血鬼術くらって子供になって
数百年生き続ける話
それでもいいよって方だけどうぞm(*_ _)m
ヤッホーヤッホー、いきなりおかしなやつがいると思ったでしょ?そうでしょ?残念、おかしなやつじゃなくて面白おかしいやつだといってくれ。大体初対面での挨拶でヤッホーとか使わないでしょ?多分。だから私はセンスの塊ってことさ(どやさ)
で、おかしなテンションはこのくらいにしてまず冷静になろう、ヒッヒッフー、ヒッヒッフー、よし大丈夫❗え?この呼吸法は落ち着くためのものじゃない?そこら辺は突っ込んだら負けだからほっといて大丈夫❗
まず自己紹介をしよう。
私は紺月凪人(こんずきなぎと)19歳、性別は女(おい今名前が男だろって思ったやつはこっちこい)大学生として毎日楽しく学生を満喫しつつバイトを頑張っていたはずなのだがそのやっていたバイトがブラックだった。
学生は夜中の仕事はないといったくせにバンバン夜中にシフト入れるわ、月曜日から次の月曜日まで毎日仕事=休みなしだわ、こちとら未成年ですよ?!
まあすぐに止めようとしたのだが、なんか色々根回しされていてそんなこと無理だった。そのせいで単位はもらえない、バイト先では殴られることもしばしば。そしてストレスのせいなのか食欲もなくなり一週間で二キロ以上痩せたときは流石にびびったよ、ほんとに。
そんなことが1ヶ月続いてみ?心も体もボロボロで何もかもがどうでもよくなって死にたくなるから。だけど私は漫画やアニメが大好きで二次創作もいけるバリバリのオタクだった。
その中でも最近ハマっていたのが少年ジャンプで連載しているハイキューで1月からアニメ4期の放送が決まったので絶対見ようと決めていた。二次創作のジャンルでは同じくジャンプで連載している鬼滅の刃が流行っていたのでちょっと読んだらこちらもドはまりして漫をファンブックまで大人買いしてアニメも全部イッキ見、こちらも2020年に映画化されるのを知ってからこの二つを見るまでは死ねない❗という思いだけでブラックバイトも大学も死ぬほど頑張った。
そしたら案の定バイト帰りにコントロールを失ったトラックに跳ねられてそのまま出血性ショックであっさり死んでしまった…てっおい❗ふざけてんのか❗アニメも映画もまだみてないんですけど❗あーーーーーーー、あのトラックとバイトの上司も何もかもまじぶっ殺❗❗❗
と思ってた時期も自分にはありました。だが今はそんなことどうでもよくないけどどうでもいい。
跳ねられたあと無事トラ転を果たした私は、銀色の髪、紺色の目、ひたすら色白の肌、そして整った顔…転生特典としては申し分ないくらいの容姿で生まれたのにも関わらず即親に捨てられて森の中においていかれた。
親は着物のようなものを着ていたので過去にトリップしたのだろう。
昔ならこんな容姿の子供が生まれたら気味悪がって下手したら殺すかもしれないのに、森に捨てられるだけですんだ私は幸運だったはず。
そのあと黒い服を身に纏い刀を帯刀した人に拾われ育てられ修行をつけさせられた。何の修行だって?刀だよ言わせんな。
そして私は14年間師匠兼お父さんの実郷(みさと)に育ててもらい、最終選別というのを受けさせられ七日間のサバイバルを乗り越え鬼殺隊に入った。
鬼殺隊になった私は鬼を切って切って切りまくり気づいた時には鬼殺隊最強の称号柱になっていて、本当にこんなのが凄い称号もらっていいのか不安になったがお館様の言葉を聞いたら二つ返事でOKしていた。私ちょろすぎでは?柱になったところで化け物を殺すことに変わりはないのでまた切って切って切りまくっていたのだが、柱になって三年
「お前、逃げ足だけ速いし何でそんな小柄なの?さっさか切られてくんない??」
今までそれなりに強い鬼と戦ってきたのに今回の鬼は逃げ足が速く小柄なので人を襲っては鬼殺隊から逃げてを繰り返しているため柱の私が来たと言うわけなのだが私でも追い付けないってどういうこと??
だがしかしもう夜が明けはじめて空は白くなりつつあるためこのまま見失わなければ殺れる❗
そう思っていたのに…
は?はーーーーーー❗
いや体が縮むってなんだよ❗ふざけんな❗今まで女だから男よりも頑張らなくてわと思いどれだけ体を鍛えたと思ってる?ねえ?こんなんじゃまともに刀を扱えないんですけど❗
あっさり血鬼術をくらって5才くらいの子供になった私はキレた、それはもう盛大にぶちギレた。
血鬼術を使った鬼はすぐさま姿をくらましたので追えず殺せなかったので余計に腹が立つ❗
そして怒ったままお館様からもらった自分の屋敷に帰ると継子がお出迎えしてくれたのだが、私の姿をみた瞬間膝から崩れ落ち両手で顔をおおうと
「かわいい…やばい死ぬかも。」
おい、やばいってお前転生者かよ、違うだろそんな言葉使うなバカ。え?私の真似?まじか。
まあそんなこんなで5才になってしまった私はお館様に事情を説明して柱から降ろしてもらった。だからもう継子はいなくなるはずなのだが
「こんなかわいい師範置いていけません❗変態に狙われちゃう❗」
案外私のことを慕ってくれていたらしく一緒に暮らすことになり、継子は柱になって悪鬼滅殺❗な感じで鬼狩りをしつつ私に着物買い与えたりした。私の方が年上だよね?
術が解けることはなく10才になる頃、私の元継子現柱が上弦の弐に殺された。
私が術にかからず柱のままなら私が行くはずの任務だったのに…
あの子は親を鬼に殺された子で狂ったように刀を奮っているのを見て継子にしたこだ。継子になってから一緒に暮らすようになって笑顔も増えて私を慕ってくれた優しい子だ。こんなになった私に
「その鬼ぶっ殺して元の超絶美人な師範に戻してみせます❗あれ?でもこのままでもかわいいからいいのでは?」
冗談?も交えながら励ましてくれた。
骨一つ残さず食われてしまったらしく私とお揃いだと喜んでいた羽織と刀の鍔だけが私の手元に届いたが何故か涙が出てこない。
ああ私のせいだ私のせいであの子は死んだ、こんな体でなければよかったのに。私がへまして術なんぞにかからなければ…
私は継子、伊与野の仇をとるために再び鬼殺隊に入った。
前は父、実郷への恩返しのために刀を振るった、でも今回は鬼へ正確な殺意があり仇をとるために刀を振るう。
でもそれは果たされないまま柱となって、それでも刀を振るい続けた。
神様は私が嫌いなのだろうか?
私は殺り損ねたあの鬼と出会いまた子供になった。
それからまた鬼殺隊になって、柱になり5年から10年ほど勤めるとあの鬼にあって術を受け子供に戻る。流石に気が狂いそうだと思いながらその繰り返しを数十回と続けて戦国の時代も終わり今は大正の年号に変わった。何度も柱になりそしていなくなる。これを繰り返している私はこの事情を代々お館様にしか話していない。
なので毎回死んだことになっているらしいけど知ったこちゃないというのが本音で、あの鬼と伊与野を殺した上弦の弐を殺せればいいと思っている。
でも江戸くらいに仲良くなった鱗滝と桑島、代々仲が良かった煉獄家の皆さんには私が死んだ(嘘)の話を聞いて泣いてくれていたので生きているのに申し訳ないと思ってしまう。て言うかなんで煉獄家の人たちは毎回私がいると言う異変に気づかないかなー?天然?もしや天然なのか?
まあ何だかんだで生き続けている私の正体を知るのはさっき言った通りお館様だけなので鬼殺隊には“銀髪の幽霊がいる”だの“紺色の目をした鬼がいる”だのの私の噂が流れているらしい。特にどうということはないなー。
毎回術を受けると必ず5才に戻ってしまうわけだが5才では鬼殺隊には入れないので十歳になるまで何とか頑張って一人で生きようとするのだけど毎回誰かが拾ってくれて育ててくれたので不自由なく十歳まで生きることができた。
育手の家だったり山奥で木を切る仕事の家だったり、お寺だったり鬼なのに人を食わずにいる人と暮らしたこともあり私の正体をあかしてあの鬼を殺すために協力してもらった。(ちなみに鱗滝と桑島のところにやっかいになったこともある)。
その度にお礼に薬を置いていったり、その人の好きな食べ物を置いていったりしている。
そして5才から10才の間でも日輪刀の短刀を持っていたので鬼に襲われていた人を見かけたら必ず鬼を切っていた。
助けた子供のなかで鬼殺隊になる気があるやつは鱗滝のところに送ったり、他の育手に送ったり、孤児の子にも生きる意思があったりすると桑島のところに送ったりとちょくちょく育手のもとに子供を送っている。
そして今回、またあの鬼に会って子供に戻されてからしばらくさ迷っていると家に入ろうとしている鬼がいた。
「母ちゃん?帰ってきたのか?」
まずい❗家の中に子がいるらしく戸を開けようとしている❗
すぐさま鬼のもとに行き鬼に体当たりして一緒に吹っ飛びつつ体勢を立て直してすぐに刀を構える。
「母ちゃん❗」
どうやら本当にこの鬼はあの子の母のようで、子供が今にもこちらに来ようとしていた。
「来ちゃダメだ❗危ないから早く家のなかに❗」
「誰なんだよおまえ❗母ちゃんから離れろ❗」
結局子供はこちらまできてしまい、私と鬼の間に入ろうとしたところで攻撃してきた鬼に切られそうになるのををすんでで子供を抱えて滑るようによける。
「離せ❗離せよ❗」
私の今の年齢より少し大きいであろう子供は、重く暴れられると支えきれず地面に落としてしまう。が、それでも鬼の元に行こうとするのでしかたなく手刀で子供の意識を刈り取る。
「おらぁ❗弟と母ちゃんになにしてんだぁ❗」
うるさいのが増えた…正直めんどくさい。
子供のお兄ちゃん(仮)が襲いかかって来たので手刀で意識を刈り取り、すぐさま鬼の方に向き直る。
、鬼は私が兄弟二人の相手をしている間こちらの様子をうかがうようにじっとこちらを見ていたのでもしかしたら少しでも人間の頃の理性が鬼を止めていてくれたのかと思うと本当にお母さんなんだとわかり苦しいはずなのですぐに首を切った。
「か、母ちゃん…」
意識が落ちきっていなかったのか兄(仮)がこちらを見て絶望している。ああ悪いことをしたとは思うが鬼になってしまったものは仕方がない。
「っ殺してやる❗殺してやる❗」
「あれは鬼だ、お前の母さんじゃない。そんなに殺したいのなら鬼殺隊においで。藤の家紋の家を訪ねてみな。」
一応助言的なことを言っておく。
今鬼殺隊は人が少ないのでこんな子供が殺しをするのは心苦しいが仕方がない。
完全に意識が落ちたのかしゃべらなくなった子供を家に送り届けると、家には他にも子供がたくさんいて兄弟が多いのはいいことだ、と一人納得してそそくさと家を出ていった。
かっこつけて偉そうにしゃべったけど私の方が完全に年下だったんだよなー。まあ気にしない気にしない!
そのあと何日かさ迷ってお姉さんを襲おうとした鬼を殺した。そのお姉さんは明日祝言をあげる予定だったらしいので間に合って良かったなーなんて呑気なことをいっているとお姉さんの弟が化け物を倒す方法を教えてほしいと言って来たのでここから一番近い鱗滝のところに行って一緒に弟子にしてもらうことにする。
実は今髪の色を黒に染めているため鱗滝に私だとばれることはないのだ❗
まあそんなこんなで弟子にしてもらい育ててもらって元々いた錆兎と助けたお姉さんの弟の義勇とともに修行にはげみつつ私オリジナルの呼吸が今回も使えるようにこっそり練習したりして岩を切り最終選別に行った。
拾われた時に七歳だったので今十歳錆兎たちは13歳。流石に10歳じゃ危ないといわれてしまったが岩を切って強さを証明して一緒にいかせてもらった。
最終選別前日の夜前回弟子になったときももらったお面と同じ模様のお面をもらったので少し嬉しく思う。
さあ最終選別に来るのは今回で何回だろうか?数えられないほど来たこの山にははじめて来たときと同じように藤の花が狂い咲き鬼の牢屋として機能している。懐かしい記憶に浸かっていると錆兎が“大丈夫か?”と心配してくれた。
お兄ちゃんみたいで何百年生きている私にはむず痒かったが嬉しいと考えてしまうなー。
一日目から六日目まではほとんど問題はなかった。
でも七日目最終日に義勇がやられて錆兎が義勇を私に預けていってしまい離ればなれになる。嫌な予感がする。
すぐさま義勇を置いて錆兎を追いかけた。追い付いたと思ったら見覚えのある鬼と戦っている。その鬼は前もいた、前は殺りそびれた鬼だった。
錆兎が首を狙って壱の型を放つ
パキン
刀が折れ、鬼の手が…
「て、させるかボケーーー❗」
「感情の呼吸壱の型 怒り」
怒ることによって威力が上がる壱の型を放ち伸びた手とともに首も切った。
「前回は逃がしたが今回は許さねぇ。兄弟子にまた手を出そうとしやがって。というわけでさようならー。」
あーースッキリした。前回逃がした分ホントにスッキリした。
「な、凪人?」
あ、忘れてた。今までほとんどしゃべらない無口なキャラだったのにいきなりキレたらビビるはな。
というわけで全力で逃げてはじめの場所に戻りお館様のお子さんに事情説明して子供になったときに預かってもらっていた日輪刀と準備してもらっていた隊服をもらい、早速鬼殺隊としての任務へ向かう。
まあそのあとは柱になるかならないかの位置で鬼を狩ったりしているとまたもやあの鬼に会って子供にされた…
ふ ざ け る な ❗
今回会うの早すぎだろ❗しかも殺そうとするとすぐ逃げて追い付けねーし❗もうやだ❗
小さくなった私は今回誰にも拾われることなく、一人で色々な場所を転々とした。行った先々で鬼が人を襲うのでひたすら殺して十歳になるまで過ごしつつ前お世話になったことのある家に鬼が来てないか等を確認する。
中でも辛かったのが上弦の弐に襲われているお姉さんを助けた時だ。
普通に20歳前後の年齢なら楽勝だったのに今は9歳、死ぬかと思ったが相手の鬼が女性ばかり狙うくそやろうだったのとお姉さんの助言によりなんとか追い払うことができた。
けど所々に怪我を負ってしまったのでお姉さんに正体がばれるのもまずいので珠世さんのところに行くことにする。
お姉さんは何か言いたそうだったがこっちも正体がばれたくない一心で優しいお姉さんに背を向けて走った。
珠世さんのところについた頃にはもう夜で怪我の血も止まっていて、傷の治りが早くなっているなーなんてのんきに考える。
珠世さんに泊めてもらうお礼として紅茶と鬼の血のサンプルを渡す。愈司郎君にすっごい睨まれたけど毎回来るとこうなのでほっておく。
珠世さんに調べてもらってわかったことなのだが私は年々傷の治りが早くなっているとのことで、治りが早いと思ったのは思い違いじゃないらしい。
「もしかすると鬼の血鬼術を受けすぎたことで何かからだに変化が起きてしまったのかもしれません。ですから二ヶ月に一度凪人さんの血を調べさせてください。」
「珠世様が心配してくださってるんだ感謝しろ❗」
「愈司郎」
「はい❗すいません珠世様❗」
「わかりましたよろしくお願いします。あと愈司郎君は別に態度変えなくてもいいよ、まあ私の方が年上だけどね。」
どやさ❗そんな効果音が付きそうな感じで9歳の体で威張ると
「珠世様こいつ捨ててきましょう。」
真顔でそういわれたので一応謝っておいた。
鱗滝のところも楽しかったし、桑島のところも居心地が良く、お寺だって楽しかったけどやっぱりここが落ち着くなー。やっぱり普通に生きている人と関わらない方がいいのかもしれない。
私は化け物だから
あのあと前にお世話になった家を見に行くと鬼がいたのでぶっ殺、てな感じでやっておきつつ家にいた二人のお子さんを見てビックリした。双子なのだ。
ビックリしつつも前お世話になった夫婦に子供ができて喜ばしいなと思い、奥さんの病気も置いていった薬でなんとかなったみたいなので一安心。
子供を庇って怪我を負ったお父さんを治療してそそくさとその場から退散して最終選別を受けに行く。
その後無事合格して鬼殺隊になったのだが昔お寺で一緒に過ごしたことがある男の子、獪岳が同期になったので構い倒すことが決定した。
獪岳が話しかけると何だかんだで返事を返してくれるようになった今日この頃。最終選別から一年くらいたって獪岳とも打ち解けてきて、他の隊士たちとしゃべるようになって知ったのだけどなんと、錆兎と義勇がニコイチで水柱に襲名しているのだという。やっぱり私の兄弟子は強いのだ。
ある日いつも通り任務の指示を聞こうとするといつも髪の色を茶色にするためにつけていた粉がなかったのでタイミングよく知り合いに会うことはないだろうと思い地毛で任務へ向かう。とある山に行くように言われて急いで向かった。
そこはたくさんの蜘蛛がいて正直虫が嫌いなので見ないようにして即切りつける。そしてある少年と鬼の男の子が退治しているところに出くわしてあと一歩で殺されそうになった男の子を助けようと一歩踏み出す。
けど私が行く前に一人の人影がこちらに来ていて先につきそうだ。当たってしまったら危ないと思いその人影に男の子の救助を任せよう、そんな呑気な考えが甘かった。
その人影は義勇で私の知らない型を使って男の子を助け鬼の首を切り落とす。
「え?義勇が知らない型使ってる。」
そういってしまった私は悪くない。だがしかしいってしまったものは取り消せる訳もなく声に反応した義勇がこちらを向く。
義勇が知っているのは黒髪の私=銀髪の今の私はわからない、はずなのに名前を呼んだのがいけなかったのか凄い速さで追いかけて来るので全力で逃げる。やめて❗真顔で追いかけてこないで❗
そうこうしているうちに鎹鴉からの指令で
「カアー、竈門炭治郎、竈門禰豆子、紺月凪人を拘束せよ。」
なぜ私も…
そう思っていると、前にいた錆兎に気づかずあっさり捕まり、す巻きにされ今まさに隠の人に運ばれているのだ❗
そして連れていかれたのは時々来るお館様のお屋敷。
庭にさっきいた男の子とともに転がされる。この場面を知っている気がする…なんだろう…
そうこうしているうちに12人の人達が集まった。隠の人が隣の男の子を起こそうとする。
「おい!起きろ❗柱の前だぞ❗」
あ、この台詞、本当にこういっていたか自信がないが知っている。
そうだおかしいと思ったんだ。というかよく今まで気づかなかったものだ、自分を殴りたい。
そう、ここは“鬼滅の刃”の世界。
そしてこの場面は柱合裁判の場面だ。
ちらほらいる知っている顔ぶれに頭痛がする。
そして当の本人たちはビックリした顔をしてこちらを見ている。胡蝶カナエと悲鳴嶼行冥 。この人たちは私の前を知っている。もしかすると錆兎や義勇も追っかけ来たくらいだからわかっているのかもしれない。
ああ終わった。拒絶される。今まで隠してきたのに、知らず知らすのうちだけど原作のキャラを助けられたのに、そんな助けた人たちに拒絶される。
今すぐ死にたい。何百年と生きている私は化け物だから。
「よぉ、鬼を連れた隊士と何百年前から姿の変わらねぇ鬼の隊士てぇのははこいつらか?」
「やっぱり、その銀色の髪…昔は世話になったなぁ、人殺しの鬼がぁ。」
箱を、竈門禰豆子の入った箱を持って現れた不死川実弥はいつぞやの鬼になった親を殺してしまった子供だった。
ああやっぱり神様は人の理を外れて復讐心だけで生きている私が嫌いなようだ。
「鬼に例外はねぇ。まずはそいつを殺す。」
刀を抜いた不死川実弥がこちらに向かってくる。そりゃあ鬼だとわかっているのかもしれないが親を殺したやつを許せるわけないよな。
首を刎ねられる。そう思って覚悟を決めてその刀を受けようと首を差し出そうとするが、切られたのは首ではなく肩から腹にかけて広く大きく切られた。
「太陽が出てるのにここにいるってことは、日輪刀でしか死ねないんだろう?なら苦しませて殺してやるよぉ。」
痛い、痛い、痛い❗
凄く痛い❗鬼じゃないから直るわけのないのにさっきの一撃をはじめとしてたくさんの細かい傷をつけられる。
「不死川さん❗まだその子が鬼と決まったわけでは…え、」
胡蝶しのぶが止めようとしてくれたのか声をかけるがその声が驚きで止まる。
グジュ…グジュグジュ…
なにか音がする。鬼を狩るものならみな知っている肉が繋がっていく音が。
その音は…私から?聞こえる。心なしか全身が熱い。
自分の体を見てみると
「はぁ?…」
傷が…治っていく。小さな擦り傷のようなものは完全に、はじめにつけられた大きな傷は血が止まっていた。
どうして、どうやって、なぜ、私は鬼じゃないのに…
珠世さんに調べてもらいはじめてから二年、怪我をすることがなくて気づかなかったけどこんなに治るのが早くなっているなんて…
これじゃまるで、まるで、
「鬼だな。やっぱりおにはころさなきゃなぁ。」
私の傷が治るところを一番近くで見ていた不死川実弥が断言する。
鬼…
私が何よりもそれを憎いと思い、その思いだけで何百年と生きてきた
私が鬼?
先程までの私が鬼かもしれないという恐怖が段々と怒りへと変わっていく…
ああ、何かが私の内で弾けそうにギチギチと音をならす
不死川実弥が刀を振り上げて私の首を落としにかかる
「じゃぁな」
ガッキンッ
鋼と鋼が打ち付けられた音がお館様の屋敷の庭に響く。弾けそうなものに気をとられて首を跳ねられそうなのにも気づかなかった私の意識がしっかりとする。
そして視界一杯に広がるのは、お姉さんの反対を押しきって守るために鬼狩りになると言い張り結局折れたお姉さんからもらったのだと嬉しそうに見せてくれた赤黒い色。
お父さんの形見で肌身離さず持つようにしているのだと教えてくれた亀甲模様の緑と黄色。
「冨岡ぁ、鱗滝ぃ、どういうつもりだぁ?」
「………。」
「目も口も手も鬼のそれとは違う。まだ鬼と決めつけるのは早くはないか?」
助けてくれた兄弟弟子たちは私を鬼とおもっている訳でもなく、人とも思っていないらしい。少し悲しく思うところがあるけど助けてくれただけで涙が出てきそうだ。
…………
沈黙が続くなかそれを破ったのはお館様のご子娘の一言
「お館様のお成りです。」
「炭治郎と禰豆子は私が容認していた。みんなにも認めてほしいと思っている。」
そこからどんどん話が進んでいき不死川実が竈門炭治郎と竈門禰豆子、そして私と私を庇った義勇と錆兎は処罰するべきだと言う。煉獄杏寿郎と伊黒少芭内、宇髄天元は処罰に対して厳しい意見をのべている。他の6人は私を見てなにも言えずにいるようだった。
鱗滝左近次からの手紙で禰豆子に4人の命がかけられていることを知っても不死川実弥は納得しない。
「ところでこの銀髪の鬼はどう言うことなのですか。」
今まで私の話が上がらなかったのでもしかしたらと思っていたが案の定だ。
「凪人は鬼ではないよ。処罰なんて持っての他だ。」
まさかお館様からそんなことを言っていただけるとは思っていなかったのでビックリしていると
「でもこいつの傷は治りました。人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です、承知できない。」
すると不死川実弥は原作と同じように自分の腕を切りつけ箱に垂らしたあとこちらに向ける。
「お館様…‼証明しますよ俺が、鬼という物の醜さを‼」
あのあと原作通り日陰に入り禰豆子ちゃんが箱から出てきた。傷つけられることはなかったものの稀血の中の稀血は正気を乱すには充分ならしく、フーフー、と耐えている。
私も日陰に連れていかれて腕を差し出されているが鬼でもない私が食らい付く訳もなくそっぽ向いてやろうとしたとき
「なァ、銀髪の鬼。今までどれだけの人を騙したァ?鬼殺隊に紛れて過ごした数百年はどうだった?楽しんでいたのかァ?そうだろう❗だから母ちゃんを殺して俺達を助けたのも気まぐれで、結局中身は鬼なんだろう?」
収まったと思っていた私の内の何かがまた音をならす
「お前は人を食い殺し、その容姿で人をたぶらかす醜い鬼なんだろう?なあ❗」
バチンッ
私の内の何かが弾けた
「おい」
今の12才の体では出せないような地を這う声が口から漏れる。
不死川実弥は私が本性を現したと思い笑う。
「私が望んでこの容姿でいると思うのか?」
鬼と言われても私は化け物だから仕方がない。
「私が望んで何百年と生きていると思うか?」
声が段々と大きくなりそしてそこに殺意がこもる。
「私が望んで何回も何回も何回も、子供に戻っていると思うのか?」
何よりも言いたいことは一つ
「私は確かに何百年と生きてきた。たくさんの人に正体を隠して騙してきた。毎回鬼殺隊に入った。それが望んだことだと思うか?」
私は
「私は紺月凪人、江戸の前に情柱に襲名し鬼を狩ってきた。そして鬼の血鬼術を受けて子供に戻り柱から降り代わりに継子が柱になった。でも継子は死んだ、鬼に殺された。大事な人を私のせいで殺してしまった。その気持ちがわかるか?
全部、全部私のせいなんだ。子供になった私の。だからまた鬼を殺した。
なのにまた子供になった。
その繰り返しを何百年と繰り返した。仇は殺せない。あの鬼も殺せない。
醜い鬼?ああそれなら知っているとも、毎回私に術をかける鬼はそれはそれは嬉しそうに術をかけては逃げてを繰り返し、嘆き苦しむ私を見て笑う鬼のことだろう?
繰り返して、繰り返して、繰り返して、繰り返して、もう何年たったかもわからない。化け物だろうよ私はさ。何百年と生きている醜い化け物だ。でも鬼じゃない。
それを私が望んでいる?そんなわけがあると思うのか❗
私がどれだけ鬼を憎んでいると思う❗今までどれだけの命が指からこぼれ落ちたと思う❗死にたいと思った❗だが自分が自分にかけた鬼を殺すという呪いは解けるわけがない❗だから何年も何年も何年も❗鬼を狩り続けてきた❗でも終わらない❗そしてついに傷が治る正真正銘の化け物に成り下がったわけだ…また、死ねなくなった…
私はただあの鬼と仇さえとれればいいのに、何で❗何で❗何で❗何で❗どうして❗❗❗」
ヒュー、ヒュー、
私の息づかいだけがこの場に響く。
途中から言いたいことを言うだけになってしまったな。もう少し冷静に話すつもりだったのに…
正体も自分でばらしちゃったしもういいか。
叫んだせいで傷が開いて血が溢れてくる。でもまたすぐ止まった。
ああ私は本当に化け物だなぁ。
そこで私は意識を手放した。
紺月凪人 こんずきなぎと
何だかんだでトラ転して色々あって鬼殺隊になってかくかくしかじかで何百年か生きてる人。
転生特典は見た目と実はもうひとつある。
知らず知らずのうちにたくさんの人を救済している。
今回の柱合裁判でSAN値ピンチ❗めちゃくちゃ切れたあとにグッバイする。
ちなみに上弦の弐はあかざのことなので童磨のことではない=童磨より年上かも?
継子ちゃんこと伊与野(いよの)ちゃん
親を鬼に殺されて無我夢中で鬼を殺しているところを凪人に見つかって、継子になった人。はじめはそうでもなかったけど、超絶美人な凪人が大好き❗子供の師範もかわいい❗
師範がちっちゃくなって養えるわーいって思ってたらあかざに殺された。殺されたあとは雑鬼に
食われてしまった。あかざぶっ殺。
現代語っぽいのを使うのは凪人のせい。
知ってる柱7人
色々助けてもらったり、一緒に暮らしたりした子が見た目が変わってなくてビックリ!え!鬼なの!ってなったので手を出さなかった。出せなかった。凪人の叫びを聞いてSAN値ごっそり削られた。
ニコイチ水柱
髪の色が違ってもわかってる。切られる危ないってなって助けたものの鬼なのかも?って考えてしまったため少しきつめなこと言っちゃう。こちらもSAN値ごっそり削られた。
知らない柱3人
鬼ぶっ殺❗て、え?
SAN値ごっそり削られた。
お兄ちゃん(仮)こと風柱
お母さんが鬼だったことを後で知った。でも殺されたから銀髪ぶっ殺❗てなったけど結局こっちもSAN値ごっそり持ってかれる。
こそこそ噂話
継子ちゃんの冗談?はわりと本気だったらしいよ
力尽きました…