朝に鏡を見ると嫌な声を思い出す。様々な状況と一緒に。私が忌み子だと言う証拠のように、嫌なことがおきる。おきていた毎日を。鮮明に、詳細に、思い出してしまうのだ。そうして今日も布団の上に寝かされて、家族に迷惑をかける日々を過ごしてしまう。………、ああ、本当に、転生したい。
………これが、私の転生する前の最後の思考だった。
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目を覚ますと体に粘り付くように付きまとっていた一秒の重さを感じなかった。初めに感じたのは、今日は体の調子が良いのだろうかという希望的な推測だったが、しばらくして違うことに気付いた。体が縮んでいるのか周りの景色が違って見える。まるで子供になったような気分だ。目を動かしてみると、自分の体にチューブが付き、その他にも機材がつながり、どうやら延命されているらしいことに気付いた。意識の覚醒と共に思ったことは、どういう状況なのだろうということだ。そんな時、頭に窓が、ウィンドウが浮かんだのだ。
(ステータスチェック、………、OK)
(意識の浮上を確認、………、意識レベル、………OK)
(Iブレイン、自己診断、………、正常に作動、OK)
(初回の転生を正常に確認しました)
(転生特典各種、何度でも無制限に使用可能。)
(各種、データライブラリの鑑賞も可能)
(肉体の自己ステータスを日常レベルに調整)
………、これは一体どういうことなのか、まるで私はお願い事が叶ったようではないか。鏡が見たい。今日は何故か、自分一人で動けそうだ。自信がある。それに、この【Iブレイン】というのはまるで、僕が願ったような状況にとてもよく似ている。立とうとして、近くの日記に気付く、体を動かす前に、読んでみよう。そして読んだ、読んでしまった。
………、どうやら私は、今まで一度も目覚めたことの無い子供らしい。生まれたその日から延命がされて、ここまで生きて来ただけのようだった。意識がなぜ今までなかったのだろうか?。それは不思議だ。そう思っていると、Iブレインが答えをくれた。
(意識レベルと記憶の継承に必要な年月が経過)
(現在の年齢から計算、………、今回の転生では後、5年の生存が可能)
(理由、………、実年齢はちょうど10年を経過)
なるほど、この世界がどういう世界なのかわからないが、自由に動くことの出来る体を手に入れた。そのことに変わりはないようだ。Iブレインのおかげで文字を読むことに不自由が無いことが分かった。さらに意識を集中すると、小さいながらもラジオの音が聞こえて来た。この部屋に元々あったようだ。試しにラジオに合わせて声を出してみると。不自由なく出すことが出来た。声も出そうと思えば出せるようだ。言葉もIブレインをとおして理解できるし、不自由はないようだ。本当に良かった。
さて、ここからが大事な瞬間だ。チューブなどを体から引き抜き、引きはがし、体を動かして鏡の前に動いて行く。するとそこには、………、待ち望んでいた顔があった。かわいい顔だ、機械が何やら音を立てているが、そんな事よりも大切な事がある。ちゃんと可愛らしい、美しい女の子になれている。【ネコネ】というキャラクターを思わせる愛らしい容姿だ。鏡の前でくるりと一つまわってみる。………、うん。可愛い。私は今度こそ、この【15年だけの人生】を楽しんでいくのだ。………、残り5年だけだけど。
これが、私の望みが叶った瞬間の。初回での出来事だった。しかし、忘れてはいけない、初めてお願いをした時までの記憶しか、繰り返される転生の中で記憶は存在しないのだと。これから私は何度でも繰り返す。この転生を、違いは多少あれども、残り5年程度の命を、何度でもだ。転生した後の記憶は、記憶するべき事とは、お願いをしていないのだから。けれど、それで良いのかもしれない。たとえどれだけの精神力があろうとも、積み重なる記憶に、自分の気持ちが押し潰される可能性もあり。または、時間に気持ちが押し潰される可能性もあるのだから。幸福なのかもしれない。
どんな能力にも代償はあるのだ。どんなにチートと言うべきお願いでも、本人も気づかない内に。背負うべき代償が………。
読んでくれて、ありがとうです。失礼な描写等がありましたら、コメントで教えてくだされば幸いです。