名探偵コナンに、ホラー映画in?ネタ   作:蜜柑ブタ

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今回は、筆者が個人的に大好きな作品だった『パペットマスター』。


犯人はおらず、オカルト人形達が少年探偵団に……?


『パペットマスター』もどき事件

 

「その旅行鞄は開けるなよ?」

 古ぼけた海外製の旅行鞄を買い取ってきてアロクドが、そう言ってまた外出した。

 

「なーんて言われたら、開けたくなるよな?」

「ダメですよ、元太君。」

「古いカバン…。すごい年代ものね。コナン君の家って何でも屋って聞いたけど、こういうのも売ってるんだー?」

「勝手に漁るなよ? ガタクタに見えて大事な商売道具だからな。」

 コナンが通うことになった小学校で同じクラスになった子供達、元太、光彦、歩美が、先ほどアロクドが置いていった古い旅行鞄に興味津々で、台所でレモネード(レミーお手製)をコップに人数分注いできたコナンが注意する。

 なお、レミーは、店の奥で検品をしていた。

「あっ、鍵がかかってるぜ。こんなの誰が買うんだよー?」

 

 ガタッ

 

「ん?」

「元太君、どうしました?」

「今…、カバンが動いたような?」

「気のせいよ。あっ、このレモネード美味しい!」

「レミーの手作りだってよ。」

「レミーさんって、コナン君のお兄さんなんですか?」

「血が繋がってるわけじゃないぜ。」

「あっ、すみません。デリケートな話だったみたいですね…。」

 

 

 ガタガタゴトッ

 

 

「……もう気のせいじゃねぇなぁ?」

「そうですね…。」

「ね…、ねえ、レミーさん、呼んだ方がいいじゃないかなぁ?」

 さすがに、古い旅行鞄がガタゴトと内側から暴れるように動いてたら、もう気のせいじゃない。

「変なことがあっても品には触るなって注意されてんだ。絶対に触るなよ?」

「で、でも…。」

「ねえ…、もしかして何かが閉じ込められてるとかじゃないよね?」

「ど、動物が閉じ込めれてるとか?」

「はたまた人間だったりして? このサイズなら子供とか…だったら?」

「そりゃ、ヤバいぜ! 早く開けてやらねーと!」

「おい、やめろ!」

「あれ?」

 次の瞬間、元太が鞄に手を掛けると簡単に鞄が開いた。

「開いた…。」

「さっきまで鍵かかってたのに?」

「あ、なにか入って…、これ人形?」

 鞄の中には、複数体のデザイン様々な人形が入っていた。

「なーんだ、人形かよー。」

「でも、おかしいですね…。人形が暴れてたわけがないし…。」

「ねえ、見て。鞄の内側! ナイフで切ったみたいになってる!」

「あっ、ホントだ! よく気づいたな歩美!」

「ナイフ…、ってことは、この人形かしら?」

 そう言って歩美が、右手がナイフで、左手がフックになっている黒いコートを纏った白い顔の人形を手にした。

 だが、次の瞬間。

 

 いつの間にか来ていたレミーがその人形を蹴って壁に叩き付けた。

 

「えっ?」

「なっ!?」

「……開けるなって言われなかったか?」

 レミーがハーっと、息を吐いて足を戻す。

「なにするんだよ! いきなり蹴るなんて!」

「あれ。」

 レミーが抗議する三人に先ほど蹴った人形の方を指差す。

 言われてそちらを見た時。

 黒いコートと白い顔の人形がひとりでに立ち上がった。

「あと少し遅かったら、そこの女の子…、首を切られてたぞ。」

「えっ?」

「うわわ! 他の人形が動き出したーー!」

「チッ!」

 六本腕のガンマンが小さな銃を撃ち、元太の胸を狙ったがレミーが手でガードし防いだ。

「っ…。」

 小さな銃だが、弾の威力は本物で穴が空き、血が垂れる。

「レミー!」

「きゃーー! 光彦君!」

 見れば光彦が小さな頭にマッチョな体格の人形が首を絞められていた。コナンが慌てて人形を引き剥がそうとするがパワーが強く剥がせない。

 レミーは、カチッと腰から折りたたみ式ナイフを取り出し、人形の背中を刺してのけぞった瞬間に人形を引き剥がした。

「ゲホッ、ゲホッ…。」

「だいじょうぶか光彦!」

「うわああああ!」

「元太? …っ!」

 見ると、茶色のコートの鉄人のような顔をした人形が、片手にいつの間にか火を灯していた。

 

「ふんっ。」

 

 火炎放射器が発射される直後、アロクドがかかと落としで鉄人人形を潰した。

「……だーれだ? 開けた、悪いガキは?」

 アロクドは、ナイフを装備している黒いコートの人形を猫を摘まむように持っていて、コナン達を見た。

 その後、事情説明をして、人形は、修理した後、別の入れ物に移され封印されたのだった。

 

 不可解な今回の事件についてアロクドは……。

 人形達は、とある人形師が作った生き人形だと説明しただけだった。

 燃料が切れていると思っていたが、燃料が残っていたらしく、それで動いたのだということだった。

 

 

 

 




ドリルの奴とか、ヒルを吐くのとか、ピエロとかもいたけど、燃料切れで動いてないってことにしましょうか……。

パペットマスターはね…、昔のは面白かった…。でも後々の新しいのがイマイチ…。


動く人形に襲われたなんて話、誰も信じないだろうからだいじょうぶでしょう。
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