欲求が満たされるために   作:まるぱな♪

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脳内では出来てるのよ…でも字に起こすと文字数が足りない…ってことが多々あります…基本それなんだけど


初面会

 

時間ギリギリになり樹人は寅部屋の前に立っていて…

 

樹人「…行くか」

 

そういうと樹人は部屋の中に入ると…

 

真澄「…やっときた」

 

樹人「なんでお前は同じクラスの人より僕の方に来るの?」

 

真澄「信用できるのあんたしかいないから」

 

するとアナウンスで

<1回目のグループディスカッションを開始します>

と流れて

 

椎名「それではみなさんまずは自己紹介しましょうか」

 

和泉「ちょっといいか…」

 

椎名「なんでしょうか?」

 

和泉「Aクラスとして今回の試験は沈黙で行かせてもらう」

 

樹人「ほう…試験放棄ってことでいいなだな?」

 

和泉「言い方にトゲがあるが…余計な話し合いなどせずに試験を終えることが良いとAで決めたことだ」

 

椎名「それはAクラスだからできる戦略ですね」

 

樹人「そうだな…変に動いて優待者を見つけられてクラスポイント差を詰められるより話し合いしないで変動なしって戦略を取れるのはAだけ…なら他クラスは好きにさせてもらう」

 

椎名「それじゃあ遅れましたが皆さん自己紹介しましょうか」

 

椎名の呼びかけにより全員が自己紹介を始めて…

 

椎名「それじゃあ各々ここからは自由と言うことで」

 

その一言を皮切りに同じクラス内で固まったり一人でいたりとみんなバラバラな動きを取っていた

 

篠原「ねえ…八戸はどうおもってるの?この全員の反応」

 

樹人「Aはリーダーの動きをこなしているだけ…特に問題はない…Bは平和主義だ…特に揉めることもしてこないだろう…Cだけがわからない…無人島の伊吹のこともあるからCだけは気を付けとけ」

 

篠原「わかった…」

 

する篠原は離れて一人になり携帯を触っていた

 

樹人「で…真澄はどうしてここにいる」

 

真澄「別にいいでしょ…今だけはあんたを独占できるんだから…」

 

樹人「今回のAの方針を決めたのも葛城か?」

 

真澄「そうよ…な、なによその顔は」

 

樹人「ん?いや…ならその計画潰してやろうかなって」

 

真澄「それも坂柳からの借り?」

 

樹人「いや…保守的に戦略を立てるともろくなるってところを見せるだけだよ」

 

そこから真澄は1回目のディスカッションが終わるまでずっと樹人の横にべったりくっついていた

 

そして時間になり…

 

真澄「また時間になったらこうしていい?」

 

樹人「ああ…」

 

樹人は部屋からでると自分の部屋に戻り…

 

樹人「…早いな高円寺」

 

高円寺「ん?おやオッドボーイじゃないか」

 

樹人「今から話し合いするんだが…」

 

高円寺「心配には及ばないさ聞き流しておくよ」

 

樹人「…そうか」

 

すると平田、清隆、幸村が来て

 

平田「早かったね八戸くん」

 

樹人「すぐに部屋に来たからな」

 

そして今回の状況報告として話し合いが始まり…

 

樹人「現状Aが話さないのはどこも同じか」

 

平田「葛城君の案らしいけどね」

 

幸村「どうしても逃げ切りを狙ってるみたいだからな…ところで」

 

幸村が部屋の隅を見て

 

幸村「高円寺!真剣に聞いてくれ!今回はリタイアできないからな!」

 

高円寺「あのときは体調を崩したんだ…でも試験が続くのも面倒だねえ」

 

幸村「考えようともしないで…」

 

高円寺「面白くない試験を続けても無意味だろう?それにこれは簡単な嘘つきを見つけるゲームだ」

 

樹人「…嘘つきねぇ」

 

すると全員の携帯が鳴り

 

<猿グループの試験が終了しました。

猿グループのみなさんは以後試験に参加する必要はありません。

他のグループの邪魔にならないよう気を付けてください>

 

幸村「おい!猿ってお前のグループだろ!」

 

高円寺「これで私は自由の身になったわけだ」

 

樹人「一つだけ教えてくれ…当たってる自信はあるか?」

 

高円寺「オッドボーイがそんなこと聞くとは思わなかったよ」

 

樹人「悪かったなその返事でわかった」

 

すると高円寺は外に出て行った

 

幸村「まったくあいつは…外れてたら…」

 

樹人「それはない…あいつのポテンシャルなら…外すなんてありえない」

 

幸村「ど、どうしてわかるんだよ」

 

樹人「能力だけで見たらあいつはクラス…いや学年トップレベルだ」

 

清隆「それを樹人がいうってことはもう幸村でもわかるんじゃないか?」

 

幸村「…そうだな悔しいが俺も八戸には勝てない…その八戸が認めてるならそうなのかもな」

 

そして今回の報告会は解散となった。





ひよりが空気!まだ1回目!1回目だから許して!

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